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おちゃめくらぶ掲示板

386御茶目菜子:2010/09/29(水) 14:07:16
上記の続き
さて、ハイパフォーマンスモデルは標準でLバッテリ(6セル)が付属し、スタンダード
モデルは標準でSバッテリ(4セル)が付属するのだけどこれはユーザーにとっては嬉しい
配慮となるにょ。
というのも従来であれば「6セルモデル(R3〜R5)においては6セルも要らないからもっと
軽量にして欲しい」という要望があったし、「4セルモデルにおいては6セルバッテリを
搭載してもっと長時間駆動できるようにして欲しい」という要望もあったけどRシリーズ
では原則的に同じ世代ではバッテリは1種類しか用意されずユーザーのニーズに応える
ことはできなかったにょ。
しかし、Jではようやく他のメーカーと同じくSとLが選択可能になったにょ。
ハイパフォーマンスモデルにSバッテリを装着すれば何と900gで8時間駆動というすごい
スペックのモバイルノートになってしまうにょ。
これで2〜3kgある普通のデスクノートと全く変わらない性能だからね。

ハイパフォーマンスモデルではLバッテリを標準にし、スタンダードモデルではSバッテリを
標準にした理由だけど恐らく重量が大きく絡んできていると思うにょ。
1kg以下で長時間駆動させるというRシリーズの宿命がJシリーズにおいてもにも生きている
と思うからね。
SバッテリとLバッテリの重量差は約90g(公式の仕様より)であるためスタンダード
モデルがSバッテリで970gなのでLバッテリを標準搭載してしまうと1kgオーバーとなるにょ。
ハイパフォーマンスモデルはSSD搭載によって軽量化が出来たために6セルバッテリを搭載
しても1kgを切ることが可能ということで6セルバッテリが標準となったと思われるにょ。
ただ、これもSSDを普通に装着するのではなく側の部分を取り外し基盤のみを装着する
ことで軽量化してようやくアンダー1kgが実現できたにょ。

ここまで見てみるとアンダーB5サイズ、アンダー1kgのノートPCとしては非常に高いCPU
性能と駆動時間を実現したJ9だけどR9と比べて劣っている部分が無くはないにょ。
HDD容量はなぜか250GBから160GBへと減ったにょ。
これはコストダウンの影響とも考えられるけど250GBのHDDと160GBのHDDの価格はほとんど
変わらないにょ。
恐らくハイパフォーマンスモデルがSSDとはいえ128GBだからその影響がありそうにょ。

あとR9からの変化はPCカードスロットがついに廃止されてしまったにょ。
PCカードスロットなんて昨今は使う機会はかなり減っているにょ。
昔だったら拡張はほとんどの場合PCカード経由で行っていたし、通信カードもCFなどで
提供されることが多くCFに簡単に変換できるPCカードスロットは有用だったにょ。
しかし、今では3G通信やモバイルWiMAXは本体に内蔵、USB接続、WiFi接続(モバイル
ルータ)がメインでCFタイプの通信カードはほぼ絶滅してしまったにょ。
PCカードスロットが無くなってExpressCardスロットか・・・と思われたけどExpress
Cardも依然としてあまり普及しているとは言い難いためか拡張スロットは用意されず
USB2.0ポートが1つ増えたにょ。(従来のR9では2つだったのがJ9では3つになった)
「PCカードはもう使わない」という人にとっては嬉しいことだけどPCカードが必須と
いう人はRシリーズを使い続けるしかないにょ。
どうしても拡張スロットが欲しいという人は直販モデルのJ9では割高だけどExpressCard
スロット搭載を選ぶことができるのでそれを利用するといいにょ。(店頭モデルでExpress
Cardスロットが搭載されてないのはコストダウンのためというのもあるけど搭載することで
1kgを超えてしまうからだと思われる)

また、J9は従来よりも堅牢性が大きく落ちてしまったにょ。
従来のR9が76cmからの落下衝撃に耐えられていたのが非常に堅牢性が高かったというだけ
であり30cmからの落下衝撃というR5以前のものに戻ってしまったのは残念だけどこれは
軽量化のためだと思われるにょ。
R6はR5と比べて堅牢性が前述のようにバッテリを除く本体重量は約30g重くなってしまった
からね。
J9でもR9と同レベルの堅牢性を実現するならば少なくとも30gは重くなってしまい
スタンダードモデルもハイパフォーマンスモデルも1kgオーバーしてしまいかねないにょ。
もっともハイパフォーマンスモデルはバッテリを4セルにすることでアンダー1kgを実現
できるけどスタンダードモデルはそれでも微妙であるため2セルバッテリ(SSバッテリ)を
標準搭載せざるを得なくなってしまいそうにょ。
しかし、それではカタログスペックで4時間駆動に満たないため堅牢性が落ちたのは仕方が
ないことかもしれないにょ。(堅牢性を上げるよりも後述のジャケットを付属させる方が
コスト的に安上がりだったのだろうし)

