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おちゃめくらぶ掲示板

318御茶目菜子:2010/07/31(土) 13:37:06
TX9はTX1から大きく進化した!?
現在TX1を使っている私にとって新機種であるTX9は気になるところ・・・。
というわけで、レビューが掲載されているのでそれを見てみることにするにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100730_384236.html

TX9で気になる点に関しては7月9日に書いたような3点にょ。
(1)新開発の1220万画素裏面照射CMOSセンサー搭載
(2)スイングパノラマ機能が3Dに対応
(3)背景ぼかしモード機能を追加

このうち(2)に関しては発表と同時に各所で公開されどのようなものかということかは
よく分かったにょ。
撮った写真は3Dモニタでないと3Dでは見れないけどジャイロ搭載によってTX9本体を傾ける
ことで本体の液晶で立体的に鑑賞ができるにょ。
これはDSのゲームでいえば「アッタコレダ」に近い方式にょ。(このゲームはジャイロ
ではなくカメラによって顔の場所を認識していることで視点を変えているだけだけど)

そういうわけで上記レビューにおいて(1)と(3)について見てみることにするにょ。

では、(1)を見てみるにょ。
画素数が1000万画素から1200万画素に増えたというのはメリットではないにょ。
というのも、すでにレンズ性能が画素ピッチに全然足りてない状況であるために高画素に
しても細部が描写できないからにょ。
むしろ、1画素あたりの面積が狭くなるというデメリットの方が大きいにょ。
でも、センサーサイズが変わらないのならトータルでは変わらない・・・と思いがち
だけど配線部分の関係上同じセンサーサイズで仮に2倍に画素数が増えた場合には1画素
あたりの面積は半分ではなくそれを大きく下回るものになるにょ。

ただし、センサー性能は随時性能アップしているため新しいセンサーでは1画素当たりの
面積が小さくなっても感度やダイナミックレンジは向上するという場合が多いにょ。
そのため一概に画素数アップは悪ともいえないけどもう限界に近づいているため極小
センサー搭載のコンデジにおいては高画素化は無意味になってきているにょ。
その点、裏面照射センサーであれば6月25日に書いたように配線部分は逆の面にあるため
配線部分をすべて画素ピッチを広げるのに使えるため「画素数が増えた影響で実質的な
センサー面積が減る」なんてことはなくなるにょ。

とはいうものの、裏面照射センサーには「日中屋外での写真に解像感がない(ノイズの
発生が避けられないけどそれを除去すると解像感が失われる)」「色再現性が悪い」という
問題点があるにょ。
それがこの新型センサーでどれだけ克服されているかが見物にょ。

 広角側
 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/384/236/html/p001.jpg.html
 望遠側
 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/384/236/html/p002.jpg.html

やはり、思った通り解像感は乏しいにょ。
ただ、これは必ずしもセンサーだけの影響とはいえないにょ。
屈折光学系であるが故にレンズ性能は平均的なコンデジと比べて劣ってしまうからね。
私が使っているTX1も裏面照射センサーの初代モデルというだけではなくレンズ性能が
低い影響もあって解像感が全くないにょ。
そのため1000万画素のセンサーなのに300万画素を常用しているレベルだしね。
これは4月8日に書いたように実際に300万画素で撮影したものを1000万画素へと拡大した
場合でも1000万画素で撮影したものとほとんど差がないということでTX1で1000万画素で
撮影することがいかに無意味であるかを実証したにょ。

さて、私が持っているTX1は「裏面照射初代モデル」「レンズ性能の低い屈折光学系」
「個体差のせいか他所のレビューよりやや下の描画性能」ということで描写面では不満が
多いのだけどこれは後継機種のTX7でかなり改善されていたにょ。
それはやはり画像処理エンジンの影響が大きいと思われるにょ。
TX9はそれに加えてセンサーも第2世代になりより改善されるかと思っていたにょ。
発色はかなり改善されているけど解像感に乏しいのはレンズ性能だけの問題ではなく
やはり、未だに裏面照射センサーの問題点であるノイズが克服できてないためだと
撮影サンプルを見て感じたにょ。
しかし、等倍鑑賞で見て1000画素のTX7と同レベルのものが1200万画素で実現できている
というのならばトータルで見れば向上していると考えられなくはないにょ。
まだ、発展途上のセンサーのため長く見守る必要がありそうにょ。

暗所においては裏面照射センサーは相変わらずすごいしね。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/384/236/html/p014.jpg.html
手持ちでこれだけ低ノイズで撮影できるコンデジは裏面照射センサー搭載モデルを除けば
ほとんどないにょ。
私が日中屋外の描写は今ひとつということが分かっていたけどTX1を買ったのはコンパクト
サイズでありながら暗所性能に極めて優れているということだからね。(蛍光灯くらいの
明るさがあればノンフラッシュ手持ち撮影であっても日中屋外で撮影するのと同レベルの
画質を得ることができる)

さて次は(3)を見てみるにょ。
百聞は一見にしかずということでどんなものかを見るのが一番にょ。

 背景ぼかし未使用
 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/384/236/html/p015.jpg.html
 背景ぼかし使用
 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/384/236/html/p016.jpg.html

デジタル一眼で撮影したように大きくぼけるということはないけどナチュラルにぼかす
ことが出来ているにょ。
オリンパスのSP-590UZにも背景ぼかしモードは付いているもののド素人がレタッチしても
あれだけ酷くはならないという使い物にならないレベルだったけどこれならば普通に
使えそうな感じにょ。

ぼけの大きさに影響を与える被写界深度は換算焦点距離ではなく実焦点距離が影響する
ためセンサーサイズが小さなコンデジの場合はデジタル一眼のようにぼかすのは物理的に
無理だからね。
しかし、デジタルの場合はレタッチによっていくらでも可能になるにょ。
これは昨今広く使われているHDRにおいてもいえ、SONYのコンデジで使われている手持ち
夜景モード(他社でも同等の機能のものがある)のように複数カット連写してそれを
合成することで低ノイズを実現するというようなものもあるにょ。
あと、最近一部の機種に搭載されているミニチュアモードもあるにょ。

この背景ぼかしモードもそれらと同じ画像加工(レタッチ)の1つにすぎないにょ。
したがって、カメラ自体がそれらの機能を有して無くてもレタッチソフトを使えば人間の
手によって同等の画像を作り出すことはできるにょ。
とはいえ、高レベルの画像加工であるため同等のものを作り出すのは至難の業にょ。
それがカメラの1機能として自動的に行うことができることに意義があるにょ。
(2)の3D対応スイングパノラマも連写した画像をつなぎ合わせた画像加工にすぎないからね。

TX9はすごく大きな進化というのものはないけどTX1→TX7→TX9と地道な進化を感じるにょ。
写真機として考える(写真を撮ることに喜びを感じたり、高画質による感動を得たりする)
ならば決してTXシリーズはおすすめできるものではないけどコンパクトサイズでさまざまな
ことが自動でできるという手軽さを求めたいのであればTX9はかなり良いものに仕上がって
そうにょ。



@パーさんへ
>まだ相変わらずPC-E500を所持しています。

E500はプログラミングもお手軽に出来るし、電卓としては高性能なのでまだいろいろと
便利に使える用途があるからね。

>参考になる、おちゃめ様の情報を、読んでみたいので・・・

私が興味あることをダラダラ書いているだけなので参考になるかどうかは分からないけど
良かったら今後も読んでください。




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