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おちゃめくらぶ掲示板

233御茶目菜子:2010/05/19(水) 12:37:03
ケータイがあればコンデジは要らない!?
ソフトバンクモバイル2010年夏モデル発表
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1005/18/news039.html
現在使っているケータイが3年経つということでそろそろ買い換えを検討したいところ
だけどこの夏モデルの中に私が萌えた機種はないにょ。
全機種twitter対応となっているけど私はtwitterをやってないしね。
ソフトバンクの弱点であった標準ブラウザの300KB制限も夏モデルからようやく一部の
機種において500KBへ緩和されることになったのは良いことにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100518_367787.html
あとFlash Lite3.0やAjaxに対応しようやく他のキャリアに追いついた感じにょ。
Web関係は905SHは古い機種なので辛いけど私はいつもVAIO UXを持ち歩いているのでそれと
併用すれば問題ないにょ。
905SHの死にかけていたバッテリも予備のものを買ったので急いで新機種を買う必要もなく
なったしね。

さて、この夏モデルではさらにカメラの画素数が増えているにょ。
「画素数なんて飾りです」ということでコンデジも1000万画素オーバーは不要と考えている
私だけどコンデジよりも劣るレンズを持つケータイにおいて1200万画素や1300万画素は
とてもメリットがあるとは思えないにょ。
300万画素程度しか解像しないレンズであってもその3倍くらいの画素数であればオーバー
サンプリングによる画質の向上は期待できるのだけどそれでも1200万画素となるともう
向上はほとんど期待できず画素数の差の性能はないにょ。(ケータイのレンズの場合は
300万画素をまともに解像できるようなさえ皆無だから画素数の増加はファイルサイズの
増加でしかない)
トリミングにおいても解像していないから意味がないにょ。
とはいえ、これはごく最近のケータイにおける比較であって、ケータイのカメラ性能は
数年前と比較した場合には格段に性能向上しているんだけどね。

1200万画素センサーにおいて1200万画素が必要・不要は別にして画素数以外の要素も
カメラにおいて重要となるにょ。
最新のセンサーを搭載というのはそれだけカメラ性能において有利になるからね。
http://www.digimonostation.jp/qanda/qas/29
上記リンク先の回答も画素数増加に関してはスルーされているけどそれ以外の内容に
おいては納得できる内容となっているにょ。

ケータイのカメラ性能向上による影響はコンデジにも現れているにょ。
国内においてはコンデジの販売台数はピークを過ぎて現在は減少傾向にあるにょ。
それは「手ぶれ補正機能」「顔認識」などユーザーに大きくアピールできる買い換え
要素を提示できないからという理由もあるだろうけど「ケータイのカメラで十分」と感じて
いる層も少なくないからと思われるにょ。
実際、私もケータイで撮影する人というのを非常に多く見かけるからね。
桜の撮影に行った時も一眼レフよりもコンデジよりもケータイで撮影している人の方が
多かったくらいにょ。

ケータイのカメラの画素数は10年で100倍になったにょ。
http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1004/21/news003.html
ケータイで写真といえば、「写メール」という言葉を普及させたJ-SH04(2000年発売)が
元祖だと私は感じるにょ。(実際は旧DDIポケットからJ-SH04に先駆けてカメラ付きモデルが
発表されたけど普及には至らなかったためJ-SH04が元祖と考える人も多い)
11万画素ということで画質以前のレベルだったけどそれでもケータイ単体で撮影して
メールで添付できるというシステムは広く普及し、後にドコモやauでも同様のサービスを
始めるきっかけとなったからね。
普及してからは高画素化がどんどん進んだにょ。
あっという間に当時のトイデジカメ並の35万画素に達し、2003年にはケータイとしては
初のメガピクセル(100万画素)のJ-SH53が登場し、同年のV601SHでは200万画素に
達したにょ。
300万画素、500万画素の時代で高画素化は足踏みをしていたけどここ最近はそれが無くなり
一気に増えているというのが上記リンク先のグラフから見て取れると思うにょ。

