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おちゃめくらぶ掲示板

2553御茶目菜子:2017/12/27(水) 13:23:38
冬コミ(C93)で頒布の新刊のプチコン3号本が完成!
冬コミで新刊「プチコン3号QSP究極完全マニュアル」を頒布するにょ。
http://ochameclub.web.fc2.com/CLUB/ochame.htm#dojin
リンク先でも書いているように「妄碌庵」様への委託となっているにょ。
場所は1日目(12月29日 金曜日)東ク-02aのスペースだけど例年お昼前後に完売している
ためどうしても欲しいという人は早めに来た方が良いと思うにょ。

さて、これで私が作ったプチコン関係の本(個人発行の同人誌)も9冊目となるにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/944885171836272640
今まで作った本に関しては下記のリンク先にも書いているけど9冊の内訳はプチコンmkII用
2冊、プチコン3号、BIG用が7冊となっているにょ。(ただし、7冊のものがすべてプチコン
BIGで動くことが確約されているわけではないため注意)

 ◎おちゃめくらぶ既刊案内
 http://ochameclub.web.fc2.com/CLUB/book.htm

さて、今回の本の内容ですが、過去に作ったQSP本と同じく最初は完成度が高いQSPを作る
ための方法を記載しているにょ。
そのためにはリスト短縮の知識が必要不可欠になるためリスト短縮のうち主なものをすべて
羅列しているにょ。
このリスト短縮法というのは無数に存在するけど今回は今までさらっと流してきた
浮動小数点表記による短縮、定数リテラルによる短縮の解説を書き加えているにょ。

この辺は過去に作ったQSP本と流れは概ね同じにょ。

 ◎夏コミ(C88)新刊のプチコン3号本が完成!
 http://6407.teacup.com/ochame/bbs/4984


 ◎冬コミ(C89)新刊のプチコン3号本が完成!
 http://6407.teacup.com/ochame/bbs/5019

リンク先を見て貰うと当時の苦労話やなぜその作品を解説のターゲットにしたのかが
よくわかると思うにょ。

QSPというと(改行も画面内に入れた場合)最大293文字という文字数制限があるのだけど
そのため「QSPというのは短いプログラム」というイメージが先行してQSPはコードゴルフの
ように短さを重視するものという考えを持っている人が多いかと思うにょ。
しかし、QSPとコードゴルフというのは本質的に異なっているにょ。
今回はコードゴルフを引き合いに出すことで従来とは若干趣を変えてみたにょ。
では、コードゴルフとQSPではどのように異なるかというとコードゴルフはミニマム的な
考え、QSPはマキシマム的な考えで作られるという点にょ。
例えるならば、遠足で「おやつは250円まで」という場合に駄菓子屋で一番安いものを買う
のがコードゴルフ的な考え方であり、250円で買える範囲内での最高のものを買うのがQSP
的な考え方であるためにょ。

これが特に制限を設けない普通のプログラムであれば「おやつは500万円まで」(使用可能な
メモリの限界)みたいな感じになってしまいまさに制限がない状態になるにょ。
この状態だと1000円で買った人は100万円で買った超豪華なおやつを見て単純に費やした
お金でおやつの種類が変わってしまうため良いおやつを買うにはたくさんのお金が必要と
いう考え(要するに見た目をゴージャスにして多機能、高性能なものを作らないと良い
ものにならないという考え)になりがちなのに対して上限が250円であれば誰が買っても
同じようなおやつになるかと思いきや人によって「こんな組み合わせもありなのか」という
ものを買う人もいるにょ。
限られた予算では購入した金額が重要なので平常時138円のポテチを78円で買えば60円の
節約になるにょ。
これがリスト短縮の考え方にょ。

