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おちゃめくらぶ掲示板

2360御茶目菜子:2015/02/27(金) 23:58:45
Win8.1タブレット「Iconia Tab 8W」レビュー
先日購入したWin8.1搭載タブレットPC「Iconia Tab 8W」について書いてみるにょ。

ベンチ結果については前回のものを参照にょ。

 ついにWindows8.1タブレット端末をゲット!
 http://6407.teacup.com/ochame/bbs/4874

まずバッテリ駆動時間にょ。
公称8時間だけど実際は何時間動作するかおなじみのBBenchで試してみたにょ。
キーストローク、Web巡回あり(軽いWeb閲覧の負荷)で測定したにょ。
まずは輝度最大から見てみるにょ。

90%  1812秒
80%  3612秒
70%  5232秒
60%  6673秒
50%  8004秒
40%  9473秒
30%  10835秒
20%  12260秒
10%  13659秒
5%  14320秒

次は輝度最小にょ。

90%  2412秒
80%  4790秒
70%  7068秒
60%  9389秒
50%  11520秒
40%  13721秒
30%  15963秒
20%  18102秒
10%  20102秒
5%  21096秒

輝度最大ならば約3.98時間、輝度最小ならば約5.86時間となるにょ。
これは公称駆動時間と比べると輝度最大で半分、輝度最小でも約4分の3となるわけだけど
JEITA測定法1.0による公称駆動時間ならば半分〜7割程度しか動作しないためこの結果は公称
駆動時間と比べて特別短いというわけではなく概ね予想通りの結果となるにょ。
実際に普通にWeb閲覧や動画鑑賞をしていて4〜5時間は普通に使える感じだったのでこの
ベンチ結果は実使用とあまり差はない感じにょ。

ただし、バッテリが十分持つかと言われたら微妙な感じにょ。
バッテリ容量は4550mAhとこのサイズのタブレット端末では一般的な容量なのでこんなもの
だと思われるにょ。
まぁスマホでテザリングを行って通信を行えば先にスマホのバッテリが切れると思うので
これだけ持てば普段の使用において困ることはあまりないとはいえバッテリ交換ができない
タブレット端末の場合はバッテリが劣化して駆動時間が短くなったら事実上の寿命となって
しまう(さすがにAC専用で使うのは厳しい)ということを考えると最初は十分に使えるくらい
長い方が製品寿命が長くなるにょ。
ただし、そのためには大容量のバッテリを搭載する必要があり重量とのトレードオフになる
ため難しいにょ。


さて、廉価タブレット端末ということでやはり気になると思われるのは液晶の品質だと
思われるにょ。
しかし、廉価とはいえIPS方式の液晶を採用しているため普通に使うには全く問題がない品質
となっているにょ。
タブレットの場合は視野角も重要になってくるけどIPSのお陰で視野角も十分にあり少し
斜めから見ても見やすさが変わることは無かったにょ。
モバイル専用ということで液晶の品質よりも駆動時間を重視しているモバイルノートPCで
あるLet'snote CF-R9よりは格段に上(視野角が狭くほぼ正面から見ないとまともに見えない
というのは電車の中で使うには逆に都合がよいと言えなくもない)だし、CGシリコン液晶を
採用している私のスマホ(AQUOS CRYSTAL)と比べても発色は上に感じたにょ。
廉価端末ということを考えると十分すぎる液晶だと思われるにょ。

Androidタブレット端末やiPadではフルHDもしくはそれより高解像度が標準的になっている
ため解像度がWXGA(1280x800)と低いのが気になるところだけど8インチという画面サイズを
考えると許容はできなくもないにょ。
縦持ちでWeb閲覧をすると横800pixelしかないため横幅に収まらないWebサイトが多数出て
しまうけどこれは75%くらいに縮小表示をすれば大丈夫にょ。
ただし、その場合は文字が潰れてしまうにょ。
これがフルHD液晶ならば潰れずに済むためタブレットではフルHD以上の解像度の液晶を
搭載したモデルが欲しくなるにょ。
これは電子書籍用として購入する場合にも同じことが言えると思うにょ。
大画面ならば高解像度(フルHDもしくはそれ以上)の液晶はより多くのものを表示する
ことができるけど8インチやそれ以下の画面サイズの場合は高解像度は文字品質を高める
ことが可能になるにょ。

