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おちゃめくらぶ掲示板
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SIMロック解除は本当にユーザーにとってメリットなのか・・・?
ドコモが来年の4月から全端末SIMロック解除にする模様にょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1007/06/news054.html
SIMロックに関してはかかってない方が良いと単純に考える人も多いと思うけど実際はSIM
ロックがあることによるメリットを現状で受けているということに気が付いてないだけ
だからね。
「出来て当たり前のことが出来なくなる可能性もある」ということにょ。
さて、ここで問題となるSIMロックに関してだけど実際はドコモとソフトバンク以外は
蚊帳の外の状態にょ。
というのもイーモバは周波数帯が異なるため現状のイーモバ端末SIMフリーになった
ところでドコモやソフトバンクのSIMカードを挿しても使用できないし、auに関しては
そもそも通信方式自体が異なるために使用不可能にょ。
したがって、SIMロック解除というと好きな端末で好きなキャリアを選べるように考えて
いる人がいるかもしれないけど実際はソフトバンクの端末をドコモで使用(もしくはその
逆)しか行えないにょ。
全面SIMロック解除(SIMフリー)にするユーザーにとってのメリットはこれだけしかない
けれどデメリットは以下のようなものがあるにょ。
《 SIMロック解除のデメリット 》
(1)キャリア独自のサービスが利用できなくなる
(2)端末代金の価格高騰
(3)ユーザーの混乱を招く
(1)は、キャリアメールを使用したり、フルブラウザではなく標準ブラウザを使用する
場合に著しく制限が加わるということにょ。
標準ブラウザを使用した有料コンテンツの利用には端末側の認証があってようやく使用が
可能になるけどこれはキャリアが代金回収を代行しているのが理由にょ。
コンテンツプロバイダはキャリアと契約することで料金を回収できているわけにょ。
したがって、その端末に他のキャリアのSIMを挿した状態では使用できなくする必要が
ある(=SIMロックをかける必要がある)ということにょ。
またキャリアメールもそれと同様にょ。
キャリアメールのメールサーバの維持費はユーザーの基本料金から賄われているにょ。
したがって、他のキャリアのSIMカードを挿した状態では使用ができないにょ。
それに、メールアドレスそのものもキャリアと紐付けされているためソフトバンクの
端末でドコモのSIMカードを挿した場合、メールアドレスはdocomo.ne.jpしか使えない
けれど端末側がsoftbank.ne.jpしか使えないためキャリアメールは使用不可になるにょ。
これが容易に解決できるのであればMNPが始まった段階で解決できている問題にょ。
(2)は端末代金というのはインセンティブ(販売報奨金)によって価格が抑えられている
というのが大きいからにょ。
それによってかつては新機種でさえ2〜3万円で購入が可能な状態にあったにょ。
1端末当たりのインセの平均額は4万円程度と言われているけどそれを考えると端末を
普通に購入すれば当時でさえ6〜7万円になっていたということにょ。
その4万円というのはどこで回収するのかというとユーザー負担になるにょ。
概ね2年間かけて回収していくように計算されているけどこれはすべてのユーザーを対象に
行われているにょ。
頻繁に機種変更する人と長期使用する人が同じように基本料金から目に見えないインセ分を
支払っているというのは不公平であるということで総務省は端末価格と通話料を分離する
ように指示をしたにょ。
そして、近年はケータイは分割払いで購入するということが当たり前になったにょ。
かつては型落ち端末は1円とかになっていたけどこの方式の導入によって1円ケータイは
ほぼ全滅したにょ。
それならば今はインセが無くなったかというとそうではないにょ。
単に明らかに見えるような形ではなくなったというだけに過ぎないにょ。
ソフトバンクのスーパーボーナスやWILLCOMのW-VALUE SELECTのように端末代と割賦金を
明確にしているようなキャリアだけではないから依然として価格はインセが含まれた
ものになっているにょ。
ソフトバンクもしくはWILLCOMで端末を割り引き無しで一括購入した場合にはほぼインセが
含まれない価格といえそうだけどそうでもないにょ。
そもそも、ソフトバンク端末であれば「Yahooボタン」を付けることで端末開発補助金が
キャリアから端末メーカーに対して出ているわけだからね。
それを何らかの形で回収する必要があるにょ。
したがって、SIMロック解除を望む人はソフトバンクもしくはWILLCOMの一括払いの価格と
同等もしくはそれ以上の価格になるということをまずは認識しておかないといけないにょ。
また、将来的に複数のキャリアで使い回しができるような端末が出来た場合にはその分の
価格がさらに端末価格に上乗せされてしまうにょ。
ただし、この場合は端末が他キャリアで使い回しができるから量産効果で安くなるから
単純に他キャリアで使える分だけ高価になるとは言えないけど少なくとも現状のSIMロックが
かかった状態よりは端末価格が上昇するのは100%確実にょ。
(3)は過渡期においては特に問題となるにょ。
全キャリアが一斉に既存端末を含めてSIMロックが解除されるのであれば問題はないのだけど
そんなことはまずあり得ないからね。
キャリアによっての実施時期の差もあるし、キャリア内でもSIMロック解除対応の端末
(デフォでSIMフリーにするのか、何らかの手続きを必要とするのかは現時点ではまだ
不透明な状態)だけではなくそうでないものも平行して販売されるからね。
だから、SIMロック解除とは何なのか、どの端末が対応しているのかということを誰でも
分かる形で提示しておく必要があるにょ。
恐らくユーザーの大半はSIMロックというのもまともに理解してないだろうし、SIMロックが
無ければ「キャリアが自由に選べる」というレベルの認識しかない人であれば通信方式や
周波数帯の違いでauやイーモバは選択できず、事実上ドコモとソフトバンクしか選べない
ということも知らないのではないかと思うにょ。
したがって、販売する場合にはドコモショップでは「ソフトバンクのSIMカード対応」と
