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おちゃめくらぶ掲示板

359御茶目菜子:2010/09/04(土) 13:40:31
タブレット端末は本当に普及するのか?
さて、先日は新型iPodの発表があったのだけどこの度各社からiPad対抗となるような製品が
発表されたにょ。

東芝「FOLIO 100」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/03/news029.html
サムスン「GALAXY Tab」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/03/news026.html

写真だけでは分かりにくいけどすでに実際に使用している動画が公開されているので
それを見てサイズや動作の快適さを実感してみるといいにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1009/03/news083.html


さて、このようなタブレット型の端末は今後非常に多くの種類が発表、発売予定となって
いるにょ。
それらの多くは液晶サイズは7〜10インチ程度となっているにょ。
その理由となるのがタブレット端末は手に持って使う機会が多いため軽量なものが望ましい
ということに加えてあまり小型になりすぎるとスマートフォンとの棲み分けができない
という問題点があるからにょ。
実際スマートフォンはここ最近急増していて2015年には国内の携帯契約の半分近くを
スマートフォンが占めるという予想が出ているにょ。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1009/01/news092.html

では、タブレット端末がスマートフォンと棲み分けをするといっても実際にどのように
行うかとうことが問題となってくるにょ。
すでに、タブレット端末として発売されており、唯一のヒット製品といっていいiPadだけど
価格comがiPadユーザーに対してアンケート調査をしてみたところ「7割弱(66.4%)が
自宅で使う」という結果になった模様にょ。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1009/03/news080.html
これは自宅に居るときにノートPCなどの代わりにネット用の端末として主に活用している
ということがいえるにょ。

私を含め「自宅にいるならPCを使った方が便利」という意見の人も多そうにょ。
しかし、多くの人がPCがあるにも関わらずiPadを活用しているというのは「自宅に居ても
自分用のPCがない」という場合や「PCだと起動するのに時間がかかる」というのが
ありそうにょ。
前者においてはその役割はネットブックが担っていたにょ。
ネットブックがヒットすることで前者の意見の人はかなり減ったと思われるけどその
反面浮上してきたのが後者の意見だと思うにょ。
一般的に言ってPCは使うときに立ち上げ、使い終わったらシャットダウンという使い方が
メインとなっているからね。
さすがに常にコールドブートしていたら気軽に使うということはさすがにできないため
どうしても必要な時だけ使用するということになってしまいがちにょ。

Vista以降はスリープモードを搭載によってシャットダウンをするという人は減ったと
思われるけどネットブックにおいて主に使用されているOSはXPでありスリープモードは搭載
されてないにょ。
XPでもスタンバイ(サスペンド)を活用すればいいというだけの話とはいえ、実際常時
サスペンドでネットブックを活用している人はほとんどいないと思われるにょ。
私はLet'snote R5において常時スタンバイで運用しているけどこれはバッテリがフル
充電であれば10日〜2週間はメモリ保持ができるためであり、ここまでできるような
ネットブックは存在しないにょ。(R5をサスペンド状態で放置して試してみたら24時間
あたり8%のバッテリ消費となったため単純計算ではフル充電で約300時間となる)
XPのスタンバイはVistaのハイブリッドスリープとは異なりバッテリ切れでメモリ保持が
できなくなったら終わりだからね。

つまり、PCを常にコールドブートしているようなユーザーにとってタブレット端末は
高速起動の夢の端末になってしまうということにょ。
その上、1〜1.2kgもあるネットブックと比べ圧倒的に軽いし、バッテリ駆動時間も長い
ということで家庭内モバイルだけを見てもネットブックより多くの場所で活用が可能に
なるということがいえるにょ。
個人的にはiPadとネットブックが直接競合するわけではないと思ってはいるものの
iPad発売後はネットブックの売り上げが大幅ダウンしているということを考えるとやはり
ネットブックの代わりにiPadを使っているという人が多いといえるにょ。

