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おちゃめくらぶ掲示板

274御茶目菜子:2010/06/22(火) 12:26:32
新型Librettoは真の「libretto」になった!?
東芝の夏モデルPCはアグレッシブな製品ばかりだけどその中でも異彩を放っているのが
このLibretto W100にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100621_375378.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1006/21/news033.html
U100以来5年ぶりのLibrettoブランドの製品だし、筐体サイズも小型であった初代モデルの
Libretto 20に近いサイズまで小さくなっているにょ。
それでいて、ArrandaleベースのデュアルコアPentium搭載というのはすごいにょ。
このクラスだとAtom搭載が当たり前だからね。

Pentium U5400はHTTもないし、ターボブーストもないので1世代前のCULVノートに多く採用
されていたセレロンSU2300と比べてもキャッシュメモリが多いということを除けばそこまで
高性能なものではないけれどAtomと比べれば別格の性能だからね。(N270との比較であれば
3倍程度の性能)
しかも、Atomであってもここまで小さいのはAtom Z採用機に限られAtom N採用機では
ここまで筐体サイズが小さいものは存在しないにょ。
それだけを見るとすごいと思うけどデュアルコアCPUでこのクラスのサイズを実現したPCと
いうのは過去に存在するにょ。
それはEVERUN NOTEにょ。

EVERUN NOTEはデュアルコアのTurionを搭載しているわけだし、搭載されているチップ
セットのRS690は統合型としては極めて高い3D性能を有していたにょ。
http://ascii.jp/elem/000/000/186/186632/
すでにAtom搭載機が市場に溢れていく中、このEVERUN NOTEはその筐体サイズからは
考えられない性能によって一部のファンの注目を集めたにょ。
ただし、性能が高い分だけバッテリ駆動時間が短いという問題があったにょ。

このLibretto W100も同じような問題を抱えてそうにょ。
何せバッテリ駆動時間は公称2時間だからね。
これだと実駆動は1〜1.5時間くらいか・・・?
それでも、小ささと性能の両方が欲しいという人には選択肢がないからこれを買うという
人も大勢いそうにょ。
現在国内で普通に入手可能なデュアルコアCPU搭載ノートPCだと最小のものはLet'snote
R9だからね。
ほぼB5用紙サイズに940gという重量は一般的なモバイルノートよりは小型軽量とはいえ
やはり嵩張るし重いという人もそれなりにいることだと思うにょ。

さて、このLibretto W100はデュアルコアCPU搭載なのに小型・軽量というのはウリの1つ
だろうけど最大のウリはダブルタッチスクリーンにょ。
これによってこのW100の方向性は大きく従来のLibrettoと比べて変えられたにょ。
タッチパネルが2画面ある代わりにキーボードを廃することになったわけだからね。
これで文字入力を大量に行う人には向かない端末となったにょ。
とはいえ、クラムシェル筐体であるためスタンド無しに自立することができるため一般的な
ピュアタブレット端末よりもソフトウェアキーボードを使用するにも使い勝手は良さそうな
感じにょ。
静電容量式のマルチタッチであるため感圧式の非マルチタッチの端末よりは同じソフト
ウェアキーボードでも格段に使い勝手は良いだろうし、ソフトウェアキーボードという
メリットを生かしてさまざまなタイプのキーボードが用意されているのも魅力にょ。

W100は7インチWSVGAというのは液晶サイズはいいとして解像度はやや物足りないにょ。
169ppiということでテーブルや膝の上に置いて使うのが前提であれば実用限界だと思う
(カラー表示における人間の目の分解能は6月14日に書いたように距離30cmでの使用時に
300ppi程度であり膝の上で使うならば50〜60cmの距離となるため150〜180ppiが限界と
なる)けれど小型ということを生かして両手に持って使うのであれば30〜40cmまで近づけて
使用できるため200〜300ppiでも十分に使えるから解像度が高くて困ることはないにょ。
しかし、このW100では2画面あるのでWSVGA1画面の端末とは比べモノにならないくらい
使い勝手は良さそうにょ。

2画面液晶は普通にSVGAのデュアルモニタとして使えるだけではなく1つのモニタとして
使うことができるからね。
その際は普通に使えば1024x1200(600x2)となり、90度傾けて使用すれば1200x1024と
して使うこともできるにょ。
概ね10インチSXGA(1280x1024)と同レベルの情報量表示できるということにょ。
これならばそれほど困ることはないような気がするにょ。

