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おちゃめくらぶ掲示板

248御茶目菜子:2010/06/02(水) 12:43:12
モバイル機器だからモバイル用・・・とは限らない!?
さて、iPadの影響もあり今年はタブレット型のPCが急増しそうな感じだけど大手PCパーツ
ベンダーであるASUSとMSIがタブレット型のPCを発表したにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1006/01/news021.html
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1006/01/news043.html

Wind Pad 100はPineViewを搭載して800g、8時間駆動ということでスペック面は悪く無い
感じにょ。
このようなx86CPU&Windowsは5月8日に書いたようにどうしてもARM系のCPUを搭載した
機種よりも重量や駆動時間の面において不利になりがちだからね。
800g、8時間というのは700g、10時間というiPadよりは劣るもののネットブック用に
使われているAtom Nということを考えれば悪くない妥協ラインにょ。
これがAtom Zであればこの重量、駆動時間は達成が可能だろうけど価格面や性能面で
不利になってしまうからね。

昨日も書いたようにAtom Z(Menlowプラットフォーム)であればWin7をまともに動作させる
ためにはそれなりに高価格となってしまうにょ。
PineViewに内蔵のGMA3150は決して性能が高いGPUではないけどシェーダ性能はそれなりに
高く、945GSEに内蔵のGMA950の1.5倍くらいの性能があるにょ。(US15Wに内蔵のGMA500と
比べると3〜4倍程度の性能)
そのためWin7であればAeroをONにすることでCPU負荷を軽減させることでよりクロックの
高いAtom Zと同レベルの体感性能を得られるだけではなくSATAに対応しているため
高速なSSDや安価で大容量な2.5インチHDDを使用することも可能になるにょ。
ただし、PineViewのTDPは5.5W〜6.5Wであり、Atom Zの2〜2.4Wよりも格段に大きなもの
(CPUだけではなくプラットフォームでの比較であればPineTrailが最大8Wなのに対して
Menlowは4.7Wとなる)ということで熱設計の面で無理があるのと同時に平均消費電力でも
不利になるためポケットサイズPCという小さな筐体ではPineViewの採用は難しいにょ。

しかし、それなりに筐体サイズが大きいタブレット型のPCであれば熱設計においては
PineTrailで問題ないし消費電力面もMenlowよりは不利とはいえそれは工夫次第で何とか
なるにょ。
両者にはTDPでは2.3Wの差がるとはいえ常時フルパワー動作しているわけではなく
アイドル時の時間が長いため省電力のチューニングをすることで両者の駆動時間の差は
大幅に縮まるからね。
PineTrailではHD動画の再生支援がないというのがネックとはいえ価格さえ安ければ
それなりにヒットしそうにょ。

とはいえ問題は本当にユーザーがタブレット型の端末を求めているかということにょ。
発売からすでに200万台を売り大ヒットとなったiPadだけどこれもユーザーの需要によって
生まれたわけではないからね。
何度も書いているように過去にタブレット型の端末は多く登場しているけどどれもが
ユーザーに受け入れられず業務用以外では消滅してしまったということを考えると
「タブレット型だから売れる」というのは浅はかな考えと言わざるを得ないにょ。

iPadがヒットしたのは「タブレット型の端末だから」というわけではないにょ。
やはり、ブランド力やコンテンツによるものが大きいにょ。
ただ、5月16日、5月22日に書いたようにiPadが売れることで同種の端末も売れる可能性が
出てくる可能性は否定できないにょ。
ネットブックは国内だけで約300万台、世界では1000万台単位で売れたもののそれを持ち
歩いている人はほんのごく一部の人だけにょ。
確かにタブレット型の端末はそのネットブックよりも軽量とはいえ、その差はわずかで
あり、スマートフォンと比べたらモバイル性は大きく劣るためにそれを持ち歩くという
人がネットブックよりも大幅に増えることは考えにくいにょ。
カバン内シェアを考えると5月17日に書いたように折りたたみ式傘以上の存在になる必要が
あるからね。

しかし、「モバイル機器だから持ち歩く」という前提が間違っているという可能性も
出てきたにょ。
ネットブックも多くの人が家庭内モバイルで使用しておりタブレット型の端末は持ち歩く
ものではなくネットブックと同じく家庭内モバイルで使用するという可能性があるからね。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20100531_371130.html
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapa/20100531_371132.html
私はiPadのような大型のタブレット型の端末がヒットするのは不可解に感じたけどこれ
ならば納得がいくにょ。
ライトなWeb閲覧やエンターテイメント用途であればiPadで十分だからね。
むしろ、それに特化したコンテンツが多いiPadの方がヘタなPCよりもエンターテイメント
用途において有利といえるかもしれないにょ。(クリエイティブな用途やビジネス用途
にはさすがにPCの方が有利だと思うけど)

私自身も仮にiPadを買ったとしても持ち歩くことはなく自宅内などで使用するに止まる
だろうと考えているけど主に自宅で使用したまに持ち出して使うというのであればB5
サイズ、700gというのはそれほど問題にはならないにょ。
頻繁に持ち歩いて立った状態で使うというのであればこのサイズ面は微妙だし、重量も
500gを切ってもらわないと重すぎると思うけど現状でそれを求めている人がそれほど
多くはないだろうからね。
立って使うのが目的ならばスマートフォンを使う方が格段に快適であるため大型の
タブレット型の端末とは使い分けが重要になるにょ。
iPhoneやiPod touch+モバイルルータを使うという選択肢があるからね。

そういうことを考えるとiPadは大きすぎるからもう少し小さいタブレット型の端末の方が
良い・・・とは一概にはいえなくなってしまうにょ。
ポケットに入らないレベルの中型(?)タブレット型の端末というのはモバイル性では
スマートフォンに劣り自宅内モバイルがメインであれば小さすぎるということで中途
半端なサイズとなりどこで使うのか良いのかが謎な端末になってしまうからね。
普段から持ち歩きたいけどiPadのサイズは持ち歩くには大きいけどスマートフォンでは
サイズで物足りないというニッチな需要になってしまうにょ。

電子ブック用途であれば4インチ程度の画面サイズでは小さすぎるため画面が文庫本
サイズ(6〜7インチ)で軽量、長時間駆動駆動のできる端末が良いと思うけど電子ブック
専用端末は少なくとも日本国内では出ては消えの繰り返しだからそれは難しいにょ。
本体が売れないとコンテンツの供給もされないしコンテンツがないから本体が売れない
という負のスパイラルに陥っているからね。
そういう点にはおいてはiPadは本だけではなくマルチに使えるコンテンツビューアと
して優秀にょ。

とはいえ、日本ではiBookストアがまだオープンしておらず電子ブック用途に関しては
iPadの真価は発揮されてないにょ。
それを克服するためにソフトバンクが母体となって新聞や雑誌を配信するビューンを立ち
上げたにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100531_371251.html
しかし、開始初日からアクセス過多でいきなりサーバダウンしたにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100601_371398.html
それなりに電子ブックとしての需要は大きいということがいえそうにょ。(最初の1ヶ月は
無料というのも効いてそうだし)

iPadをはじめとする大型(9〜12インチ)のタブレット端末が本当に世間の生活の間に
とけ込むかどうかはもうしらばく様子を見る必要がありそうにょ。




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