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おちゃめくらぶ掲示板

442御茶目菜子:2010/11/23(火) 13:50:25
SIMフリー版iPhoneは本当にお得か・・・?
国内のiPhone4はソフトバンク専売となっているため使用するにはソフトバンクとの契約を
してその回線で使用する必要があるにょ。
しかし、お世辞にもソフトバンクの回線は良好とはいえないにょ。
場所や時間帯にもよるけど100Kbps前後の速度になることもざらだからね。
したがって、どうしても他キャリアでiPhone4を使用したければSIMフリーで販売している
国から個人輸入するという方法があるけど認可されてない無線機器を国内で使うと電波法
違反になってしまうので厄介にょ。

個人輸入ではそういう問題点があるため日本通信は先日よりSIMフリー版iPhone4を販売
開始したにょ。(SIMの販売だけはすでに開始していたけど上記のような端末側の入手
問題、利用問題があった)
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101117_407518.html
個人輸入するよりはやや高めだけどちゃんと認可もしているため国内使用で問題には
ならないし、SIMも専用のmicro SIMをドコモのMVNOとして提供しているため回線の問題も
ないにょ。(iPhone4はmicro SIMであるためSIMフリー端末であってもドコモのケータイ
からSIMカードを抜き出してそのまま使うなんてことはできない)
あとは価格だけの問題にょ。

このSIMフリー版iPhone4(16GB)を回線とセット購入した場合には端末の支払い総額は
78000円に達するにょ。(SIMフリー版iPhone4の価格の相場は8万円前後だから78000円と
いうのは特別高価なものでもないし回線とセットで入手できるというのは利便性は高い)
ソフトバンクから販売されている国内向けiPhone4(16GB)は一括払い時の価格は46080円
なのでそれと比べると31920円差となるにょ。
ただし、差額はこの差ではないにょ。
日本通信は「途中解約の違約金がない」というのをウリにしているからね。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101122_408783.html
では、本当に各キャリアは不当な違約金をユーザーから徴収しているのか・・・?
一般的に新規契約をしてすぐに解約した場合にユーザーが支払うべき代金は下記の2つ
だと思われるにょ。

(1)端末の割賦残債
(2)回線契約時の縛りに対するもの

(1)割賦残債は違約金でも何でもないにょ。
その端末を分割払いで購入したためその残金を払うというのは当然の行為だからね。
ただし、陥りやすいミスに「実質負担金」があるにょ。
国内向けiPhone4(16GB)の価格は一括払い時には46080円となっており、24回分割時の
価格は月々1920円となっているにょ。
しかし、ソフトバンクの場合は月月割というサービスによって端末の割賦金を毎月の
基本料金や通話料で相殺してくれるにょ。
その相殺金額は端末によって異なるけどiPhone4の場合は毎月1440円となっているにょ。
つまり、1920円と1440円の差額である480円が実質的に支払わなくてはならない金額にょ。
24回払いだと480円×24回=11520円ということでiPhone4の実質価格は11520円となるにょ。

ここでiPhone4(16GB)は11520円払えば手に入るという錯覚に陥ってしまうのが問題にょ。
これは「途中解約しても残りは11520円以下で済むだろう」というものにょ。
実際は46080円の端末であり回線サービスを継続利用することで安く手に入るというだけに
すぎないにょ。
例えば4回分払った場合は解約時には残り20回分の代金を支払わなくてはならないのだけど
その際には割賦金である480円の20回分(9600円)ではなく相殺前の1920円の20回分
(38400円)となるにょ。
「本来であれば11520円の商品に対して38400円も払わなくてはならないのは高い違約金だ」
と思うかもしれないけどそれはそもそも「端末代金が11520円」という前提条件自体が
間違いであるためこのようになってしまうにょ。

(2)最近多いのは2年縛りによる違約金にょ。
(1)の解約時に支払うべき残債は違約金でも何でもなかったのだけどこちらの方は純粋に
違約金となるにょ。
なぜ違約金を支払うのかというとこれは「2年契約によって値引きを受けている」という
のが理由にょ。
キャリアとしてはユーザーに長く使って欲しい(定期的な収入源が欲しい)ということで
一定期間継続して使うことで安価になるサービスを用意しているということにょ。
これは最近だけの話ではなく古くから存在するにょ。
その多くが1年縛りだったけど2003年(vodafoneの時代)に登場した「ハッピーボーナス」
以来2年縛りの契約プランも増えていったにょ。
これにはMNPの影響もある(番号そのままでキャリア移動できるようになったので安易に
キャリアを変更する人も増えた)わけだし、さらに国内においてもドコモが来年4月以降
徐々にSIMロック解除の意向を示しているためその影響でより縛りを付けてユーザーが
そのキャリアから離れるのを少しでも軽減する効果を狙っているにょ。

確かに縛りがあってもその分「安さ」があるなら問題ないかもしれないにょ。
しかし、「安さ」という甘い汁の代償としてあるのが高価な違約金にょ。
キャリアやプランによって異なるけど2年縛りの場合は10000円程度(税込9975円)の
違約金を要求しているのが一般的にょ。
つまり、2年単位で使用するかどうか分からないという場合にはその違約金と2年縛りに
よる安さを天秤にかけてどっちが良いのかを選択しなくてはならないにょ。
安さだけに釣られて安易に2年縛りのプランに入り「違約金が高価」なんて言う前に自分の
勉強不足を嘆くべきにょ。

