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おちゃめくらぶ掲示板
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上記の続き
(9)記録メディアに関しては「記録媒体そのもの」よりも「容量」と「速度」が重要になって
くるにょ。(もちろんその記録メディアの入手性や価格も重要だけど)
SDカードのみ対応(SDHC非対応)であれば最大2GBということで今時は静止画だけの撮影
といっても十分ではない(RAW+JPEGであれば1カット20MB近くに達するため1枚で100カット
程度しか撮れないため)とはいえ、SDHCに対応していれば静止画であれば全く問題ない
といっても良いと思われるにょ。
動画であれば確かに容量が大きい方がいいのだけど容量の問題ではなく速度の問題で
SDXC対応のメリットがあるにょ。
SDXCは現行規格(UHS-I)でも規格上の最大転送速度は104MB/sに達しているにょ。
SDカードはその規格上SDでもSDHCでも25MB/sが上限(SandiskのExtreamは独自対応で
30MB/sに達したけど専用カードと専用リーダが必須となる)となっているけどRAWで
連写をした場合にはバッファフルとなった後に書き込み待ち時間がかなり長く発生して
しまうにょ。
高画素化が進めば進むほど連写速度が上がれば上がるほどより高速なカードが求められる
けれどSD(SDHC)は規格上満足いくようなものではないためプロ機やハイアマチュア向け
ではSD系のカードは採用されずCFが採用され続けているにょ。
しかし、中級機も画素数が増え、連写速度もかつてのハイアマチュア向けモデルと
同等以上になってきている今となってはSDHCでは力不足にょ。
高速なSDXCカードが安価に手に入るようになればそれ一本に絞られるだろうけど現状では
SDダブルスロットが速度面の要求に応える最善の方法かもしれないにょ。
もっともそこまでやるなら最初からCFにしておけという話もあるだろうけど高速なCF
カードは価格面で非常に手を出しづらいし、コンデジからステップアップする人に
CF採用機はハードルが高いためコンデジと同じSD系がベターだからね。
(10)重量に関しては唯一D7000がD90と比べて負けている部分だけどこれはエンプラボディ
だったのが部分的とはいえマグネシウム合金ボディとなったためやむを得ないにょ。
防塵防滴など重量増の要素がありここまでスペックアップしてなおかつ70gしか重くなって
ないというのは評価できるポイントだと思うにょ。
上位モデルとなるD300sと比べるとこれでも120g軽量となるため差別化は可能だと思うにょ。
さて、以上の10点においてD7000を見てきたけどやはりD90との大きなスペックアップは
非常に魅力となるにょ。
私自身K200D、D50の2台のデジタル一眼を使用しているため次に買うならばD90かK-7の
後継機種と考えていたけどD7000のスペックならば何の不満もないにょ。
D90は底値に近づいているためD7000が発表された今であってもお買い得感があるけど
さすがに古さを感じていている(支払うコスト分だけD50やK200Dより明確なメリットが
あるかと言われたら微妙)からね。
D90ではなくD300sを買えば作りそのものが別物だから十分買う価値はあるとはいえ、
やはり、価格面と重量面がネックだからね。(D300sは重いとはいえ、手にしっくりくる
ボディ、APS-Cの中では最高レベルのファインダー、気持ちのいいシャッター音に
加えてプロ機と遜色ない剛性など今でもその価格に似合うだけの価値はある)
大幅なスペックアップが図られたD7000と比べるとライバルであるキヤノンEOS 60Dと
方向性が逆であることが分かるにょ。
EOS 60DではEOS 50Dでマグネシウム合金ボディだったのを7Dとの差別化を図るため軽量化を
行う際に全面エンプラボディにしてしまったにょ。
これは「差別化」という面ではありだけど従来のD90が入門機やコンデジを卒業した人
向けの入門用中級機(?)だったのにD7000ではそのターゲットがハイアマチュアまで
広がったからね。(D300sの後継となるD400は一体どんなスペックになるのか!?)
逆にEOS 50DはハイアマチュアまでがターゲットとなっていたけどこれはEOS 7D登場で
その座を譲ってしまったのか従来のD90のターゲットと同じような入門用中級機に
格下げされたイメージがあるにょ。
D7000はその噂が出たときにはD5000とD90の間を埋める上位入門機という感じだったため
ボディにはAF駆動用モーターが内蔵されず現在(というかD40以降の)入門機と同じく
モーター非内蔵のレンズはAFで使用できなくなるのではという話になっていたにょ。
ところがどっこい実際に出てきたD7000はD90を完全に凌ぐ仕様だったにょ。
ニコンFマウントは50年の歴史があるためAF用モーター内蔵・非内蔵という前にMFレンズ
対応の問題もあったにょ。
今年の3月13日に書いたようにマウントを維持しながら50年間使い続けていたために
Fマウントは複雑怪奇になり、その互換性のため廉価な入門機では古いレンズとの互換性を
排除しているにょ。
しかし、D7000ではD90で搭載されていたAF駆動用モーターだけではなくD90には搭載されて
いなかったMFレンズ用のAE連動ピンまで搭載したにょ。
D90ではMFレンズは一部のCPU内蔵レンズ(レンズ情報が埋め込まれたチップを搭載した
もの)だけに使用が限られていたけどD7000ではAiニッコールレンズすべてが使用可能に
なったにょ。
これは現行機あればプロ機であるD3系を除くとハイアマチュア向けであり、DX(APS-C)
フラッグシップとなるD300sのみしか搭載されてなかったにょ。
古いレンズとの互換性が切られていく中、逆に古いレンズとの互換性を強化するという
ことは明らかに狙っているユーザー層が変わっているということがこの1点だけ見ても
分かるにょ。(あとダイヤルに「撮影シーン」を示す絵文字が排除されたことからも
入門機ではないということが分かる)
個人的にここまではパーフェクトといってもいい感じだけど問題は価格にょ。
発売時の予価14万円(ボディのみ)となっているからね。
D90の発売当初の価格より約2万円高価となるにょ。
確かに性能を考えれば安いくらいだけどさすがに本体に10万円以上払うのは金銭的に
厳しいため少なくとも私はD7000は10万円を切るまでは買うことがないと思うにょ。
あとはK-rのスペックを見るとK-7の後継となるK-5のスペックも楽しみになってくるため
「K-5とD7000のどっちを買ったらいいんだ!?」という嬉しい悲鳴を上げることになる
かもしれないにょ。
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