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おちゃめくらぶ掲示板

328御茶目菜子:2010/08/09(月) 13:15:47
iPhoneは垂直統合によって勝利し敗北する
アンテナ問題を抱えつつもiPhone4は売れまくっているにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1008/06/news074.html
確かにその問題が無ければさらに売れたのかもしれないと考えると「さすがiPhone」と
しか言いようがないにょ。
何せ7月6日に書いたように本体外周にあるデッドスポット(アンテナの継ぎ目)に触れた
だけで感度が100分の1までダウンしてしまうわけだからね。
これはバンパーの無償配布で一応は解決したけど根本の解決にはなってないにょ。

とはいえ、その間アップル社がしていたことは他社のスマートフォンのアンテナ問題指摘
(他社の製品も持ち方によって感度が変わる)だったにょ。
他社のスマートフォンでも持ち方によっては感度を下げることが可能というのを
サイト上で公表してもそれによってiPhone 4のアンテナ設計の問題が改善されるわけでは
ないにょ。
むしろ、他社製品はそこまで持ち方を工夫しない限り感度が落ちないということを考えると
普通に持っただけで大幅に感度が落ちるiPhone4の商品価値を下げる結果に繋がるのでは
ないかと私は考えていたにょ。
しばらくして、他社製品の比較は公式サイトから消されそしてiPhoneのアンテナ設計の
責任者が退社してしまったにょ。(理由は公表されてないけどアンテナ問題の責任を
取らされたという考えをする人が多いと思う)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100808-00000001-jijc-biz

iPhoneのライバルとなるのはやはりAndroid搭載のスマートフォンだと思うにょ。
Android OS搭載機は2012年にはiOS搭載機を超えるという予想がされているにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/06/news057.html
確かにこれは十分考えられることにょ。
iPhoneの最大の強みは垂直統合モデルにあるのだけどそれがシェアという面においては
大きな足かせになっていると考えられるにょ。

まずは垂直統合モデルのメリットとデメリットについて考えるにょ。

《 メリット 》
 (a-1)ニーズに合ったものを作りやすい
 (a-2)情報漏洩を防ぎやすい
 (a-3)低コスト化が可能

《 デメリット 》
 (b-1)初期投資が大きい
 (b-2)需要低下によるダメージが大きい
 (b-3)生産の効率性が低い

メリットから考えてみるにょ。

(a-1)に関してはIT機器ではなく料理で考えてみると最高の料理を作るのに最高の素材が
必要と考えた場合にはその材料を入手するために材料の栽培(つまり、畑作)も自らの
手によって行うことで可能になるにょ。
それはiPhoneでもいえるにょ。
iPhoneに必要なOS、それを動作させるためのハードウェア(CPU等)を自社で設計する
ことでより適したものを作ることができるということにょ。
これこそが垂直統合の最大のメリットといえるにょ。

(a-2)は1社だけで行う垂直統合だから当然のことにょ。
多くの会社によって成立している水平分業だとどうしてもどこからか情報が漏れてしまう
からね。
人(会社)が多く関われば関わるほど漏れてしまう可能性は高くなるということで
アップル社は電波状態を確認するためにフィールドテストではなく専用ルームで行っている
模様にょ。
これならば限られた人しかテストに参加することもできないので情報漏洩の心配はほぼ
ないにょ。
それでも社外に持ち出す人が居てそれがたまたま(?)他人に拾われたりして情報漏洩
してしまったこともあるけどね。

(a-3)は自社で賄うため当然のことながら安価で済ますことが可能になるにょ。
OSの入手も他社から買う場合は一定の金額かかるわけだけど自社製品を使えばかかる費用は
そのOSの開発費を端末出荷数で割ったものだけで済むからね。
これが、水平分業ということでOSの他者にライセンス販売する形となる水平分業であれば
異なるスペックの端末は当然出てくるわけであり、そうなると特定ハードがあることを
前提としたアプリを作ることはできないにょ。
垂直統合でスペックが統一だからこそそのハードを100%生かすことができアプリを作る面
でも有利に働いているにょ。

