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おちゃめくらぶ掲示板
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ネット配信がTVを滅ぼす!?
米国のビデオレンタル大手Blockbusterが経営破綻をしたにょ。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100924_395966.html
日本と米国では置かれている状況が異なるとはいえ、根本的な面ではそんなに違いはないと
思われるにょ。
どこのレンタルビデオ店も苦戦しているけどその理由となっているのは恐らく下記の2つの
理由によるものにょ。
(1)ネットレンタル
(2)ネット配信(VOD)
(1)レンタルビデオの最大のネックは借りたり、返却したりする手間がかかることにょ。
借りに行くときは特定の作品が決まってないと店頭で選択するだけだから大して時間は
かからないとはいえ、それでもその特定の作品を見つけ出すのは大変だし、目的があって
行ってその目的となるタイトルの品がレンタル中だったらショックだからね。
適当に気に入ったものを探してそれをレンタルするだけというならば借りるのに「手間」を
感じることはないけど返すのは手間だからね。
もっとも返すついでにまた借りるというのを繰り返すならばそれも手間ではなくなるため
頻繁にビデオレンタルを利用する人であれば問題はないにょ。
日本は米国と比べたら面積当たりのビデオレンタル店は遙かに多いにょ。
私がいる地方都市でさえも5km四方に3軒のレンタルビデオ店があるにょ。(ここ数年で
かなり減ってしまった)
仕事帰りの道にはないけど少し寄り道をすれば十分に行けるにょ。
それでも私はここ数年レンタルビデオ店に行ってないにょ。
これは特に見たい作品がないというわけではなく普段録画している番組を視聴するので
一杯というのもあるし、本当に見たい作品であればレンタルではなくDVDやBDを購入する
のでレンタルを使用する機会がないということにょ。
とはいえ、TVで放送はしてない作品、かつ、買うには至らない作品というものであれば
やはり、レンタルなどに頼る必要があるにょ。
そういう時に便利なのがネットレンタルにょ。
在庫数も豊富だし実際に店頭まで行って借りようとして貸し出し中・・・なんて事態も
起こらないからね。
返却も郵送するだけだからわざわざ店頭まで行き返却ボックスに入れるよりは楽にょ。
店頭でパッケージを見ながら選択するというわくわく感はないものの作品を見るだけに
徹するならばビデオレンタル店の存在価値はかなり薄れていると思われるにょ。
(2)ネットレンタルも結局はネットを利用したレンタルビデオ店であり根本的な面はそれ
ほどリアル店舗とは変わらないにょ。(比較すればメリットが大きいというだけ)
その存在価値さえ脅かしてしまうのがネット配信にょ。
ネット配信にもさまざまなものがあるけど「レンタル中になる可能性はゼロ」でなおかつ
「自宅ですぐに見れる」というのが大きいにょ。
ネットレンタルでも仕事が休みの日に合わせて事前にレンタルをしておく必要があるけど
すぐに見れる動画のネット配信であればそんな心配は不要にょ。
データのみの配信だからレンタルビデオより割安にしてもらいたいところだけどこれは
サーバや回線維持費がかかるからやむを得ないか・・・。
ブロードバンドが普及して以来急速にネット配信サービスは増えたと同時に画質面でも
大幅な改善が図られるようになったにょ。
昔(2000年代初頭まで)はストリーミング配信では56Kモデムでも見れるような低ビット
レートであり、とても満足のいくようなものではなかったし(私は当時地元で放送して
いなかった「りぜるまいん」を毎週ナローバンドによるネット配信で見ていた)、一旦
ローカルに保存して再生できるようにした場合はDRMの管理が難しいということで利用する
のにハードルが高い(ダウンロードに時間がかかる)というのが理由ではなく著作権者
側の問題で普及には至らなかったにょ。
しかし、今では先進国のブロードバンド普及率は80〜90%になっており多くの人がまともに
ネット配信サービスを利用できる環境下にあるといっても良いにょ。
ネット配信といえばVODサービスによっていつでも好きな作品を見れるものがポピュラー
だけどそれでも見れない作品があるというのは否めないにょ。
