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おちゃめくらぶ掲示板
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RX100M3を買ってみた
新しいデジカメを買ったにょ。
機種はソニーのCybershot RX100M3にょ。
ちなみに中古で3万円だったにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/1214926753929367553
コンデジなのに中古で3万円というと高いと思う人もいるかもしれないけどコンデジにも
関わらず一眼レフ並の画質で撮影できるため実はコスパは非常に高い機種と言えるにょ。。
これでソニーのコンデジは7台目(P10、T1、TX1、WX100、WX300、WX300、RX100M3)で
コンデジ全体だと30台くらい買っているにょ。
メインとして使用しているコンデジはこんな感じになっているにょ。
◎私が普段持ち歩いているデジカメの変遷
ミノルタ DiMAGE X20
↓
ニコン S1
↓
ソニー TX1
↓
ソニー WX100
↓
ソニー WX300
私はポケットに楽々入るくらい薄型で小型軽量の機種が好みなので昔は屈曲光学系の機種
ばかり買ってきたけど最近(というか2012年に買ったWX100以降)は屈曲工学系の機種で
自分の好みに合う機種がなくなってきているため沈胴系の機種を買っているにょ。
そもそもコンデジ自体が2010年頃をピークに市場の縮小傾向がずっと続いているにょ。
その理由としてよく挙げられているのがスマホの普及に伴うものにょ。
それが本当なのか私の記憶から辿って行ってみるにょ。(記憶を元に書いているため多少
不正確な部分があるかもしれない)
日本においては2000年にJ-PHONE(現在のソフトバンクモバイル)から発売されたガラケー
J-SH04でカメラ機能を搭載して「写メ」(写メールの略)という言葉が流行するくらい
ケータイで写真を撮ることが一般化してきたのだけどJ-SH04はたったの11万画素であり
今から考えると非常に貧弱なものだったにょ。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/504.html
J-SH04が発売された2000年当時は最新の高価なモデルのデジカメ(コンデジ)がようやく
300万画素に達した(私が持っているCOOLPIX 990が2000年発売で334万画素)とはいえ店頭に
売られている多くの機種は100〜200万画素だったし、入門機では35万画素の機種がまだ
普通に売られていた頃にょ。
そのためこの時点ではデジカメはようやく普及しはじめた頃というレベルであり、アナログ
カメラ(銀塩カメラ)を置き換えるようなレベルには達していなかったにょ。
私の過去の実験においてもL版プリントならば200万画素必要、A4プリントならば500万画素
必要といった感じだったからね。
デジカメは2002年の段階でようやく販売台数シェアで銀塩カメラと互角になり、それから
わずか数年後の2005〜2006年に完全に銀塩カメラに変わる存在(デジカメのシェアが銀塩
カメラのシェアを圧倒)になってしまったのだけどそれは性能アップ(画素数アップ)が
かなり影響していると思われるにょ。
2005年の時点では普及クラスの機種でも500万画素に達していたため私の実験と世間の評価
というのは概ね一致しているにょ。
銀塩カメラと比べて画質で格段に劣る黎明期(95〜96年)のデジカメであってもそれを好んで
使う人はいたにょ。
それはプリントせずに撮った写真を見ることが可能だし、PCとの親和性が高いためにょ。
デジカメは90年代後半から普及してきたインターネット上(メールも含む)で使用することが
多かったにょ。
これが銀塩カメラだとフィルムスキャナでフィルムから取り込むかフラッドヘッドスキャナ
でプリントした写真を取り込むか、カメラ屋で撮った写真をフォトCDにしてもらうなどの
方法を採る必要があったにょ。
しかし、デジカメならばそんな手間いらずでPCで活用できたにょ。
これは2000年の時点では画素数が少なくて銀塩カメラの代わりにはなりにくかったという
のもあるし、写真レベルでプリントが可能な家庭用プリンタがようやく普及しはじめた時代
だったということもあるにょ。
J-SH04が発売された当時はデジカメそのものがまだようやく普及を始めた頃(ケータイも
ようやく普及してきた頃)であり、ケータイで写真を撮るという発想は無かったにょ。
