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おちゃめくらぶ掲示板

374御茶目菜子:2010/09/18(土) 14:14:54
なぜiPod touchは売れているのか?
9月3日に書いたようにアップル社はiPod touchにかなり力を入れているにょ。
touchがこんなに売れるということは私は(touchが発売された当初には)想像して
いなかったことだけどこれは私が当初はtouchをただの「高価格な多機能DAP」として
捉えていたからにょ。
その考えはiPhoneの状況を見て徐々に薄れていったにょ。
touchは本体価格はDAPとして考えれば高価だけどiPhoneなどのスマートフォンよりは
安価(ただし、スマートフォンの場合は2年契約、2年分割払いによって端末の見かけ上の
実質価格はそれほど高価というわけではない)、そしてキャリアに左右されないという
メリットがあるにょ。(要するにただのPDAとして使える)

ここ最近touchの売上が伸びているのは下記の2点が大きいと思われるにょ。

(1)アプリの充実
(2)通信環境の改善

(1)においては昨日も書いたようにアップル社は「質の低いアプリ、目新しさがない
アプリは要らない(←意訳)」と言っているくらいだからね。(それくらいすでに十分な
ラインナップがあるということ)
確かにApp Storeに登録のアプリは急増しており「端末が売れる→アプリが増える→
端末が売れる」という好循環をそのまま反映している形となっているにょ。

それによってtouchが売れるというのは良いことだけど従来のtouchにはカメラ等が搭載
されておらずそういったアプリを利用することができないという問題があったにょ。
そのため新型touchではカメラ搭載によって利用できないアプリというものはかなり
減り、アプリ制作者もより多くの人が使えるために特定ハードに対応させないと遠慮
する必要性も減ったにょ。(touchしかもって無くてもカメラ対応アプリが作れるように
なった)
これは様々な機種が存在するAndroid端末では非常に難しいことにょ。
特定ハード(加速度センサーなど)に対応したアプリを作るとそのハードを搭載している
機種でしか動作しなくなるからね。
Android端末は急速に伸びているものの特定ハードに対応したアプリを作ると単一仕様で
1000万台単位で販売されているiOS搭載機よりもそのアプリを利用できる人はかなり
減ってしまうにょ。

(2)touchで通信を行うには無線LAN経由である必要があるにょ。
近年は都心部を中心に無線LANスポットがどんどん増えているものの5月24日に書いた
ように地方と都会では無線LANスポットには大きなギャップがあるにょ。
地方では「利用者が少ない→無線LANスポットが増えない→利用者が増えない」という負の
スパイラルに陥っていると思われるためこれが今後大幅改善されるのは難しそうにょ。

その救世主となるのがモバイルルータにょ。
私も今年の4月にイーモバのPocket WiFiを購入したにょ。
モバイルルータは2年前にはPHS300くらいしかなかったのが現在は国内で入手可能な
製品だけでこれだけの種類があるにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/special/sp_cata/20100917_394268.html
これだけあると自分に適したキャリアの製品があるし、SIMフリー端末もあるのでそれを
使えばキャリアも自由に選べるにょ。(とはいえ、SIMフリーといってもソフトバンクが
データ通信が青天井であるため実質ドコモ専用となっている状態だけど)

つまり、touchに対するユーザーの評価の変動はtouchそのもののスペックアップにもある
けどアプリや通信といった本体以外の改善点が非常に大きいということが分かると
思うにょ。
確かにモバイルルータを買えばtouchの通信が非常に便利になってくるのだけど結局
「毎月維持費がかかる」という現実から避けることはできないにょ。
モバイルルータはtouchのみで使うならば割安とはいえず、他の機器と共用して初めて
そのメリットがあるわけだからね。

とはいえ、最近は無線LAN対応(Wi-Fi)機器なんて非常に多く存在するにょ。
むしろtouchユーザーでtouchしか無線LAN対応機器を持ってないという方が非常に珍しい
のではないかと思われるにょ。
PCを持ち歩いている人であればUSB接続の通信端末で十分だろうと考えるだろうし、
私もCF型のPHS通信端末から乗り換える際は一時はUSB接続の端末にしようかとも考えた
けれど他の機器と共用を考えるとモバイルルータの利便性は大きいということで4月29日に
書いたようにPocket WiFiを購入するに至ったにょ。

モバイルルータは確かに様々な無線LAN対応機器で共用できるというメリットがある
ものの5月27日に書いたような駆動時間の問題もあるにょ。
ケータイよりも待ち受け時間が圧倒的に短いためこまめにON、OFFを使い分ける必要が
あるからね。
いざとなればUSB給電もできるためUSB給電に対応した予備バッテリを持ち歩くという
方法もあるけどそれを面倒に感じる人もいるかもしれないにょ。

「touchしか持ち歩かないのに別途モバイルルータを持ち歩くなんて煩わしい」「touch
にはないGPSなどの機能を使いたい」「通信だけではなく通話(IP電話不可)にも使用
したい」となると選択肢はtouchではなくiPhoneになってしまうにょ。
でも、ソフトバンクでは電波が弱くて・・・と思っている人も多くいることだと思うにょ。
単にtouchでは機能面で物足りなくてデータ通信しかしないというのであればiPhoneを
一括購入して解約してモバイルルータを使うという方法もあるけどモバイルルータを
別途持ち歩くのは面倒とか通話用としても(つまりスマートフォンとして)使いたい
というのであれば最終選択肢はSIMフリー版iPhoneとなるにょ。

ただし、SIMフリー版iPhoneは一部の国でしか売られておらず入手するにはかなり大変な
個人輸入を行うか、ごく一部のショップで少数売られている高値の輸入版に頼るしか
方法は無かったにょ。
しかし、この度iPhone用のmicro SIMも販売している日本通信が輸入代行店eXpansysと
提携したためにその入手性はアップしそうにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100917_394601.html
国内版のiPhoneを一括購入するよりもかなり割高になるとはいえ、入手のしやすさは
アップすると思われるため「どうしてもiPhoneを使いたいけどソフトバンクは嫌」と
いう人はこういう方法を活用すると良いと思われるにょ。

ただ、今回の新型touchの機能アップで「すべて1台でまかないたい」という人を除けば
touchで十分と感じることだと思うにょ。
特にすでにモバイルルータを持っている人であれば余分な通信費用がかからないという
ことは非常に大きなメリットとなるにょ。
確かに今からモバイルルータを買ってまでtouchを使うというのは微妙だけど上記の
ように無線LAN対応機器は多数あるためtouch専用と考える必要はないので決して高価
というわけではないにょ。
もっとも無線LANスポットが多数ある都市部在住であればそれを活用することでモバイル
ルータが無くても十分快適な通信を行うことができるけどね。

このようなアプリ&通信の変化が絡み合ってtouchの売上が伸びたと思われるにょ。
それにより、昨日も書いたようにアップル社はtouchを主軸におきnanoをサブになるような
形にしたのだろうからね。




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