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おちゃめくらぶ掲示板
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キーボードレスだからこそ薄い(軽い)ものが良い
iPadはいいけれどやっぱりキーボードがないと・・・という人もいると思うにょ。
iPhoneはガジェットマニアからするとスペックが低い(特に画面解像度)というのが不満
だったけれどiPhone4ではスマートフォンの中では最強クラスのスペックになったため
その点では問題なくなったにょ。
とはいえ、やはりキーボードがないということを気にしている人も多いのではないかと
思うにょ。
確かにないよりはあった方が絶対にいいからね。
私は根っからのキーボード派にょ。
QWERTYキーボードはポケコン以来ということで26年使っているにょ。(当時はマイコンは
非常に高価だったので持っている家の方が少なかった)
しかし、96年に買ったPDAはキーボードレスのザウルス(PI-6500)にょ。
これはシャープのカナメモ、電子手帳・・・という流れをきて同じシャープのザウルスを
選択しただけであってキーボードレスに魅力を感じたから選択したというわけではないにょ。
むしろ欲しかったのはHP200LXだったけど高価だし使えるようにするためにはハードルが
高すぎたので安価で済むザウルスにしたにょ。
またBASICカードを挿せばポケコンにもなったしね(アーキテクチャはPC-E500シリーズを
踏襲し、CPUはE500の倍速であるため演算速度も倍速だった)
次に買うPDAはキーボード付きのWinCE機か・・・と思っていたのだけど買ったのはザウルス
カラーポケット(MI-310)とパワーザウルス(MI-610)にょ。
これに外付けキーボードを付けることで長文を書くことが可能になったにょ。
とはいえ、キーボードの出来はお世辞にも良いものではなく日本語変換も2文節変換で
AI辞書や学習機能が無しということで事実上単文節変換で入力していたにょ。(単文節
変換でないと候補が10通り×10通りあった場合は最大100回変換キーを押す必要がある)
それでもおちゃめくらぶのサイト立ち上げ時には大いに役立ってくれたにょ。
その次に買ったザウルスはMI-E1で初代のスライド式キーボードモデルにょ。
キーピッチが狭いだけでなくキーが固く押すのにかなり力が必要ということで微妙だった
けれどパワザウのキーボード専用端子が削られたのでそのキーボードを使うしかなかった
からね。
さらにその次にかったリナザウ(SL-C750では普通に使えるレベルのキーボードを搭載
だったにょ。
そうなるとやはり、日本語変換がボトルネックになってきたにょ。
確かにキーボードがあるということは重要とは思うけど本質的なことはそこにはないにょ。
要はストレス無く手軽に文字入力が可能かということであり、キーボードと遜色ない
レベルに入力可能であれば問題ないわけだからね。
キーボードレスとなるとやはり真っ先に思いつくのが手書き入力にょ。
ザウルスの手書き入力は文字認識率が非常に高かったとはいえ100%でもないし、私は結構
くせ字であるため急いで書いたら上手く認識されず修正の方に手間取るということも多々
あるため丁寧に書く必要があり、その分入力速度は著しく遅くなってしまうにょ。
ザウルスで通常の手書き入力では認識速度、精度ともに不満で入力速度を最重視するとき
には使えなかったけどそういう時には手書き文字をベクターデータとして保存するインク
ワープロが便利だったにょ。
PIザウルスではそのベクターデータは再利用が不能だったけどMIではそのインクワープロ
で書かれたベクターデータを後からテキストデータに変換(文字認識)させるという方法も
可能であり大きくその価値を高めてくれたにょ。
ただ変換精度がイマイチだったので個人的には使う機会はそれほど多くはなくインク
ワープロ参照機能用(インクワープロモードでのテキストデータは他のどのモードでも
使用することができるためWeb閲覧中にオフラインで書いたテキストファイルを開ことが
この参照機能を使用によってのみ可能だった)として使うのがメインだったにょ。
しかし、リアルタイムでテキスト入力したいという場合には速度面でキーボードには遠く