だからこそ、撮った写真をそのままメールで送れる写メは画期的なことだったにょ。
これは、当時はケータイのメールで送れるサイズに制限があったのもなかなかそういう
発想に至らなかったのもあるし、通信料金も高かったのも理由となっているにょ。
だから当時のデジカメと比べると非常に貧弱な11万画素というカメラ機能もあまり気に
ならなかったにょ。
そもそもケータイの画面で見るだけならば96x130ドットの液晶に対しては十分な画素数が
あったわけだしね。
とはいえ、2000年以降はデジカメの画素数競争が急速に進んでいったにょ。
それと同時に写メで爆発的に普及したケータイのカメラ機能も画素数競争が激しくなって
いったにょ。
2003年に発売されたJ-SH53でついにケータイの内蔵カメラが約100万画素(1メガピクセル)
に達し、同年に発売されたV601SHでは初のAF対応の200万画素に達したというのを見れば
その進化の速度が分かると思うにょ。
2003年といえば普通のデジカメだと上位モデルで500万画素程度、下位モデルで200万画素
程度だったので2000年の時点ではコンデジと比べて桁違いに劣っていたケータイの内蔵
カメラが2003年の時点でケータイの内蔵カメラは普及クラスのコンデジに追いついたという
ことになるにょ。
もちろん、専用の画像処理エンジン(専用のDSPチップ)を搭載しているデジカメとは
異なり、ケータイでは当時は貧弱だったCPUですべて処理していたためレスポンスという
面ではデジカメと比べてかなり劣っていたけどね。
私もV601SHは発売日に買ったけど最高画質で撮影すると保存に15秒かかるためさすがに
最高画質で撮影することはほとんどなかったにょ。(ちなみに当時メインで使っていた
コンデジであるX20は最高画質でも2〜3秒程度だった)
デジカメの画素数競争を陰で支えてきたのはフラッシュメモリの大容量化にょ。
1997〜98年頃はデジカメは35万画素程度が一般的だったためまだ銀塩カメラを脅かす
存在ではなかったのに加えて記録メディアも8〜16MB程度が一般的だったのだけど98年には
メガピクセル機が登場したため最高画質だと1枚に数10枚しか撮影ができなかったにょ。
しかも、予備の記録メディアも高価で買えなかった時代であるため今のように気軽にどんどん
撮りまくれるという時代ではなかったにょ。(当時の液晶モニタでは上手く撮れたかどうかの
判断も難しかった)
しかし、2000年頃には64MBのCF(コンパクトフラッシュ)が1万円を切るようになったにょ。
私はX20やV601SH(ともに2003年)では4000円くらいで買った256MBのSDカードを使用して
いたにょ。
それ以降は同じ価格ならば1年で2倍もしくはそれ以上のペースで大容量化が進んでいったにょ。
その結果デジカメの普及が高まった2006年頃には1GBとか2GBのものが気軽に買えるように
なっていたにょ。
画素数の増加を大きく超えるペースで記録メディアの大きさが大きくなっていったため
デジカメは残り枚数を気にせず撮影できるという銀塩カメラにはない大きなメリットを
手に入れられるようになったにょ。(今ではmicro SDも128GBならば2000円弱、256GBでも
4000円程度で入手可能であり1枚の記録メディアにJPEG画像であれば最高画質であっても
数万枚も保存することが可能となっている)
iPhoneが登場以降国内ではスマホが急速に普及したのは記憶している人も多いと思うの
だけど実は、スマホがデジカメ(コンデジ)にも影響を与えているにょ。。
日本でiPhoneが初めて発売されたのは2008年のiPhone 3G(iPhoneとしては2世代目)と
なるにょ。
すでに2005年にはウィルコムからW-ZERO3というWindows Mobile搭載のスマホが発売
されており、それを基準に考えてもiPhoneは日本では事実上の国内初のスマホから3年後に
発売されたスマホとなっているにょ。
そして、V601SHの発売から5年近く経つのにV601SHと同じ200万画素だし、V601SHでも搭載
しているAFにも対応しないということでiPhoneのカメラ機能は日本のガラケーと比べて
大きく遅れている感じだったにょ。
しかし、iPhoneのカメラ機能はそこからの進化が大きかったにょ。
2010年に発売されたiPhone 4は500万画素でHD動画も撮影可能になり、あっという間に
普及クラスのコンデジに追いついてしまったにょ。
iPhone 4があればコンデジは要らない!?
