レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
大は小を兼ねる・・・とは限らない
デジカメの画素数増加は止まることがないにょ。
700万画素あたりから「これ以上増えてもあまり意味がない」と思っていたコンデジも
今年に入ってから1400万画素が普通になってきたからね。
ケータイのカメラも1200〜1300万画素のものが登場しているにょ。
個人的には「高画素=高画質」ではないと思っているものの依然として多くのユーザーの
間で高画素信奉が続いているのは確かだし、用途によって画素数設定を変えるのは面倒と
いうことで「最大画素数モード し か 使わないという人も少なくないだろう」と思って
いたにょ。
そこに興味深いアンケート結果があるのでそれを見てみることにするにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/enquete/20100810_386645.html
これを見る限り、常に最大画素数で撮影している人は約8割もいることが分かるにょ。
ある程度多いことは予想されたけどここまで多いとは思わなかったにょ。
ただし、これは普段使用しているのがコンデジかデジタル一眼かでも変わってくるし
また機種(そのカメラの画素数)によっても変わってくるため絶対的な結果ではないにょ。
ユーザーのアンケート結果をまとめると下記のようになるにょ。
◎最大画素数で撮影することによるメリット
(a-1)画質が高くなる
(a-2)大伸ばしに有利
(a-3)設定を変えなくてよい
◎最大画素数以外で撮影するメリット
(b-1)データが軽くなる
(b-2)その画質で満足している
(b-3)用途によって使い分けるのが合理的
それぞれを私の意見を交えて解説してみるにょ。
(a-1)は確かに「高画素=高画質」とはいえなくても同じカメラであれば画素数が低い
モードよりも画素数が高いモードの方が画質(というか、解像感)の面で有利に働くのは
紛れもない事実にょ。
しかし、それによるメリットがどの程度ありデメリットがどの程度あるのかということを
知っておくことが重要になるにょ。
私は手元のコンデジのTX1で撮影してみたところ4月8日に書いたように1000万画素モードで
撮影したものと300万画素で撮影して1000万画素相当に拡大したものでは有為的な差は
感じられなかったにょ。
その画素数に似合うレンズを搭載していたり、最大画素数が200〜300万画素の機種を
使用している人ならば最大画素数で撮影することに十分な意味があるけどそうでない
場合はプラシーボ効果によって「高画素の方が高画質」と感じている可能性があるにょ。
(a-2)は高画素撮影する最大のメリットにょ。
とはいえ、どの程度のサイズならばどの程度の画素数が必要になるというのは自分の
体で覚えるしかないにょ。
人間の目の分解能やプリンタの性能を考えると300dpiを大きく越えるということは無意味
だけどね。
私は昨年3月16日に実際に印刷dpiが異なるL版プリントした写真をシャッフルして並べ
その画質比較をすることで300dpiを越えると有為的な差がないことを体感したにょ。
(ブラインドテストをしないとプラシーボ効果によって高dpiの方が上に感じてしまうので
テストそのものが成立しなくなる)
大伸ばしであれば間近で鑑賞ということはほぼ無くなるため200〜250dpiで十分なレベルに
なるにょ。
600万画素あればA4サイズに250dpiでプリントできるため1000万画素超を生かすには
A3以上にプリントする必要があるにょ。
だから、コンデジやケータイの1200万画素や1400万画素で最大画素数で撮影するという
ことが本当に必要な人はほとんど居ないと思われるにょ。(家庭用プリンタの大半はA4
サイズまでだし、A3プリンタでのプリントを考えている人がケータイで撮影するとは
到底思えない)
トリミングでは画素数が多ければトリミング後でもある程度の画素数を得ることが
可能になるため有利になるにょ。
1200万画素では縦横半分の大きさにトリミングしても300万画素になるためそれを2L
サイズにプリントしても約300dpiとなるため十分なレベルになるにょ。