及ばないからね。
速度だけで言うならばザウルスの手書き認識よりもPalmのGraffitiの方が認識速度や
精度において圧倒していたにょ。
ただし、Graffitiは英数字だけということで日本語入力をする場合には結局日本語変換
という手間が加わるためキーボードには速度面で及ばなかったにょ。
では、ソフトウェアキーボードはどうなのかというと画面サイズがある程度ないと押し
にくいわけだし、ハードウェアのキーボードと比べて入力のフィードバックがないため
速度面でも不利になるにょ。
やはり、同じQWERTY配列という時点でソフトウェアキーボードがハードウェアキーボードに
勝てるはずがないにょ。
というわけでハードウェアによるQWERTY配列キーボードが最強という当たり前の結論に
なってしまったにょ。
さて、最近はQWERTY配列のキーボードを搭載したケータイが増えている(ソフトバンク
からは現行品の中にないのが残念)とはいえやはりメインはテンキーを使っている機種
だと思うにょ。(ガラケーではごく一部の機種を除きほぼ100%がこれである)
この[1]を押すごとにア→イ→ウ→エ→オと変化する文字入力法は使ったことがない人は
いないくらいのおなじみのものだけど私はシャープのカナメモで初体験したにょ。
この文字入力は達人レベルになれば並の人がQWERTY配列キーボードで入力するよりも速い
とはいえ、私はその域に全く達してないにょ。
1秒間に16回ボタンを押せる達人であればカナベースで1分に最大300文字程度入力可能
だと計算される(ア段だと1回、オ段だと5回のボタン入力が必要なので平均は3回となる
けれど濁音、半濁音は別途押さないといけないし、同じ行のカナだとカーソルを押さないと
いけないため平均だと1文字あたり3ボタンよりも大きくなる)ため私がフルキーボードで
タイプする速度と互角の速度となるにょ。
私の打鍵速度は平均よりやや上というレベルでありとても速いとはいえないレベルなので
同じ達人同士を比較した場合はテンキー入力はQWERTY配列キーボード入力には到底及ば
ないにょ。
ケータイには予測変換があるからPCよりも日本語入力において有利だという人もいるかも
しれないけどそれを言ったらPC向けでも予測変換があるためにそれはアドバンテージでも
何でもないにょ。
やはり、純粋に文字入力が速い方が日本語入力も速くなるにょ。(むしろ使えない
予測変換搭載の機種だとケータイの方がかえって遅くなる)
達人の話をしても仕方がないので私自身の話でいうとケータイのボタン入力速度は最大
でも1秒間に3〜4回程度ということでカナベースで1秒に1文字程度、1分で約60文字という
レベルにょ。
これはPC史上最凶のキーボードだと私が思っているVAIO UXで私自身が入力する速度に
さえ劣るにょ。
つまり、私にとってケータイのテンキー入力はVAIO UXのキーボード以下ということに
なるわけにょ。
これは経験を積めば1.5倍くらいには速くなるだろうけど同じテキストをフルキーボードで
書けば5倍は速く入力できるということを考えるとPCで入力ができないケータイでの
ショートメール以外にはケータイで文字入力するという機会がほとんど無くなってしまい
言い換えれば経験を積むという機会もないわけにょ。
ソフトウェアキーボードはハードウェアキーボードに大きく劣るとQWERTY配列キーボード
においてはいえるのだけどテンキーでもそれはいえ、ソフトウェアテンキーではとても
満足な速度で文字入力ができるとは思えないにょ。
ただし、それはテンキーで普通に入力した場合の話にょ。
iPhoneではフリック入力で文字が入力可能というのが大きいにょ。
フリック入力では文字をフリックによって入力するというものにょ。
フリック入力そのものを知らない人のために説明すると、か行を入力する場合は[か]を
押して上方向にフリックすれば「く」が入力されるというものにょ。
これによって、文字入力に必要なボタン入力回数は3分の1程度に減らせるため仮にテンキー
入力よりも打鍵速度が半減しても時間あたりの入力文字数は1.5倍に増えるにょ。
テンキーを達人レベルに使いこなしている人を除けばフリック入力をすることで文字
入力速度は上がるということにょ。