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/2488
時代は少し遡り、2007年に小型のノートPCであるEee PCがASUSから発売されたにょ。
小型のノートPCなんて1995年にIBM(現在はPC部門はレノボに吸収)から発売されたPC110
(通称「ウルトラマンPC」)をはじめ東芝(現在はPC部門はシャープに吸収)から発売
されたLibretto 20など90年代には多くの小型のPCが存在していたにょ。
したがって、2007年当時は自作PC用のパーツメーカーとしては日本国内での知名度は
高かったもののPCメーカーとしての知名度は皆無といっても過言ではなかったASUSの
Eee PCが話題になったのはどうしてかというと定価49800円という非常に低価格であった
ためにょ。
小型のPCなんて90年代からたくさん存在するとはいえ、それらの機種は定価は15万円〜
25万円くらいで気軽に買えるようなものではなかったにょ。
その、Eee PCで始まった小型モバイルPCのブームだけどそれを後押ししたのはIntelから
発売された低価格でありながら超省電力型CPUのAtomの登場とマイクロソフトが特定条件下で
Windows XPを超低価格(本来は100ドル程度のライセンス料が20ドル程度に引き下げ)で
提供したことにょ。
これらによって超低価格PCである「ネットブック」が誕生したにょ。
ネットブックがヒットしたのは「安いPC」「自分専用のPC」という需要があったためだけど
それは当時のインターネット(要するにWebブラウジング)はPCでの利用がメインだった
ためにょ。
確かにガラケーでもWeb閲覧はできたものの基本的にはケータイサイトのみにょ。
フルブラウザ(PCサイトビューア)によってPC用サイトの閲覧もできたけどあくまで
限定的なものであり、Web閲覧にはPCの存在が必要不可欠だったにょ。
ネットブックは更なる価格下落に加えてイーモバイルのPocket Wi-Fiなどとのセット
販売で100円で購入ができたりで2009年にはピークを迎えたにょ。
そのネットブックは衰退するのも早かったにょ。
すでに一般への提供を終了していたXPを特別低価格で提供していたマイクロソフトだけど
2010年にXPの提供を完全に終了してWin 7 starterへと移行をしたにょ。
低価格版のXPは基本的には標準的なXP homeと同一機能だったのに対して低価格版の7となる
7 Starterは7 homeと比べて機能が大幅に制限されていたにょ。
それに加えてAtomの性能はあまり上がっておらずXPでは快適に動いていたネットブックも
7を動作させるには非力であり、非常にもっさりになってしまったにょ。
小型のPCであったネットブックは小さすぎて使いづらいというユーザーも多かったため筐体
サイズがどんどん大きくなってしまったにょ。
そのためネットブックを買ったけど持ち歩かずに自宅専用で使用するという人が大半と
なったにょ。
そうなるとWin7も普通に使えるノートPCの低価格化に伴い安いだけがウリのネットブックの
存在意義も失ってしまったにょ。
これらの理由によって、Atomを搭載したネットブックは一気に衰退をしていったにょ。
(ここ数年は厳密な定義による「ネットブック」ではないけどドンキの19800円ノートPCの
ようにAtom系のCPUを搭載した廉価なPCも多く発売されているためネットブックの思想を
持つPCが完全になくなったわけではない)
ネットブックが売れなくなったワケ
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/2616
ネットブックが衰退した2010年以降(直接的な因果関係はないのだけど)スマホが急速に
普及していったにょ。
これによってSNSやクラウド等のWeb上のサービスもどんどんスマホに対応していったにょ。
当サイト(おちゃめくらぶ)は2020年の現時点でもスマホは無視して90年代の昔から
基本的には変わってないのだけど2010年代はWebの主要利用者がPCからスマホへと移行した
大きな変革の10年だったにょ。
ここでコンデジに話を戻すことにするにょ。
Webの利用がPCがメインであった頃ならばデジカメで撮影してPCで投稿という方法が
