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おちゃめくらぶ掲示板
次世代CULVノートは買いなのか・・・?
Core iシリーズの超低電圧版CPU発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100525_369246.html
すでにULVのCore iシリーズはCore i7-640UM/620UM/520UMの3モデルがあるもののいずれも
ミドルクラス〜ハイエンドの高価なPC向けのものであり低価格のPCに搭載するのは難しい
価格となっているにょ。
かつてはULVのCPUというのは主に日本でのモバイルノートでよく使われたのだけどIntelが
Core2シリーズのULVのCPUを安価にPCベンダーに提供することで低価格のスリムPCや
低価格のモバイルノート、いわゆるCULVノートが発売されることになったにょ。
CULVノートはAtomとは別格の性能(安価なセレロンSU2300であっても1.6GHzのAtom N270
と比べて2〜3倍の性能)となっているにょ。
この性能差は逆に言うとセレロンSU2300搭載PCとCore2Quad搭載のデスクノートPCとの
性能差に匹敵するくらい大きなものにょ。(AtomとCULVが大した差ではないと思っている
人ならばCULVとハイエンドデスクノートの差も大したことはないということになる)
そのCULVノートがネットブックにプラス1〜2万円程度で買えるということでCPU性能や
GPU性能(HD動画再生支援の有無)や画面解像度に不満があるネットブックユーザーの
乗り換えも少なくはないにょ。
CULVノートに1〜2万円追加しても2.5GHz前後のクロックのクアッドコアCPU搭載のモバイル
ノートPCは買えないから相対的に見てもお買い得感が非常に高いからね。(価格面もだけど
そんなクアッドコアCPU搭載ノートはTDPを考えるとモバイルノートに載せるのは困難である
ために現時点ではあり得ない選択肢)
さて、今回発表のCore iシリーズは次世代のCULVノートに搭載される可能性が極めて
高いにょ。
普通にベンダーへの提供価格は上記リンク先の通りだけど現行のCULVノートに使用されて
いるCPUと同じく一定の条件を満たすことでAtomのような値引き販売が行われると想定
されるために実売5万円クラスのCULVノートにも十分搭載可能だと思われるにょ。
もっとも5万円クラスのものに搭載されるのは最下位となるセレロンU3400だろうけどね。
ただ、問題は本当に性能が上がるかという点にょ。
Core i7はCPUコア自体の性能に関していうとCore2と比べて大幅なジャンプアップという
ほどの性能差はないからね。
CPUコアの演算性能に関してはCore i7はCore2と比べて同クロックでは1割も性能差がない
くらいにょ。
メモリ帯域ではデスクトップPC用(LGA1366)のCore i7は非常に高い性能を持っているし
大容量のL3キャッシュゲームなどではかなり有用に働いているためにCPUのコア演算
性能だけでは語れないにょ。
とはいうものの32nm世代のGPU内蔵Core iシリーズ(Arrandale)ではそのウリだった
メモリ性能は大幅にダウンしているにょ。
というのも従来と同じくメモリコントローラはCPUのパッケージ内に内蔵されている
それは、CPUと同じパッケージに収められたノースブリッジにメモリコントローラが内蔵
されているせいにょ。
コアとメモリコントローラが直結していたNehalemとは構造がまるで異なるにょ。
つまり、従来のCore2と比べてCPUコアとメモリコントローラの物理的な距離は大幅に
縮まったけれど結局別のダイにアクセスするというのは変わってないためCore iで
大幅なアドバンテージがあったメモリ性能はArrandaleにはないというわけにょ。
メモリ性能だけがウリではなくターボブーストやHTTもCore iシリーズのウリとなって
いるにょ。
ゲームなどでは未だにマルチスレッドに対応していないものも多いのだけどターボ
ブーストでTDPの範囲内ながら大幅な高クロック化が行えるのでマルチスレッド非対応の
アプリは高速で実行できマルチスレッドに対応したアプリならばHTTによって1〜4割
程度の高速化が実現できるということでエンコなどでは絶大な効果を発揮しているにょ。
それによってCore2と同クロック、同コア数のCore i7はCore2よりも2〜6割程度の高速化が
実現されているにょ。
とはいえ、それはあくまで同クロックの話にょ。
モバイル向けであるArrandaleベースのCore iのクロックは同価格帯のCore2と比べて
クロックが引き下げられているにょ。
その中で特に顕著なのがULVのArrandaleにょ。
1.6GHzのCore2Duo SU9600と1.06GHzのCore i7-620UMではどうなのか・・・。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1001/25/news059_3.html
上記リンク先のベンチ結果を見るとこんな感じにょ。(クロックあたりの性能はR8の
性能を1として考えたもの)
R8(Core2Duo 1.6GHz) R9(Core i7 1.06GHz) クロックあたりの性能
PC Mark05 CPU 4202 4490 1.61
3D Mark06 CPU 1457 1503 1.56
CineBench R10
Multiple CPU 3307 3542 1.61
?? Single CPU 1841 2218 0.90(?)
