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おちゃめくらぶ掲示板
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フルサイズが古サイズになる日がやってくる・・・?
レンズ交換式デジカメではやはりNEXが今一番の話題だけどもう1つの話題となるとPENTAX
645Dにょ。
発売日延期になっていたけどいよいよ来週(6月11日)に発売されるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20100604_371978.html
やはり、この645Dの最大のウリは価格にょ。
実売価格はたったの約80万円にょ!
安い・・・とはとても言えないけど中判デジカメとして考えれば破格の安さにょ。
同クラスのセンサーを採用機は200万円、300万円が当たり前の世界だからね。
その価格を引き上げている要素の1つがプロ専用のサポートにょ。
それによって数10万円分は価格が引き上げられているのは確実でいくらカメラ本体の
コストがかかっているからといってその価格で販売しないと利益がでないというわけ
ではないからね。
そういう面で645Dはハイアマチュアをターゲットとしプロ専用のサポートは行わないことで
低価格を実現しているにょ。
しかし、それによって価格が大幅に安くなるならば歓迎する人も多くいると思うにょ。
カメラで80万円というのは馬鹿みたいに高価に感じる人が大勢いるかもしれないけど
価格でいえば他社のデジタル一眼レフの最上位モデルとそれほどの差は無い価格だからね。
それらと大きな違いが出せるくらいの画質があればそれらを買おうとしている人に
とっては十分に選択肢に入るにょ。(私はいくら性能が良くても価格的に買えないけど)
さて問題は本当にそれだけの性能があるのかということにょ。
画素数でいえば4000万画素・・・といっても個人的には不要なレベルにょ。
私は1000万画素のデジタル一眼レフ(K200D)を600万画素で使っているくらいだからね。
これは所持レンズが1000万画素で十分に解像しないというのもあるけど私の場合はほぼ
JPEGで管理しているから少しでも軽い方がいいということにょ。
軽い方が良いからといっても200万や300万画素ではせっかくのデジタル一眼の性能を
十分に発揮できないし、最大でもA4サイズのプリントくらいしかしないので600万画素
あれば十分というのもあるにょ。
それに1000万画素センサーで600万画素で撮影することで1画素あたりの性能が上がるし
ペンタックス独自のファインシャープネスはJPEGでしか活用できないというのもある
からね。
http://ascii.jp/elem/000/000/122/122328/index-2.html
このファインシャープネスは通常のシャープネスと異なり線が太くならないというのが
うれしいにょ。
つまり、単純に解像感を増してくれるというわけにょ。
これによって600万画素モードでは素晴らしい性能を発揮してくれるにょ。(元が1400万
画素のK20Dよりは劣るけど1000万画素のK200Dでもかなりの効果を得られる)
とはいえ、基本的には普通のシャープネスと同じため高感度で撮影すると暗所ノイズが
増えてしまうという難点があるにょ。
あとは処理に数100ミリ秒の時間がかかるためレスポンスが少し悪くなるということだけど
連写をしなければこれは問題ないにょ。
さて、話を645Dに戻すとこれが必要という人は4000万画素を必要としているということに
なるにょ。
とはいえ、画素数で比較するのも無意味と感じる人もいるかと思うにょ。
しかし、645Dのセンサーサイズはフルサイズと比べて1.7倍、APS-Cと比べたら4倍という
大きさとなっており、画素ピッチでいえばAPS-Cで1000万画素と同レベルにょ。
きちんと解像するのならば画素数が少ないよりは多い方がいいわけだし、4000万画素解像
するのであれば2000万画素のフルサイズのデジタル一眼で撮れないようなものを撮ることが
可能になるにょ。
特に風景に関しては画素数はいくらあっても足りないからね。
極小センサーを搭載のコンデジで「1000万画素では多すぎる」という人は私を含めて
大勢いることだろうけどAPS-Cセンサーで「1000万画素では多すぎる」という人はほぼ
いないのではないかと思うにょ。
肝心のレンズ性能も画素ピッチが広いということもあってそこそこ解像力のあるレンズ
ならば4000万画素で解像してくれそうにょ。(単純計算ではAPS-Cで1000万画素と同じ
レベルの解像力で済むため)