一般的だったのだけどスマホがメインになるとスマホで完結するユーザーが一般的に
なっていったにょ。(ガラケー時代もそれが可能だったのだけどケータイ専用サイト
のみであり極めて限定的なものだった)
そうなると一旦PCに転送する必要のあるコンデジはワンクッションが必要になるため
Wi-Fi機能付きのSDカードが注目を浴びたり、本体にWi-Fi機能を内蔵して撮影した写真を
スマホに転送が可能なコンデジも増えていったにょ。
しかし、Wi-Fi機能が無かったり、3倍ズームくらいで画質が凡庸なローエンドなコンデジは
どんどん市場から姿を消していったにょ。
一時は半年に1回はモデルチェンジがあったコンデジも1年とか2年に1回のモデルチェンジ
になっていきスマホのカメラの進化に完全に置いていかれていくことになったにょ。
例えばソニーの人気モデルであるWXシリーズは2013年にWX200とWX300を発売、2014年に
WX350を発売、2015年にWX500を発売、2018年にWX800を発売という感じで新発売の
ペースが落ちていき、そして、WX200では光学10倍ズームだったのが、WX300では20倍
ズーム、WX500では30倍ズームになったにょ。
当然光学ズームの倍率が高くなればなるほど筐体サイズは大きく(厚く)なるので
もはや、WX500やWX800にはWX100やWX200の頃のような薄型コンパクトの面影は無くなって
きているにょ。
それだけスマホのカメラでは絶対に撮れないという望遠(高倍率ズーム)しかコンデジを
購入させるポイントがなくなってしまったからにょ。
コンデジの衰退はスマホの影響だけではなくレンズ交換式デジカメの大幅な躍進も
関係しているにょ。
2000年代初頭には安い者でも本体が20〜30万円していて高価すぎて変えなかったデジタル
一眼レフも2005年頃には買いやすい価格に低下したにょ。
ニコンだとボディ価格で10万円を切るD50が発売されたあたりからデジタル一眼レフが普及
し始めることになったにょ。
しかし、レンズ交換式デジカメの大幅な躍進を支えたのはミラーレス一眼の存在が非常に
大きいと思うにょ。
確かにデジタル一眼レフは画質面では優れていたにょ。
その反面で大きくて持ち運びにくいためよほどのカメラ好きの人ではない人が買った場合
押し入れの肥やしになってしまうケースも少なくなかったにょ。
ボディが小型軽量なミラーレスによってそれが軽減されたと思われるにょ。
なぜ、コンデジが衰退傾向にある中でレンズ交換式のデジカメが伸びていったのかというとや
デジカメの画質を左右しているのは「画素数」ではなく「センサーサイズ」だからにょ。
確かにコンデジの画素数が500万画素くらいまでならば画素数の増加が画質に結びついていた
ものの1000万画素くらいに達した頃には画素数は完全に無意味なものになっていたにょ。
それは、普及クラスのコンデジに使われているセンサーが非常に小さくて画素数を増やしても
レンズが解像しないし、1画素当たりの光の量が画素数が増えるほど減少するためノイズが
多くなってしまうからにょ。
そのため私は1800万画素のWX300を普段は500万画素モードで撮影しているくらいにょ。
実は普及クラスのコンデジに使われているセンサーサイズは1/2.3インチであり、面積は
フルサイズセンサーと比べて30分の1という小さい米粒のようなサイズとなっているにょ。
PCのCPUでいえばAtomとCore i9を比較するようなものであり、性能面(画質面)において
比べ物になるようなレベルではないにょ。
したがって、普及型のコンデジの2000万画素とフルサイズのデジタル一眼の2000万画素は
同じ2000万画素といっても全くの別物と言える画質になっているにょ。
フルサイズ 30倍 一般的な写真のフィルムサイズ
APS-C 13倍 入門機や中級機のデジタル一眼でよく用いられるサイズ
フォーサーズ(4/3) 8倍
1インチセンサー 4倍 RX100等の高級コンデジで用いられるサイズ
1/1.7インチセンサー ??1.5倍 かつて高級コンデジでよく用いられていたサイズ
1/2.3インチセンサー ??1倍 多くのコンデジやスマホで用いられているサイズ
とはいえ、大きなセンサーを搭載することによる弊害もあるにょ。
筐体サイズの大きさ、重さの増加と価格の上昇が挙げられるにょ。
