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おちゃめくらぶ掲示板

267御茶目菜子:2010/06/16(水) 12:44:15
ニンテンドー3DSは「奇抜」ではなく「堅実」なDS後継機
3月に名称だけ発表されていた任天堂の次世代携帯ゲーム機であるニンテンドー3DSが
E3で発表されたにょ。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100616_374648.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100616_374649.html
私は日本時間で本日午前1時〜2時半に行われたE3での任天堂の基調講演は生で見たにょ。
過去のヒット作品が軒並み最新シリーズとして登場するため会場は拍手喝采の連発だった
けれどやっぱり一番の目玉となったのはニンテンドー3DSにょ。

その3DSの中での一番のウリとなる要素は3D液晶にょ。
上が3.5インチ400x320の3D液晶(実際は800x240で左右用の画像を用意するため解像度が
半分になる)、下がタッチパネル付きの3インチQVGA液晶にょ。(上のみワイドになると
いうのは開発基板の画像データが流出してすでに分かっていたことだけどね)
上の方はワイド液晶搭載だからWVGAかと期待されていたけど1ピクセルが縦長の800x240
というものになったにょ。(バランスを考えればこんなものだろうけどこれだと3Dは
横持ち専用になってしまいそう)

下の方には3D液晶を搭載しなかったのはやはりインターフェイスの問題が大きいからでは
無いかと思うにょ。
公式見解ではタッチによって画面が汚れるからということなんだけど私は実際にはそう
ではなく3月24日に書いたように3Dだと左右の像がずれるためタッチペンでの操作ができなく
なってしまうことが原因に思うにょ。(誤差が大きいためゲームでは使えない)
正確なインプットを求めるならば、タッチペンそのものにセンサーを内蔵して空中で
認識させる必要があるにょ。

3Dは確かにインパクトはあるけど目に負担がかかってしまうという問題があるにょ。
それに人によって3Dの見え方が異なるしね。
それは調整機能によって克服されているにょ。
3D液晶を搭載機器だと3D機能のONとOFFくらいしかできないものばかりだけど3DSの場合は
3D効果を自由に調整できる(強くしたり、弱くしたり、OFFしたりできる)ということで
ボリューム調整で簡単にその強さが変えられるというのはまるで魔法のようなものという
感じらしいにょ。(実機を触った記者の感想)

3DTVやBlu-ray 3Dなど3Dは話題性が高いものの問題はコンテンツにょ。
わずか数タイトルのためだけに数10万円出して機材の買い換えができるという人はほとんど
いないだろうからね。(ちょうどTVやBlu-rayの買い換えをしようとしている人であれば
予算に少しプラスαするだけで買えるけど)
しかし、3DSではコンテンツ面の心配はないにょ。
3DS用タイトルは恐らくすべてが3Dとなるからにょ。

それに加えて3D液晶というのを生かし、カメラが外側に2つ付いているので3D写真も
撮れるようになったにょ。(3月24日の私の予想通り)
VGAカメラであるためとても印刷には耐えられないけど3DSの実効400x320の画面で見るなら
十分なレベルにょ。
あと3D液晶を生かして3D映画の配信サービスも行われるにょ。
3Dは体感しないと分からないだけにほぼ確実に数1000万台規模の売上台数が予想される
3DSは3D映画の配信サービスとして最も適しているからね。(すべてのPS3で3D映画が再生
できたとしても3D視聴環境が整っている人はその中のごく一部に過ぎない)

3Dゲーム(紛らわしいので以下「ポリゴンゲーム」と記す)はプレステ、サターン登場して
以来ポピュラーなものとなったにょ。
確かにポリゴンゲームは自由に視点が変えられるということやモデリングの強化や
モーションキャプチャ導入によってリアルな表現が可能になったのだけどゲームとしては
1つの壁があるにょ。
それは距離感がつかめないということにょ。

