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おちゃめくらぶ掲示板
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期待のViliv N5ついに登場
いよいよ待っていたViliv N5の国内発売が決定したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100527_369632.html
このような安価なポケットサイズのUMPCは韓国UMID社のmbookが先駆けとなった(高価な
ものはOQOですでに実現済み)わけだし国内においてもmbook m1ベースのPMが工人舎から
m2ベースのBXがオンキヨーから発売になったけどN5をそれらと比べてみるにょ。
OS CPU メモリ SSD サイズ 重量
液晶サイズ・解像度 公称駆動時間 価格(今日現在の価格com最安値)
◎N5(XPモデル) XP Home Atom1.33GHz 1GB 16GB 172x86.5x25.5 388g
※ハンファ取扱 4.8インチ 1024x600 6時間 62800円
◎N5(7モデル) 7 Starter Atom1.33GHz 1GB 32GB 172x86.5x25.5 388g
※ハンファ取扱 4.8インチ 1024x600 6時間 67800円
◎N5(7モデル)7Home Premium Atom1.33GHz 1GB 64GB 172x86.5x25.5 388g
※ブルレー取扱 4.8インチ 1024x600 6時間 79800円
S5 XP Home Atom1.33GHz 1GB 32GB 154x84x24 394g
4.8インチ 1024x600 7時間 66800円
PM XP Home Atom1.1GHz 512MB 16GB 158x94.2x22 345g
4.8インチ 1024x600 7時間 47400円
PA XP Home Atom1.33GHz 512MB 32GB 161x111x26 ??400g
4.8インチ 1024x600 7.5時間 59800円
BX XP Home Atom1.2GHz 512MB 32GB 161x96.5x29 370g
4.8インチ 1024x600 7時間 52400円
《参考》LOOX UとVAIO Pは店頭モデル
LOOX U G90 7Home Premium Atom1.33GHz 2GB 30GB 204x106.5x23.8 495g
5.6インチ 1280x800 4時間 69660円
VAIO P 7Home Premium Atom1.6GHz 2GB 64GB 245x120x19.8 619g
8インチ 1600x768 5.5時間 76790円
※N5、S5の駆動時間はメーカー独自の実測値で残りの機種はJEITA測定法よる計測値
N5に関してはまだハンファとブルレーしか取扱がないためそこでの価格を記載
PMやBXなどに対するN5のメリットは下記のようなものにょ。
(1)メモリが1GBある
(2)SSDが交換可能(かも)
(3)小型軽量である
(4)バッテリ駆動時間が長い
(5)(変態配列だけど)まともそうなキーボードが搭載されている
(6)(主観的問題だけど)デザイン
このうち(1)〜(4)について書いてみることにするにょ。
PMやBXはXPを搭載のPCとしては驚くべき小型、軽量でありAtomを搭載ということで安価で
ファンレスというのも良いのだけどネックとなるのはメモリにょ。
OSがXPであっても今となっては512MBでは不十分だし、ディスクアクセスの負担軽減の
ためにもメモリが多いに越したことはないにょ。
特にこのようなポケットサイズのPCは全体的に低スペックとなっているためメモリが
ボトルネックにならないようになるだけでも体感速度の低下を防ぐことが可能になるため
その恩恵が大きいにょ。
このN5はすでに発売されているキーボードレスのS5と同様にメモリは1GB搭載しているので
XPならば十分快適な動作が期待できるにょ。
メモリが十分にあれば一時ファイルをメモリ上に置くことで体感速度の向上が図れるだけ