それを抑えるべく普及型の1/2.3インチセンサーの1.5倍の面積である1/1.7インチセンサー
搭載のデジカメも発売されている(発売されていた)にょ。
いわゆる「高級コンデジ」というものにょ。
もちろん、センサーサイズが1.5倍大きくなったからといって画質が極端に変わるものでは
なくて画質を良くするためにはレンズも良いものにしなくてはならないためコストが
かかってしまうにょ。
高級コンデジは、その価格に似合うだけのものにするために細かい設定を可能にしてカメラ
好きの人が好むようなものに仕上げているにょ。
90年代に新塩カメラにおいて通常のコンパクトカメラが2、3万円で買えるのに10万円近い
高級なコンパクトカメラが一定数のユーザーを獲得していたのだけどデジカメにおいても
2000代半ばにはデジカメそのものの価格がどんどん下落していき銀塩カメラと同じく
普及クラスのコンデジの上に高級コンデジにカテゴライズされるデジカメを用意し始めて
いったにょ。
高級コンデジは普及型コンデジの2倍、3倍、もしくはそれ以上の価格でも売れるため
コンデジの衰退が見え始めた頃から各社ともにこれまで以上に高級コンデジに力を入れて
きたにょ。
ミラーレスが売れている今だからこそ高級コンデジが熱い!?
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/3546
そのような各社がしのぎを削っている中で2012年に発売されたのが初代のRX100にょ。
RX100の最も革新的だった点は、高級コンデジの中では小さめの筐体サイズの中で1インチ
という比較的大きなセンサーを搭載したことにあるにょ。
RX100はS100のライバルになる・・・?
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/3297
1インチセンサーが今後の高級コンデジのスタンダードになる!?
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/3342
RX100シリーズに採用されている1インチセンサーは普及型のコンデジの1/2.3インチセンサーの
4倍、高級コンデジでは一般的な1/1.7インチセンサーの2.8倍のサイズとなっているにょ。
センサーサイズが画質の大きな要素となっているためこれが高級コンデジのターニング
ポイントになったにょ。
センサーサイズが大きくなれば画質の向上には繋がるけど大きく重く高価になるという
問題点があり、その落としどころとしては1インチセンサーがベターだと2012年の段階で
革新していたにょ。
というのもスマホには筐体サイズの関係から1インチセンサーを搭載することは不可能
だから(計算上は)画質面でスマホに対してアドバンテージを保つことができるにょ。
もちろん、スマホには強力なプロセッサーを内蔵しているため画像処理によって見た目の
画質はかなり上げられるため計算通りにはいかないだろうけど少なくとも2012年の段階
では当時のスマホと比べてRX100では圧倒的な差があったのは事実にょ。
ここで、今回私が買ったRX100M3に話を戻すにょ。
RX100M3はWX300からの買い替えというか買い増しになるのだけどこれはWX300の画質に
限界を感じたためにょ。
確かに、発売された2013年の時点としてはまずまず普通の写りに感じるものだったにょ。
それでも、無理な画素数アップ(1/2.3インチで1800万画素)によって等倍で見た場合
には当時のコンデジの中でも画質は良いとは言えなかったにょ。
まぁ、ソニーお得意の裏面照射センサーを採用や連写合成によるノイズ低減によって
室内のノンフラッシュ撮影ならば他社のコンデジよりも画質面では優れていたけどね。
私が普段twitter等で公開する場合にはXGAにリサイズして色合いをPCで調整してから
投稿しているためtwitter上で見るだけならば割と良い感じなのだけど加工前のものを
見るとやはり画質の悪さが非常に目立ってしまっているにょ。
そして、フルオート専用カメラであるためほとんど弄りようがないにょ。
したがって、高級コンデジを買おうとずっと思っていたにょ。
今回買ったRX100M3は発表された当時は最高のコンデジに思えたにょ。
最強のコンデジRX100M3を発表!
