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おちゃめくらぶ掲示板

238御茶目菜子:2010/05/24(月) 13:13:13
公衆無線LANよりモバイルルータ・・・?
3G通信機能などを内蔵する小型の無線LANアクセスポイント(以下「モバイルルータ」と
記す)はPHS300やどこでもWi-Fiが発売されると同時に一部の間のユーザーで大きく受け
入れられ最近ではイーモバからも従来のモバイルルータよりも小型軽量なPocket WiFiが
発売されドコモ(FOMA網)でも使いたいという人のために日本通信からはSIMフリーの
モバイルルータ、BUFFALOからはドコモから公式に認可されたモバイルルータも発売される
ことになったにょ。

このようにここ最近になって人気が高まっているモバイルルータだけどその要因として
考えられるものは下記の3つにょ。

(1)各キャリアがPC接続定額制を導入した
(2)無線LAN搭載機器が急増した
(3)公衆無線LANが不十分

(1)に関していうとPHSで定額サービスを行っているWILLCOMは別としてケータイのキャリア
として新規参入のイーモバイルがいきなりPC接続定額サービスを始めたことによりドコモや
auも定額サービスを導入することになったのは大きいにょ。
ソフトバンクは自社回線が乏しいこともあってイーモバのMVNOによって定額サービスを
開始したにょ。
これによって現在は全キャリアがPC接続定額サービスを行っているにょ。
パケット量に応じて課金される従量的な方式では必要な時のみ接続するという方法を
取らないと非常に高額な金額を請求されるハメになるためこのようなモバイルルータと
いうものは考えられなかったにょ。(つまりモバイルルータの人気には定額制の導入が
必要条件となる)

(2)に関していうと2年前から急増したネットブックのような安価なPCにおいても無線LANは
付いているのが当然となっているにょ。
ネットブックは拡張性はあまり考慮されておらずUSBでのみ可能となっているにょ。
USB接続の通信端末を使えばいいのでモバイルルータが必須というわけではないけどね。
しかし、ゲーム機など非PCでは他の通信手段は選択の余地がないからね。
当たり前のように無線LANが搭載されている昨今の小型機器(携帯ゲーム機やiPodなど)に
おいて無線LANで通信する以外には選択の余地がないにょ。
このような無線LAN搭載機器の増加はここ1、2年の話ではなくそれよりも前からのことだけど
それらが後押ししているというのは確実にょ。

(3)に関していうと昨今は徐々に使える場所は増えてきているとはいえ増えているのは
都市部に限られるにょ。
需要の少ない地方では採算の問題かほとんど増えないにょ。
その都市部(大都市圏)であっても「どこでも使える」というレベルには達してないから
こそこのようなモバイルルータが盛り上がっているのだと思われるにょ。

(1)(2)は分かるとして(3)は実際のところどうなのかということをさらに具体的に書いて
いくことにするにょ。
そのためにもまずは公衆無線LANにおいて地方の現状を書いてみるにょ。

最初にJRやマクドナルドが主になっているホットスポットで考えてみるにょ。
http://www.hotspot.ne.jp/area/
私が住んでいる地方都市(イーモバおよびモバイルWiMAXのエリア内なので極端な田舎
というわけではない)で上記から検索するとたったの4カ所しか存在しないにょ。
20km四方の市であるためそれぞれの間隔は想像がつくと思うにょ。(JRの駅は3つあるのに
その3駅のどこもホットスポットは設置されてない)

今度は別の団体が運営しているフリースポットで考えてみるにょ。
http://www.freespot.com/
こちらも私の住んでいる都市ではたったの2つしかないにょ。
人口密度でいえば全国平均を上回る都市なのにこの程度・・・。(人口密度から考えた
場合には軽く10カ所を越えないと計算が合わない)
つまり、人口密度の高い大都市圏に相当数密集しているということがいえるにょ。
人口密度当たりの数が少ないということは、面積当たりで考えると地方と大都市圏では
指数関数的な数量差があるといえそうにょ。

大都市圏ならば町中では数100m置きに公衆無線LANのポイントがあるため月額数100円程度
ならば払って損はないサービスだと思うにょ。
少なくとも現在の3G通信よりは速いだろうしコンスタントにモバイル通信をしない人に
とっては3G通信による月額5000円程度のPC接続定額サービスはかなり割高だから公衆無線
LANで済ませるということも可能になるだろうしね。

しかし、地方在住だと大都市圏と比較して使える場所が極端に少ないため月額料金を
払ってまで使いたいというサービスではないにょ。
「少し使いたい」という場合に数km〜10数km移動しないといけないというのはとても
使えるものではないからね。
地方在住だと大都市圏へ頻繁に出張するビジネスマンもしくは移動圏内が極めて小さく
しかもその圏内に公衆無線LANのスポットが含まれているという特例の人くらいしか支払う
だけの価値はないと思われるにょ。
お金を払うだけの価値があるとは思えないため絶対的な利用者が少ない地方ではサービス
ポイントが増えないという負のスパイラルとなっているにょ。
したがって、今後も大きく改善される見込みは無さそうにょ。

このように地方であれば「公衆無線LANは使えないサービス」となっているのだけどこれが
大都市圏であれば地方よりは桁違いに快適とはいえそれでも不十分に感じている人が
多いのではないかと思うにょ。
そうでないとこのようなモバイルルータは地方で売れているというだけではなく大都市圏で
あっても売れているという現状と矛盾してしまうからね。

公衆無線LANが3G通信並の広いサービスエリアを確保するというのは不可能であるため
「公衆無線LANがあれば十分」と感じている一部の人を除けばこのようなモバイルルータの
需要は今後もさらに大きなものとなりそうにょ。
公衆無線LANはPC接続を前提としたサービスなので携帯ゲーム機などでは使えない可能性も
あるのでPC以外での機器での使用を考えるといくらサービスポイントが増えようとも
「公衆無線LANがあれば十分」というわけにはなかなかいかないにょ。

iPadにSIMロックがかかっているということも相まってモバイルルータの需要は急速に
伸びそうだけど今後はモバイルルータの機能はケータイに内蔵されていく可能性もあるにょ。
すでにこの夏の新モデルでは内蔵されている機種もあるからね。
データ通信専用の端末の購入および通信契約を別途行うというのはモバイル通信をある程度
行うモバイラーに限られ一般人にとってはやはりハードルが高いのは否めないにょ。(SIM
カードを共用すれば良いというものではなく差し替える手間を考えると通信用と通話用の
端末は別々に契約した方が利便性が高い)
それがケータイに内蔵されることで引き下げられ使う人はさらに多くなっていくと思うにょ。
この便利さは使ってみないと分からないからね。




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