ではなく廉価なSSDにありがちなプチフリを軽減するにも非常に有用となるにょ。
プチフリの主な原因は小サイズのランダムライトの大量発生によるものだからね。
NANDフラッシュの特性で小サイズ(4KB)のランダムライトというのはHDDよりも大きく
劣ってしまうのだけど昨今のSSDに多く採用されているMLCのNANDフラッシュではそれが
かなり顕著になっているにょ。(MLCのNANDフラッシュはHDDの数10分の1の性能しかない)
昨今のSSDはコントローラの改善やDRAMキャッシュの搭載によって4KBのランダムライトは
目に見えて性能向上しているにょ。
あくまでベンチ上は速くなったというだけであって実際にチップレベルで見ると変わって
ないのだけどベンチ上で速くなった分だけ実際に効果があるわけだから問題はないにょ。
しかし、このような安価な製品に使われているSSDはコントローラ性能も低くDRAM
キャッシュなんて搭載してないためユーザーの手による工夫が必要になるにょ。
そのためにもメモリが十分必要になってくるというわけにょ。
またUS15W内蔵のGMA500は動画再生支援機能を持っているけどこれはVistaや7では十分
活用できるとはいえXPでは問題も多く残されているにょ。
初期の頃に見られた拡大時にスムージングが行われないため全画面再生ではまともに
見れたものではないというものは今は改善されたもののメモリが十分にないとフリーズ
してしまうという問題があるにょ。
これは、開発向けに用意されているIEGDドライバを使用すれば改善される(約100MB
メモリを節約できる)のだけどこれを使用するにはハードルが高いし、今度は別の問題点
(動作が不安定、3D性能で劣る)も発生してしまうので万全な対策とはいえないにょ。
結局メモリが十分にないと何も改善はできないということにょ。
スペックが低いPCだからこそ十分なメモリが必要というわけにょ。(メモリが増えれば
消費電力が大きくなるというのはネックだけどN5は長時間駆動が可能であるため問題ない)
mbook m1/m2では「メモリ1GBモデル」を用意すると言いつつ全くその気配がないので
ユーザー側がそれをガマンして使う(XPならばせっかくハードウェアに備わっている
動画再生支援機能は使わない、など)しか方法はなかったにょ。
このN5ではメモリ1GBモデルの登場によってようやく「XPであれば」十分快適になると
期待されるにょ。
しかし、問題はXP搭載モデルはSSDが16GBしかないということにょ。
OSだけならば16GBあれば十分とはいえ、リカバリ領域や今後のWindows Updateなどで
使用される領域を考えると実際にユーザーが使用できる容量はごくわずかとなるにょ。
Web閲覧用、テキスト入力用として割り切り不要なアプリやデータを入れないのならば
それでいいけどせっかくのWindows PCとしての魅力も半減にょ。
Windows PCを使うのはそれでしか使えないアプリやデータがあるからだからね。
私の場合は最小限必要なアプリとデータで8GBくらいなのでユーザーが自由に使える
領域は8GB以上は必要にょ。
したがってXPとはいえ、まともにPCとして使用するにはシステムドライブの容量は30GB
程度は最低欲しいところにょ。(16GBモデルだとギリギリだと思う)
N5には32GBのSSDを搭載したモデルが用意されているけどそれはXPではなく7となるにょ。
7であれば32GBでも心許ないし、何よりCPUもZ520(1.33GHz)ではやや辛いにょ。
ただでさえ、AeroがないStarterということでCPUにかかる負担はHomeよりも大きいのに
CPU性能は一般的な7搭載PCと比べて格段に劣るからね。
それにXPであればメモリ1GBあればOSの動作には十分であり一部をキャッシュに利用して
問題なく使用できるとはいえ7であれば1GBでも十分とはいえず体感速度のためにメモリの
一部をキャッシュとして使用したらメモリ不足でスワップが多発しさらに体感速度が
ダウンしかねないにょ。
7の場合は安価なStarterを提供するための条件としてメモリが1GB、SSDが32GBまでと
なっておりこれを越える場合はStarterではなくHome Premium搭載するしかないのだけど
