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おちゃめくらぶ掲示板
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わざわざLTEを待つ必要はない
ドコモの次世代通信方式となるLTEのブランド名は「Xi(クロッシィ)」になったにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100729_384147.html
LTEは3.9Gと呼ばれ2G(デジタル携帯、日本では主にPDC)、3G(主にW-CDMA)の後継となり
4Gのことではないにょ。
しかし、LTEは4Gの技術の一部が投入されスムーズに4Gへと移行できるようにするための
ものであり厳密には次世代ではないのだけどここでは他所と同じく「次世代」として扱う
ことにするにょ。
恐らく4Gでもこのブランドを継続使用することになるだろうからね。
FOMAがようやく普及したのにもう次世代とは早い・・・と感じるかも知れないけどFOMAが
正式サービスを開始して今年でもう10年目となるにょ。
決して次世代の登場が早いというわけではないにょ。
FOMAの前に広く普及したMOVAに関しては2012年の3月で終了するにょ。
MOVAのサービス開始はいつだったかというと・・・これがちょっと厄介にょ。
MOVAは第2世代(PDC)ではなく第1世代(アナログ携帯)から使用されているサービスの
ブランド名だからね。
すでに存在していた自動車電話やショルダーフォン(当時はこれを「携帯電話」と呼んで
いた)と区別するためにMOVAというブランド展開をしたにょ。
2003年から第2世代のデジタル携帯となりここでブランド名は「デジタルMOVA」となった
わけだけどアナログ携帯終了によって頭の「デジタル」が消え「MOVA」となったにょ。
したがって、今回は「MOVA」といえば第2世代を指すものとするにょ。
第2世代 MOVA 1993年 3月サービス開始 2012年3月サービス終了
第3世代 FOMA 2001年10月サービス開始 (サービス終了は未発表)
第3.9世代 Xi 2010年12月サービス開始 〃
これを見てのようにMOVAからFOMAまでは8年だったのでFOMAからXiまで9年というのが
決して短くないことが分かるにょ。
また、Xiのサービスが始まったらFOMAのサービスが終わることを心配する人がいるかも
しれないけどMOVAはFOMAのサービスが開始されて11年余りの間継続予定となっているため
あと10年くらいはFOMAは安泰かもしれないにょ。(LTEや4G携帯の普及速度にもよるけど
後述のようにLTEの普及速度はあまり早くない模様)
LTEで何が変わるのかというと目に見えて大きく変わる変化はないにょ。
ドコモではサービス開始当初は最大75Mbpsだけどこれは一部の場所に限られるため主要
エリアでは37.5Mbpsとなるからね。(もちろんこれはLTEのカバーエリア内の話)
現在広く使われているHSPAでは最大7.2〜14Mbpsが主流だけどイーモバイルは最大21Mbpsの
サービスを開始しており、技術的には最大40〜80Mbps程度までは可能であるため初期の
LTEは速度面では末期のHSPAに対して大きなアドバンテージはないにょ。
LTEにおける一番大きな変化というのは国内4キャリアがすべて採用の意向を示している
ということかもしれないにょ。
現在はドコモ、およびソフトバンクはW-CDMAとそれを発展させたHSDPA(HSUPA)を使って
いるけどauはそれとは全く互換性のないCDMA2000を採用しているにょ。
イーモバイルはドコモ等と同じW-CDMA方式を採用しているけど周波数帯が大きく異なって
いるにょ。
別にキャリア毎に通信方式が異なるのは問題ないとはいえそれが問題とならないのは端末に
SIMロックがかかっているからにょ。
しかし、7月7日に書いたようにドコモは来年の4月からSIMロックを解除すると発表したにょ。
他のキャリアも遠くない将来にドコモに追従すると思われるにょ。(一部機種のみか
全面的かはキャリアによって異なるけどSIMロック解除が主流になるのは間違いない)
そうなったとき通信方式や周波数帯の違いによってSIMロック解除でキャリアと端末が
自由に選択できるというわけではなく事実上ドコモのSIMカードでソフトバンクの端末が
使える(もしくはその逆)になるだけでしかないにょ。
LTEでは全キャリアが採用の意向を示しているためようやくSIMロック解除の意味が生きて
くるにょ。(ただし、すでに何度も書いているようにキャリア独自機能は使うことが
できないけど)
問題はキャリアによってLTE導入時期に大きなずれがあるということにょ。
http://businessnetwork.jp/tabid/65/artid/409/page/1/Default.aspx
ドコモ サービス開始 2010年12月
ソフトバンク サービス開始 2011年 7月
イーモバイル サービス開始 2010年 9月
au サービス開始 2012年12月
ただし、これは各キャリアが昨年総務省に提示した情報であり現時点では変わっている
可能性が高いにょ。
特にソフトバンクにおいては事実上白紙状態になっているとのことにょ。
これは上記のようにHSPA方式で現状より高速化が可能というのに加えて通信インフラが
不十分なソフトバンクの3G通信においてLTE用に帯域を割り振るのが困難というのもある
からね。
そういう面で他のキャリアより大きな遅れをとってしまう可能性が高いにょ。
率先して導入するドコモでさえ、サービス開始して4年余り先となる2014年度末にようやく
人口カバー率50%の予定となっているにょ。
東名阪で日本の人口の約半分を占めるため人口カバー率50%というのは東名阪、政令指定
都市レベルしかカバーしないということになるにょ。
FOMAは約3年で人口カバー率99%に達したということを考えるとこの普及速度はかなり遅い
といえるにょ。
恐らく長い間HSPAとのデュアルバンド端末となりそうにょ。
現在機種変を考えている人の中には「長く使える方が良い」ということでXiが開始される
のを待って対応端末を購入しようと考えている人もいるかもしれないけど上記のように
そのメリットはあまりないにょ。
各キャリアが導入し、エリアが広くなってからでも遅くはないからね。
サービス開始後の狭いエリアを克服するために従来との互換性を残したデュアルバンドが
必須となりLTE対応端末は端末価格も高価になり端末自体の選択肢も少ないだろうしね。
未だに初期のMOVAを使っており、同じ端末を確実10数年間使い続けるような人であれば
確かに「今更FOMA・・・」となってしまうけどそうでなければ無理にLTEを待つ必要性なんて
全くないにょ。(同じ端末を10数年使うということは事実上端末を通話にしか使ってない
人だろうから端末の機能は関係無い)
今、機種変してLTEが普及し始めるであろう2〜3年後にまた機種変すればいいだけの話
だからね。
機種変サイクルが5年くらいの人は今は微妙な時期だけどそれでもあえてLTEを待つような
必要性はないと思うにょ。
Xiよりもエリア展開が早かったFOMAでさえMOVAから主流を奪うのに4年くらいかかったわけ
だからね。(メインストリーム向けのFOMA端末である700iシリーズの登場や加入者割合が
50%に達したのが正式サービス開始して4〜5年後だった)
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