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おちゃめくらぶ掲示板

312御茶目菜子:2010/07/26(月) 13:48:29
花火写真ノススメ
そろそろ全国的に花火大会の季節ではないかと思うにょ。。
私の地元でも10日後には花火大会が開催されるので天候さえ良ければ撮影しにいく予定に
しているにょ。
花火の撮影なんて難しそう・・・と思うかも知れないけどデジカメでは撮影難易度は
銀塩カメラよりも格段に低いので安心にょ。

花火撮影に重要なのは必要な機材を用意することと撮影に必要なの知識(といっても
難しいものではなく下記程度のもので十分)を持って撮影に望むことにょ。
主に必要な機材には下記のものがあるにょ。

 (必須機材1) カメラ+レンズ
 (必須機材2) 三脚
 (推奨機材1) ライト
 (推奨機材2) レーブルレリーズ

まずは必須機材1のカメラ+レンズを考えてみるにょ。
最初にカメラだけどベターなのはシャッター速度が自由に調整できる一眼レフにょ。
花火は数秒間シャッターを開けっ放しになるため一眼レフであればバルブモードで撮影
することになるにょ。
バルブで撮影する場合には花火が上がった瞬間にシャッターを押し、数発打ち終わった
時にシャッターと閉じたらいいにょ。(花火の音でシャッターを押し始めるのは見えて
から押したのではタイムラグの関係上花火の中心部分が写らなくなるため)
目安としてはシャッターを開けておく時間は4〜8秒程度となるにょ。
1画面に1発だと寂しいけど欲張ってシャッターを開けたままにすると花火同士が重なり
合って形が分からなくなってしまうためにかえって逆効果になるにょ。

その一眼に使うレンズはどのようなものを用意すれば良いかというと花火の規模や撮影
する構図によって大きく左右されるもののそんなに望遠レンズは要らないにょ。
最初にセットで買ったときに付いてきた標準ズームで十分にょ。
むしろ、足りないと感じるのは広角側だと思うにょ。
花火だけを撮るならば換算28mm程度で足りるけど風景を入れようとすると換算24mm以下の
超広角レンズがないと厳しいからね。

レンズの画角は標準ズームで足りるけど問題は絞りにょ。(AEでの撮影は適さない)
どの程度の絞りにするのかというのは風景との絡みや花火の明るさによって変わるため
一概には言えないもののF8〜F16くらいで調整するといいにょ。
ただし、APS-Cでは1000万画素であってもF16以上に絞ると回折限界に達するために小絞り
ぼけによってシャープに写らなくなってしまうにょ。
そのためNDフィルターがあると便利にょ。
NDフィルターは明るい場所で使うとは限らずシャッター速度や絞りの選択幅を広げる
ものとして常にカメラバッグの中に常備しておきたいにょ。
私もND4、ND8フィルターを持ち歩いているにょ。

花火を撮るなら昔だったら一眼レフが必要不可欠だったけど最近はコンデジでもシーン
モードで花火モードが選べるようになったのでそれを使うといいにょ。
少し古めの機種でも夜景モードがあれば花火は撮れなくはないにょ。
オートで撮影すると暗い場所だからフラッシュが発光してしまうこともあるけど花火
までは距離が遠いからその光が十分に届かないだけでなく、花火自体が発光体であるため
それを照らすという行為は全く無意味となるにょ。
オートで夜景や花火だと判断してくれる機種ならばオートでいいけどフラッシュが発光する
場合は確実に失敗写真となるためユーザーの手でシーンモードを設定する必要があるにょ。

さて、肝心のレンズだけど一眼レフのところで書いたように標準ズームで問題ないにょ。
「標準ズーム」という言葉がよく分からなければ3倍くらいのズームで問題ないと考えれば
いいにょ。
コンデジの場合はズーム比ではなく広角側の画角に問題がある場合が多いにょ。
最近は換算24〜28mm程度の広角をカバーしたレンズを搭載の機種が多いけど少し前までは
広角側も換算35〜38mm程度が主流だったからね。
この画角だと1尺玉のような大きな花火は画面内に収まらないにょ。
とはいえ、普通の花火なら十分撮れるので尺玉が連発するような状況下でない限りは大きな
問題はないと思うにょ。

次に必須機材2の三脚について書いていくことにするにょ。
三脚は数秒間シャッターを開けっ放しにするために必須となっているにょ。
数秒もの間1mmもカメラを動かさずに両手で保持できる人なんてどこにもいないからね。
手ぶれ補正機能があるから安心なんてことはなくこの手ぶれ補正は数分の1秒という
シャッター速度では有用な物だけど数秒という長時間シャッターを開けている場合には
全く役に立たないにょ。
むしろ、三脚に乗せている場合には手持ちとブレ方が異なるために三脚に乗せて撮影
する場合には手ぶれ補正機能は切って使う方がベターにょ。

さて、難しいのは三脚選びにょ。
すでに三脚を持っている人はそれを使えばいいけど人混みの中撮影することになるため
極力三脚は高さが高い方がいいし、転倒防止の対策をしておく必要があるにょ。
三脚は安定性重視のできるだけ重くて丈夫なものを選択したいけどこれは価格と可搬性
との兼ね合いがあるため難しいにょ。
高さが足りないから足を限界まで伸ばして、さらにエレベータをいっぱいまで伸ばして
使用するという人も見かけるけどこれは安定性を考えるとあまり良い使い方ではないにょ。
三脚の重量が軽く一眼レフを乗せたら三脚が倒れそう(揺れてしまう)という場合は
ストーンバッグをなどを用いて三脚の自重を増やすという方法があるにょ。
花火撮影をする場合にはこの三脚で失敗写真になるかどうかが決まる(いくら構図が絶妙
であってもブレブレ写真だと好印象はなくなる)ということでこの三脚選び、三脚の
使用方法に関しては注意を払いたいところにょ。

