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おちゃめくらぶ掲示板

408御茶目菜子:2010/10/20(水) 13:32:23
タブレット端末の普及のための準備はついに整った!?
iPadなどのタブレット端末は2014年には世界で2億台販売されるという予想が出ているにょ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1010/18/news021.html
iPad以外はそこまでヒットをしているようには現時点では思えないけどそれは単にまだ
国内では普通に売られていないせいかもしれないにょ。
売られているのは秋葉の電気街のiPadモドキのようなものばかりだからね。

ネットブックでもその地位を獲得するのは簡単ではなかったにょ。
マザーボードメーカーとしては世界最大手が出したEee PCでもブランド志向の強い日本
では「ASUSって聞いたことがないメーカー」ということで最初は苦戦したわけだからね。
そしてブランド作りをして今の地位までたどり着いたにょ。
ネットブックがある程度売れ始めてからは国内メーカーもネットブックに参入したにょ。
価格的には台湾メーカーが4万円なのに大して国内メーカーが6万円ということで割高感が
非常にあったもののそれでもブランドを重視する人には受け入れられたにょ。

Windows PCの場合はどこのメーカーであっても「Windows PC」には変わりないということが
分かりネットブックはすぐに一般層に浸透していったけどタブレット端末の場合は事情が
異なるにょ。
それはOSが「Windowsとは限らない」という点にょ。
Android OS搭載のタブレット端末の場合はブランド(メーカー)の問題に加えてさらに
OSを認知、普及させることが重要になってくるにょ。
もっとも、特定OSに依存するアプリ(ネイティブアプリ)よりもそれに依存されないWebの
方にシフトしている傾向もあるためそういう意味ではようやく非Windows、非x86の端末が
広く受け入れられる下地が出来たともいえるにょ。
数年前までだとこのような端末に搭載のWebブラウザは10月14日に書いたように制約が
大きかったし、Web上のサービスも今ほど充実していなかったからね。
したがって、「今まで成功しなかったから今後も成功しない」というものでもないにょ。

タブレット端末の普及において重要になるのはノートPCとの差別化にょ。
「絶対的な安さ」をウリにしてヒットに繋げたネットブックだけどそのアドバンテージも
一昨日に書いたように薄れているからね。
ネットブックで行うことがノートPCと同じであるが故にスペック面の弱さが目立ってしまい
CULVノートの登場などによって価格面の差があまりなくなったことと相まって現在は厳しい
立場に立たされているにょ。(ASUSもデスクトップ用のデュアルコアAtomやIONを採用で
スペックアップを図ってはいるものの価格上昇をしてしまえば厳しいと思われる)

タブレット端末は「形状によってノートPCとは差別化できている」とも考えられるけど
それだけでは差別化は難しいにょ。
というわけで、差別化を行うのであれば下記の2つが重要になると思われるにょ。

(1)サイズ・重量
(2)価格

(1)すでに高性能なPCを持っている人が買い増しをする場合にタブレット端末とネット
ブックのどっちが便利かということを考えてみるにょ。

しかし、考えても答えは出ないと思うにょ。
それは用途や目的が分からないからにょ。
可搬性があれば良くネットブックの重量で問題なければネットブックを買うのが良いと
なるけど軽い物でも1kgの重量があり、平均では1.2〜1.3kgになるネットブックは決して
軽いものではないにょ。
実際ネットブックを持ち歩いて使うという人はわずかしかいないわけだしね。
ネットブックは持ち歩き用ではなく価格が最大のアドバンテージだから当然にょ。

重量を見るとモバイルノートだと1kg前後の機種は多いため最初から持ち歩き前提で購入
する場合にはこういったモバイルノートを使用する人が多いため結果的にネットブックを
持ち歩くユーザーの割合が小さくなっているというだけにょ。
ただモバイルノートは「仕事上必要だから持ち歩く」という人が多いためそれを除けば
持ち歩いているユーザー割合はかなり少ないと予想されやはり1kg程度であっても毎日
持ち歩くのには厳しいと考えられるにょ。
しかし、キーボードの制約がある以上は小型化すれば使い勝手が悪くなるため小型軽量な
ものはあるけど一般ユーザーの支持を得られているかは微妙なところにょ。(明らかに
B5よりも小さいサイズのPCで売れている機種といえばVAIO Pくらいか)
その点、タブレット端末であればキーボードの呪縛から逃れることができるにょ。

