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おちゃめくらぶ掲示板
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3Dは「ウリ」にはならない・・・!?
ビデオカメラはフルHDが当たり前となって久しいのだけどデジカメにおいてもHD動画
対応機種はここ数年で急増したにょ。
当初は720pが主流だったけどここ最近はフルHD動画対応デジカメも少なくないにょ。
今となってはデジカメにおいてはHD動画(720pを含める)が撮れるというのは当たり前の
機能となっているために「HD動画が撮れる」というのはウリとしては弱くなっているにょ。
次のウリとなるのはやはり3Dかもしれいにょ。
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1008/03/news016.html
3Dが普及するためには3つの条件を満たす必要があるにょ。
(1)3D動画 制作環境
(2)3D動画 鑑賞環境
(3)3D動画 発表環境
(1)を考えてみると制作環境というのは撮影環境(機材)となるにょ。
十分に3Dコンテンツがあり、自分で作る必要がないというレベルに達すればそれで十分
という人もいるだろうけど現状ではまったくその域には達してないにょ。
Blu-ray 3Dも規格がようやく定まってようやくこれからという感じだからね。
そうなると最も3Dコンテンツとして数や質で優れているのはプレステ3用のゲームかも
しれないにょ。
3Dゲームと3D液晶との相性はいいからね。
とはいうもののやはり普及を考えると自分でコンテンツを作るということが必要となる
と思われるにょ。
そのために必要なのが3D動画に対応したカメラにょ。
先日Panasonicが家庭用としては世界初の3Dビデオカメラを発表したにょ。
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1007/28/news031.html
この3Dビデオカメラは実質コンバージョンレンズを付けたようなものだけどこれはデジタル
だからこそ可能になっているし、低価格化にも貢献しているにょ。
「ビデオカメラは必要ないけど動画を撮りたい」という人ならばデジカメの動画機能が
有用にょ。
今となっては動画機能が付いてないデジカメ(コンデジ)なんてないわけだし、一部の
エントリーモデルを除けばHD動画対応となっているからね。
本格的に動画を撮りたいという人でなければデジカメの動画機能で十分かもしれないにょ。
3D撮影が可能なデジカメといえば昨年富士フイルムがFinePix REAL 3D W1があるけど
やはり難点は価格にょ。
レンズやセンサーを2つ搭載するためになかなか安価にできないからね。
とはいえ、トイデジカメが数千円で発売されている現在、そこまで画質に拘らなければ
いくらでも安価にできるにょ。
ということでレッツが29800円の3Dデジカメを発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100729_384201.html
使っているレンズやセンサーはトイデジカメで使用されているものと大差ないものと
いうことでコストダウンによってこの価格が実現されているにょ。
今となってはHD撮影可能なデジカメ(カムコーダ)も1万円程度で入手可能ということを
考えると決して安いというわけではないけど「3D」に対する需要が増えればデジカメ
1.5台分くらいの価格(2台分かかるのはレンズとセンサーのみであり後は共用できる
ため2台分の価格になることはあり得ない)で販売は可能になるだろうから2万円を切る
ことは十分可能になると思われるにょ。
さらに安価にするならばコンバージョンレンズを使用するという方法もあるにょ。
これは銀塩カメラの頃から3D撮影用のものは各社から発売されているにょ。
PENTAXの場合はメーカー純正品も存在するにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2006/03/28/3437.html
原理は簡単で1枚の画像の上に右目用と左目用の画像を生成するというだけにょ。
このままだとプリントしたもの(もしくはPC画面で表示したもの)を平行法で見るという
必要性があるけどデジタル処理が可能なデジカメにおいてはカメラ自体を3D用の
コンバージョンレンズに対応させれば片目用のデータをトリミングしてフル画面として
鑑賞も可能になるにょ。
それを片方ずつ交互に表示していけば3D写真の完成にょ。
平行法(交差法)による鑑賞と3D液晶による鑑賞はその鑑賞方法の違いがあるというだけ
であって本質的な違いはないからね。