https://6407.teacup.com/ochame/bbs/4557
さて、RX100シリーズといえば、初代から最新のM7までの8モデル中、M5を除く7モデルが
現時点でも生産を続ける現行の製品となっているにょ。(M5はM5Aにリニューアルして
継続販売中)
これは普及型コンデジであるWXシリーズがWX350、WX500、WX800を併売しているのと
同じ状況だけどそれぞれ価格とスペックを変えているため併売が成立しているにょ。
昔だったら価格据え置きでスペック向上となっていたためこのような併売は成立する
ことはなかったにょ。
販売店は新機種が発売されたら旧機種を大幅値下げの在庫処分を行い売り
さばいていた
ために当初は2〜3万円のコンデジが1年後には1万円で買えることは良くあったにょ。
しかし、初代RX100は発売から今年で8年経つものの未だに高値を維持しているにょ。
まぁ高値といっても8年前のコンデジの割には値下がり率が小さいというだけであって発売
当初と比べて安くはなっているし、他社の1インチセンサー搭載のコンデジと比べると圧倒的
といえる安さになっているにょ。
新機種が登場する度に価格が上乗せされているため初代RX100の発売当初の価格と最新の
RX100M7の発売当初の価格を比べると2倍くらいの差があるにょ。
そうなるとRX100シリーズの中でどれを選ぶかは予算と必要なスペックで決まるにょ。
RX100
センサー 2090万画素 1インチ CMOS
レンズ 、換算28-100mm F1.8-4.9
動画 フルHD
チルト液晶 ×
EVF △(オプション)
Wi-Fi ×
価格.com 新品最安値 32800円(2020年1月12日現在)
中古最安値 19250円
RX100M2
センサー 2090万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)
レンズ 、換算28-100mm F1.8-4.9
動画 フルHD
チルト液晶 〇
EVF △(オプション)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 55800円(2020年1月12日現在)
中古最安値 23050円
RX100M3
センサー 2090万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)
レンズ 、換算24-70mm F1.8-2.8
動画 フルHD
チルト液晶 ◎(自撮り対応)
EVF 〇(144万ドット)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 55800円(2020年1月12日現在)
中古最安値 32500円
RX100M4
センサー 2100万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)
レンズ 、換算24-70mm F1.8-2.8
動画 4K
チルト液晶 ◎(自撮り対応)
EVF ◎(235万ドット)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 81455円(2020年1月12日現在)
中古最安値 50600円
RX100M5A
センサー 2100万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)像面位相差検出
レンズ 、換算24-70mm F1.8-2.8
動画 4K
チルト液晶 ◎(自撮り対応)
EVF ◎(235万ドット)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 83000円(2020年1月12日現在)
中古最安値 70616円
RX100M6
センサー 2100万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)像面位相差検出
レンズ 、換算24-200mm F1.8-4.5
動画 4K
チルト液晶 ◎(自撮り対応)
EVF ◎(235万ドット)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 109251円(2020年1月12日現在)