次にデメリットについて考えてみるにょ。

(b-1)はOSにしろ、CPUにしろ開発には非常に大きな初期コストがかかってしまうにょ。
よほどの台数売上見込みがない限りは他社製のライセンスを受けた方が安く済んでしまう
からね。
これはiPhoneの場合はiPodという下地があったことが大きなアドバンテージになっていた
と思われるにょ。
アプリ販売面に関してもすでにiTunes Storeによるネット配信システムが構築済みだった
からね。
これを一から作るとなると非常に大変だったけどすでにあるものを有効活用可能という
ことが初期コストを抑える効果やある程度の販売台数を事前に見込める結果になったと
いえるにょ。

(b-2)はその商品が売れている間はいいけど需要が減ってしまったときに垂直統合の
場合は末端まですべて影響が出てしまうにょ。
垂直統合はリスクが大きく水平分業はリスク分散型といえるにょ。
PCでいえば水平分業といえば一般的なWindows PCが当てはまるにょ。
国内(NEC)の独自規格であったPC-98はかつては独自規格のハードウェア、独自に
カスタマイズされたMS-DOS、そしてそのDOS上で動作する独自ソフトということで
垂直統合に近いものがあったけどPC-98の衰退で独自を貫くことは難しくなっていった
からね。(末期にはPC-98もBIOSを除きほぼPC-AT互換となった)
一般的なPCであればWindowsが衰退したとしてもその時の主流OSを搭載すれば済むという
だけの問題にょ。

(b-3)は垂直統合の最も厳しい面にょ。
垂直統合は1社によるものだから設計は自由に行うことが可能だけど1社であるが故に
多くのニーズに合わせて多くの種類の端末を用意することが困難になるにょ。
コンシューマゲーム機はほぼ垂直統合モデルであるにも関わらず1つの機種(もしくは
数機種)でまかなえているのだけどこれは自社だけが垂直統合ではなく他社も条件が同じ
だからにょ。
だからこそDSがコンシューマ携帯ゲーム機市場で約7割のシェアを獲得することが可能に
なってくるにょ。

現行のiPhoneとiPadで需要をすべてカバーするなんてことは無理にょ。
それはデザイン面、スペック(サイズ、性能)面、価格面、キャリア面において求めて
いるものがユーザーによって大きく異なるからにょ。
もちろん1社だけだと生産能力の限界もあるしね。(必要以上に量産できる体制を整えて
しまうとコストだけが多くかかってしまうし、かつての「たまごっち」のようにバカ売れ
したにも関わらず最終赤字になってしまうようなハメになりかねない)

どうやら、「9.7インチでは大きすぎる」という一部のユーザーの間の不満点を解消
すべく7インチのiPadが登場するという噂があるにょ。
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/05/048/
約10インチの液晶を搭載ということでサイズの割りには軽い(モデルによって異なるけど
700g前後)とはいえ、手に持って使う端末としては重すぎるというのがあるため7インチで
500gを切れば需要はそれなりにありそうにょ。

これがAndroid搭載機であればWindows PCのように「需要がある」と判断すればどこかの
メーカーが作ると思うけど垂直統合であればiPhone/iPadを作れるのはアップル社だけで
あるためアップル社が作らなければどうしようもないにょ。
ただ、Androidの場合は各社、各端末で性能差が大きいためアプリ面においてはかなり
厳しいものがあるにょ。
PC用のアプリであれば要求動作スペックがパッケージに記されているけどそれと同じような
ことが今後Android用アプリには必要になってきそうにょ。

Android搭載機は高価なハイエンドモデルから安価なロースペックモデルまでさまざま
用意されているのは確かに良いことだけど問題はOSにょ。
PCの世界だと例えば9年前にXP搭載機を買った人は今もSP3にアップデートすることで
そのまま使えているし、XPの要求スペックを満たしていれば98/Me/2000搭載機でもXPを
導入することは可能にょ。(それが性能面で実用的かは別問題だけど)
またXPは8月3日に書いたようにあと3、4年は現役として使うことができそうなので
XPのトータルの寿命は10数年に渡るといえるにょ。