しかし、レンズ性能に優れたデジタル一眼ならまだしも、コンデジではトリミングに
耐えうるだけのレンズ性能がないため結局少ない画素数を300万画素に拡大したものと
あまり変わらないものになってしまうにょ。
また私はデジタル一眼で撮影時でもトリミングが要らないように構図を考えて撮影する
ことを心掛けているにょ。
確かに航空写真や鳥のように絶対的な望遠側の焦点距離が足りない場合はトリミングを
前提となる場合があるけどそれはあくまで例外であり、基本的にはトリミングをしなくて
済むようにしているにょ。
そういったものを考えて撮影するのと考えないで撮影するのとでは写真に大きく影響
してくると私は考えているにょ。(トリミング前提だと失敗写真が失敗ではなくなる
場合が多々出てくるため何が良いのかというものが分からなくなってしまう)
(a-3)は面倒臭がりの私は良く分かるにょ。
面倒というだけではなく失敗写真を産んでしまうことにもなるからね。
Web写真用に35万画素モードを使っていてそのまま普通に写真を撮っていて後から唖然と
したとが実際にあるにょ。
だから、これだけあれば普段は困らないだろうというラインを設定したにょ。
それがコンデジだと300万画素、デジタル一眼だと600万画素でありそれ以上画素数を
落として撮影することはないにょ。
次は最大画素数で撮影しないメリットについて考えてみるにょ。
(b-1)はメディア容量が少なかった昔であれば痛感していると思うにょ。
スマートメディアや旧メモステのように最大128MBのメディアの場合は末期となった
300〜400万画素のカメラ(最高画質で1枚あたり1MB少々)で使うには明らかに容量不足
だったからね。
100枚近く撮れるから十分という見方もあるけどフィルムのように気軽に買える金額
ではなかったので予備メディアを確保するのが難しかったし、金銭的な面で最大容量と
なる128MBのメディアを買うこともできなかった人もいることだと思うにょ。
したがって、昔は画素数を落として使わざるを得ない場合も多々あったにょ。
しかし、現在となっては8GBのSDHCなんて2K円程度で買えてしまうにょ。
8GBあれば1400万画素、JPEG最高画質で撮っても1000枚以上記録できるにょ。
2泊3日程度の旅行なら8GBのメディア1枚で大抵は足りるだろうけどそれでも不足ならば
32GBのSDHCを買うという方法もあるにょ。(安価な8GB程度のメディアを予備として複数
持つというのもリスク軽減としては十分にあり)
それを考えると昨今はメディアの容量不足を理由に画素数を落とす人はかなり少なく
なってきているのではないかと思うにょ。
データが軽くなるというのは容量の問題だけではないにょ。
画像を記録するのにも画素数が多ければ多いほど時間がかかるからね。
私がかつて使用していた200万画素のデジカメを搭載したケータイ(V601SH)では
200万画素モードでは記録に15秒くらいかかるけど35万画素モードでは2秒くらいで済んだ
ために200万画素モードはよほどのことがない限りは使用することがなかったにょ。
昨今のケータイは高速になっているためここまで極端な差はなくても高画素化によって
処理に時間がかかる機種も少なくないにょ。(私のTX1に使用しているメモステは
シーケンシャルライトで2MB/sにも満たないため1000万画素モードでは記録に3秒くらい
かかってしまう)
あと連写する場合にはメディアの速度が遅い場合は高画素モードでは連写ができない
場合もあるにょ。
また画素数は画像を開く速度にも大きな影響を与えるにょ。
画像転送速度の問題、JPEG展開速度の問題の両方を考慮しなくてはならないけど単純に
考えれば画素数が3倍に増えれば画像を開くのにかかる時間(サムネイルを作るのに
かかる時間)は約3倍になるにょ。
これは3倍速いPC、3倍速いメディアを使うことで解決可能だけどコストがかかるし
そんなPCで少ない画素数であればさらに快適であるため根本的な問題解決ではないにょ。
つまり、どこまで許容できるかということが重要になるということにょ。
その許容ラインと高画素で記録することによる画質向上を天秤にかけてそれでなおかつ
高画素のメリットが大きいと感じるならば常に最高解像度で撮影するということに関して
