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おちゃめくらぶ掲示板

360御茶目菜子:2010/09/05(日) 13:03:44
新型iPod touchは私が求めていたPDAなのか・・・?
私は過去に8台のDAP(PDAの音楽再生機能は除く)を使ってきたにょ。
その経験から導き出された私がDAPに求めているものは4月24日に書いたような8つの項目が
あるにょ。

(1)最低8GB、できれば16GBの容量
(2)実駆動で最低10時間、できれば20時間以上
(3)小型・軽量
(4)曲名やアルバム名が確認できるくらいの画面解像度
(5)エクスプローラからD&Dで転送可能
(6)フォルダ管理が可能
(7)ストレスを感じさせない操作性
(8)予算は最大で2万円(できれば1万円以内)

先日発表された新型iPad nanoは一昨日書いたように操作性を疑問視しているため残念ながら
(7)を満たせないので私が求めているようなDAPではないにょ。(ただし、(5)、(6)は妥協
した場合)
旧nanoは(5)、(6)さえ妥協すれば残りの条件を満たすことができたにょ。(現時点で
すべての項目を満たせるのは普通に店頭入手可能な製品の中ではウォークマンSくらい
なので次にDAPを買うならば現時点ではウォークマンSが最有力候補となっている)
ではtouchはどうなのかというと(3)(7)(8)を満たせないにょ。
よって、touchはDAPとして考えた場合には私の理想には全然達しないにょ。
しかし、これがPDAとして考えた場合にはまた変わってくるにょ。

では、私がPDAに求めるものは何なのか・・・?
今から5年前の2005年8月9日〜11日の3日間に渡って書いたときは下記のようなもの
だったにょ。

◎ハード面
 (a)小型軽量(概ね5インチ×4インチ×1インチ、1ポンド程度)
 (b)長時間駆動可能(実駆動時間8時間以上)
 (c)それなりに使えるキーボード(PC-E500程度の使いやすさは欲しい)
 (d)解像度VGA以上の液晶
◎ソフト面
 (e)Webブラウザ(タブ機能必須、出来ればFlash対応)
 (f)PIM(MI、PIザウルス並の使いやすいもの)
 (g)テキストエディタ
 (h)音楽、動画再生機能(出来ればSD-VIDEO再生可能なもの)

しかし、これは普遍のものではなく時代や環境によって変化しており、現時点では下記の
ようなものになっているにょ。
5年前だとPCで動画再生するならPen3 1GHzくらいあれば十分だったけど今はそれでは
全く足りないわけだからスペック1つをとっても普遍であるはずがないということが分かる
と思うにょ。

というわけで、私がPDAに求めているものを改めて書いてみるにょ。

 《 私がPDAに求めるもの 》 ver.2010
 (1)無線LANによる通信が可能
 (2)WVGA以上の解像度の液晶画面
 (3)小型・軽量(モバイルランクAに相当するレベル)
 (4)実駆動8時間以上
 (5)それなりに快適にテキスト入力が行える
 (6)まともに使えるWebブラウザがある
 (7)使いやすいPIMアプリがある
 (8)安価(3万円以下)

(1)〜(5)がハードウェアに関するもの(5)〜(7)がソフトウェアに関するもの(8)はそれ以外
となっているにょ。
というわけで、以下はそれぞれの具体的な説明となるにょ。

(1)これは説明するまでもなく今は通信をするのに必要不可欠となるにょ。
必需品であるため「内蔵されていないもの」は自動的に対象外となるにょ。
とはいえ、今時の端末で内蔵されてないようなものはないだろうけど・・・。

(2)今時はケータイでもWVGAは当たり前といっていい状況なので少なくともそれくらいは
ないとPDAとしてケータイ以外のものを持ち歩く(ケータイと棲み分けをする)メリットが
全くないからね。
これはWeb閲覧などビューア目的で使用するためであり、PIM専用と割り切れるのであれば
QVGAでも問題ないにょ。
ただし、それならばカラー液晶である必要さえなく、反射型モノクロ液晶で十分となって
しまうにょ。
PIM専用の超安価なモノクロPDAなんてものがあればいいけどそれならば旧世代のPDAを
中古で買えばいいという話になってしまうにょ。(旧世代のPDAでも乾電池式であれば
PCとのシンクロを考えない場合PIM用途なら十分現役として使えるため)

(3)これはどの程度かという具体的な数値を持ち出さないと分かりにくいと思うにょ。
5年前に書いた「概ね5インチ×4インチ×1インチ、1ポンド程度」(ほぼリナザウサイズ)
というのが1つの基準となるにょ。
ここで問題となるのは当時はA5ファイルサイズのモバイルノートとの棲み分けとして
そのサイズを考えていたというのが大きいけど今ならばポケットに何とか収まる程度の
小型のWindows PC(PMやBXなど)が安価で入手可能だからね。
それにポケットサイズPCといえば私は現在VAIO UXを使っているにょ。
それらと棲み分けを行えるくらいの小型軽量なものを求めているということにょ。

