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おちゃめくらぶ掲示板

300御茶目菜子:2010/07/15(木) 13:17:51
XPは滅びぬ、何度でも蘇るさ
昨日はWindowsのサポート期間について書いたにょ。
延長サポートが2014年4月までのあと4年弱残っているXPにおいては現状ではVista Home
よりもサポート期間が長いためリプレイスするのであれば7の方が良い(7もHomeでは
2015年までなので長く使うならばProが望ましい)ということにょ。
確かにXPは現状ではまだ大きな不満がなく使えるOSだからね。
したがって、「XPではできないけど7ではできる」というものが多く登場しそれがその
人にとって重要なものでない限りはXPで十分であるといえるにょ。

ただ、そんなものがあるのかということにょ。
これに関してはVista以降はカーネルに手を加えられたために互換性が取りにくくなって
いるため十分起こり得る問題にょ。
特にDirectXに関してはXPまでとVista以降では大きく扱いが変わっているためXPは
サポート期間終了前に対応から外されるアプリも少なくないと思われるにょ。(ゲームに
おいてはDirextX10以降が必須になればXPは事実上終了となる)
この辺は7の普及速度にも影響しているけどね。
Vista+7のユーザー数がXPのユーザー数を大きく越えればXPを除外したとしてもメーカー
としては商売が成り立つにょ。(XPをサポートしないことでコストダウンにも繋がる)
ただし現時点ではネットブックにXPが搭載されている関係上、台数ベースではXPのシェアが
依然として高いものとなっているにょ。(これはULCPC用のXPは7発売後1年で終了するため
今年の10月以降は7のシェアが急増すると思われる)

PC Watchのユーザーアンケートでは発売して1年にも満たない7がすでにXPを越えるという
結果になっているにょ。(これは各自がメインとして使っている1台のPCに使用している
OSだから台数ベースではXPはまだ過半数を占めていると思われる)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100703/enquete201006_10.html
アンケート結果では7の使用割合は47.6%となり、XPの36.8%を越えているにょ。
これはXPユーザーが7に乗り換えたというだけではなくVistaユーザーの乗り換えもある
というのが大きく影響しているにょ。
Vistaは昨年の31.1%から11.1%へと大幅に減っているからね。

7は先進の機能を搭載しながらVistaよりは軽いということでユーザーからは大きな支持を
得ているもののカーネル自体はVistaベース(NT6ベース)であるためVistaで動作しなかった
アプリが7で動作するということはほぼあり得ないにょ。
逆にいえばVistaで動作するアプリはほぼ7でも動作するため当初はXPベースで作られていた
アプリで動作しないためVistaは互換性で非難されたけどVistaベースで作られたアプリが
増えた今となっては互換性問題はかなり緩和されたにょ。

どうしても、7でXP用のアプリ(NT6.xで正常動作しないアプリ)を動作させたいという
場合にはXPモードがあるもののあくまでこれはVirtual PCであり、DirectXを使った
ゲームなどは動作しないにょ。
もっとも、XPモードは法人ユーザー等で互換性が重要なものを要求する場合のために用意
なるというだけであり、そのような用途は想定していないにょ。
だからゲームができないことを理由にXPモードを非難はできないにょ。
しかし、高い互換性を求めるのであればXPそのものを搭載するしかないということには
変わりがないにょ。

さて、XPはすでにOEM提供は終了しており、ネットブック(ULCPC)用としては7の
発売から1年後まで提供ということでもうすぐXPの提供は完全に終了するにょ。
では、それ以降はXP搭載PCの販売ができないかというとそうではないにょ。
OSのダウングレード権があるからそれを行使することで可能となるにょ。
ダウングレードはそのOSのライセンスで旧OSを使うというもので元々法人向けとなる
Pro(Bussines)には備わっていたライセンス形態だけどVistaではその互換性の問題や
要求スペックの高さからXPへとダウングレードするユーザーも多くそれ故ダウングレード
というものの知名度はVista以降急激に高まったにょ。

ただし、7のダウングレード権は7の発売から1年半もしくはSP1提供で終了予定となって
いたにょ。
ところが、この度そのダウングレード権を7のサポート期間終了まで延長されたにょ。
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/07/13/075/index.html
ダウングレード権が使えるProは2020年1月まで延長サポートがあるためそこまでXPの
提供が可能にょ。
要するにこれは2020年1月までXP搭載PCを入手可能ということを意味するにょ。
これは法人ユーザーにとっては朗報にょ。
上記リンク先に書いてあるように法人ユーザーは未だに74%がXPを使っているからね。

さて、XPの終了に関しては今まで何度もあったにょ。
2008年6月に店頭販売が終了となったXPだけど後継となるVista登場が遅れたために普及
しすぎておりHomeのサポートを2009年で打ち切るのはやめProと同じく2014年の延長
サポートされることになったにょ。
これによりネットブックに搭載されるULCPC版は7の発売から1年後まで提供されることに
なりネットブックの普及に大きく貢献したにょ。
あとは、互換性問題で移行が進まないユーザーに関しては7へのXPモード搭載で克服する
というのもできずダウングレード権を行使するというパターンが未だに多いにょ。
そのため7 SP1もしくは7の発売から1年半の早い方で終了予定だったXPへのダウングレード
だけどSP1もベータ版が配布され正式にSP1が配布されるのも時間の問題にが迫ったために
ダウングレード権終了をさせるのができず今回7のサポート終了までXPへのダウングレードが
可能になったのだと思われるにょ。

以上をまとめるとこんな感じにょ。

 2008年6月30日  XPのパッケージ版、OEM版の出荷終了
 2009年1月31日  XPのDSP版の出荷終了
 2009年4月14日  XPのメインストリームサポート終了日
           ※本来はここでHomeのサポートは終了だったけどProと同じく5年延長
 2010年4月    7のダウングレード権終了日1(7発売前に発表されたもの)
           ※当初は「7発売から半年」と発表されていた
 2010年10月    ULCPC版XP出荷終了
           ※「7の発売から1年」と発表されている
 2011年4月(最長) 7のダウングレード権終了日2
           ※SP1もしくは7の発売から1年半とされていたけど今回延長された
 2014年4月8日   XPの延長サポート終了日
 2020年1月14日  7の延長サポート終了日=ダウングレード権終了日3

これを見てのようにXP搭載PCの販売終了は一般的には2008年6月30日だったけどダウン
グレード権によって2020年1月14日までは可能ということになったにょ。
ところが、その前に2014年のXPのサポート期間終了が訪れるにょ。
これは昨日2Kで書いたように事実上XP搭載PCを第一線で使えるのが終了を意味するにょ。
したがって、2020年に店頭にXP搭載PCが新品として並ぶことはあり得ないことだけど
セキュリティよりも互換性を重視する法人ユーザー向けとしては出荷が可能というわけにょ。

ダウングレード権はOSに含まれている権利であるため個人であっても7proのライセンスを
持っていればXP proへのダウングレードは可能にょ。(インストールディスクに関しては
MSからの提供がないために個人でXPのメディアを所有している必要がある)
とはいえ、これは互換性を重視する人でないとあまり意味はないにょ。
XPのサポート終了が近づいてくればXP非対応のアプリ、機器が増えるだろうから
セキュリティは問題ないという人であっても徐々に使えなくなってしまうにょ。
今使っているアプリ、機器のみをずっと使い続けるというのならば問題はないけどそうで
なければ「使えない」と判断したときにはその人にとってXPが終了となるにょ。




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