そもそも本体液晶での鑑賞が前提の写メにおいてQVGAが最大だった当時のケータイでは
35万画素(VGA)でさえ写メ用として考えるならばオーバースペックだったにょ。
当時のPDC(2.5G)端末では最大容量となっていたJ-SH53やV601SHでも添付ファイルは30KB
までだったからね。(ちなみにJ-PHONE/Vodafoneでその2機種を除くとハイエンドモデル
でさえ15KBで普及モデルは6KBまでしか対応していなかったので写メは基本的にQVGAの
4分の1の画素数である160x120だった)
100万画素や200万画素というのは明らかに写メ用ではないのは分かるにょ。
そうなると考えられるのがプリント用にょ。
L版印刷をまともに行うならば300dpiで印刷するとして150万画素がボーダーラインであり
200万画素モデルであればL版印刷において問題無いレベルということになるにょ。

それ以降もどんどん画素数が増えて現在に至っており、7年前はケータイとしては前人
未踏の画素数だった200万画素も今ではローエンドのケータイでも実現されているにょ。
つまり、L版印刷程度であればならば現在はどのケータイを買っても問題なく行えるという
ことにょ。
したがって、ケータイを持っていればコンデジを買うという必要性は数年前と比べて
かなり下がったといえるにょ。

それでも依然としてコンデジのアドバンテージはあるにょ。
というわけでそれぞれのメリットをまとめてみたにょ。

 ◎カメラ付きケータイのメリット
  (1)ケータイ以外に何も持ち歩く必要がない
  (2)撮ったその場でメールに添付できる

 ◎コンデジのメリット
  (1)画質で有利
  (2)(ほぼすべての機種が)光学ズームを搭載している
  (3)フラッシュを搭載している
  (4)(ほとんどの機種が)光学式手ぶれ補正機能を搭載
  (5)レスポンスが良い

カメラ付きケータイの(1)(2)のメリットは説明不要だと思うのでコンデジのメリットが
本当にメリットかどうかだけ考えてみるにょ。

(1)は実際に確かめてもらうのが一番にょ。
ケータイはカメラ重視モデルだとセンサーは一般的なコンデジと同等のものが使われて
いるためにレンズ性能の違いくらいしか画質の差はないにょ。
そのため最新ハイエンドケータイは最新のローエンドコンデジに近い画質を持つといっても
過言ではないにょ。(ただし、このレンズ性能の差が無視できないレベルとなるため
画素数だけでコンデジ並みの画質を期待すると肩すかしを食らう危険性がある)

これはかつて私が使っていたV601SH以降変わってないと思われるにょ。
当時(2003年)のケータイの中ではハイエンドのV601SHと同年発売のコンデジの中では
ローエンドのDiMARGE X20は同じ200万画素同士ということで日中屋外という好条件下で
あれば両者にそれほど大きな画質の違いは無かったからね。
当時は「ケータイのカメラもここまで来たか!」と少し感動できたにょ。

しかし、これはカメラ重視モデルだからこその話であり、標準レベルのカメラ付き
ケータイは同世代のコンデジと比べると明かな差があるにょ。
それが自分にとって十分かどうかは撮影サンプルなどから判断してもらうしかないにょ。
ちなみに私が現在使っている905SHはV601SHの3年後のモデルだけどカメラ機能はあまり重視
されてないモデルということでありV601SHと同じく200万画素だし、画質に至ってはV601SH
よりも劣っているのは非常に残念にょ。(コンデジを持ち歩いているため買う際にはカメラ
機能は重視してなかったので別に気にしてないけど)

(2)は昨今のケータイはFWVGA(854x480)の機種が多いけど画面でドットバイドットで
全体表示を行うならばVGAサイズまでになるために仮に1200万画素のカメラを搭載して
いればトリミングを行うことで6倍ズームに匹敵する拡大率を得ることが可能にょ。
ケータイ単体で完結するならばそれで困ることはないとはいえ、さすがにVGAサイズでは
寂しいし、元の1200万画素でまともに解像できてないのにそれをトリミングしてVGA
サイズにした場合はVGAサイズで撮影した写真と比べると画質面で大きく劣るにょ。
また、そのトリミングしたものを拡大補間したデジタルズームはとても原寸大で見れた
ものではないにょ。(「デジタルズーム」はズームと考えない方が良い)

光学ズームの場合は最大画素数のまま無劣化で拡大が可能というのがメリットであるため
1200万画素で光学5倍ズームであれば5倍に拡大した状態であっても1200万画素の画質を
保つことが可能にょ。
したがって、後からトリミングを行う場合は光学ズームのズーム比が重要になってくる
ということにょ。
光学3倍ズームであってもデジタルズームと比べるとその二乗である9倍も有利になるわけ
だからね。(光学5倍ズームならば25倍有利となる)
もっとも、光学ズームが全くの無劣化というわけではなく実際は多少の劣化を伴うの
だけど拡大率の二乗に劣化するデジタルズームと比較した場合には劣化具合は無視できる
レベルとなるにょ。