ただし、このようなコンバージョンレンズを使用する場合には、広角に対応しにくい
という点とどうしても大きくなってしまうという点の2つの問題があるにょ。
小型化するならばシャープがスマートフォン向けに作ったカメラモジュールを使用する
という方法もあるにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100512_366411.html
現在は3Dカメラを作るには2つのレンズとセンサーが必要になるけどこのようなモジュール
式になれば2つ用意するよりは安上がりになるため今後の普及次第では価格ダウンする
ことも考えられるにょ。(ただし、モジュール式であるが故にカメラの自由度はかなり
減ってしまう)
静止画3DならばソニーのTX9やWX5やNEXに採用されている3Dスイングパノラマを使用する
という方法もあるにょ。
これならば追加コストゼロで3Dが可能になるにょ。
ただし、この方法では動画を3Dに対応させることはできず、3D動画対応のデジカメは
まだまだコスト増を考えると普及には時間がかかりそうにょ。
(2)を考えてみるにょ。
(1)でいくら3D対応の動画がどんどん増えていってもそれを見る環境がないと話に
ならないからね。
3D対応の液晶TVはここ最近大きく普及してきたにょ。
とはいえ、3D液晶TVの最大のネックは本体の価格だけではなくメガネの価格にょ。
3D動画を見るためだけに1〜2万円追加投資ができる人は限られるからね。
あと、せっかく撮った動画も他の人に見せたいという場合があると思うにょ。
昨今はスマートフォンでも720pの動画が再生できるようになったのだけど3D動画に対応
した機種は存在しないにょ。
自宅であれば大画面3DTV+メガネで鑑賞という方法もありだけど小型端末だと裸眼鑑賞が
望ましいにょ。
しかし、昨今は裸眼対応の3D液晶は急激な性能向上をしており今後は搭載する機種も
増えるのではないかと予想されるにょ。
裸眼3Dといえばニンテンドー3DSが挙げられるけどこちらが個人で作った3D動画の再生が
可能であるならばモバイル用の3D動画鑑賞端末として大きな普及が見込めそうにょ。
3D映画の予告編等は3DS用に配信する予定にはなっているもののそれは独自形式のみに
対応しているのか、汎用形式に対応しているのかというのでは大きな差があるにょ。
(3)について考えるにょ。
自分で楽しんだり、身内や知人の間で楽しむのであれば再生環境が重要となるけど不特定
多数の人向けに公開するならばこれが重要になるにょ。
YouTubeの知名度アップによって個人制作の動画が気軽に発表できる環境が整ったわけ
だしね。
とはいえ、YouTubeではすでに3Dに対応しているため3D液晶モニタ+メガネを用意すれば
いつでも3Dで鑑賞可能にょ。
したがって、3Dが普及してくればYouTube以外にも3Dに対応した動画サイトは登場すると
思われるにょ。
最初に掲げた普及のための3つの要因である「制作環境」「鑑賞環境」「発表環境」だけど
これは「3D」ではなく「HD」に置き換えても全く同じことがいえるにょ。
HDを普及させるならばHDに対応したモニタやTVが必要というのは当然だし、HD動画対応
カメラも必要だからね。
ただ、異なるのはHD対応は必然的な流れとして普及に至ったのに対して3Dはあくまで
付加価値でしかないということにょ。
これはどういうことかというとHD動画は単純に解像度を高めただけであり再生に要求
するスペックが上がっただけで普通のPCで鑑賞できるわけだし、TVも地デジに切り替わる
関係上HDTVに買い換えするユーザーが増えたわけだからね。
つまり、HDは贅沢品ではなく普通のものといえるレベルになってきているということにょ。
カラーTVは登場時には白黒TVと比べて贅沢品となっていたけどそれはすぐに(といっても
数年かかっているけど)カラーTVがスタンダードとなり贅沢品ではなくなったのと似て
いるにょ。
ところが、3Dがスタンダードになるという見込みは当分ないにょ。
TV放送が標準が3Dになったり、Blu-rayも標準が3Dになったりとかいうことになれば
モノクロ→カラーやSD→HDと同じような状況になるのだけどそうなる予定は今のところ
ないにょ。
したがって、普及のための条件では(1)の制作環境が重要と書いたけどやはりコンテンツ
不足では(2)の再生環境が普及しないと考えられるため結果として(1)の制作環境(3D
動画対応カメラ)の普及も難しいと考えられるにょ。
HDような普及の相乗効果は今のところ3Dには見られない(当分起こりそうにない)ため
HDが当たり前となった後のウリとして期待される3Dも今ひとつウリとしては弱いものに
なりそうにょ。
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