これはiPhoneだけではなくAndroid端末でも可能であり、ドコモのXperiaも最新のアップ
デートでフリック入力が可能になったにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100609_373169.html
したがって、タッチパネルによる文字入力はハードウェアによるキーボード(ボタン)
よりも入力速度の面で劣るとはいえ、それはあくまで文字入力システムが同一の場合に
限られるというわけにょ。
また、VAIO UXのような出来が非常に悪いキーボードの場合は同じキーピッチのQWERTY
配列によるキーボードソフトウェアキーボードにも劣る可能性があるためハードウェア
キーボードに絶対的な優位性があるというわけではないにょ。
私のVAIO UXも木工用ボンドによる加工をしてからようやく多少はまともに使えるレベルに
なったわけだしね。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/test/ux_bond.jpg
ということでまとめると日本語変換効率が同程度の場合は日本語入力速度に優劣をつける
とすれば下記のようになるにょ。(フリック入力はあまり経験がないため上記のように
ボタン入力速度の半分の打鍵速度として考えた)
十分なキーピッチのQWERTY配列キーボード >>>>>
十分なキーピッチのQWERTY配列ソフトウェアキーボード >>
キーピッチが小さなにスライド式QWERTY配列キーボード >>
フリック入力のソフトウェアテンキー >>
ハードウェアテンキー >> ソフトウェアテンキー
(※私個人における入力速度の差であり、>が1つで20%程度の速度差を想定)
つまり、十分に使えるQWERTY配列キーボードがダントツで1位ということは確実なのだけど
それはケータイやスマートフォンでは望めないにょ。
上記の中からケータイやスマートフォンだけを取りだして考えた場合には
QWERTY配列キーボード搭載機>>フリック入力対応スマートフォン>>通常のガラケー
ということになりガラケーで主体となっているテンキー入力ではどても入力速度でガマン
できないレベルだけどスマートフォンでは満足・・・とはいかなくてもガマンができる
レベルで入力が可能になりそうにょ。
この辺は人によってどの程度の差があるかが異なるだろうし、私の入力速度の優劣比較
とは順位そのものが異なる人もいると思うにょ。
私はテンキーとフリック入力の間に「越えられない壁」を感じるけどこれも人によって
壁の場所や有無が変わってくると思うにょ。
これがiPadクラスの大型タブレット型端末であればソフトウェアキーボードに越えられない
壁を感じており、なおかつ大量の文字入力をするような人はキーボードレスのタブレット
型の端末を選べば失敗してしまうだろうけどそうでなければタブレット型の端末というのは
そんなに悪い選択肢ではないにょ。
それは多くの場合、タブレット型の端末では別途外付けキーボードが使えるけどハード
ウェアキーボード搭載の場合はそれを外して軽量化や薄型化はできないからね。(外付け
キーボードだと角度調整が難しいため別途スタンド等が必要だったり膝の上では使えない
ということがあるためサイズ、重量面以外の問題も発生してしまうけど)
だから、文字入力速度の低下を天秤にかけるだけではなく重量やサイズ(薄さ)も天秤に
かけて判断する必要があるにょ。
だから、重くて厚いキーボードレスのタブレット型の端末は魅力がなく軽くて薄いもので
ある必要があるわけにょ。
それと同じことがiPhoneにも言えるにょ。
東芝のT-01Bはスライド式キーボードを搭載にも関わらず12.9mmの薄型ボディを実現して
いるにょ。
キーボードレスのメリットは上記のようにキーボードがない分だけ薄型化が可能になる
ということなので「キーボードがない」ということを「メリットに昇華」させるためには
キーボード内蔵型では実現できないような薄型化を実現する必要があるにょ。
iPhone 4は12.3mmの3GSから9.3mmへと3mmほど薄型化されたにょ。
キーボードレス端末にとってはこの3mmは小さくて大きなものにょ。
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