どれくらいの倍率が欲しいかは用途次第だけど光学ズームが付いているということは
プリントする場合には非常に大きなメリットとなるにょ。
過去に光学式ズームを搭載の機種は存在しているけど薄型のものが主流になった今と
なっては搭載が難しくなってきているにょ。
画素数が多いからデジタルズームで何とかなると思っている人もいるだろうし、カメラの
ためにケータイそのものが大きくなってしまえば本末転倒にょ。

(3)はケータイで暗所で撮影する場合、LEDライトが内蔵されているから問題ないと
考える人もいるかもしれないけどLEDライトは撮影不可能な明るさの場所で辛うじて
撮影可能にできるというだけのものにすぎないにょ。(フラッシュと比べると明るさは
格段に劣る)
暗所では室内の蛍光灯の明るさよりも暗いために画質面で劣るだけではなく手ぶれを
防ぐことができないにょ。

フラッシュ(LEDライトによるものを「LEDフラッシュ」と呼んでいる機種もあるけどここ
では一般的なキセノンフラッシュを示す)は明るいというだけではなく閃光というのも
大きいにょ。
光るのが一瞬(数100分の1〜数千分の1秒)だけであるためそのような超高速シャッターを
切ったのと同じくらい手ぶれを防ぐことができるにょ。

(4)は(3)で出てきた手ぶれを防ぐ効果としてフラッシュを使わない場合において有用に
なってくるにょ。
方式によって差はあるものの概ね2〜4段(シャッター速度でいえば4〜16倍)の効果が
あるからね。

手ぶれ限界のシャッター速度は「焦点距離分の1秒」と良く言われているけど換算35mm
程度の広角レンズで撮影した場合には1/35秒よりも速い1/60秒程度でシャッターを
切ることが必要になるにょ。
もしも手ぶれ補正機能が最大の4段分の効果があるとすれば16倍の補正効果があり、
シャッター速度1/4秒で手ぶれを防ぐことが可能になるにょ。(実際は広角側よりも
望遠側の方が補正効果が大きい場合が多いためここまでの補正効果があるかは疑問だけど)
これならばF3.5くらいのズームレンズを搭載している場合でも感度をあまり上げること
なく蛍光灯で照らされた室内でのノンフラッシュの手持ち撮影が可能になるにょ。

ケータイでも一部の機種で手ぶれ補正を内蔵しているもののその多くが電子式である
ために補正効果はあまり期待できないにょ。(スペック表に「光学式」手ぶれ補正採用と
書いてない限りは電子式と思っておいた方がいい)
静止画における電子式手ぶれ補正はデジタルズームと同じく「光学式」とは全くの別物
だからね。

(5)は専用機であるが故に当然だけど私のTX1で試したら1000万画素モードで撮影時に
シャッターを押して3秒足らずで次の撮影が可能だったにょ。
ただし、これは私が使っているMS Duoの書き込み速度がボトルネックになっているため
あまり参考にならないかもしれないにょ。
1000万画素で撮影時には1枚で5MB近くに達するけどシーケンシャルライトでさえ2MB/sに
満たないという遅いメディアということでそれから計算すると書き込みだけで3秒近く
かかってしまうことになるからね。
だから、高速なメディアを使えばほぼ待ち時間は無くなる(1秒以下)と思うにょ。
ちなみにデジタル一眼だとバッファメモリ搭載のため最高画質での撮影だろうと連写以外で
待たされることは全くないにょ。

ケータイのカメラの場合は機種にもよるけど最大画素数で撮影したら撮影間隔は5〜10秒
程度となるにょ。(消費電力の関係でコンデジとは画像処理エンジンの速度が違いすぎる
ため仕方がないけど)
かつて私が使っていたV601SHは当時最高の200万画素モードで撮影した場合には約15秒
待たされたため実用には耐えられなかったにょ。
いくらコンデジに近いレベルの画質が確保されてもレスポンスはコンデジと比べたら大きく
劣る機種がほとんどにょ。