しかし、作例を見てみるとどうも解像感がないにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/371/978/html/040.jpg.html
これはカメラ内で生成されたJPEG画像というのが原因みたいにょ。
RAWデータ(DNG)を現像してみるとかなり解像感が高くなったにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/371/978/html/041.jpg.html
入門機であればJPEG生成で十分な画質が得られるのが望ましいということで各メーカー
とも補正しまくり「(見た目が)キレイな写真」を生成してくれるのだけどこの645Dは
あくまでJPEGはおまけでRAW現像をしないとその価値はあまり無くなってしまうという
ことがいえそうにょ。
中判カメラということでイメージサークルが大きい分だけレンズの解像力を上げるのは
難しいけど解像感を意図的に落としているローパスフィルターがないため性能の高い
レンズを使用した際にはフルサイズセンサーを搭載のデジタル一眼レフと比べても大きな
差を見せつけてくれるにょ。
その差はAPS-Cとフルサイズとの差と同等かそれ以上に感じるにょ。
画素数が多いだけではなく解像感も素晴らしいのだけどさすがに高感度だけはAPS-Cと
比べても4倍のサイズがあるのにも関わらずそれほど優れてはいないにょ。
むしろ、APS-Cよりも低感度からの落ち込みは大きいのではないのかと思ってしまうにょ。
ISO100 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/371/978/html/051.jpg.html
ISO800 http://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/371/978/html/054.jpg.html
センサーや画像処理エンジンで最新のものがどんどん使えるAPS-Cが有利というのが
その原因だと思われるにょ。
やはり、低感度でじっくり撮るというのがベストだと思うにょ。
フィールドカメラということで中判でありながら防塵・防滴を謳っている645Dだけど
中判ということもあってレスポンスもそんなに良くはないみたいだからね。
RAWだと1カットで100MBを越えるためSDカードでは荷が重いにょ。
この辺は高速なSDXCカードに対応してもらいたいところにょ。
しかし、別格の描写力を持つ中判カメラでここまでやってしまうとレスポンスや高感度
性能を重視する人でなければ35mmフルサイズのセンサーを搭載したプロ向けのデジタル
一眼レフを買う人はかなり減りそうにょ。
スポーツとかの動体撮影がメインの人ならば中判だからガマンできるレベルの遅さ(銀塩
中判でも連写でどんどん撮るようなカメラもないし、ブローニーフィルムでそんなことを
すれば1本をあっという間に使い終わってしまう)ということでいくら高画素、高解像感で
あろうと中判デジタルがフルサイズのデジタル一眼を置き換えるようなものではないにょ。
もっとも大きな価格差があるAPS-Cのデジタル一眼レフだと価格の問題で中判デジタルの
影響はほとんどないだろうけどね。
むしろ、APS-Cセンサーの性能向上や価格下落などによってフルサイズは中判ではなく
APS-Cに食われてしまいそうな勢いにょ。
まぁプロ機に関してはフルサイズはしばらく残ると思うけどね。
やはり、この645Dは未だに銀塩が多い銀塩中判からの移行がメインか・・・。
レンズ交換式カメラの場合はレンズは資産となってるからね。
デジタル時代になってからはカメラ本体の資産的価値は下がる一方にょ。
銀塩ならば古い製品は高い価値が未だにあるし、最新のフィルムを使えばそれに応えて
くれるけどデジカメの場合はセンサーはPCのCPUと同じく古いものは古いだけの性能しか
発揮できないにょ。
そういうことを考えればすでにデジタル一眼でレンズシステムを構築している人がそれを
代替するために645Dを買うということはさすがによほどお金に余裕がある人以外は
考えられないので現時点でペンタックスの銀塩645を使っている人がメインターゲット
となりそうにょ。
私は一眼レフで銀塩からデジタルに乗り換えた時にはキヤノンのMF用旧規格であるFD
マウントのレンズを使っていたために今ではマウント互換性がなくどのメーカーの機種
(どのマウント)でも関係無かったけど銀塩とマウントが共通であるEOSを使っていたの
ならばそれが使えるキヤノンにしただろうけどね。
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