私はモバイル機器にはサイズや使用頻度によってモバイルランクを定めているけど
ケータイはランクA、ポケットサイズPCはランクBとなり、もしも新しいPDAを買う場合は
限りなくランクAに近いB、もしくはランクAになるようなものにしたいということにょ。
UXを買ってからポケットサイズPCをPDA代わりに使うというのは幻想であることに気づいた
からね。
だから、ポケットサイズPCには良さがあるもののそれを持っていることを前提(それらとの
棲み分けが行える)PDAを考えた場合にはWindows PCでは実現不可能なサイズになるにょ。
ランクA並となるとモバイル機器ではないものの普段使っている手帳の外寸サイズは
10.5×8×0.8cm程度であり、最大でもこれと同レベルのサイズが求められるからね。

(4)Windows PCであっても今後はチップの統合によってさらに小型化が可能になれば(3)を
満たせるようになるだろうけどその場合であってもバッテリ容量を削る必要があるため
(4)を満たすのは難しいにょ。
現在もAtom Z搭載のWindows PCであってもARM搭載の端末の数倍の容量のバッテリを搭載
すれば同一レベルの駆動時間は実現可能になるにょ。
これは5月8日に書いたように実駆動2倍程度の消費電力の差があるからね。

それ以上に問題なのは動作時の消費電力ではなくサスペンド時の消費電力にょ。
昨日はノートPCを持っていても自宅でiPadを使用している人が多い理由として起動時間が
短いということが挙げられたけどこれは端末をコールドブートしているのではなく単に
サスペンドから復帰しているだけにすぎないからにょ。
Windows PCであってもサスペンドからの復帰であれば数秒で起動するけどWindows PCだと
サスペンド中の消費電力もバカにはならないにょ。

昨年12月7日に「私がポケットサイズPCに求めるもの」ということでサスペンド時の
メモリ保持1週間(24時間×7=168時間)可能なものというのを理想としてあげたけど
これができるようなポケットサイズPCはほぼないにょ。(Viliv S5くらい)
VAIO UXでもたったの40時間程度だからね。
サスペンド時のメモリ保持時間が50時間のPCを2日に1回充電する場合、実駆動8時間で
あっても実際に使える時間はゼロに等しいものになるにょ。(残量0%まで使えるとした
場合に単純計算で実駆動8時間駆動のPCが実駆動20分になってしまう)
OakTrailでこれは大幅改善されるだろうけど現時点で製品がない以上は比較対象に挙げる
ことはできないにょ。

(5)はソフトウェアとハードウェアの両方を意味しているにょ。
ハードウェアとしてキーボードを備えているのがベストだけどソフトウェア入力でも
十分に妥協できるレベルならばそれでも許容できるというわけにょ。
そもそも今となってはPDAはただのメモ書きやPIMの入力程度であるためそれさえこなせる
レベルであれば問題ないので「(ここで書いているレベルの)長文を入力する」なんて
ことは求めてないにょ。
したがって、6月11日に書いたようにハードウェアのキーボードがあるにこしたことはない
けれどそれがないことで薄型、軽量が実現できるのであれば「キーボードがない」という
選択肢を積極的に求めていきたいにょ。

(6)「まともに使えるWebブラウザ」とは何ぞや・・・という意見のある人がいるだろうけど
一般的にPC用として多く使われているレベル(IE8、chrome、Firefoxなど)であれば
十分ということにょ。
リナザウに搭載のWebブラウザ(NetFront 3.0)は今となってはお世辞にも「十分」とは
言えないレベルにょ。(今ならばFlash10.1、Ajaxなどに対応してないと・・・)
ケータイのフルブラウザの方がマシと思えるシーンさえあるからね。
ケータイの場合はPC用サイトが見れないとしてもケータイ向けのモバイルサイトを利用する
という方法もあるけどケータイではないPDAであればそのようなサイトは利用できない
場合もあるにょ。

Web閲覧なんてWin95+IE3.0で十分というような人であればPDAにそんな高性能なWeb
ブラウザは不要だろうけどケータイのフルブラウザ以下であればWeb利用としてPDAを
使用する意味はほとんどなくなってしまうにょ。(それこそモノクロPDAで十分となる)
Webの利用という観点だけをみれば「ケータイ<PDA<PC」のような感覚でありケータイと
PCは持ち歩いているということを前提に考えてPDAですべてのサイトが完璧に見れる必要は
ないけどあまり不満なく見れるということが重要になってくるわけにょ。

(7)「使いやすい」というのは主観が入るためどうしても難しくなってしまうにょ。
そのため実際に自分である程度使ってみないと使いやすいかどうかは分からないにょ。
「慣れの問題」か「自分に合わない」かというのは少し使っただけでは判断が難しい
場合があるからね。
そのため、この項目に関しては具体的にこうすべきというものはあえて挙げないように
するにょ。
個人的にはPI、MIザウルスのPIMは比較的使いやすかったにょ。