次は推奨機材1のライトについてにょ。
花火撮影は暗い場所で行うので当然のことながら暗い場所でセッティングや後かたづけを
する必要があるためそれを照らすためのライトが必要になるというだけの話にょ。
これは花火だけではなく夜間撮影をするすべての場合にいえることにょ。
このように本来は必須といってもいいようなものなのに推奨止まりなのはケータイにLED
ライトが付いているからにょ。
そのLEDライトで明るさや機能面で不満、ケータイのバッテリを使いたくないという人は
単体のライトを持って行くといいにょ。
最近はLEDライト搭載の懐中電灯も数100円で買えてしまうのでコンパクトサイズのものを
買っておいてカメラバッグの中に常備しておくと良いかもしれないにょ。

途中でレンズ交換を行う人であれば両手が使えるヘッドライト方式のライトの方が便利
かもしれないにょ。
ただし、花火撮影の場合は上記のように標準ズーム1本で何とかなるためにレンズの交換
必要性は薄いため作業が可能な程度のライトがあれば十分にょ。

推奨機材2のケーブルレリーズについて書いてみるにょ。
カメラを三脚にセットすればぶれない・・・なんてことはなく最大の問題はシャッターを
押す瞬間にあるにょ。
よほど慎重に押さない限りは確実に手ぶれを起こしてしまうにょ。
セルフタイマーを使えばそれはかなり軽減されるけどそれだと花火が上がる瞬間を狙って
シャッターを切ることはできないにょ。
そのために必要なのがケーブルレリーズにょ。

銀塩一眼ではこのケーブルレリーズは花火、星座写真を撮るのには必須だったけど
デジタル一眼ではシャッターボタンにケーブルレリーズを差し込める穴は開いてないにょ。
しかし、デジタル一眼の場合は電子制御できるため専用のケーブルレリーズを差し込む
コネクタがあれば問題ないにょ。
私が持っているK200Dではこのコネクタがあるために専用ケーブルレリーズを買ったにょ。
しかし、コンデジの場合はこのケーブルレリーズが使える機種は皆無だし、デジタル
一眼であっても入門機ではコネクタのない機種は結構あるにょ。
私が持っているD50はデジタル一眼とはいえ、ケーブルレリーズ用のコネクタは付いてない
からね。

そういう時に便利なのがリモコンにょ。
本来は遠隔操作用だけどケーブルレリーズのように三脚使用時の手ぶれ防止用としても
リモコンは有用にょ。
私のD50はリモコンには対応しているので専用リモコンを買ったにょ。
手元にあるコンデジでリモコンがオプションであり花火撮影のために購入するのが馬鹿
らしいという人や専用リモコンそのものが存在しないという人は最終手段としてブレない
ように慎重にシャッターを押すしかないにょ。
「三脚があるから手ぶれをしない」という認識だと後から確認した場合にはブレブレに
なるけど「気を付けないと三脚でも手ぶれをする」と認識しておけばブレは最小限に
抑えられるため慎重にシャッターを押していけば意外に手ぶれは起こさずに済むにょ。
この心がけ(認識)の違いというのはかなり大きいにょ。

また、必須、推奨機材には挙げてないけど予備のバッテリや記録メディアもあった方が
いいにょ。
バッテリは液晶画面をずっとONの状態で撮影した場合には通常時よりもバッテリ消費が
大きくなるからね。
メディアは連写をすることがないためそんなに大量は必要にないけど1カット10秒と
仮定すると1時間の花火大会では360カットとなるにょ。
JPEGで1枚5MBだと1.8GB、つまり2GB以上空きのあるメディアであればいいにょ。
これがRAWだと1枚20MBと仮定しても8GBで足りるにょ。

花火撮影は銀塩カメラでは撮影に有利な一眼レフでは撮影中に被写体が見えない
(シャッターを開けている時はファインダーが真っ黒になる)ということで撮影する
場合はカンや経験が必要だったにょ。
これがデジタルになって失敗かどうかはその場で確認できるようになり、コンデジや
ライブビュー対応のデジタル一眼であれば常時その様子を液晶モニタで確認が可能で
あるために失敗する確率が非常に下がりそのため撮影難易度は大幅に下がったにょ。
デジタルによって撮影難易度が下がったジャンルは多くあるけど花火に関しては
デジタルの恩恵が最もあるジャンルだと思うにょ。

それに花火はカメラ以外に必要なものは三脚だけで済むからね。
これがスポーツ写真であれば望遠レンズが必要だったり、高速なAF搭載のカメラが必要
だったりということで追加投資を覚悟しないといけないのだけど三脚は安いものであれば
3K円くらいで買えてしまうし、あれば何かと便利だから買って損はないにょ。(望遠
レンズは買っても使わない人も多いだろうし、安くても1〜2万円であるため必要ない
人にはおすすめしずらい)

さらに花火は被写体自体がキレイであるため失敗しない限りは撮った写真がキレイに
なるというのが大きいにょ。
これが風景写真であれば見たときと同じようなイメージの写真を撮影するにはかなりの
技術やセンスが必要になってくるにょ。(見たときにはキレイな景色も写真で見たら
平凡なものになりがち)
これは花火写真は奥が浅いというわけではなく一定レベルの基準に達するのが簡単で
あるということにょ。
したがって、初心者、未経験者であってもデジカメを持っていれば花火写真を撮ることを
オススメしたいにょ。




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