そうなれば価格に大きく影響してくるにょ。
このStarterの提供条件はULCPC用のXPと同じになっておりこの条件を満たす範囲内で
あればXPの方が遙かに快適に動作するにょ。
「SSDが32GBでは足りない」という人はブルレーでもN5を扱うのでここで64GBモデルを買う
という選択肢があるにょ。
価格はハンファよりも12000円高い79800円となっているけどOS代だけで1万円アップとなる
上にSSDの容量が32GB多いため1GB単価で200円と考えても6400円アップになるわけだから
割安感さえあるにょ。
過去の例から言えば同じスペックでもブルレーの場合は他所で買うより1〜2割高めの価格
付けが行われていたので9〜10万円の価格でも「ブルレーならばこんなものだろう」と
思ってしまうのだけどそれを考えればかなり安いにょ。
OSはStarterというのが気に入らないけどHome Premiumのために1万円払えるかというと
微妙にょ。
http://japan.cnet.com/sp/windows-7/story/0,3800101284,20402035,00.htm
OSの差だけで1万円の金額差があったらStarterでガマンするだろうけどSSDの容量アップ
というおまけがつくならばブルレーの64GBモデルは悪くないにょ。
ただ、79800円となるとVAIO PやLOOX Uも買えてしまう価格というのがネックにょ。
発売されたばかりの新製品であり扱っている店がほとんどない製品とすでに発売され
取扱店が多く価格競争が続いているような製品とで直接的な比較はできないけどね。
多少性能で劣る(7であればメモリ1GBと2GBの差は大きいと思う)とはいえ、筐体サイズが
小さく軽くバッテリ駆動時間が長いというのがLOOX UやVAIO Pと比べてアドバンテージと
なっているのでそれがアドバンテージと感じない人ならば素直にLOOX UやVAIO Pを買う
方が賢明にょ。
何せ、このN5はBXより横幅が1cm程度大きいものの奥行きは1cm小さいためフットプリントは
BXと同レベルだし厚さに関してはBXよりも薄いためにBXよりもコンパクトサイズといっても
いいにょ。(感覚的には初代PSPに近いサイズ)
重量も388gなのでBXよりも軽量だしね。(これより薄型、軽量となるとPMしかない)
この重量は同社のS5(最軽量モデルで394gで他は400g少々)よりも軽量でありキーボードを
付けたにも関わらず軽量化できたというのには恐らく2つの理由があると思われるにょ。
1つはS5が汎用的な1.8インチHDDを採用しているのに対してN5は(恐らくSandiskの)
モジュールタイプの廉価なSSDを採用してそうにょ。(PMやBXのように基板直付けであれば
異なる容量のものを用意することが困難であるためモジュールタイプであると想定できる)
それともう1つはバッテリ容量を小さくしたせいだと思われるにょ。
S5は筐体に似合わず大容量バッテリを搭載していたからね。
バッテリが小さくなったのならば駆動時間の低下が予想されるけどS5は実駆動で6〜7時間
(ベンチによっては9時間)という長時間駆動をしていたためにそれよりもバッテリ容量が
3割近く小さくなっていることを考慮しても実駆動で5時間程度は確保できるにょ。(JEITA
測定法での測定結果が記されている国内メーカーのPCとは異なり実際の動作に即した測定値
であるため実駆動はS5も公称値に近い時間だけ駆動しているためにN5も使い方によっては
公称値の6時間程度実際に動作するかもしれない)
N5は公称6時間、動画再生時で4時間と謳っているのだけど国内メーカーの場合は公称
バッテリ駆動時間はJEITA測定法が使用されているためWeb閲覧程度で駆動時間は公称値の
6〜7割、動画再生だと半分以下の駆動時間しかないにょ。
つまり、N5はJEITA測定法でいえば8時間クラスはありそうな感じにょ。(S5はJEITA測定法
であれば10時間クラス)
私がポケットサイズのPCを使用する上で気にしているのは動作時の駆動時間だけではなく
サスペンド時の駆動時間も重視しているにょ。
昨日はモバイルルータにおいて非通信時の消費電力が馬鹿にならないとかいたけどこれと
同じことがPCにもいえるからね。