というわけで、メリットを書いてみたけど晴天時の日中屋外の撮影を行いトリミングを
行うことはない(ズームは不要)という場合においては高性能なカメラ付きケータイを
使用すればローエンドコンデジとそれほど大きな差はないにょ。
しかし、それらの条件が1つでも欠けてしまうとその差は大きくなってしまうにょ。
そうなるとそのデメリットが許容できるか、コンデジがあることのメリットよりも
「コンデジを別途持ち歩く必要性がない」というメリットの方が大きいかどうかが
コンデジ不要かどうかのポイントとなるにょ。(コンデジは安い機種だと1万円前後で
買えるためカメラ重視でハイエンドなケータイを選ぶ場合においてコンデジを買わなくて
済むからコスト的に有利とはならない。カメラはおまけでありそのハイエンドなケータイを
選んだ理由が別の部分にあるという場合ならば話は変わるけど)

持ち歩かなくても必要なときだけ持ち出すというのであればケータイのカメラと比べて
性能面でメリットも多いコンデジが不要になるというわけではないけどね。
もっとも持ち歩かない場合はサイズがそれほど重要にはならないため画質を重視するならば
コンデジではなくデジタル一眼を使うという選択肢もあるにょ。
デジタル一眼は今となっては4〜5万円から購入が可能となってきているからね。
国内においてはコンデジの売上がダウン傾向にあるけどデジタル一眼に関しては依然として
高い成長率を保っているのはデジタル一眼の価格下落によって購入のためのハードルが
下がったというのが大きいと思われるにょ。(銀塩時代にはあり得ないくらい一眼レフが
売れている)

センサーサイズを不等号で表すとこんな感じになるからね。(不等号1つが1.5倍の差)

 フルサイズデジタル一眼>>APSデジタル一眼>>>>>>>標準的コンデジ≧ケータイ

つまり、上記のコンデジのメリットもケータイのカメラと比較した場合の話にすぎないと
いうわけにょ。(センサーサイズと性能が比例するわけではないけどここまでの極端な
差があると追いつくのは不可能)
銀塩時代のコンパクトカメラは同じフィルムを使う関係上、画質において一眼レフと
明確な差は無かったけど今のコンデジは画質という面においてのポジションはデジタル
一眼とケータイの中間というよりもかなりケータイに近いポジションとなっているにょ。
画質はレンズ性能で多少優れるというのと上記のメリットにある光学ズーム、手ぶれ補正、
フラッシュ内蔵、レスポンスくらいしかないからね。(画質で大差はないとはいえ、
これだけの差があるとやはり大きいのも事実)

画質で選べばデジタル一眼以外に選択の余地はないのだけど「デジタル一眼は大きくて
重いから」と購入を躊躇している人に関してはミラーレスのマイクロフォーサーズ機や
先日ソニーから発表されたNEXのような選択肢もあるにょ。
「コンデジでは物足りない」という層をターゲット(コンデジからのステップアップや
デジタル一眼愛用者のサブ用)としているからね。
近年コンデジが動画機能を強化しているのはコンデジの差別化機能として動画が有用と
なるからにょ。(デジタル一眼の場合、センサーサイズやAFの方式の問題で動画機能を
強化するのは容易ではない)
3月18日にも書いたけどコンデジはお手軽動画によってその活路を見いだしているにょ。
あとは10倍クラスの高倍率ズームを搭載したコンパクト機もコンデジならではにょ。

私の場合は、画質を求める場合はデジタル一眼レフを持ち出すようにしているにょ。
それに、毎日コンデジを持ち歩いている前提条件があるため「コンデジを別途持ち歩く
必要性がない」というメリットそのものが存在しないためにケータイのカメラの優劣は
純粋にコンデジとの比較となってしまうにょ。
私が普段持ち歩いているのは最近のコンデジの中では最低レベルに位置する画質のTX1とは
いえ、これを上回る画質のケータイはほとんどなく画質面以外では専用機であるTX1の圧勝
となるにょ。(これで負けたら専用機の意味はないけど・・・)
したがって、ケータイにおいてはカメラ機能はプリント出来るレベルを求めることは無く
せいぜい画像メモに使えるレベルの画質であれば問題ないため昔とは異なりカメラの
優劣でケータイを選ぶことは今となってはなくなってしまったわけにょ。
世間の流れとは真逆の方向性になっているわけだけどね。




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