W100では2画面というのを有効活用するために180度本体が開くようになっているにょ。
この状態では1枚板のピュアタブレット端末と同じような使い方が可能になるにょ。
逆に考えるとこのW100は折りたたみができるピュアタブレット端末にょ。
これがノートPCと考えるから「奇抜なもの」と考えてしまうけど折りたたみ式のピュア
タブレット端末として考えれば急にすばらしいものに感じるから不思議にょ(笑)

ピュアタブレット端末というのはある程度の情報量を得ようとすると大画面になり
(小画面だとソフトウェアキーボードが使いものにならない)そうなると筐体サイズ
(フットプリント)がどうしても大きくなるし、持ち運びの際は液晶破損が怖いので
ハードケースに入れる必要性が出てくるにょ。
これが折りたたみ式であればそういう持ち運びの際の心配は要らないし、2画面合算の
情報量であれば筐体サイズを小さくしても十分な量を確保可能になるからね。

それに電子ブック用途であればなおさら有効にょ。
7インチ液晶というのは概ね文庫本サイズということで本を読むという用途に関して言えば
必要十分なレベル(これより小さいとさすがにやや辛い)となるわけだし、筐体サイズ
そのものも新書版よりも一回り大きいレベルだから持ち歩けないレベルでもないにょ。
iPadがいくら薄くてもおよそB5サイズという段階で持ち歩いたり電車の中での読書には
抵抗が出てくるにょ。(だから大型タブレット端末は常時モバイルには適さないと私は
考えていた)

ピュアタブレット端末としては理想型に近いものといえそうだけど大きく残念なのは
バッテリ駆動時間にょ。
公称2時間ではとても話にはならないにょ。
大容量バッテリでさえも公称4時間(JEITA測定法によるものだから軽負荷での実駆動は
この5〜7割程度の時間と予想される)だし、大容量バッテリだと800gを越えてしまうのが
ネックにょ。
そもそもデュアルコアCPUで標準699gというのが異例の軽さであり、大容量バッテリ
搭載時の819gでさえモバイルノートとして考えれば軽い部類だけど両手持ちをする機会が
多いピュアタブレット端末においては重量は非常に重要な要素だからね。

5月8日に書いたように10インチクラスの液晶を搭載のWindows PCはバッテリを除いた本体
重量は700g程度が限界(ちなみにR5は680g)と考えているのでそれからキーボードがない
分だけ100gマイナスして、それをバッテリに充てていると考えるとバッテリ込みで699gと
いう重量はそれほどすごいというわけではないけど100g程度(丸形セルだと2セル相当)の
バッテリではAtom Z採用PCならまだしも普通のモバイルノート並の消費電力を持つPCでは
さすがに駆動時間が短くなっても当然にょ。

これがピュアタブレット端末ではなく普通にキーボードを搭載したミニノートPCであれば
VAIO U101やInterlinkなどのPenM世代の機種を未だに使い「Atomでは非力だから」という
理由で昨今のUMPCを買い控えCore系のデュアルコアCPU搭載のものを期待していた人に
とってはかなりの朗報になっていたにょ。
しかし、あえてそういうマニアの要望に応えることなく今注目度が高くなっている
タブレット型の端末にしたということが幅広い層に売ろうとしている東芝の意気込みが
考えが伝わってくる感じにょ。(タブレット端末時代はまだまだこれからだし2つ折り
というのは現状ではニッチな需要とも言えなくはないけど)

ただ、Librettoというブランド名からすると従来のようなミニノートをイメージする人が
多いためにこれを普通のミニノートではなくタブレットPCの一種として売り出す方が
売れそうな気がするにょ。
ならば、ブランド名を変えるべきだったのか・・・?
折りたたみ式のスタイルで両手持ちで使用する場合はまさに「本」の感覚なのでブランド
名ではなく「libretto(歌劇の台本)」という言葉のイメージからすればこのW100は
より「librettoのイメージに近づいた」とも言えなくはないけどね。

今はキワモノ扱いされそうなこのLibretto W100だけどタブレット端末が増えればこの
ように折りたたみ式のものが増えるだろうからその時は草分け的存在としてW100の名が
挙げられるようになりそうにょ。
MSのCourierは試作したものの製品化はされないことが発表されたから製品化までこぎ
つけたW100の功績は大きいにょ。
http://japanese.engadget.com/2010/04/29/2-courier/
少し前までならばLibretto W100は試作品の段階で終了するようなイメージの端末だからね。




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