中古最安値 74800円
RX100M7
センサー 2100万画素 1インチ CMOS(裏面照射型)像面位相差検出
レンズ 、換算24-200mm F1.8-4.5
動画 4K
チルト液晶 ◎(自撮り対応)
EVF ◎(235万ドット)
Wi-Fi 〇
価格.com 新品最安値 125825円(2020年1月12日現在)
中古最安値 113300円
大雑把にスペックの違いを見ていくと初代からM2はセンサーの違いによる暗所性能のアップと
液晶のチルト機能(角度を変える機能)の搭載、M2からM3はレンズを明るくし、EVFを搭載
して自撮りを可能、M3からM4は高速メモリ積層型センサーによって動画性能が大幅にアップ
して4K動画も可能、M4からM5は像面位相差検出機能によってAF機能が大幅にアップ、M5から
M6はレンズの高倍率化、M6からM7はAFがミラーレス最上位モデルのα9と同等になる
という感じで基本性能はアップしているにょ。
ただし、レンズの高倍率化によってレンズが暗くなったり、性能の向上によって筐体
サイズが大きく(厚く)なったりしているため必ずしもすべての面において向上している
というわけではないにょ。
私は室内撮影時における暗所性能の向上と屋外撮影時におけるEVFの搭載を重視して機種を
選択したにょ。
その結果最もコスパ面で有利だったのがM3だったにょ。
センサー自体はM2と同等なのだけどレンズが明るい(望遠端は3倍くらい明るい)ため
暗所では有利になるにょ。
チルト機能はM2では90度だったのが180度動くようになり自撮りが可能になったのもM3の
大きなメリットにょ。
あとマクロ機能はRX100シリーズはどれも5?だけどこれはあくまで広角端の話にょ。
望遠端だとM3〜M4が一番寄れるにょ。
明るいレンズというだけではなく望遠で接写をしたい人もM3〜M5がベターとなるにょ。
M4と比べるとM3はEVFは若干解像度の面で劣るけどそれでも必要十分な性能はあるため問題
ないし、動画機能が大幅に強化されて4Kにも対応したM4と比べると見劣りするもののフルHD
でも高ビットレートで撮影できるため必要十分な性能はあるにょ。
そして、M4で強化された機能とそれに対して中古で買う場合に2万円追加できるかというと
微妙な感じだからね。
というわけで、2014年自体ではRX100M3は最強のコンデジだったけど今はコスパが最高の
コンデジだと思うにょ。
新品でもお正月のセール時には4万円台になっていたからね。
さて、問題はどの程度の画質かということにょ。
画質に期待して買ったのにWX300と比べて価格に似合うだけの画質向上がないと無駄な
投資になってしまうからね。
というわけで手元にあったフィギュアと野口さんの肖像画をWX300とRX100M3で撮り比べて
みたにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/1214930483856859136
https://twitter.com/ochame_nako/status/1216034808339394566
結果は見ての通りRX100M3の圧勝にょ。
まぁセンサーサイズが4倍、レンズの明るさも4倍(2段分)も異なり、単純計算では
暗所性能は16倍あるのだからこれくらいは変わってもらわないと困るけどね。
計算上ではF3.5-5.6くらいの標準ズームを搭載のAPS-Cセンサーを搭載のデジタル一眼を
上回る性能となっているくらいだからね。(暗所性能においてもボケ量においても)
とはいえ、スマホのカメラ機能とは異なり、デジカメの画質の向上はここ数年はほとんど
停滞している(画像処理エンジンが変わったからといって画質の傾向が変わっても画質
向上に明確な変化はない)ということもありRX100M3は現時点においてもRX100シリーズを
含めたコンデジの中ではかなり上位に位置する画質だと思われるにょ。
しかし、(最近のカメラを重視した)スマホに勝てるレベルのデジカメが欲しいとなると
RX100M3くらいが最低のラインと言えそうにょ。
RX100M3は画質を考えた上でのコスパは高いもののAFが弱いのでその辺が気になる人なのら
M5以降の機種の方が良いかもしれないけどね。
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