ただ、堅牢性が落ちたといってもそれをジャケットでカバーしているにょ。
ジャケットを装着時には200g程度重くなるけど従来モデルと同レベルの堅牢性を確保
できるみたいだからね。
「そこまで高い堅牢性は要らないから少しでも軽くしてくれ」という人にとってはこれは
良いことと考えることもできなくはないにょ。
ジャケットを装着時には片手で持てるようにストラップがが付いているものの重量が
約1.2kgになるため片手で保持し続けるのはかなり厳しそうな感じにょ。

J9はR9と比べて性能アップというのが大きいけどコストダウンの影響が要素が随所に
見られるためそれが許容できるかどうかが重要になるにょ。
OSも従来のR9は店頭モデルもWin7Proだったのがこの度のJ9ではWin7HomePremiumに
変わってしまったしね。(個人的にはモバイル機でProが必要になる機会はほとんどない
ためこれで問題はないけど)
OSが変わったのはJ9は個人用を重視しているためだと思われるにょ。
Let'snoteの場合は過半数が法人向けとして販売されているため個人向けとなるのは半分
以下となっているにょ。
しかも法人向けとして売れているのは12.1インチ・14.1インチ液晶を搭載のモデルである
ため10.4インチ液晶を搭載のRシリーズは法人よりも個人で購入する方が多かったにょ。

しかし、昨今ではネットブックやCULVノートの影響があって個人でモバイルノートを買う
という人は激減してしまったにょ。
そこまでこだわりがなく小型のノートPCが欲しければそれらで十分だからね。
そういう面を考慮して再び個人需要を喚起させるべく一新したのがJ9となるにょ。
個人需要を伸ばすには女性の取り込みも重要になってくるけど従来のRシリーズのような
無骨なデザインは敬遠する女性ユーザーも少なくなかったにょ。
メーカー発表でも女性ユーザーは8%しかいないみたいだしね。

そのためJ9は堅牢性を落とす代わりにデザインを重視したにょ。
本体のデザインを重視したというよりはジャケットと一体化させることで見た目を良く
したという感じだけどね。(本体自体は私はR9よりもチープなデザインに感じるけど
もしもJ9を買ってもジャケットは使わないと思う)
Rシリーズの後継となる機種だろうけどユーザーターゲットは明らかにRシリーズとは
異なっているにょ。

それでも「アンダーB5サイズ」「アンダー1kg」のモバイルノートとなるとこれしかない
ためにそれを欲している人はこれを買わざるを得ないにょ。
ネットブックではアンダーB5かつアンダー1kgの機種はあるけどネットブックではやはり
5〜6倍のCPU性能差は非常に大きいしね。
しかし、モバイルノートにそこまで拘りをもっている人はごく一部だろうし新規需要を
狙って従来ユーザーが敬遠してしまったらそれは売上減少に繋がってしまうため新規需要を
狙うのはリスクも大きいにょ。
Rシリーズをそのままの状態にしても売上は減る一方だからリスクは承知だろうけどね。

従来のRシリーズを使っている人の中にはJ9は通常版ではなく超低電圧版CPUを採用した方が
良かったという意見も一部にはあるくらいにょ。
確かにCULVノートは安いけどこれもネットブックと同じく一定条件を満たすことで
Intelから通常の半値くらいで卸してもらえるということが影響しているにょ。
その条件は分からないけどLet'snoteが廉価機種とは思えないのでCULVの条件を満たせる
とは思えないにょ。
したがって、超低電圧版でもU3400のように最下位CPUを搭載しない限りは安く作るのは
無理になるにょ。
ULVのCore i7なんて搭載したらJ9よりも性能ダウンで価格はアップになってしまうからね。
逆に言えば価格ダウンで性能アップを図るには通常版を搭載せざるを得ないということに
なるにょ。