ただし、Win8.1でデスクトップアプリを使用する場合にはデフォのスケーリング設定では
8インチWXGAでも指によるポインティング操作はしやすいとは言えないにょ。
静電容量方式はDSなどで採用されている感圧式とは異なり指による操作はしやすい反面で
精密なポインティング操作には向かないからね。
それを考えると8インチWUXGA(1920x1200)ではデフォのスケーリングではまともに操作を
行うのは困難と言えそうにょ。
ただし、すべてのソフトがそのスケーリング設定通りになるかというとそうではなくやはり
指による操作を行うのは操作性が良いとは言えないにょ。
Windowsストアアプリに関して言えばそれは変わってきていてWin8/Win8.1の真価を発揮する
にはやはりタッチは必要不可欠と感じたにょ。

WindowsストアアプリはAndroid向けのGoogle PlayやiOS向けのApp Storeと比べると
アプリの種類は少ないにょ。(AndroidやiOS用はあるのにストアアプリにはないという
タイトルも少なくない)
「無い物は作る」の精神で自分で作るという選択肢もあるにょ。
Androidタブレット端末やiPadとは異なり低スペックとはいえWindows PCであるためセルフ
開発は可能にょ。(タブレット単体で開発してそれをストアで配布するまでのことが
すべて同一端末上で可能)
ただし、Win8.1用のWindowsストアアプリを作るためにはVisual Studio 2013(無料で
使えるExpress Editionもある)をインストールする必要があるけどこれは11GB以上の
ストレージを要求しているため動作確認をしてないにょ。(ストアアプリを作るので
無ければ開発環境は無数にあるため適当なものを入れればいい)


実際に使ってみて速度面は十分かと言われたら微妙にょ。
少なくとも私が使っている第4世代iPod touchと比べて格段に性能が上なのにもっさり感を
感じてしまうにょ。
これはメモリが1GBと少ないのもあるけどやはりAtom Z3735Gの性能がベンチほど高くはない
というのが原因かもしれないにょ。
ベンチではそれほど差がないCore i7-620UMを搭載したR9の方が体感では格段に上にょ。
それはメモリを6GB搭載しているというのもあるけど遅いデフォのHDDのままなので
システムドライブの速度はIconiaの圧勝だけどCPUのシングルスレッド性能が低いためだと
思われるにょ。(店頭でメモリ2GBのAtom搭載端末を使っても体感でそれほど差がないため)

アプリを複数立ち上げたりWebブラウザでタブを多数開いた時に待ち時間が長くなるのは
間違いなくメモリ1GBの問題にょ。
起動した段階でメモリが700MBくらい使用されているため残り300MBくらいしか自由に使えず
それを超えるとスワップによる速度低下が起きてしまうためにょ。
Windowsである以上は複数のアプリを同時に使用することは日常茶飯事であるためやはり
1GBではよほど工夫をしないともっさりした動作は避けることができないにょ。


スペック的にはやや不満があるもののそれは価格やサイズを考えればやむを得ないにょ。
いくらスペックが高くても10万円以上したりとか1kgを超えたりとか実駆動時間が1時間程度
しかなかったりとかしたら手が出なかったり使い勝手が悪くなったりするからね。
そもそも、買った理由がスマホとモバイルノートPCとの中間的な存在が欲しかったためにょ。
R9もアンダーB5サイズで900g程度とモバイルノートの中では小型軽量とはいえ普段から持ち
運ぶには重いし立った状態では使うことができないので持ち運びに便利な立った状態でも
使用できるPCが欲しかったにょ。
従来はこのポジションはVAIO UXがまかなっていたにょ。