そういうものはレンタルビデオの方が有利か・・・と思いきやそういったタイトルは
特殊なものが多いためビデオ化されてない場合も少なくないにょ。
昔の作品(80〜90年代)であればVODでも取り扱っている場合が少ないけどそういう作品は
レンタルビデオ店にも置いてない場合も多いにょ。
面積に限りがあるレンタルビデオ店の場合は回転率の低い作品は店頭から取り除かれる
運命にあるからね。
タイトル数がまだ少ないのがネット配信の難点だけどそれは時間が解決してくれると
思われるにょ。
ビデオレンタルにはないネット配信のメリットはまだDVD化されてないTV放送作品の配信にも
あるにょ。
私は主にアニメを見ているのだけど最近多い1クール(3ヶ月)もののアニメの場合は
放送が始まって約3ヶ月後にDVDの第1巻が発売されることが多いにょ。
つまり1クールアニメの場合は放送が終了する頃(もしくは放送を終了してから)ようやく
そのアニメのDVDを入手可能ということにょ。
これはコレクターであれば問題はないけど見たい作品を3ヶ月待つ必要があるというのは
かなり辛いにょ。
昨今はHDDレコーダーが普及しており、録画した番組を繰り返してみるということは
VHS時代よりは遙かに楽になっているにょ。
そのためそういったTV放送された作品のDVDは高画質(とはいえ、HDの地デジの普及に
よって画質を求めるならばDVDではなくBDを買わなくてはならないけど)、もしくは
コレクター目的となっているにょ。(アニメの場合はTV放送から画像を修正している場合も
あるのでそれを目的としている人もいる)
したがって、その作品がTV放送されてない地方に住んでいてその作品に興味がある人は
(レンタルにしろ購入にしろ)見るためだけに3ヶ月待つ必要があるにょ。
そういうときに便利なのがネット配信にょ。
昨今はP2Pによる動画共有や違法な動画配信サイトも少なくないけど公式に認められている
ものだけでもアニメの場合バンダイチャンネル、アニメワン、ニコニコアニメチャンネル
などがあるにょ。
それらを活用すればまだDVD化されてない最新アニメをネット上で見ることができるにょ。
これはTV放送にかかる金額よりもネット配信にかかる金額の方が安いことが理由になって
いるにょ。
アニメの場合は、TV放送は主に「DVDを売るための宣伝」となっており、より多くの地域で
放送することがより大きな宣伝効果を生むにょ。
しかし、そのために多くのコストがかかり損益分岐点も上がってしまうにょ。
かけただけの金額を回収できればいいのだけど現実問題からいって地方までカバーする
というのはコストに合わないためよほどの作品を除き深夜アニメは東名阪を中心に
放送されているにょ。
東名阪をカバーすれば人口比率では7割くらいあるわけだしね。
つまり、地方民にとっては東名阪よりもよりネット配信の重要性が高いということにょ。
こうやって考えるとリアル店舗のレンタルビデオ店のメリットは昔と比べてかなり薄れて
きていることがよく分かるにょ。
それと同時にTVの存在価値も薄れているにょ。
ネットレンタルにしろ、ネット配信にしろ「TV放送された作品」を見る場合であっても
リアルタイムで視聴するわけではないからね。
「TVを見る」というのは視聴が無料だから(実際はNHKは料金を払っているから完全に
無料というわけではないけど)というのが主な理由だと思うにょ。
昨今は視聴率低迷が続いており、広告収入の減少が輪を掛けてTV局を悩ませているにょ。
実は厳しいのはレンタルビデオ店ではなくTV局なのかもしれないにょ。
もしも、上記アニメ配信のように最新話は1週間無料、それ以前のものは一定料金で
視聴可能ということがすべてのコンテンツに当てはまればTV放送を見る人は激減する
のではないかと思われるにょ。(「れでぃ×ばと」のように最新話はTV放送と同じ時刻で
リアルタイム配信されるとなお良い)
BGM代わりにTVをつけているという人を除けば見たい放送があるから見るという人が
大半だろうからね。
「TV放送を見たい」のではなく「作品(コンテンツ)を見たい」ということにょ。
とはいうもののTV局から離れて作られるアニメとは異なりバラエティ番組などはTV局が主導
となっているためTV局が無くなればコンテンツそのものが作られにくくなってしまうため
そういう「ネット配信で解決」という単純なものではないので難しいところにょ。
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