しかし、それならばポテチを3つ買えば満足できるのかというとそうではなくチョコも
欲しいしキャンデーも欲しいしという感じの様々な発想が出てくるにょ。
自分が何を欲しているのかを理解してそれを形にするというのがQSPの本質であり
それがコードゴルフとの最大の違いと言えるにょ。
コードゴルフであれば同じものを安く買う(プログラムを短くする)のが目的なのに
対してQSPはただの手段でしかないということとにょ。
おやつを買う場合に予算250円でいかに最大限の幸福を得られるかがQSPの本質であり
いかに安くかえたかが重要なそこがコードゴルフと最も大きくことなる部分にょ。
完成度の高いQSPを作るためにはこの「最大限」という「マキシマム的な考え」をまずは
必要になっていくわけにょ。(完成度の高いQSPではなくQSPであれば適当に250円で買える
範囲内の何かを買えば良いのでQSPを作ること自体は非常に簡単にできる)

その考え方を実際に分かるために私はQSP本を作る際には実際に私が作ったQSPを用意して
そのプログラムを作るための流れを解説しているにょ。
おやつの例えだけで完成度の高いQSPが作れるという人はほとんど居ないと思うためやはり
具体例がないと厳しいと思うにょ。

この具体例として実践編では毎回3タイトル程度のプログラムの解説を行っているにょ。

◎プチコン3号QSP完全マニュアル PART 1

 ・PETIT 100M QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#100m
 ・音姫〜サウンドプリンセス〜QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#oto
 ・PETIT PAINT QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#oto

◎プチコン3号QSP完全マニュアル PART 2

 ・連射計測QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#swt
 ・PETIT BAN QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#ban
 ・SIMPLE PAINT QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#spnt

◎プチコン3号QSP究極完全マニュアル (新刊)

 ・PETIT PAINT 2 QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp2.htm#pnt2
 ・簡易毛筆2 QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp2.htm#fd2
 ・簡易地球儀QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp.htm#glb
 ・簡易GPS QSP
  http://ochameclub.web.fc2.com/petitcom3/soft/qsp2.htm#gps

今回は4タイトルの解説を行っているわけだけどそれには理由があるにょ。
「PETIT PAINT 2 QSP」と「簡易毛筆2 QSP」は私のQSP制作技術をすべて注ぎ込んで作ったもの
(2年間掛けて地道に改良を重ねていったもの)というのもあるし上記のコードゴルフとの
違いを説明しやすいため具体例として解説するのに相応しいと判断したにょ。
この2作品は姉妹作品みたいな感じで両者は密接な関係になっているため全く別の作品よりも
解説を書きやすいというメリットがあるにょ。(説明するべき部分が共通化している部分が
多いため)

あとの2作品に関しては今回は投票で決めたにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/934753100061016065
これを見てのように「簡易地球儀QSP」と「簡易GPS QSP」が同率1位になったにょ。
2作品くらい予定していたのでこのアンケート結果によって「簡易地球儀QSP」と「簡易GPS
QSP」の2作品にすることが決定したにょ。
ぶっちゃけ私が作ったQSPならばどれも詳しく解説が可能なのでどれでもいい(今回はすでに
「PETIT PAINT 2 QSP」と「簡易毛筆2 QSP」だけで「完成度の高いQSPを作るための方法」は
解説が可能だと判断したため)のだけどそれならば要望が多い作品の方が良いだろうという
ことでアンケートにしたにょ。
作る前にそういう判断ができたのもすでに過去にQSP本を作りそれで流れが把握できていた
のが大きいにょ。(PART 1のPETIT PAINT QSP、PART 2のSIMPLE PAINT QSPの解説をベースに
書くことが決まっていたのでこれを今回の本を読めば私が2年以上かけてようやく達することが
できた領域に誰もがすぐに到達ができる)

今回すでに2冊作っているQSP本の3冊目を作ろうと思ったのはやはり「PETIT PAINT 2 QSP」の
完成によるものが大きいにょ。
単色だったPETIT PAINT QSPをカラー対応にするにあたって何度もチャレンジしてみたけど
すべて玉砕していったにょ。
2年前の私にとって限界に挑戦してできたのがSIMPLE PAINT QSPにょ。
このSIMPLE PAINT QSPは機能面でいえばPETIT PAINT 2 QSPとほぼ同じなのだけどPETIT
PAINT QSPの最大の特色である「ブラシの大きさに連動したカーソル」が付いたキレイな円形
ブラシが削られてしまったにょ。
当時はこれはどうしようもないことであり、カラー対応という恩恵を考えるとやむを得ない
ことと考えていたにょ。