ただし、これは通常契約と2年縛りの選択の余地がある場合に限られるにょ。
5月1日に書いたようにソフトバンクのメインのプランであった「ホワイトプラン」が2年
縛り限定となってしまったにょ。
ホワイトプランは月々980円で縛り無しで1〜21時はソフトバンク同士の通話が無料という
お得なプランだったけどこれが2年縛りになることで1年使用後2ヶ月間は無料(1960円
サービス)というプランに変わったにょ。
確かに違約金である9975円と比べて得になる人にとってはメリットとなるけどそうでない
人にとっては通常のプランが廃止されたため明かな改悪となったにょ。
上記のように2年縛りというのは通常契約があってこそ初めて意味があるものだからね。
このような強制的な2年縛りしか事実上用意されてないソフトバンクにおいては違約金の
高さを嘆くのはユーザーとして当然の行為だと思うにょ。


さて、このように考えてみると国内版iPhoneを購入時に途中解約した場合の違約金という
のは9975円になるにょ。
それが高いか安いかという話になると毎月支払うべき金額を考える必要があるにょ。

 ◎ソフトバンク            ◎日本通信
  ホワイトプラン   980円       talking b-microSIM プラチナサービス
  Sベーシックパック 315円                     6260円
  バケットし放題 1029〜4410円
     合計   2324〜5705円

   ※端末の割賦金やユニバーサル料金を除いた場合の金額

最安同士を比べると6260円と2324円となりその差は3936円となるにょ。
これには通話料金が含まれてないにょ。
両者とも30秒あたり21円の通話料金がかかるけどホワイトプランの場合は上記のように
1〜21時に限ってはソフトバンク同士の通話が無料になるのに対して日本通信の場合は
常時21円/30秒の金額がかかってしまうにょ。
ソフトバンクの場合は通話料が半額になるオプション(Wホワイト)が用意されている
けど日本通信には用意されてないため通話が多い人ならばさらにその差は開くことに
なるにょ。

通話を考えると計算が難しくなる(超大ざっぱな計算でいいのならばソフトバンク利用者が
全体の2割で無料になる時簡帯が全体の20/24だから6000円分の通話をする人ならばホワイト
プランによって5000円支払うだけで済むといえるけどこんな単純なものではない)ので
「通話はしない」(通話する場合はトータルのメリット、デメリットと合わせて判断する)
と考えて続けることにするにょ。
iPhone4を使っていてパケット下限になることは考えにくいためパケット上限で考える
必要があるかもしれないにょ。
そうなると差額は555円となるにょ。
「縛りがない」「ドコモ回線」ということを考えると決して高価とはいえないにょ。
とはいえ、やはり金額比較をするならば端末割賦金も考えなくてはフェアではないにょ。

 ◎ソフトバンク            ◎日本通信
  ホワイトプラン   980円       talking b-microSIM プラチナサービス
  Sベーシックパック 315円                     6260円
  バケットし放題            端末割賦金         3250円
      フラット 4410円                合計   9510円
  端末割賦金    1920円
     合計    7625円
     月月割   -1920円
     実質合計  5705円

   ※ユニバーサル料金を除いた場合の金額

ソフトバンク側は先ほどiPhone4の月月割は1480円と書いたのにそれが1920円に増えている
訳は「パケット使用が毎月定額の上限に達する」という前提を元に考えた場合には
「パケットし放題フラット」を選択した方がお得だからにょ。
これによって月月割の金額を毎月480円増やせる(実質端末価格を11520円安くできる)
という効果があるにょ。(iPhone4 16GBならば端末価格は実質無料になる)

さて、こうしてみるとその差額は3805円にょ。
金額差だけではなくそれぞれのメリット・デメリットをまとめると下記のような感じに
なるにょ。

 《ソフトバンク》
 ○メリット
  ・ホワイトプランによって1〜21時はソフトバンク同士の通話が無料
 ×デメリット
  ・ソフトバンクの回線の弱さ

 《日本通信》
 ○メリット
  ・ドコモ回線の強さ
  ・2年縛りがない
  ・ティザリングが使える
 ×デメリット
  ・MMS、Facetime、ビジュアルボイスメール、パケット通信の国際ローミングが使えない

毎月支払うべき金額差は大きいもののその差額に似合うと判断すれば日本通信の方を
選択すればいいにょ。
さて、その日本通信側のメリットに「ティザリング」があるにょ。
これはiPhoneをPCのモデム代わりに通信可能になる機能であり、Android OSでも2.2から
搭載されている機能にょ。
ただし、この機能を有効にするか無効にするかはキャリアの判断にゆだねられているにょ。
iPhone4本体で通信するのとPCで通信するのとではデータ通信量が大きく異なるからね。

さて、このティザリングはソフトバンクでは行ってないためPCでも通信を利用したい
という人にとってはかなり大きなプラス要素になるにょ。(少なくとも国内キャリアに
おいてティザリング機能を有効にしたスマートフォンは他にない)
ただし、ティザリング使用時はb-mobile SIM U300相当の速度になるにょ。
つまり、上限速度が300Kbpsになるということにょ。
これで十分な人であれば問題ないけどそうでなければ価格差に似合うサービス(大きな
付加価値)とはいえないかもしれないにょ。(ティザリングを使用しない場合は300Kbpsの
制限はない)

PCでの通信を重視するのであればモバイルルータを使用すると言う方法もあるからね。
上記計算によって差額は3805円だから11月16日に書いたモバイルWiMAXの「UQ Flat 年間
パスポート」(3880円)を利用することさえできるにょ。
また、iPhone4の通信をモバイルルータ経由で行えばパケット節約が可能であるため
パケットし放題の下限金額に抑えることも無理ではないにょ。
つまり、トータルで考えて得か損かを判断する必要があるということにょ。
「どうしてもドコモ回線でないと駄目」という人ならば日本通信のこのサービスの価格差は
決して大きくはないけれどそうでない人ならばコストパフォーマンスが良いものではない
ためにベストな選択肢とは言い難いにょ。




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