私が持っているVAIO UXは約500gという当時としてはまともにWinXPが動作する世界最小、
最軽量のWindowsPCだったにょ。(CPUにCrusoeを使用しているOQOなどのごく一部の例外を
除けば最小、最軽量)
何せこのサイズ(4.5インチ)でCore Soloを搭載しているわけだからね。(Core Soloは
当時の12インチクラスの一般的なモバイルノートPCの多くの機種に使用されていた高性能な
CPUでありUX発売から3年後にブームとなったネットブックに使用されることになった
Atom N270よりも性能が高い)
ただし、CPU性能はWinXPを動作させるのに十分であってもメモリが512MBしかなかったりとか
デフォの1.8インチHDDが激遅だったりとか、バッテリ駆動時間が短いとかの問題があったにょ。
バッテリ駆動時間は普通に使って連続使用だと1時間少々と短いけれどそれならばこまめに
電源を切るなりすれば改善できそうに思うかもしれないにょ。
ただし、1.8インチHDDのVAIO UXではコールドブートは遅すぎて話にならないし作業を途中で
中断する場合にわざわざ保存して起動した際にそのソフトを立ち上げてそのファイルを開く
なんて面倒なことはできないにょ。
そこで普通は休止やスタンバイを使うと思うにょ。

ただし、VAIO UXでは休止の復帰に40秒もかかるためちょっと使いたいという際にはこの
時間はかなり長く感じるにょ。
スタンバイからの復帰ならば10数秒で可能にょ。
ただし、スタンバイにすると1日で(何もしない状態で)40%もバッテリを消費してしまう
ことになるにょ。
ただでさえバッテリ駆動時間が短いのに何もしないでどんどん駆動時間が短くなるという
のは耐えられないにょ。
ということで、せっかく買ったものの使う機会はどんどん減ってしまったにょ。

では、ガラケーからスマホに買い換えたのでVAIO UXポジションのPCが不要になったかというと
スマホを使ってみてスマホではカバーできない領域を再発見することができたにょ。
したがって、以前よりもこのポジションのPC(モバイルノートとの間を埋めるPC)を強く
欲するようになったにょ。
というわけで普通に使って4〜5時間バッテリが持ち、スリープからの復帰は瞬時(1秒以下)
というのはVAIO UXと比べると雲泥の差にょ。(スマホの起動時間と大差ない速さ)
ポケットに入るかというと厳しいけれどこのサイズならば普段から持ち歩くのにも苦には
ならないし、使おうと思ったときに瞬時に使えるのがうれしいにょ。
これで、XPマシンを1つまた新しいOSに置き換えが完了したにょ。

        VAIO UX90S  →   Iconia Tab 8W
OS       WinXP        Win8.1
CPU      CoreSolo U1400    Atom Z3735G
メモリ     512MB        1GB
ドライブ    HDD20GB       SSD32GB
サイズ     150.2x38.2x95mm   128x9.75x214mm
重量      520g         370g
公称駆動時間  3.5時間       8時間
実駆動時間   1.5時間程度     5時間程度


Iconiaは約16K円という安さだっため思わず買ってしまったわけだけどスペックにはやや
不満があってもコストパフォーマンスは非常に高くそれなりに満足しているにょ。
ただし、ここ最近はデジタイザ付きモデルも以前より安価になってきているため少し
気持ちがぐらついているにょ。
例えば、VivoTab Note 8はデジタイザにOffice2013が付いてメモリ2GB、SSD64GBと私の
Iconiaの2倍の容量で24800円(税別)だからね。

VivoTab Note 8
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150213_688217.html

ワコム製デジタイザだから簡易液晶ペンタブとしても使えそうにょ。
個人的にはワコム製デジタイザ搭載はかなり魅力的に思えるため24800円は格安に感じて
しまうにょ。(デジタイザ搭載でなくてもスペック的には安い部類)
ここまで安くできる理由はすでに出荷が始まっている次世代Atom(コードネーム:Cherry
Trail)を搭載した新機種の登場が近いからかもしれないにょ。
現状のBay TrailコアのAtom搭載機を売り切るために価格をダウンしたと考えればこの
安さの説明は付くにょ。
Cherry Trailは14nmプロセスによって従来よりも大幅に性能向上している(GPU性能は4倍に
なるらしい)というわけで今すぐ欲しいというわけではないならばCherry Trailを待つと
いう選択肢もありにょ。
ただし、早く買って早く使えるというのは何より大きなメリットになるので別にそこまで
スペックに拘らないならば現行機種を安く買って使い倒すというのがベターではないかと
思われるにょ。(Cherry Trailを搭載でいきなり2万円を切る価格というのは考えにくい)




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