手に持って使うことが前提の端末であれば高dpiでも耐えられるため結果として小型化
しても高解像度が維持できるにょ。
例えば7インチWSVGAのネットブックを発売したとすればそれは170dpiに達するにょ。
これは10月3日に書いたように普通の人の目だと常用限界が150ppi〜167ppiであるため
それを超える解像度で使用する場合にはかなりの負担になるにょ。
しかし、手に持って使えるタブレット端末では目からの距離は自在に調整可能にょ。
30cmまで寄せればケータイと同じく300ppiまでは耐えられるからね。

ただし、手に持って使うことが前提になると軽量化が迫られるにょ。
私の経験上両手持ち端末で500g、片手持ちであれば300gが実用限界にょ。
週刊誌を読むように両手で持つなら500g、電車のつり革を掴んで片手で文庫本を読むように
持つならば300gが限界ということにょ。

昨日書いたauの新機種発表会では7インチのAndroid端末「SMT-i9100」も発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20101018_400817.html
ドコモも先日7インチのAndroid端末「GALAXY Tab」を発表したにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101005_398065.html
ただ、auの「SMT-i9100」には3G通信が内蔵されてないにょ。
無線LAN環境下では使えるもののさすがにそれしか使えないというものをキャリアで売る
わけにはいかないと判断したのか、モバイルルータ「Wi-Fi WALKER DATA05」とau端末を
モバイルルータ化するアダプタ「NEX-fi」も発表されたにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101018_400808.html
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20101018_400813.html

7インチWSVGA液晶というのはタブレット端末の落としどころとしては悪くないにょ。
タブレット端末の場合はキーボードが非搭載であるが故にサイズ面での縛りが無くなる
ためベストなサイズというものは存在しないからね。
これがキーボード付きだとキーピッチにはベストなサイズが存在するためにそれから
逆算してベストなサイズも決まってしまうにょ。

7インチWSVGAというのは上記のようにキーボードの関係でノートPC(ネットブック)と
して販売する場合には幅広い層に受け入れられるのは難しいけどタブレット端末の場合は
全く問題がないからね。
逆にこれ以上小さくすると今度はスマートフォンに喰われてしまうにょ。
(手に持って使う端末の場合は)人間の目が300dpi程度まで耐えらるためWSVGA液晶でも
4インチのサイズで使用することは十分に可能にょ。
しかし、指のサイズだけはどうにもならないため4インチ程度のスマートフォンではWSVGA
液晶を搭載してもUIの関係で限界があるにょ。
したがって、7インチWSVGAのタブレット端末であれば3.5〜4インチのスマートフォンと
十分に棲み分けが可能になるにょ。

しかし、ジョブズ氏は「7インチは小さすぎる」と言っているにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/19/news097.html
これは10インチクラスのiPadで成功を収めたから言えるセリフだけどユーザーの反応を
見るとサイズ面の不満はそれほど大きくないけど重量面の不満は大きいにょ。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1006/17/news052.html
その理由は簡単でiPadは10インチクラスの端末では700g程度と軽量ではあるものの上記の
ような私の体験上の限界である重量の500gを大きく超えているからね。
魔法でも使わないかぎりサイズを維持したまま500gを切ることはできないため軽量化には
本体サイズ(≒液晶サイズ)を小さくするしかないにょ。
7インチ液晶の「SMT-i9100」は450g、「GALAXY Tab」は380gであるため重量面で大きな
不満を感じることはないと思われるにょ。
まぁジョブズ氏の駄目出しは「より良く改良したものを出す」という合図にもなりつつ
あるので恐らく使い勝手のよい7インチiPadを出してくれるのはこれで濃厚になったと
考えることも可能になるにょ。

(2)Windows PCでも古くからタブレットPCなどのタブレットタイプの端末は存在するけど
ヒットしていない最大の原因は価格にょ。
そう言う意味ではオンキヨーが発表したSlate PCはネットブックと同レベルの価格という
ことで価格面の問題はなくなったにょ。
とはいえ、上記のようなサイズ、重量の制約を考えるとオンキヨーのSlate PCがWin7
Home Premiumを搭載で49800円とう破格の安さ(iPadとほぼ同レベルの価格)であっても
どうしてもWindowsが必要という人(業務上必要な場合など)以外は厳しいと思われるにょ。
重量面だけではなく10月16日に書いたようにタッチパネルを前提として作られていない
Windowsのデメリットもあるわけだからね。(そのデメリットよりもWindowsが使えると
いうメリットが大きいという人にとってはこの製品は非常に有用となる)

