したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

387御茶目菜子:2010/09/29(水) 14:08:52
J9はRシリーズの後継になれるのか・・・?
Let'snoteに新シリーズLet'snote Jが登場したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100928_396076.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100928_396348.html
これは10.1インチWXGA液晶を搭載ということで従来のRシリーズの置き換えを狙ったモデルと
なっているにょ。
Rシリーズが無くなってしまうのは個人的に非常に残念なことだけどこれも時代の流れ
だから仕方がないか・・・。
XPの末期である4〜5年前から各社ともPCは4:3のスクエア液晶から16:10(もしくは16:9)の
ワイド液晶へと変更し始めたにょ。
法人需要がメインとなるLet'snoteはそんな中頑なにスクエア液晶を守り続けていたの
だけどスクエア液晶の生産が減ってきていることもあり、1年前にTシリーズ、Wシリーズを
置き換えるワイド液晶搭載モデルNシリーズ、Sシリーズが登場したにょ。

さて、そんな中もはや生きた化石と言っても過言ではない10.4インチXGA液晶を搭載して
いたRシリーズだったけどついにJシリーズによってその役目を終わりそうな感じにょ。
Rシリーズの後継としてワイド液晶搭載機がなかなか登場しなかったのはやはりサイズ面と
液晶解像度の問題があったからだと思われるにょ。
8年前に登場したR1以来一貫している「アンダーB5サイズ」「アンダー1kg」「長時間駆動」
というものがあるからにょ。

アンダーB5サイズを実現するためにはRシリーズ並のフットプリントを維持するという
必要があるにょ。
私が持っているR5の横幅は229mmとなっているけどこれを維持するためには液晶サイズは
8.9インチ液晶が限界にょ。
これでWXGA液晶(1366x768)を搭載するならばドットピッチは176ppiに達するにょ。
人間の目は300ppiと言われており6月14日に書いたように私の実験でもそれがほぼ正しい
ことが証明されたもののそれは30cmの距離から使用した場合にょ。
基本的にテーブルの上に置いて使うであろうこのようなPCの場合は画面までの距離は
50〜60cmに達するため150〜166ppiが実用限界レベルとなるにょ。
長時間(ほぼ一日中)連続して使うならば私の体験上120〜130ppi程度が限界となるょ。

解像度がWXGAではなくWSVGAであれば133ppiであるため全く問題はないとはいえ、ネット
ブックであればWSVGAが許せるけど高価なモバイルノートにおいてさすがにWSVGAは厳しい
からね。
Win7であればXPよりも高解像度が求められるため余計厳しいにょ。
DPI調節をすれば高ドットピッチでも問題なく使用できるとはいえ、それだと全体的な
情報量が減ってしまうということで根本的な解決にはならず一定以上の高解像度を活かす
ためにはある程度の液晶サイズが求められるということにょ。

とはいえ、R5はB5用紙サイズと比べて横幅に余裕があるため8.9インチよりも大きな液晶を
搭載することは可能だと思われるにょ。
8.9インチよりも大きくB5用紙サイズのPCに物理的に搭載可能な液晶は入手性を考えると
10.1インチ(高解像度のネットブックに使用)、10.6インチ(VersaPro UltraLite タイプ
VSに使用)、11.1インチ(VAIO Xに使用)くらいしかないにょ。
しかし、11.1インチ液晶は表示領域だけで単純計算で横幅が246mmとなりB5用紙の長辺が
257mmであることを考えるとアンダーB5サイズに抑えることはかなり厳しいにょ。
実際VAIO Xは横幅が278mmもあるにょ。
これが、10.6インチであれば235mm、10.1インチであれば224mmとなり搭載できる可能性が
高くなるにょ。
ちなみに10.6インチのタイプVSは258mmとなっているためこれでもまだ微妙だけど10.1
インチのネットブックはコスト削減のため設計に余裕を持たせるため260mm程度の横幅と
なっているもののLaVie Lightは横幅253mmとなっておりB5用紙よりも横幅が小さいモデルも
存在するにょ。