これらのベンチはCineBenchのSingleがシングルスレッドベンチである以外はすべてマルチ
スレッドに対応したベンチとなっているにょ。
これを見てのようにクロックで大幅に負けていてもCore i7はCore2と比べて大幅に上回る
ことになりこれをクロック当たりで見ると概ね6割程度という大きな性能差になっている
ことが分かるにょ。
さすがにこれだけのクロック差があるからクロック当たりで大幅な性能向上があっても
かなり相殺されているけどね。
シングルスレッド性能を測っているベンチがマルチスレッド性能を測っているベンチと
比べて性能アップ率が高いのはターボブーストが効いているためと思われるにょ。
Core i7-620UMは通常1.06GHzだけどターボブースト中は最大2.13GHzまでクロックが上昇
するからね。
しかし、その最大クロックで動作していると考えた場合にはクロックあたりのシングル
スレッド性能は0.9倍になりCore2よりも1割ダウンとなっているにょ。
どこのベンチを見てもCore i7がCore2よりクロック当たりでここまで下がるというものは
見たことがないためこの結果は恐らく熱によって最大の2.13GHzまでクロックが上がって
いないと想定されるにょ。
ここまで見ると次世代のCore i(Arrandale)ベースのCULVノートはかなり期待が持てる
ような気がしているけど果たしてどうなのか・・・?
U3400のベンチ結果はまだ公開されてないため不明にょ。
しかし、コア自体の性能は分かっているためにある程度は判断が可能にょ。
そういうことでCore2(Penryn)ベースのセレロンSU2300(1.2GHz)とCore i(Arrandale)
ベースのセレロンU3400(1.06GHz)を比べてみることにするにょ。
さて、ここで問題になるのはウリであったターボブーストもHTTもセレロンU3400には搭載
されてないということにょ。
上記のR8とR9での比較においてCore i7はクロックが下がっても性能アップに繋がるという
ことが分かったとはいえその原動力となった機能が搭載されてないわけだからね。
そうなるとCPUコア性能だけでクロックが下がった分を埋めないといけないにょ。
SU2300とU3400のクロック差は13%・・・。
さすがにコア性能のアップだけで埋めるのは厳しいという感じにょ。
しかし、L2容量とL3の有無という違いがあるにょ。
SU2300は共有L2が1MBだけどU3400各コアに256KBのL2(計512KB)に加えて共有L3が2MBあり
合計2.5MBとなるにょ。
L2とL3を合計することには全く意味はない(Intelの場合はL2、L3が排他的なAMDのCPUとは
異なりL3にL2に含まれている情報がそのまま入っておりL2の容量がどれだけだろうと実質
L3の容量の分しか情報量がないため)けれどこれだけの差があればL2が少ないというのを
埋めてなおかつCPU性能の性能不足を補えるだけの差は発生すると思われるにょ。
とはいえ、多くのアプリではSU2300のL2、1MBでもそれほど不足はないためゲームなど
重量級アプリを動作させてようやく明確な違いが出るくらいの差といえるにょ。
つまり、現行のSU2300を搭載のCULVノートも次世代のU3400を搭載のCULVノートも大きな
性能差はないということにょ。
ベンチによってお互い勝ったり負けたりという感じになると思われるにょ。
Pen3世代のセレロンは「性能が低い」「バッテリ駆動時間が短い」などの不満点が多く
見られたもののPenM世代のセレロンMからは性能面でほとんど劣ることはなくなったにょ。
性能面ではL2が減っただけであり、その減らされたL2も512KB〜1MBということで当時の
一般的なアプリを使うには十分な容量(Pen3よりも多い)があり同クロックのPenMと比べ
1割程度の性能差しかなかったにょ。
セレロンMは性能こそ悪くはなかったけどバッテリ駆動時間(平均消費電力)で差別化を
していたにょ。
モバイル向けということでバッテリ駆動時間は重要なものだからCPU性能の差は無くても
かなり大きな差となっていたにょ。
セレロンSU2300ではSpeedStep機能となるEISTが搭載されたために「セレロンだから駆動
時間が短い」という問題も解消され同クロックのCore2Duoとの差は極めて小さいものと
なったにょ。(歴代のセレロンの中でもお買い得感が最も高いものの1つ)
しかし、Arrandale世代のU3400では上位モデルからHTTやターボブーストというウリの
機能が削られているために上位CPUとはクロック以外でも明確な差別化が行われており
性能面でも現行のSU2300と比べ性能アップがほとんどないという自体が起きてしまうことに
なるわけにょ。
モバイルということで大きな影響を与える駆動時間に関してはArrandaleはPenrynと
比べて平均消費電力が上がっており多くの機種で駆動時間が下がっているためSU2300の
現行モデルのCULVノートではなくU3400搭載の次世代CULVノートを待ってから買うという
意味はほとんどないにょ。
したがって、安価なCULVノートが欲しいという人は今のSU2300搭載モデルを安く買うと
いうのが最善の選択肢となりそうにょ。
CULVノートとしては上位(10万円弱)になるであろうCore i3やi5を搭載したモデルを
狙っているというのであれば現行のCore2Duo SU9400(1.4GHz)を越える性能になる
可能性が高いために待つのもありだけどね。
とはいえ、欲しい時が買い時だしそれほど性能も極端に変わるわけではないからあえて
待つという必要はないと思うにょ。
半年前のネットブックと同じようなものであえてPineView(Atom N450)搭載モデルが発売
されるのを待って買うというほどでもなかったのと同じような感じにょ。
あと昨日書いたOMP Editor miniは正式にコンテンツに加わったにょ。
http://ww5.tiki.ne.jp/~ochame/E500/SOFT/ompeditor.htm
トップページ→ポケコン→ソフトウェアライブラリでたどり着くことができるにょ。
ピーチバレーver.2は来月中には公開したいところにょ。
シュプール2は2001年5月28日にベータ版を公開して約9年間放置状態だから勢いに
任せて一気に公開しないと永遠に完成しないおそれがあるにょ。
締め切りはないからと思ってどんどん後回しにしてしまうからね(笑)
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