(8)なんといっても価格は重要にょ。
ただ、価格の基準は時代によってかなり変わってくるにょ。
実際PCの価格も昔と今では変わっているわけだしね。
PDAに関しては10年前は7万円、5年前は5万円が1つの基準だったけど今ならばそれは
3万円にょ。
5万円出せばポケットサイズのWindows PCが手に入る以上はそれよりも低コストで作れる
品に対して5万円以上を払う気にはなれないからね。(実際はPMは特売では3万円程度で
販売されていたわけだし)
つまり、3万円というのは無茶な要求ではなく現実的な要求であるといえるにょ。

「小さい方が高いのが当たり前」というのがかつてのモバイルPCでの一般論だったけど
これはネットブックが低コスト、大量生産によって安価に作れることが実証されたわけ
だからね。
Atom Nよりコスト面で不利だし、ネットブックほどの量産化がされてないAtom Zを用いた
ポケットサイズPCでも5万円程度となるとよほどコストをかけた小型化、軽量化でない
限りは高価になるという理由にはならないにょ。(モバイルノートが今も尚高価である
のは軽量化にコストがかかっているというのもある)
現状でAtom Zを用いたリナザウサイズ、重量のWindows PCを作れば高密度基板が必要
だし、メモリも高価でも高容量のものを使用することになるため結果として高コストに
なってしまうにょ。(安価で済ますならばPMのサイズとなるだけでありあれが今の技術の
限界というわけではない)
その点、ARM搭載端末であれば小型化においてWindows PCよりも容易にょ。

(1)〜(7)は実際のところ最新のハイエンドスマートフォンを買えばほぼ解決出来るレベル
であり決して難しいものではないにょ。
だから設けたのが(8)のラインにょ。
例えばiPhoneが欲しいと考えた場合、現在使っているガラケーと併用した場合には
「維持費がかかる」とか「回線がsoftbankだから」という理由で買わない人もいること
だと思うにょ。
ただし、PDAとして使う場合(つまり、通信回線は無線LAN経由でのみ使用する場合)
それらはネックにはならないにょ。

iPhoneを一括で購入し、回線契約を解約すれば済むという問題だからね。
昔は、端末代金は月々の使用料金を考慮した価格(簡単に言うとインセンティブの含まれた
価格)となっていたために新規即解はモラルに反するという認識も強かったけれど今は
少なくともsoftbankは一括購入時はインセが含まれない価格となっているため即解は
問題のあることではないにょ。(端末販売だけでも利益が出せる価格となっている)
iPhone4(32GB)を一括購入すると57600円となるにょ。
つまり、これだけ払えば無線LAN専用のPDAとしてiPhone4が手に入るわけにょ。(実際は
新規契約と初回分の月額使用料が必要)

つまり、PDAに5万円以上出せるという人であればスマートフォン全盛の今となっては
選択肢がいくらでもあるということにょ。
ただし、PDAとして使用する場合には使えない3G通信部分やその他のものに余分なコストを
支払うことになるにょ。
金はあるからそんなのは気にしないという人であればいいけど残念ながら私はそんなに
裕福ではない貧乏性なので使えないものに投資はできないにょ。
要するに私がPDAに感じている価値がその程度(3万円程度)だといえるわけにょ。

あと5年前に書いたような動画、音楽再生機能は要らないのか?というとそうではなく
「必要不可欠なもの」から「あれば利用する」という程度に変わっただけにょ。
というか、現在のAndroid、iOS端末でそれらが再生できないという端末もないしね。
それから、そういった動画や音楽の利用だけではなくアプリの積極的な利用を考えると
ストレージは最低でも16GBは欲しいにょ。
micro SDHCに対応しているならばそれでいいけど内蔵メモリだけであれば最低でも16GB
以上搭載されたものを望みたいにょ。

以上を元に考えるとiPod touchはほとんどの項目を満たすことが出来ていると思うにょ。
WebブラウザはFlashに対応していないという問題があるし、PIMアプリは本当に使い
やすいものがあるのか実際に使わないと分からないという不安要素もあるけどね。
しかし、定価27800円と従来モデルより2000円値下げされただけでなく液晶画面の解像度も
960×640へと大幅強化されたしね。
それにiOS4.1搭載でマルチタスクに対応したのも大きいにょ。
サイズ面も111×58.9×7.2mm、101gであるためWVGA以上の液晶を備えたPDA(ネイティブ
アプリが動作するWeb端末)の中では最小の部類になるにょ。

iPhone4との差別化のためGPSこそ内蔵してないけど各種センサーは同様に搭載しているし
カメラやマイクも備えているためそれらに対応したアプリも利用することが可能になった
というのは大きいにょ。(カメラ自体はiPhone 4より貧弱だけど搭載されているだけマシ)
従来のtouchでは内蔵されてないため「iOS搭載だけど使えないアプリ」というものが
結構あったのが無くなるということだけでもかなり良いことだと思うにょ。
現時点で唯一感じている難点といえば、脱獄しない限りはアップル認証のアプリしか導入
できないということかもしれないにょ。




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