人は左右の目の視差を利用して距離を把握しているために横スクロールや見下ろし画面で
展開するゲームを無理矢理プレイヤー視点(プレイヤーの後方視点)のポリゴンゲームに
した場合にはプレイができないレベルまで難度が高まることがあるにょ。
しかし、表示が3Dであれば距離感がつかめるためポリゴンゲームが生きてくるにょ。
3Dは見た目のインパクトや流行だけではなくポリゴンゲームをプレイしやすくするための
重要なファクターといえるにょ。

しかし、ゲームをするには表示だけでは駄目にょ。
入力デバイスも重要だからね。
入力デバイスの進化(コントローラの進化)はそのままゲームの進化へと繋がってきて
いるにょ。
コンシューマゲーム機で初めてアナログ操作を導入したニンテンドー64以来アナログ
スティックがコンシューマゲーム機においても標準的な存在となっているけど残念ながら
DSには採用されなかったにょ。

そのためDSは入力デバイスがボトルネックになったため3Dゲームが遊びやすいゲーム機
とはいえない状況だったにょ。
しかし、この3DSでは360度アナログ入力が可能なスライドパッドが搭載されたにょ。
使い勝手は未知数だけどこれによりDSが抱えていた問題点の1つが解消される可能性が
出てきたにょ。

あと話題性は3D液晶が持っていった感じがあるけど実はすごいのは通信部分にょ。
ドラクエIXではすれ違い通信で累計1億人突破というギネスブック記録になったのだけど
このすれ違い通信は特定ソフトをスリープさせている人同士に限られたにょ。
いくら、DSの普及台数が多くてもドラクエIXをプレイしてスリープ状態でいる人という
のは限定されるし、ドラクエIXにおけるデータ交換しかできないにょ。

しかし、3DSではそれと似た機能をハードウェアレベルでサポートしているにょ。
つまり、すべての3DSが常時無線ネットワークで繋がれた状態にあるということにょ。
実際は3DSの無線LAN出力が弱いいので「すべて」というわけにはいかないけどこれは
3D液晶以上の革新的な変革をもたらす可能性があるにょ。
これは3G通信内蔵のケータイやスマートフォンでは簡単に実現可能なものだけど3DSでは
通信費用がかからないというのが大きいにょ。
システムができても何に使うのかというのが問題だし、スリープ中の消費電力増に繋がる
という可能性もあるから現時点ではこれがそれほど有益であると判断はできないけどね。

CPUやGPUというハードウェアのスペックがどれくらいかということを気にしている人も
いるだろうけど少なくともDSよりは桁違に上であると感じるにょ。
PSPをも越えているだろうし、クオリティという面ではプレステ2を越えGC並にょ。
http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2010/3ds/kid_icarus/movie.html
解像度が足りないためにGCのゲームをベタ移植するのは厳しいけど容量的にも十分ある
から難しくはないにょ。
3DSのカートリッジは現時点で最大2GB(16Gbit)までサポートされているのでDS発表時の
256MB(2Gbit)の8倍のサポート容量だからね。
2GBあればよほど動画を使いまくりのゲームでない限りは容量不足になることはないと
思われるにょ。(PSPのUMDも1.8GBを使い切っているものは一部のタイトルに限られる)

さて、ここまで見てきてやっぱり「3Dは奇抜だから売れない」と判断している人もやはり
いるのではないかと思うにょ。
確かに過去には失敗作品はあった・・・というか成功した例がないにょ。
それは上記のようにコンテンツが無かったからにょ。
卵が先か鶏が先か・・・というわけでもないけどコンテンツ無くしてハードの普及はない
からね。

とはいえ、コンテンツがあればハードが売れるのかとなるとまた一概には言えないにょ。
それは使用スタイルや価格も影響するからにょ。
いくら映画が3Dで供給されても高価な3D液晶搭載のTVを買い専用メガネを付けて鑑賞する
というスタイルは限定されるにょ。
3DSは小さい画面、基本的に1人しか見ない画面、ほぼ一定の距離を保ってプレイするで
あろうことが想定される(携帯ゲーム機であるために持ちやすい位置というのは各自で
決まっている)ということで裸眼で3Dは苦もなく実現できたというだけの話だからね。