Android搭載機は現状では標準的な2.2とローエンド機に搭載されている1.6があるけど
この1.6のサポートがどこまで続くのかとか、主要アプリの動作サポートがどこまで
続くのかということを考えるとXPと比べて遙かに短期間で終了すると思われるにょ。
PCとPDA、スマートフォンを比較するのも・・・・という人もいるかもしれないけど
価格的には安価なPCよりも標準的なスマートフォンの方が高価(「実質価格」ではなく
一括払いで購入可能な価格)になってきているから短くても問題ないという言い訳は
通用しないにょ。(昔のように2、3年使用すれば縛りなしで0〜2万円で最新機種を買う
ことができたというのとは状況が異なる)
ネイティブアプリが使えるということがスマートフォンの一般的なケータイ(ガラケー)に
対するアドバンテージなわけだからね。

とはいえ、垂直統合のiPhoneはその心配はないのかというとそうではなく基本的に
1世代前まではOSのアップデートをサポートしているのにすぎないし、世代数が増えれば
(つまり、数世代旧機種になれば)動作対象外となるアプリも激増すると思うにょ。
したがって、スマートフォンにおいてはWindows PCのように長期間サポートされるもの
という考えは捨てるしかなさそうにょ。
PCとは異なり2、3年で買い換える人が多いスマートフォンにおいてはWindowsのような
長期サポートは必要ないと判断されてもやむを得ないのかもしれないにょ。

あと、問題はAndroidは後継となる3.0に関しては要求スペックが飛躍的に高くなっている
ということにょ。
ローエンドを切り捨てる(というか現行だと「ハイエンドのみに絞る」と書いた方が
適切か)ということでハイスペックを生かしたアプリの登場が期待できる反面、(現行の
2.2搭載からアップデートした場合に)動作保証のある端末はごく限られてしまうという
問題があるにょ。
水平分業であるため安価なものまでバリエーション豊富に用意できるというのがAndroid
搭載機のメリットなのにそれができなくなるのは問題・・・ということでしばらくの間
2.2は継続される予定となっているにょ。
とはいえ、そんなに長期間2.2がサポートされるとは思えないにょ。
これも2、3年で買い換えるということを考えれば大した問題ではないのかもしれないにょ。

結局のところPCとは異なりスマートフォンの場合は購入スパンが短いためOSのサポートが
短くなる傾向になり結果として古いOSのサポートはされにくくなっているにょ。
これにより、PCよりも世代交代やシェア争いの変動が大きいものになっていると考える
ことができるにょ。
今であればiOS搭載機(iPhone/iPad)は高いシェアを持っているけど垂直統合という
ことで広いユーザーニーズを確保したり、絶対数量を伸ばすことが困難であるため
シェアにおいては2014年には上記予想のようにAndroid搭載端末に負けてしまうという
ことは十分に考えられるというわけにょ。

とはいえ、シェアで負けたから駄目かというとそうではなく十分な数量売れていれば
アプリ面の心配はする必要もないし、シェアよりも自分に合うかどうかがが重要にょ。
現状でいくら売れているとはいえ、iPhoneを使ってみて自分に合わないというのであれば
「(自分にとって)iPhoneは良い端末」とはいえないわけだからね。
アニメ業界、ゲーム業界でもこれは同じで人気があるから必ずしも自分で観て(プレイ
して)楽しいというわけではないので売れ行きは全く気にする必要はないにょ。
しかし、ある程度売れなければ続編が期待できないからより多く売れるということもことも
やはり重要になってくるにょ。(良いものだから売れて欲しいという願望もあるだろうし
続編を期待するならば違法ダウンロードするのではなくその対価を支払って欲しい)
5年前にはiOSもAndroidも無かったわけだから5年後や10年後のことは予測が困難とはいえ
アップル社のブランド力が続いていれば続編(後継機種)が出ないほど落ち込むという
心配はしなくてもいいかもしれないにょ。




マリモーマさんへ
>昼からpcで お茶目クラブと全貧連の掲示板が見れないよ

PC、携帯両方で見れないのなら鯖落ちかと思ったけど私はPCでも見れてるということを
考えるとアクセス規制でもかけられているにょ!?
私はそんな設定をした覚えがないので板単位ではなく鯖単位で規制がされているのかも
しれないにょ。




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