しかし、幾度の試行錯誤を積み重ねて1年以上かけてようやくPETIT PAINT 2 QSPが完成
したにょ。(簡易関数電卓QSPのフルバージョンは概ね同等の機能を搭載しているけど簡易
関数電卓QSPのフルバージョンの公開が1年以上遅れたのはこの機能が完成しなかったせい)
「この部分はこれ以上は短くできない」が例えばWHILE T>1>Qとするだけで(PETIT PAINT
QSPの変数の取りうる範囲に限り)見た目通りの判定が行われるということに気づき大幅
短縮のきっかけになってようやく作ることができたにょ。
これによって2年前に作った「プチコン3号QSP完全マニュアル」で書かれているQSP制作の
ための知識が完全に過去のものとなってしまったにょ。
したがって、2015年のQSP制作ではなく2017年のQSP制作について書いたものが必要では
ないかと考えて作ったにょ。
要するに「自分の知識や技術を書き残したメモ代わり」なんだけどやはり多くの人に知って
もらうことでQSPの技術向上を図りそれが結果として自分の更なる技術向上にも繋がって
いくと考えたわけにょ。

簡易毛筆2 QSPにおいてはQSPではない昨年末から今年の春にかけて開発した簡易毛筆の
制作が大きく影響したにょ。(現在はver.2.3.0)
これでにじみやかすれに対応する方法が分かったのでそれの「QSP化」という方向性が
見えてきたにょ。簡易毛筆ver.2系に搭載している「アルファチャンネル対応」でさえも
QSPで可能になってしまった)
それを実現できたのもPETIT PAINT 2 QSPができたことが大きかったにょ。
こうやって、作ったプログラムの1つ1つが密接に繋がっていって現在の私を構成して
いるにょ。


今回の本を作るにあたり困ったことに以前買ったプリンタ(というか複合機)EP-807AWの
調子が悪くノズルクリーニングをしても全然改善されないため今回また買い換えたにょ。
買ったのはEP-880ARにょ。(22800円で購入)
https://twitter.com/ochame_nako/status/944560413139550208
プリンタの基本性能の進化というのはここ数年停滞していて買い換えたら性能がびっくり
するほど良くなったということもなく買い換える前とあまり変わらない(印刷が少し速く
なったような感じがする)程度にょ。

今回の購入機種としてこの機種を選んだのはずっとエプソンを買い続けているというのが
大きいにょ。
したがって、エプソン内でどの機種にするのかという選択になるにょ。
店頭で売られているのはスタンダードモデルであるEP3桁シリーズ、ビジネス向けで
あるEWシリーズ、そして写真愛好家向けのEP2桁シリーズがあるにょ。

EWシリーズは黒が顔料インクで大容量インク「エコタンク」の採用で低ランニングコスト
となっているにょ。
エプソンのインクジェットプリンタは基本的に染料インクが採用されているにょ。
これはカラーの印刷がキレイに出やすいというメリットがあるものの耐水性、耐光性に
劣り普通紙ではにじみやすいというデメリットがあるにょ。
したがって、黒を良く使うビジネス向けでは黒のみにじみにくく耐水性に優れた顔料
インクが採用されているというわけにょ。(キヤノンのプリンタは基本的に全機種
黒は顔料インクなので普通紙を多用する人や黒色印字が多い人はエプソンよりも
キヤノンの方がオススメ)

EP3桁シリーズはスタンダードな機種だけど現行機種だとEP-880A、EP-810A、EP-710A
という3つのグレードがあるにょ。
定価換算だとそれぞれ3万円、2万円、1万円台半ばとなっていて予算に応じて選ぶだけ
という簡単なもので問題はないにょ。(オープンプライスなので定価は存在しないけど
これくらいの価格を想定してそこから2、3割の値引きしても利益が出せるような感じの
仕入れ値になっている)
確かに高い機種の方が印刷が若干速いもののそれほど極端な差はないにょ。
私がこのEP-880AR(最後のRはレッドのR)を選択したのは現行使用していた機種よりも
グレードを落としたくなかったためにょ。(今まで出来たことができなくなるのを防ぐ
ため)
型番的にはEP-810AはEP-807Aの後継機種に見えるけど実はそうではなくEP-880ARが後継
機種となっているにょ。