明確に提示する必要があるし、ソフトバンクショップではその逆を行う必要があるにょ。
auショップでは「他のSIMカードは使えない」ということを提示する必要があるにょ。
さらに問題となるのはサポートにょ。
ソフトバンク端末でドコモのSIMカードを使って通信、通話が出来なくなった場合には
どこがサポートしてくれるのかということが非常に重要となるにょ。
現在は端末とキャリアがセットであるためその心配は無用だけどSIMロックが解除されて
他のキャリアのSIMカードが自由に使えたら問題が発生するにょ。
「SIMカードを差し替えたらサポート対象外です」なんてことになったらSIMロック解除
なんて建前だけのものになってしまうからね。
本来ならばサポートすべきはドコモでもソフトバンクでもなく端末メーカーにょ。
シャープの端末であればシャープがサポートすべき問題にょ。
それを行うのは端末メーカーの負担が増えさらなる端末コストの上昇を招いてしまうにょ。
現在SIMロック解除に積極的になっているドコモだけど3年前はSIMロック解除には否定的
だったにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0702/02/news108.html
これが今では積極的になったのはスマートフォンのヒットが挙げられるにょ。
スマートフォンはキャリア独自のサービスに頼っている部分が少ないからね。
仮にキャリアを移動しても使えない機能というのは限られるためユーザーにとっても
デメリットは小さいにょ。
特にスマートフォンといえばiPhoneの存在が大きいにょ。
「スマートフォン利用動向調査報告書2010」においてiPhoneのシェアは46%となっている
くらいにょ。
http://www.impressrd.jp/news/091210/smartphone2010
ソフトバンクのシェアが2割程度であり、その中のわずか1端末(前モデルとの合算たから
正確には2端末になるけど)で全キャリアの46%のシェアを獲得しているということは
いかにすごい状態かが分かるにょ。
ユーザーアンケートでもauやドコモのユーザーの過半数が契約キャリアからiPhoneが出たら
買うと答えているくらいにょ。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1002/26/news038.html
言い換えればiPhoneが他キャリアで使えるようになればその過半数はキャリア変更される
可能性があるということにょ。
実際キャリア移動可能なのはソフトバンク→ドコモだけであり、SIMロックが解除される
ことで100万契約以上がソフトバンクからドコモへと流れることを意味するにょ。
通信網が弱くほとんど端末人気だけで契約数を増やしているソフトバンクにとっては
SIMロック解除は非常に大きな問題となるにょ。
実際、孫社長もiPadにSIMロックをかけている理由に関して「他社に戦いの武器は渡せない」
とコメントしているにょ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/14/news036.html
これはスマートフォンがポピュラーになればなるほど有利に働くドコモとは対照的になって
いるにょ。
これが総務省がSIMロック解除のガイドラインとして「各社の自主的な取り組みに任せる」
と記したにも関わらずドコモが積極的でソフトバンクが消極的な理由になっているにょ。
ドコモはSIMロック解除に積極的であり、蚊帳の外であるイーモバとauは大きく否定する
理由もないためそういう状況になればSIMロック解除をするだろうけどそうなった時に
ソフトバンクだけは「ウチはSIMロック解除をしません」なんて出来るはずもなく必然的に
SIMロック解除の方に進行していくと思われるにょ。
つまり、ドコモが動き出した時点で事実上ソフトバンクがSIMロック解除を迫られたという
ことになるわけにょ。
確かに、一部ユーザーが待望していた国内向けiPhoneでドコモのSIMカードが使えるという
ことが行えるようになるのは時間の問題であり、これは該当するユーザーにとっては
大きなメリットといってもいいけどそうでない人にとって現状においてSIMロック解除は
上記のようにソフトバンクの端末をドコモのSIMカードで使える(もしくはその逆)しか
ないにも関わらずデメリットの方は非常に多くなっているにょ。
少なくとも現状においてSIMロック解除はイメージしているほど良いものではないにょ。
しかし、将来的には変わるにょ。
次世代通信方式であるLTEはauも採用を決定しているわけなので4キャリアがすべて同じ
通信方式を採用するために真の意味での自由なキャリア選びが可能になるにょ。
複数のキャリアのサービスに対応したも端末が登場する可能性も十分に考えられるにょ。
つまり、海外と同じくキャリアではなく端末メーカー主導になっていくことでSIMロック
解除のメリットがようやく出てくるというわけにょ。
そうなると力(資本力、開発力)のない端末メーカーは淘汰されてしまうにょ。
実際将来を見越して富士通と東芝は携帯電話事業を統合したくらいだからね。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/17/news037.html
少ないパイで多くの端末メーカーが存在していた日本においてはキャリアの力無くして
新端末を投入するのは難しかったけれど今後はより大きなシェアを獲得するためには
スマートフォンに力を入れ海外市場も狙っていく必要があるわけにょ。
1機種当たりの販売台数が増えれば1台当たりの開発コストも軽減されるためそれは価格
低下に影響するにょ。
SIMロック解除は短期的に見ると価格の高騰を招いてしまうけどそれは長期的に見ると
必ずしもそうとはいえないということにょ。
ただし、「実質負担金」というまやかしに慣れてしまった人にとっては将来的にも現在
より価格を抑えるのは難しいけどね。
現時点ではSIMロック解除はぶっちゃけ「iPhoneがドコモで使える」というくらいしか
メリットしかなくデメリットの方が大きいけれどそれは将来的にはデメリットは徐々に
失われていくために問題はないにょ。
あとは、キャリアと端末メーカーのがんばり次第にょ。
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