さて、横幅はギリギリクリアできる目処が付いたけど問題は奥行きにょ。
Let'snoteの場合は円形のホイールパッドの影響で奥行きを小さくするのは極めて困難
だからね。(パッドを小さくすれば操作性に大きな影響が出る)
これをスティック型のポインタにすれば十分小型化はできるけどパッドを維持したまま
だと数mm小さくするのがやっとだと思われるにょ。
そうなるとフットプリント自体の大型化は避けられない(横幅は2cm以上大きくなるのは
確実であるため)ということで重量増も起きてしまうにょ。

Rシリーズは筐体サイズは大きく考えてR1〜R2、R3〜R5、R6〜R9に分けられるにょ。
最初に登場したR1は当時としては実用限界のサイズである10.4インチXGA液晶を搭載した
最小のモバイルノートであり、これを実現するためにバッテリは4セルに止まったにょ。
しかし、R3では大幅な軽量化が実現でき6セルバッテリを搭載しながらアンダー1kgが
可能になったにょ。(横幅が一気に1cm以上小さくなった)
R6からはキーボード防滴構造や耐衝撃性が大幅にアップした影響で筐体が重くなり(R5が
バッテリを除き680gなのに対してR6は710g)アンダー1kgを実現するために4セルバッテリ
となったにょ。(2セル減らすことで90gの軽量化が可能であるためトータルではR5よりも
軽くなった)
R9が930gであるため多少筐体サイズが大きくなったら1kgを切れるかは微妙なところにょ。


以上のことを踏まえてJ9のスペックを見てみることにするにょ。

J9はアンダーB5サイズ、アンダー1kgを実現しながら、10.1インチWXGA液晶を搭載して
いるにょ。
10.1インチWXGA液晶は155ppiだけど昨年7月15日および上記のように長時間連続して使用
するのは厳しいけどそうでないならば(個人的には)何とかなるためワイド化(つまり
高解像化)は歓迎するにょ。

J9には2種類のモデルが用意されているにょ。
1つが従来と同価格帯のハイパフォーマンスモデル、もう1つが廉価版ともいえる
スタンダードモデルにょ。

それを比較すると下記のようになるにょ。

      Let'snote J9        Let'snote J9
      スタンダードモデル     ハイパフォーマンスモデル
 OS    Win7HomePremium       同左
 CPU    Core i3-370M(2.40GHz)    Core i5-460M(2.53GHz)
 メモリ  2GB(最大6GB)        同左
 ドライブ HDD(160GB)         SSD(128GB)
 サイズ  251.9x171.7x27.3〜35.1mm  同左
 重量   970g            990g
 バッテリ Sバッテリ(4セル)      Lバッテリ(6セル)
 駆動時間 7.5時間           12時間
 想定価格 12万円           18万円


両者の違いは見ての通りCPUとシステムドライブと価格にょ。
価格差は6万円あるとはいえこの違いで6万円差となると微妙にょ。
今時18万円のPCとなると割高感は否めないけどハイパフォーマンスモデルは従来のR9と
同価格帯ということを考えるとそうでもないにょ。
スタンダードモデルがLet'snoteとしては安いので相対的に割高感を感じるというだけで
あって逆に言えばスタンダードモデルのコストパフォーマンスが高いといえるにょ。
とはいえ、スタンダードモデルでも海外メーカー製のCULVノート2台分の価格、ハイ
パフォーマンスモデルならば3台分の価格と考えるとかなり高価になってくるにょ。
もっともCULVノートも国内メーカー製だと10万円前後となるためスタンダードモデルは
それよりちょっと高価というくらいでそれらと比べて明確に小型軽量であるため価格差
だけの違いは十分にあるにょ。(横幅で2〜3cm差、重量だと500〜600g差は大きい)
10.1インチ液晶を搭載のネットブックでは最小となるLaVie Lightと比べても横幅は
1mm小さいしね。

サイズ、重量だけでもCULVノートと差別化できるけどCPUの差も大きいにょ。
ではどの程度なのかレビューを見てみることにするにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20100928_396464.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1009/28/news024.html

ちなみにレビューで用いられているのはハイパフォーマンスモデルよりさらに高性能な
プレミアムエディション(直販であるマイレッツ専売品)となっているので注意が必要と
なるにょ。(CPUが2.8GHzのCore i7-640Mとなっている)