EP-880AがEP-807Aと比べて優れている点といえば幅がスリムになって設置性がアップ
したことにょ。
あとは廃インク吸収シートをユーザーの手で交換可能になったことにょ。
インクジェットプリンタというのは結構インクを「おもらし」しているにょ。
しかし、パンツ(本体)の中におもらしが一定量を超えると修理扱いになってしまうと
いう問題があるにょ。
そのため「おもらし吸収シート」を交換可能にすることでパンツを一定に保つことが
可能になるというわけにょ。

ただし、今回は緊急で買ったためインクジェットプリンタが一番高い時期に買って
しまったにょ。
インクジェットプリンタは例年年賀状シーズンよりも前の9月頃に新機種が発売される
ため9〜10月は旧機種になったインクジェットプリンタは処分セールで非常に安く売られる
ことになるにょ。
定価3万円の機種が1万円台というのが普通にあるわけにょ。
プリンタを少しでも安く買いたいという人は1世代古くても性能はほとんど変わらないため
型落ちになった旧機種を安く買うのがベターであり、プリンタを買うならば9月〜10月頃が
オススメといえるにょ。(11月、12月でもいいけど旧機種の在庫が無くなり次第終了なので
今回のように年末になってしまうとほとんどの店から旧機種が消えてしまい最新機種を買う
しかなくなってしまう)

さて、プリンタ本体を仮に安く手に入れたとしても次に訪れるのは高いインクにょ。
プリンタのインクは1g換算で100円近いという貴金属に近いレベルの価格相場となっている
のだけどこれはプリンタ本体を安く販売してインクで元を取るビジネスモデルとなって
いるためにょ。
そのため下手をするとローエンドプリンタの型落ち品の場合はプリンタ本体よりも替えの
インクの方が高いという逆転現象まで起きてしまうにょ。
昨今では安い互換インクがたくさん出回っているためそれを使うというのも1つの方法だけど
互換インクで純正を使う人が減ればさらに1g当たりの単価を上がるということにも繋がる
ため純正インクが売れなくなるとさらに純正インクの価格高騰が起きてしまうにょ。
したがって、各メーカーともにプリンタごとにインクを変えているというわけにょ。

それならば、プリンタ本体で十分に元が取れるくらいの価格にすれば良いのだけどそれを
行ってしまうとプリンタ本体の価格高騰に繋がるため各メーカーともになかなか踏み切れ
ないでいるにょ。
例えばエコタンクで低ランニングコストをアピールしているビジネス向けモデルは本体
そのものをスタンダード機種よりもかなり高めに設定しているにょ。
これはビジネス向けをアピールすることで本体が多少高くても売れるし長く安定した量を
使うためランニングコストを重要視しているためにょ。
これがスタンダードモデルだったら低ランニングコストでもプリンタ本体が高ければ
売れないにょ。
ケータイをただ同然で販売して月々の利用料金で元を取るケータイキャリアと似たような
考え方と思えば分かりやすいにょ。

というわけで、プリンタ(複合機)を買い換えたものの実際メインになるのは夏と冬の
同人誌制作だけでそれ以外はたまに稼働する程度なのでコストパフォーマンスが良いか
どうかは微妙な感じにょ。
PCを持っていてもプリンタを持ってないという人も少なくないけど年賀状プリントは
自宅でやらなくても問題ないのでプリンタは不要という人も多いのではないかと思うにょ。
しかし、プリンタは1台あると便利にょ。
エプソンに拘る必要はなくキヤノンのプリンタも良い物だし、インクジェットに拘る
必要はなく最近はカラーレーザーも数万円で買える時代なのでカラーレーザーを買う
というのも選択肢としてありだと思うにょ。(カラーレーザーは設置スペースがかなり
必要だけどランニングコストはスタンダードモデルのインクジェットプリンタと比べて
圧倒的に安くてトナー使用によって耐水性に優れてメンテナンス性にも優れる)
設置スペースとの兼ね合いや予算との兼ね合いで選択すれば良いのではないかと
思うにょ。




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