ゲーム機として成功するかどうかはコンテンツと価格が大きいにょ。
コンテンツは世界最強のソフトベンダーである任天堂が中心となっているし、多くの
サードパーティの参入が決定しているということもあるけどDSとの下位互換性が保たれて
いるというのは最大の強みにょ。
国内だけでシリーズ累計3000万台、世界では1.3億台売れたDSとの互換性があるという
だけで買い換え需要だけでも相当数が望めるからね。

新世代機においては当初はどうしてもコンテンツ不足になりがちであるためこの互換性が
非常に重要となってくるにょ。
互換性保たれていればそのシェアを新世代に引き継げるためトップシェアのゲーム機は
新世代でもトップシェアを保てる可能性が高いにょ。
任天堂の場合はかつてはファミコン→スーファミ→64→GCとずっと互換性無しでやって
きたけどスーファミでのトップシェアは64でその座を失ってしまったにょ。

その最大の理由はサード離れだけどスーファミとの互換性があればここまで極端に減少
することはなかったにょ。
同じ任天堂でも携帯ゲーム機ではGB→GBカラー→GBアドバンス→DSと少なくとも1世代前
までは互換性は保たれているからね。(DSiではGBA互換は切ってしまったけどこれは
十分にDSが普及しているから妥当な判断ともいえる)
それくらい過渡期においては互換性は重要となるにょ。

しかし、それを持ってしてもプレステ3はプレステ2でのトップシェアを守ることができな
かったのは価格の問題があったからにょ。
Blu-rayプレイヤーとして見れば決して高価ではなかったとはいえ、ゲーム機としては
高価なのは否めない価格であったためプレステ2互換はプレステ3の売上の後押しをする
ことはできなかったにょ。
そのため後発の40GBモデルではその互換性を切ってコストダウンを行ったにょ。

さて、そうやって考えると任天堂は過去にバーチャルボーイで3D(立体視)ゲーム機では
失敗したという前例があるもののそれは3DSにはまったく当てはまらないことが明白と
いえるにょ。
VBはあのプレイスタイルやGBとの互換性がないためコンテンツに乏しかったなどの敗因が
あるにょ。
3DSはVBのような奇抜なものではなく私は堅実なものに感じるにょ。
すでに普及しているDSを順当に進化させたものであり「3D液晶」というのはその付加機能に
すぎないということにょ。

「3Dだからすごい」と感じるのは最初だけにょ。
ポリゴンゲームに慣れてない人がポリゴンでの表現をすごいと感じるのと同じようなもの
だからね。
結局ゲームとして考えるならば「3Dをウリにする」のではなくゲームそのものをウリに
していかないと駄目にょ。
実際現時点でのラインナップを見てみると有名タイトルが勢揃いしているもののこれが
3DSの3D液晶を使わないと成立しないものなのかというと微妙にょ。

VBのゲームは単体で見ればグラフィック(見た目)も内容もそれほどすごいというわけ
ではないけど実際に覗いてみればすごいと感じさせたにょ。(実際にプレイしてみないと
VBのすごさは分からない)
3DSはスクリーンショットを見ただけでもDSとは明かな差を感じるためそういう面に
おいてはVBよりも遙かに売りやすいにょ。
それでいてなおかつ3Dというおまけが付くわけだからね。

とはいえ、やはり3Dということが大きなプラス要素になっているのは否めないので雑誌
などの2D媒体でその3DSのすごさをアピールするのは非常に難しいにょ。
どのように見えるか・・・なんて口で言っても分からないからね。
まぁ雑誌掲載のスクリーンショットは交差法などで立体的に見えるようにするという
方法もあるけどね。(VB発売当時もこのような方法で紹介している雑誌もあった)

現時点では3DSが失敗する要素は何もないにょ。
とはいえ、プレステ3のように価格次第では失敗の可能性もあるけどDSiやLLの価格改定を
考えると3DSの価格は2万円程度になるのではないかと予想しているにょ。
この価格で発売されれば間違いなくDSに続いてトップシェアの携帯ゲーム機になると
思うにょ。




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