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おちゃめくらぶ掲示板
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気軽だからこそモラルが重要になる
Twitterの利用者が増えていったため中には7月19日に書いたような「Twitter疲れ」を
感じている人が出てきているにょ。
ただのつぶやき(独り言)でいいのだから細かいことを気にせずじゃんじゃん書き込んで
しまえばいいのに・・・と思うかも知れないけどそれが必ずしも正しいとはいえないにょ。
それは気軽に書き込めるからよく考えないで書き込みをするからにょ。
そういったトラブルは頻繁に発生しているけど昨日実際にあった週刊少年ジャンプに
連載中の「ブリーチ」の作者である久保先生とその読者とのやりとりを例に挙げてみるにょ。
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52357491.html
ブリーチの話の展開(およびキャラ)が気に入らない一部のファンからさまざまな無茶な
要求(「○○を殺せ」など)をされてから久保先生がツイートしたのを転載してみるにょ。
>時々勘違いしてる子がいるから言っとこうかな。
>読者にあるのは作品の話を変える権利じゃない。
>その作品を読むか読まないかを選択する権利だ。
>気に食わなければ読むのをやめればいい。
http://twitter.com/tite_kubo/status/21290369175
>もしBLEACHよりも面白いものが描ける才能があるなら、すぐに漫画家になるべきだ。
>面白ければ必ずBLEACHより成功する。絵が描けないと言うのなら、
>努力して編集者になって漫画家にアドバイスすべきだ。本当に能力があれば、
>どこへ行っても歓迎される。
http://twitter.com/tite_kubo/status/21290675930
>才能も無く、努力もせず、そのくせ与えられるものに不平を言って、
>努力する人間の足しか引っ張れないような奴は、目を瞑ってどっか隅っこに挟まって、
>口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きてろ。
http://twitter.com/tite_kubo/status/21291085113
久保先生が言っていることが正しいか間違っているかというのの受け止め方は人それぞれ
だと思うにょ。
この久保先生のツイートを見て「面白い漫画が描けなければ批判してはいけない」と
言っているように感じている人も中にはいるにょ。
それならば下記(2chのレスから抜粋したもの)のようになってしまうにょ。
A「オマエはBLEACHよりおもしろい漫画が描けるんだな?描けないのに批判するな!」
B「漫画描いてみたよ、ほら」
A「なんだこれ、糞つまんねー」
B「ちょっと待て、俺の漫画を批判するのは俺よりおもしろい漫画を描いてからだ」
A「描いたぞ」
B「どっちがおもしろいか第三者に聞いてみないとな」
A「よし、Cに聞いてみよう」
B「ちょっと待て、それはCがおもしろい漫画を描いてからだ」
確かにこれは変なので「久保先生の言っていることはおかしい」と思う人も中には
いるかもしれないけど久保先生のツイートをちゃんと読んでいればこれは明らかに
ミスリードということが分かると思うにょ。
私は読者にはその能力の有無に関わらず批判をすること自体には問題がないと思うにょ。
ただ、ほとんどの批判(否定意見)は意見として成立してないにょ。
「自分が気に入らないから駄目」というのは意見でも何でもないからね。
さらに「駄目だから○○しろ」というのは助言ではなくただの命令や指図にょ。
指図というのは要するに上から目線であり、これは「お客様は神様です」ならぬ
「読者様は神様です」と言わんばかりの行為といえるにょ。
おちゃめくらぶのスタンス(=私のスタンス)として「否定意見は意見ではない」と
いうことを4月22日に書いたけどこれは否定意見は肯定意見とは比べ者にならないほど
難しいものであり、多くの場合は意見として成立してないからにょ。
否定意見そのものは意見ではなく「これは駄目(これは違う)」という感情論にすぎず
その否定するための正当な理由があってようやく意見として成立するにょ。
もっとも「独り言」であれば意見として成立させる必要性は全くないんだけどね。
だから普通にTwitterでつぶやいたり、自分のサイト、ブログ、mixiなどでただの不満、
不平(≠意見)を書くのは問題ないにょ。
つまり、意見になってない批判を行うこと自体に問題はないにょ。
個人的な中傷行為でなければ言論の自由が保障されているからね。(日本国憲法第21条)
批判をしている個人サイトに原作者自らが現れて「そんな文句を言うな!」というのなら
久保先生が言っているようにその漫画を読む・読まないの権利があるようにそのサイトの
内容を読む・読まないという権利があるため読まなければ良い(そんなサイトに
行かなければ良い)というだけの話にょ。
ただ、「言論の自由」というのは「どこで何を言ってもいい」というのとは違うにょ。
Twitterにおいて返信をするということはその人に直接言っているのと変わらないにょ。
道を歩いていて見ず知らずの人に文句を言われても気にしないなんていう人はほとんど
いないと思うにょ。
いや、こちらから向こうの顔が見えないために自宅にいて見ず知らずの人に電話で文句を
言われるという方が正しいかもしれないにょ。
ここまで来れば「言論の自由」を主張するのがおかしいことに気が付くと思うにょ。
確かに「間違っていることをしている」というのであれば隠れて行う批判ではなく直接
本人に伝えるということが必要になると思うにょ。
しかし、漫画の展開なんて表現の自由を逸脱してない限りは作者の自由にょ。
久保先生も自らが最善と思って描いていると言っているのにそれで文句を言われては
たまったものではないにょ。(独りよがりな作品にならないためにはファンの意見を
参考にすることも時として必要となるけど今回の件とは別の話)
私も「これがベストな方法だろう」と思ってやっていることに対して「これは駄目だ」と
感情論で否定されたらさすがに「はいそうですね」とは言えないにょ。(仕事上で上司
などから言われたのであればまた変わってくるけど)
Twitterは気軽に書き込めるため急速に普及したサービスにょ。
その気軽さ故に気軽に自分の感情を相手に押しつける結果になることにもなりかねない
というのが今回の例で分かると思うにょ。
この辺は確かに「気軽さ」がマイナスに働いているともいえるけど本質的にはモラルの
ない人(マナー不足の人)に問題があるわけであってTwitterに問題があるわけでは
ないにょ。
これは違法ダウンロードをしている人に問題があるわけであってP2Pソフト(Winny等)に
問題があるということではないのと同じにょ。
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