何の問題もないにょ。
(b-2)は完全に個人の用途次第だからどれだけ必要なのか、どれだけなら満足できるのか
ということは人によって大きく異なるにょ。
PC鑑賞のみという人であれば200〜300万画素あれば十分にょ。(300万画素あればフルHD
モニタであっても横一杯に等倍表示をしても溢れるくらいのサイズとなる)
等倍鑑賞するから多くの画素数を求めるという人もたまに見かけるけど等倍鑑賞だから
こそむやみに画素数が多いと粗だけが見えてしまうため最大画素数での記録は逆効果に
なるにょ。
現在使われているセンサーはベイヤー配列が大半ということを考えれば最大画素数の
半分〜3分の1の画素数で記録するのがベターといえるにょ。
もっとも、最大画素数で記録して、3分の1画素数相当で閲覧という方法もあるけどその
場合はアプリの縮小補間方式に大きく影響されてしまうにょ。(私が使っている
Irfanviewの鑑賞時の縮小補間は速度優先のためか単純な画素間引き方式であるため中途
半端な縮小はあまりキレイではない)
余裕があれば最大画素数で記録したものとそれをPC鑑賞用にリサイズしたものを用意
するという方法があるけどそれだとかえって手間が増えてしまうにょ。
特にデジタル一眼でRAW記録しているならばそれが最高画質となるためRAW+JPEGで
記録する場合にはJPEGは最大解像度に拘る必要は全くないと私は思ってしまうにょ。
JPEGはあくまでPC鑑賞専用で高画質でプリントする必要があるときはRAW現像して行えば
良いというだけの話だからね。
(b-3)は(a-3)と対極となるものにょ。
画素数を固定するというのは失敗回避において利便性があるし、用途によって画素数を
変えるというのは効率の面で最も合理的にょ。
私はその辺は上記のように普段使用するのに必要な画素数をあらかじめ決めて基本的に
それで固定(変動させる場合はそれより下の画素数は使わない)ということで解決して
いるにょ。
私の場合はコンデジのTX1は8月1日に書いたように主に日記代わり(記録用写真)として
使っているということもあり、それほど多くの画素数は求めていないにょ。(せいぜいWebで
使ったりL版印刷ができれば十分なレベル)
したがって、300万画素モードを基本として使っているわけにょ。
画質が必要な場合はそれより上げる場合がある(といっても上記のようにTX1はレンズ
性能がボトルネックとなり1000万画素でも300万画素と比べて有為的な画質向上がない
というのは悲しいところ)けれどそれよりは下げないことで失敗のリスクを減らして
いるにょ。
上記(a-3)で書いたように私は画素数をWeb用に落として失敗してしまった経験が実際に
あるからね。
私の意見は上記のようなものだけど最初に書いたようにコンデジかデジタル一眼かで
大きく変わってくるにょ。(デジタル一眼は普及価格帯のAPS-Cサイズセンサーであっても
1500〜1800万画素で十分解像しているけどコンデジで1000万画素で解像しているものは
ほぼ皆無)
あとは、個人の感覚と許容ラインがすべてにょ。
どの程度まで許容できるかは人それぞれだからね。
大伸ばしであっても250dpiで妥協なんてできず、350dpiは欲しいという人もいること
だろうからね。
その場合でも元データが解像してないと画素数だけ多くても何の意味がないにょ。
だからそういう人は最大画素数そのものに拘るのではなくカメラ(レンズ含む)に拘る
必要があるにょ。
A3プリントプリントをするから1200万画素は最低必要といっても1200万画素のケータイで
撮影していては「1200万画素」ということに何の意味もないことが分かると思うにょ。
本当に重要なのは「画素数」ではないことは実際に比較するまでもないからね。
(a-1)で書いたようにプラシーボでもいいから高画質を望むという人でない限りは・・・。
マリモーマさんへ
>全貧連は まだ そのままみたいだね
全貧連もだけどおちゃめくらぶの方でも修正したのはトップページだけにょ。
多くのページから掲示板へリンクしているのでそれを直すのはかなり面倒にょ(笑)
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板