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おちゃめくらぶ掲示板
後出しで勝てなかったら意味がない!?
さて、今月、来月はデジタル一眼の新製品ラッシュにょ。
基本的に入門機は年に1回、中級機は2年に1回の頻度でモデルチェンジがあるけどこの
時期に多くの機種が発表されるのは9月にドイツで開催されるフォトキナの影響もあると
思われるにょ。
ここ1週間に発表されたものを見るとニコンは大幅な改良が施された入門機のD3100、
ソニーは大胆な仕様の入門機のα55、α33が挙げられるにょ。(個人的にはD3100は
ちょっと欲しい機種、α55は買わないけど一度使ってみたい機種であり、本命はやはり
D90の後継機か)
やはり、そうなると世界最大シェアを持つキヤノンの動向が気になるところにょ。
この度、2年前に発売された中級機EOS 50Dの後継となるEOS 60Dが発表されたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100826_389278.html
この60Dは数ヶ月前までは出ないという噂さえあった製品にょ。
というのも中級機はすでにEOS 7Dがあるし、入門機は他社比べても十分高い性能を持つ
EOS Kiss X4があるからにょ。
この間に位置するであろう50Dの後継機というのは非常にニッチな需要になりそうだ
という意見も少なくなかったにょ。
しかし、D90に対抗するカメラは必要ということで出すことになったのだと思われるにょ。
D90は脱入門機の人を対象に売れているからね。(小型軽量を活かしてサブ機として
使うハイアマチュアやプロもいる)
◎クラス別に見たニコンとキヤノンのデジタル一眼の一覧
ニコン キヤノン ペンタックス(参考)
プロ機上位 D3X EOS 1Ds MarkIII 645D(中判デジタル)
プロ機下位 D3s EOS 1D MarkIV
フルサイズ下位 D700 EOS 5D MarkII
中級機上位 D300s EOS 7D
中級機下位 D90 EOS 50D → 60D K-7
入門機上位 D5000 EOS Kiss X4
入門機下位 D3100 EOS Kiss X3 K-x
シェアが小さいために多くの機種をラインナップできないペンタックスであれば1つの機種で
複数のクラスの相手をしなくてはならないけどニコンにできてシェアナンバーワンの
キヤノンにできないはずがないからね。(EOS 7DではD90の相手をするのはさすがに
無理がある)
さて、上記記事で仕様を確認してもらえたら分かるように60Dは単純に7DとKISS X4の間の
スペックと言っても間違いではないにょ。
唯一60Dの独自性があるのはバリアングル液晶とカメラ内RAW現像くらいにょ。(というか
他社製品では普通にできていたのに今までEOSではカメラ内RAW現像ができなかったのが
不思議なレベル)
では、肝心の50Dから見ると動画機能の追加と画素数が1500万から1800万へと増えたのが
主な違いにょ。(この2点に関しては60Dと同じくX4と7Dも対応している)
画素数が増えたことは賛否両論だけど解像力のあるレンズを使用すれば1800万画素の
性能は生かせるわけだし、画素数が増えたことによる暗所ノイズの増加はX4を見る限り
上手く処理されているので問題ないにょ。
ただ、50Dより画素数が増えたことで連写速度が6.3/秒から5.3コマ/秒へとダウンして
しまったにょ。
これは画像処理エンジンのDIGIC4がボトルネックになっていると思われるにょ。
EOS 7Dは8コマ/秒を実現するためにDIGIC4を2つ搭載しているくらいだからね。
60DでDIGIC4を2つ使わなかったのはやはりコストダウンのためだと思われるにょ。
さて、X4と7Dの間の性能で間の価格というのならばそれに合った人にとっては価値が
あると思われるにょ。
X4の発売当初の予価は本体9万円、7Dは本体19万円に対して60Dは本体13万円となっている
わけだから単純に価格で選ぶのもありとなるにょ。
しかし、X4は発売から半年余り、7Dも1年近く経つために価格下落しているにょ。
価格com最安値を見てみると今日現在はX4が59655円、7Dが113790円に対して60Dは現在
予定されている最安値は113990円でありこれは7Dの価格とほぼ同じにょ。
つまり性能は、X4<60D<7Dなのに価格はX4<<60D=7Dになっているということにょ。
後から発売された新製品が既存の旧製品より割高に感じることはPCなどにおいてもいえる
ことであり別に珍しいことではないにょ。
ただ、今回の場合は先に発売されただけというだけであるためPCの型落ち品のように
旧製品という考え方は正しくないにょ。
X4も7Dもそのランクにおける最新の製品だからね。
多くの場合は後出し製品は割高になってもその分先行発売よりも高性能にすることで
割高感を払拭していったにょ。
例えば先日発表されたニコンのD3100は入門機だけどどのニコン製品よりもすぐれた
動画撮影性能も持っているにょ。
これは後発のメリットにょ。
60Dには後発のメリットがないにょ。
正しくはカメラ内RAW現像などがあるためほとんどないというべきかもしれないにょ。
もしも60DにD3100のように後発の大きなメリットがあればX4や7Dではなく60Dを選択する
という人もいるだろうけどそれがほとんどない以上は価格面で7Dの実売価格よりも
明らかに安い価格になるように60Dは設定すべきだったにょ。
しかし、60Dの価格設定が間違っているというわけではなく7Dの価格下落が大きいと
いうだけの話にょ。
7Dの性能で実売11万円台というのは破格だからね。
7Dの価格が下がったのはX4の影響が大きいと思われるにょ。
X4を入門機の割りに高スペックにしたばかりに60Dの居場所がなくなってしまったと
いうことになるにょ。
60Dをあえて選択するというならばバリアン液晶やカメラ内RAW現像が目的ではなく
恐らく入門機は嫌だけど中級機の7Dは大きく重いから嫌という人の方が多そうにょ。
50Dまでのマグネシウムボディではなくプラスティックボディへと変わってしまった
けれどこれは小型軽量を望んでいるユーザーが少なくないというのかもしれないにょ。
実際中級機の割りに小型軽量のニコンD90は高い人気を集めているからね。
このことが理由となり記録媒体もCFカードからSD系カードへと変わったと思われるにょ。
60Dは居場所(実売価格で考えたポジション)は微妙であり、その存在自体を疑問視して
いる人は少なくないけれどサイズ、重量、スペックのバランスが良いために価格さえ
こなれてくればおすすめできそうな機種になりそうにょ。
ただし、現時点であればキヤノンのデジタル一眼は普通の人ならばX4がオススメだし、
スペック重視であれば7Dであり、60Dはコストパフォーマンスよりバランスを重視すると
いう極めて限られた人にしかオススメできない感じにょ。
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