タブレット端末は高性能スマートフォンと大して性能差はないとはいえ、自宅で使うのが
メインとなると画面サイズが大きなタブレット端末が有利になるにょ。
実際上記アンケート調査でもiPadユーザーはiPadを持ってない人と比べてiPhone所有率が
高くこれは言い換えるとiPhoneを持っていてもiPadを活用しているということになり
iPhoneがあるからiPadは不必要と単純に言えるものではないということにょ。
スマートフォンの多くは画面サイズが4インチ前後でWVGAの液晶モニタを備えているにょ。
それに対して現在発表されているタブレット端末の多くは7〜10インチでWSVGAの液晶
モニタを備えているにょ。
できること自体に大差がないといってもどちらが快適かというとそれは言うまでもない
ことだと思うにょ。

問題はタブレット端末はPCを持ってない人が買うべき端末ではないということにょ。
確かに「Windowsでないとできないこと」というのは近年減っているとはいえまだまだ
Windows PCが必要になる機会も多いからね。
実際iPadを最初に使う際にはアクティべーションが必要なのでPCは必需品といえるにょ。
これはタブレット端末の中でもiPadが例外といえることだけど実際に売れている端末の
大半がiPadであるため無視はできないにょ。
結局(非Windowsの)タブレット端末はPCを持っている人が買うべき製品ということにょ。
そうなるとネットブックがヒットしたということがタブレット端末の追い風になっている
ともいえるにょ。

さて、さらに問題となるのははその金額を投資するに値するような製品かどうかという
ことにょ。
自宅でしか使わないのなら別にタブレット端末は要らないという人も多いのではないか
と思うにょ。
実際、ネットブックの重量で家庭内モバイルで困る機会も少ないだろうしバッテリ駆動
時間が多少短くてもすぐに電源確保できるるからいざとなればACに挿して使えばいいと
いうだけの話だからね。
とはいえ、さすがにモバイルするとなると変わってくるにょ。
ネットブックのサイズ、重量でも持ち歩くのには不適と感じている人が多いのではないか
と思われるにょ。(というか、持ち歩く人が少ないからより使いやすいサイズに大型化
されてしまったわけだし)

その点、タブレット端末は重量面、サイズ面でネットブックより有利なものが多いにょ。
iPadは画面が大きいということがメリットだったけどその反面約700gという重量に不満を
持つ人が多かったにょ。(これもWindows PCの感覚でいえば画面サイズの割りに軽量なの
だけどアンケートでは移動中に使用すると答えた人は8.9%しかいない)
5月17日にも書いたように例え1kgであっても「実際に使うかどうか分からないようなPC」を
常にバッグに入れておくなんてなかなかできないからね。
しかし、上記のサムスン「GALAXY Tab」は7インチで380gという軽量化なものになって
いるにょ。
このサイズ、重量ではネットブックの持ち歩きに躊躇していた人にとっても有効活用
可能になるにょ。
iPadも来年には7インチ液晶搭載の小型軽量モデルが登場するという噂もあるからね。

持ち歩いて使えるというのであればPCを持っていても十分買う価値はあるだろうから
ヒットに繋がる可能性はあるにょ。
「ネットブックよりも小型軽量」であり「手に持った状態で使える」ため電車などでも
気軽に取り出して使うことができるというのはネットブックに対して大きなアドバンテージ
であり、スマートフォンに対しては「画面サイズや解像度で優れている」という
アドバンテージがあるわけだしね。
ただ、現時点では安価な端末はほとんど3G通信は内蔵されておらず無線LANのみ搭載と
なっているにょ。(3G通信が内蔵されても別途料金がかかるとなると微妙だけど)
そのためモバイルルータを別に買うか無線LANが使える場所で使わざるを得ない状況に
なっているにょ。
そのためモバイル時の通信ではスマートフォンの方が有利であるといえるにょ。
したがって、タブレット端末が普及するには通信インフラとそれを利用するためのコストが
重要となるにょ。




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