バッテリ駆動時間に関しては上記のR9とJ9のバッテリ駆動時間計測結果で分かるように
しっかりパワーマネジメントを行えば通常版と超低電圧版との間に明確な差はないにょ。
もしも両者に差が生まれるとすれば重量と筐体サイズ(厚さ)にょ。
重量はCPU自体の重さはほとんど変わらないけど放熱構造はTDP18WとTDP35Wでは全く異なる
からね。
おそらくそれだけで数10gは重くなったと思うにょ。
そのTDPの違いは筐体の厚みにも影響が出るにょ。
より優れた分厚い冷却ファンを搭載するためにより厚くなってしまうからね。
筐体がデカイ方が熱設計の面で有利とはいえJ9のフットプリントがいくら大きくなっても
R9からのTDP上昇を補えるほどではないため薄く作るのは難しくなってしまうにょ。
そうなるとJ9にもしも超低電圧版CPUを搭載していたら今より少し軽く、薄くなる反面
性能ダウンで価格アップになるということにょ。

モバイル性アップのために軽く、薄くなるということは大歓迎・・・となるけど個人用途を
重視している機種において価格と性能はかなり重要になるにょ。
J9の段階でCULVノートと比べて500〜600gのアドバンテージがあるのが仮に50gの軽量化が
出来て550g〜650gのアドバンテージに変わったところでほとんど差はないと言っても
過言ではないからね。(実際ネットブックでもここまで軽い機種はほとんどない)
しかし、通常電圧版CPUを搭載によってCULVノートと比べて3倍のCPU性能(ネットブックと
比べたら5〜6倍のCPU性能)となったのは非常に大きいと思われるにょ。
スタンダード版ではプレミアムモデルよりも性能は落ちるとはいえそれでもCULVノート
と比べたら2倍、ネットブックと比べたら4倍の性能があり、それで12万円程度というのは
決して高価ではないにょ。(国内メーカー同士の比較の場合)
J9と同レベルのサイズのネットブックのLaVie Light(Win7HomePremium搭載モデル)は
Atom搭載にも関わらず8万円前後の価格だからね。
http://kakaku.com/item/K0000151008/
J9はジャケット無しの場合見た目がしょぼくなり堅牢性がダウンしたのは残念だけど
それ以外は私は個人的にはかなり好印象に感じるにょ。(というか、オンリーワンの存在
には代わりないわけだし)

私はRシリーズはR2、R3、R5と使ってきて現在に至っているけどR5は一昨日に書いたように
モバイル時には特に不満を感じないけど自宅のサブ機(自宅に限らずゆっくり時間が取れる
場所であれこれしたい場合)として使うならばCPU性能やメモリ搭載量において不満を
感じているにょ。
そのためR8H(R8の最終モデル)が中古で5万円切ったら買おうと考えていたところにょ。
R8HがいいのはR9よりもバッテリ駆動時間が長いことに加えてCore2Duo SU9600(1.6GHz)
搭載によっていくらクロック当たりの性能でCore i7が優れていても1.06GHz〜1.2GHzの
R9ではこのR8Hよりも劣る場面が少なくないからにょ。
それに加えてR8HはR8の中で唯一標準でWin7を搭載しているのが大きいにょ。

私が普段持ち歩けるモバイルノートといえば「アンダーB5サイズ」かつ「アンダー1kg」を
満たせるものだけどそれは上記のようにLet'snote Rシリーズしかなかったにょ。
だから、その中で性能が高く予算的に買えそうなものを選択する必要があるにょ。
しかし、新たに発表されたJ9を見ると「J9が中古で5万円を切るまで待つか・・・」と
思ったにょ。
CPUの性能アップもうれしいけどようやくHDMIが搭載されたからね。
これで自宅で使用時には大画面の液晶モニタを使うことができるにょ。(アナログ接続
だと文字が若干滲んでしまうので小さくても内蔵液晶の方が良く思えてしまう)

とはいうものの9月15日に書いたように来年初頭にには現在のArrandaleよりも省電力かつ
高性能なSandy Bridgeが発表される見込みとなっているにょ。
したがって、それを搭載したJ10が春モデルとして登場すると考えるとそっちの方が
ベターに思えてくるにょ。
そうなると今度はUSB3.0が標準搭載するまで待った方が・・・ともなってしまうため
買うのはさらに難しくなるにょ。
予算的にも新品では買えないため中古で5万円程度まで下がるのを待つとすれば一体あと
何年間ガマンしないといけないのやら(笑)




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