価格といえば国内においてネットブックの普及に大きな貢献をもたらしたのは3G通信
アダプタとセットで販売することで格安(100円PCなど)で販売したことにょ。
あれからもう2年経ち2年縛りが解けるユーザーも多くなっているにょ。
そうした時の買い換え対象として何があるのかということが重要になるにょ。
ネットブックの性能は2年前と比べて2割程度しかアップしてないにょ。
したがって、わざわざネットブックからネットブックに買い換える人はかなり限られて
くるのではないかと思われるにょ。

XPから7への変更はかなり大きいと思うけどOS変更によって動作が重くなっているという
ことが問題になるにょ。
一般的なPCの買い換えサイクルを5年とした場合に重くなった新しいOSを搭載したPCで
あっても5年間のPCの性能向上で十分カバーできるため「新しいOSだから重い」という
ことはほとんどないにょ。
いくら7が前世代(Vista)より軽くなったとはいえ、XPより重いのは事実だし、ネット
ブックの2年間の性能向上がそれをカバーできてないのも事実にょ。

恐らく2年間ネットブックを使用していれば自分が求めていたものが自ずと見えてきてくる
と思われるにょ。
PCとして使用するためにスペック面で物足りないと感じればCULVノートへの移行が考え
られるし、スペック面で不満がないなら「わざわざ買い換える」という選択肢はないにょ。
「重い」などを理由に持ち歩きを重視するのであればネットブックと明確なサイズ差、
重量差があるタブレット端末であれば買い換えに十分意味があると思われるにょ。

そういう意味で今後タブレット端末が3G通信カード(SIMカード)やモバイルルータと
セットで格安販売されるようになってからが本格的な普及期に入ると思われるにょ。
実際すでにauやドコモはそのための端末を用意しているわけだしね。
キャリアとは無関係にそのような端末をPCメーカーもすでに用意しているにょ。
現状では単体購入の場合は4万円以上ということでネットブックと比べて価格面のアドバン
テージはない状態だけどこれも大量生産が可能になればネットブックよりは確実に安く
なるにょ。
実際中国製の無名メーカー製端末であれば7インチ液晶のAndroid端末は1万円程度で入手
可能なわけなので将来的にはネットブックより確実に安くなるにょ。
ネットブックではすでに限界に達しているためこれ以上の値下がりは期待できないにょ。
そういう面からすると今後安価になればタブレット端末はネットブック以上の普及になる
といってもおかしくはないにょ。


(1)(2)の理由によりノートPC(ネットブック)十分差別化できるタブレット端末が将来的
には爆発的な普及の可能性があるとはいえ、問題となるのは9月4日に書いたような通信
インフラとコストにょ。
現状では無線LANで使用できる場所はかなり限定されているため3G通信が必須となるからね。
ローカル上での作業を重視しているPCであればそれで通信は無線LANが使用できる場所のみ
でも構わないけどAndroid OSなどを搭載のタブレット端末の場合は主な使用用途がWebで
あるためそれでは支障が出るにょ。
しかし、3G通信契約を別途行う場合にはコストアップとなり安価な端末のメリットは
かなり薄れてしまうにょ。

しかし、これもネットブックからの買い換えであれば問題はないにょ。
上記のようにネットブックを購入する際に3G通信アダプタをセットで購入してその2年
縛りが解けるついでに別の通信アダプタとタブレット端末をセットで購入すれば負担金が
増えるわけではないからね。
とはいうもののそれでは「ネットブックを3G通信アダプタとセットで買った人」が
タブレット端末のパイの上限になってしまうにょ。
したがって、重要になるのがモバイルルータの普及にょ。
さすがにモバイルルータを別途買うという人は限られているけどその機能をケータイに
内蔵したり、auの「NEX-fi」のようにモバイルルータ化するアダプタもあるためそれを
使用するという手もあるからね。

ここ2、3年で通信環境は大きく変わったにょ。
これから2、3年でも同じく大きな変革が訪れると思われるにょ。
したがって、タブレット端末の普及はこの通信環境の変革と合わせて大きな普及をもたらす
のではないかと思われるにょ。
現状ではまだiPadのみがブランド力によってヒットしているにすぎないタブレット端末
市場だけどそれはこれから変わってくるため現状だけで単純に判断できないにょ。




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