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おちゃめくらぶ掲示板
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TX1は早くも2モデル型落ちか・・・
TX9が発表されたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100708_379038.html
私が昨年末に買ったTX1はこれで2モデル型落ちとなってしまったにょ。
まぁTX1を買ったのは後継機種であるTX7が出る直前だったし、年2回のモデルチェンジを
しているため半年あまりで2モデル型落ちになるのは想定されたことだけどね。
さて、問題はこのTX9がTX7と比べて何が変わったのかということにょ。
TX7はTX1と比べて広角に対応(逆に言えば望遠が弱くなった)、フルHD動画に対応、
SDHC対応(ファームウェアアップグレードでSDXCに対応)という変化があったけどTX9は
TX7と比べて主に3つの変化があるにょ。
(1)新開発の1220万画素裏面照射CMOSセンサー搭載
(2)スイングパノラマ機能が3Dに対応
(3)背景ぼかしモード機能を追加
(1)に関しては画素数が1000万から1200万に増えた意味ははあまりないにょ。
しかし、裏面照射センサーというのはまだ熟成されたセンサーではないため新開発の
センサーが搭載されるというのはかなり大きいにょ。
現行の裏面照射センサーは確かに高感度ノイズが少ないというメリットはあるものの
日中屋外でノイズが発生し、それにより解像力の大幅な低下があったり、色再現性に
難があったりするからね。
それらは画像処理エンジンで改善されつつあるけど本質的にはセンサー側の問題である
ために大きな改善は難しいにょ。
また、裏面照射センサーはその6月25日にも書いたように構造上一般的なCMOSセンサーと
比べて面積効率で有利になるからね。
一般的なCMOSセンサーだと画素数が増えれば配線数も増え1画素当たりの面積は画素数の
増加分とは反比例ではなくそれを大きく下回るためにトータルでは受光量が減ってしまい
画素数が増えても高画質には繋がらないのだけど配線の影響を受けない裏面照射センサー
であれば画素数が増えてもトータルでの受光量が減らず画素数増加の恩恵を得ることが
できるにょ。(ただし、レンズの方がボトルネックになるため画素数増加の効果はあまり
期待できない)
(2)はTX9の一番のウリとなっている機能にょ。
3D写真が撮れるデジカメ「FinePix READ 3D W1」が昨年富士フイルムから発売されたけれど
単眼式では世界初の3Dとのことにょ。
3D写真は左右の視差で立体視することで実現しているのだけど単眼だとそれはできない
からね。
ではどうやるのかというと従来のソニーのデジカメに搭載されているスイングパノラマ
機能を使って実現しているにょ。
スイングパノラマ機能はカメラを構えて回転させながら撮影することでパノラマ撮影が
できるというモードにょ。
従来であれば少しずつずらしながら撮影した複数の写真をいくつか合成することによって
得ることができたパノラマ写真をカメラ本体でリアルタイムで生成するということで
お手軽パノラマ機能として重宝しているにょ。
3D写真が撮れるデジカメはREAD 3D W1が初めてだけど立体視写真であればそれよりも前に
撮れる機種はあったにょ。
私が持っている初代Optio S(2003年発売)でも3D写真モードを備えているからね。
これはどうやって実現しているのかというと要するに超基本的な立体カメラの原理である
2台並べて撮影と同じく1枚の写真で2回撮影し1回目の写真と少しずらした位置で2回目の
撮影をすることでその視差によって立体視写真を実現しているものにょ。
Optio Sでは交差法、平行法の両方をサポートしているものの問題はその「ずらす」という
のはカンが便りになる(上下ずれが起きたらうまく立体視されないためグリッド表示を
活用して上下にずれないようになおかつ左右視差が撮影距離に応じた適切な量ずらしていく
必要がある)ということできれいに立体視できる写真を撮影するというのは簡単なもの
ではなかったにょ。
しかし、このTX9の3Dスイングパノラマ機能ではカメラを回転する(左右に振る)ことで
撮影の最初と最後では視差が発生することを利用しそれにより3D写真を実現しているにょ。
これはOptio Sで行っていたことがすべてカメラ任せで実現できるというだけにょ。
とはいえ、カンに頼っていたものがオートで出来るようになったというのは大きいにょ。
しかも、鑑賞する人が交差法をマスターしておく必要があるのに対してMPO形式の3D写真
フォーマットで撮影できるためそれに対応したフォトフレームであれば3Dで鑑賞することが
できると思われるにょ。(ソニー独自の形式で保存している可能性もあるけど)
そういう点ではREAD 3D W1と同等といえるにょ。(視点数からいえば15視点であるため
2視点であるREAD 3D W1を越えるものになる)
単眼であればREAD 3D W1のように2つのレンズユニットとセンサーを使う必要がないため
コスト削減に大きく役立つにょ。
それに左右視差を利用するために二眼式だと左右サイズを一定以下に小さくできないけど
単眼であればその制約もないからね。
しかし、スイングパノラマモードでしか3D写真が撮れないという非常に大きな制約がある
ためあくまで簡易的な機能であることは否めないにょ。
二眼式であればすべてのモードで3D写真が撮れるし、動画も3Dで撮れるからね。
だから、単眼式で必要以上に「3D」をアピールすると購入後にユーザーをがっかりさせる
ことになりかねないにょ。
(3)は非常に興味深い機能にょ。
デジタル一眼がコンデジに比べてアドバンテージとなっているのは画質もだけどやはり
絞りのコントロールが大きいにょ。
ボケの大きさはレンズの換算焦点距離ではなく実焦点距離が影響するためセンサーサイズが
小さいコンデジの場合は実焦点距離が短くなるためボケを生かした写真を撮ることは非常に
難しいにょ。(逆に言えば誰が撮ってもピンぼけになりにくいというのはメリットになる
場合があるけど)
ハードウェアの面でうまくぼかせないならばソフト的に行うという選択肢もあるにょ。
すでに背景ぼかし機能はオリンパスから発売されたSP-590UZに搭載されているからね。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0902/05/news074.html
これはあらかじめ指定された枠内に被写体を入れておくことでそれから外れた部分は
ぼけるというものだけど上記リンク先の画像を等倍(800x600ピクセル)で見ての通り、
非常に不自然なものとなっているにょ。
これは輪郭抽出のアルゴリズムに問題点があるのと背景に距離情報がないためにガウス
ぼかしのように均一アルゴリズムでぼかしているのが理由にょ。
TX9では高速なCMOSセンサーということを有効活用して距離情報だけの写真を別途撮影し
それを合成することで背景ぼかしを実現しているとのことだけどそれでSP-590UZと比べて
どれだけ自然なものになるのかというのは非常に楽しみでもあるにょ。
画像合成といえば手持ち夜景モードのように高感度ノイズを大幅に減らしたり、HDR
(ダイナミックレンジ拡大)によって暗所潰れや白飛びを軽減したりという大きな
成果を上げているけどそれと同じくらい使えるものであれば歓迎したいところにょ。
SP-590UZとあまり変わらないレベルであれば要らないけどね(笑)
このTX9はレビューが楽しみにょ。
これだけ進化しているならばTX1からの買い換えも検討したいけど予算的に難しいから
さすがに無理にょ。
私のデジカメの買い換え周期は2〜4年であるためTX1にはあと2、3年頑張ってもらうにょ。
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