それではJ9とR9との比較に8月19日に書いたCULVノート(ASUS UL20FT)も加えて考えて
見ることにするにょ。(PCMark Vantageは各項目がすでに総合結果であるためドライブが
SSDということで各項目のスコアに大きな影響を与えており単純なCPU性能比較にもGPU性能
比較にも使えないため割愛する)

         J9      R9      UL20FT
 CPU    Core i7-640M  Core i7-640UM Celeron U3400
 PC Mark05
  CPU     8622     4782     2577
  Memory    6455     4620     3025
  Graphics   2392     1754     1673
  HDD     30735     24405     4980 (R9、J9はSSD搭載モデル)
 3DMark06    1395     1222     1070
 FFXI Bench3
  LOW     4186     2405     1668
  HIGH     3125     1683     1148

これを見るとまさに別格の性能にょ。
J9はR9と比較しても1.8倍、CULVノートであるUL20FTと比較すれば3.3倍の性能となるにょ。
これもTDP18Wの超低電圧版(ULV)CPUを搭載しているのではなくTDP35Wの通常電圧版CPUを
搭載している影響にょ。
同レベルのサイズであるネットブックと比べたら9月14日に書いたデュアルコアのAtom
N550を搭載のLaVie Lightと比較しても5.2倍の性能となり別格の性能にょ。(シングル
コアのN450との比較ならば6倍以上の差)
廉価なスタンダードモデルはこのベンチに使用されているモデルと比べてクロックが
14%低くTBにも対応していないため少しランクは落ちるとはいえ、それでもPC Mark05の
CPUテストでは6466となっており、これはCULVノートの2.1倍の性能であり、Atom N450と
比べると4倍以上の差になっているにょ。

FFベンチを見てもCPU性能の違いが大きいことが分かるにょ。
FFベンチは一定以上のGPUであればCPU性能がベンチに与える影響が大きいのだけどJ9の
スコア(LOW)はR9と比べて1.7倍、CULVノートと比べて2.5倍あるからね。
PC Mark05のCPUテストほど差が出てないのはPC Mark05ではマルチスレッド対応であるため
HTTによって論理4コアとなっているCore i7が有利に働いているのに対してFFベンチは
マルチスレッドには非対応となっているためだと思われるにょ。

FFベンチが高いのはGPU性能の影響も大きいと考えられるもののGPUは3機種ともCPUに
内蔵のIntel HD Graphicsとなっているにょ。
3DMark06のスコアを見てみるとJ9はR9の1.14倍、CULVノートの1.3倍となっておりGPU
性能に大きな差はないことが分かるにょ。
3DMark06はCPUが与える影響は小さいためこの差はCPUの差よりもメモリ性能の違いによる
ものの方が大きいのではないかと思われるにょ。

通常電圧版CPUを搭載したらバッテリ駆動時間が短くなる・・・と考える人もいるだろう
けど昨今はアイドル時の消費電力は通常電圧版とULV版ではほとんど差がないためCPU負荷の
大きな作業をしないと駆動時間に明確な差は出てこないにょ。
それに、上記ベンチを見てもULV版と比較してCPUパワーが1.8倍〜3.3倍高いため同じ作業を
やっても短時間で済むことを考えるとトータルの消費電力では小さくなる可能性さえある
しね。
さて、実際にどれだけの駆動するのかを見てみると上記のレビューではBBench(Web巡回
あり)ではR9が7時間49分なのに対してJ9が12時間4分(1.54倍の駆動時間)となっており、
連続動画再生時でもR9が3時間26分なのに対してJ9は4時間58分(1.44倍の駆動時間)と
なっているにょ。
元々R9にも3100mAhという高容量セルが採用されていたのが同じ容量のバッテリを使用
しながらさらに1.5倍程度駆動時間が伸びたのはバッテリが4セルから6セルへと変わった
というのが理由にょ。
したがって、標準が4セル(Sバッテリ)のJ9スタンダードモデルはR9と同レベルの駆動
時間だと思われるにょ。

(下記へ続く)




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板