使わない時はモバイルルータと同じく電源を切るなんてことをしていたら利便性は大きく
ダウンしてしまうにょ。
PCをモバイルしていてすぐに使用できるためにはサスペンド(スリープ)での使用が
必然となるにょ。
サスペンドからの起動時間を実際に測定してみたところR5は約4秒、VAIO UXは約5秒と
なっており、N5は公称で5秒となっているにょ。
使わないときはいつも休止をシャットダウンしている場合は「PCの起動は遅い」と感じる
けれどXP以降はサスペンドで常用しても困ることは無くなったにょ。(Win98の頃は時々
再起動してやらないとOSが不安定になっていたけど)
このサスペンド中の消費電力は機種によってまちまちであり、R5はサスペンド時の消費
電力が小さい上に6セルのバッテリを搭載しているということで1日(24時間)当たり8%の
消費量となっており丸3日(72時間)放置してもバッテリは4分の3の容量が残るにょ。
つまり、R5は約300時間はサスペンド状態を保つことができるということにょ。(この
サスペンド時のバッテリ保持時間の長さがあるからこそ私がR3から買い換える際にネット
ブックではなくR5を選択することになった)
逆にUXはR5よりも消費電力が大きい上に2セルバッテリであるため1日あたり62%の消費
量となっており40時間しかサスペンド状態を保てないにょ。
これを昨日のPocket WiFiのように駆動時間を当てはめて考えるとUXは連続使用だと実駆動
2時間程度なのだけど常時サスペンド運用を行った場合には実駆動は40分程度となって
しまうにょ。
これは最低限必要なレベル(実駆動1時間)さえに達しないにょ。(そのためやむを得ず
休止で運用している)
それくらいサスペンド時の消費電力は重要となるにょ。(しかし、多くの場合はサスペンド
中のバッテリ保持時間は全く記載されていない)
ケータイのカタログに待ち受け時間が記載されておらず、その待ち受け時間が実際に
買って使ってみれば丸1日とか2日しかないというのと同じ状態がPCでは当たり前のように
起こっているにょ。(だからそういうPCを買ってしまった人は「サスペンドは使えない」
と感じてしまう)
それを踏まえてN5を見てみるとこちらはサスペンド時は公称150時間となっているにょ。
サスペンド時の動作時間を明らかにしているというPCはほとんどないためこれが長いのか
短いのか分かりづらいけど上記のように6セルバッテリを搭載し、業界でもトップレベルの
動作時間を誇るR5でさえ実測で約300時間相当であるということを考えるとこれはかなり
すごい数字だといえるにょ。
Atom機ではVAIO Pの標準バッテリでは50時間程度だからね。
それでもN5はバッテリ容量が小さくなったため公称200時間のS5よりは短くなっているの
だけど公称値の150時間が実際に達成できるのであればUXの約4倍の時間となるにょ。
仮にN5が実駆動5時間であるとした場合に常時サスペンドで運用しても4.3時間使用できて
しまうため十分実用レベルに達するにょ。
これがサスペンドで50時間というスペックだったら実駆動時間の5時間PCでも実際の使用に
使用における実駆動は3時間になるにょ。
実駆動時間というのは運用方法によって大きく異なり常時サスペンドで運用するためには
サスペンド時のバッテリ消費が実駆動時間に大きな影響を与えることが分かるにょ。
したがって、実用レベルの駆動時間を得られるかどうかは昨日のモバイルルータと同様に
動作時の駆動時間、サスペンド時の保持時間を合わせたもので判断しないと駄目という
ことになるにょ。
そういう意味ではこのN5は私の求める実駆動時間を満たしてくれるものでありレビューが
楽しみにょ。(S5はバッテリ残量が10%刻みの表示となっていたり、サスペンドから
復帰した場合、無線LANやBTなどが繋がらないこともあるという問題点もあったのでこれが
改善されているといいのだけど)
私が買うとすればSSD16GBでは厳しいので予算的に考えて7の32GBモデルか・・・。
いざとなれば手持ちの余っているXPをインストールするという方法もあるからね。
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