レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
ちっちゃいことは良いことにょ
世界最小のレンズ交換式デジタルカメラ「NEX-5」「NEX-3」
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100511_366237.html
以前よりその存在が明らかになっていたソニーのミラーレスカメラがついに正式発表
されたにょ。
スペックは事前にリークされた情報通りにょ。
APS-C1400万画素センサー採用にも関わらずマイクロフォーサーズ搭載のPENやGF1より
小型軽量なのはすごいと思うにょ。
ちなみにNEX-3とNEX-5の差は上位機種のNEX-5の方がより小型化、軽量であることと
動画が720pまでのNEX-3に対してNEX-5はフルHD(AVCHD)に対応しているという程度の
違いにょ。(あとはカラーバリエーションの違い)
これで実売価格差15K円は大きいと見るか、小さいと見るか・・・。
私はモバイル機器にはモバイルランクを設定しているけどデジカメにおいてはコンデジで
あるTX1がランクB、デジタル一眼のK200DやD50はランクDとなっているにょ。
ランクBのTX1は常に持ち歩き、ランクDのデジタル一眼の両機種は必要な場合のみ(つまり
撮影目的で出かけるときのみ)持ち出しているにょ。
少なくともTX1が手元にあるため写真撮影において困ることはないのだけどやはりTX1は
記録用写真として使う程度であり、それ以上の物を求めるのは少々無理があるにょ。
したがって、一眼レフ並のクオリティで撮影でき、手軽に持ち出せるミラーレスカメラと
いうのは魅力的に感じるにょ。
要するに私のモバイルランクでいえば、「ランクC」に相当するデジカメとなるわけにょ。
このNEXは従来のαマウントと互換性はないにょ。
ただし、マウント変換アダプタを介してα用のレンズを使用することは可能ににょ。(現状
では装着が可能というだけであってAFさえも効かないため今後のファームアップに期待)
その際はレンズに手ぶれ補正機能がない限りは手ぶれ補正を使用することはできないにょ。
ソニーはペンタックスと同じくボディ側に手ぶれ補正機能を付けているため純正レンズは
手ぶれ補正がないからね。
NEXは小型化によってボディ側に手ぶれ補正を組み込むことができないためにこのような
ことになっているにょ。
また小型化の影響でボディ側にはフラッシュなし、EVFなしとなっているにょ。
フラッシュはそれほど頻繁に使う必要はないため無くても問題はないとはいえいざと
言うときにはあった方が便利にょ。
しかし、小型のフラッシュが同梱されているため心配は無用にょ。
ただ、フラッシュを装着するアクセサリーシューが独自形式なのは困りものにょ。
メーカー問わず使える汎用フラッシュ等を装着することもできないからね。
あとEVFはないけど光学ビューファインダーは用意されているにょ。
ただ、レンズの焦点距離によってファインダーの交換をする必要があったり、視野率や
パララックスを考えると無いよりはマシというレベルになりそうにょ。
現在、発表されているNEX用のEマウントレンズは3本にょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100511_366257.html
広角レンズである16mmF2.8(換算24mm)、標準ズームである18-55mmF3.5-F5.6
(換算27ー82mm)、高倍率ズームである18-200mmF3.5-6.3(換算27-300mm)のうち本体と
同時発売なのは広角レンズと標準ズームだけにょ。
APS-Cサイズのセンサーということで35mmカメラ換算の画角はその1.5倍となっているにょ。
望遠レンズが欲しいという人は秋発売の高倍率ズームが発売されるのを待つしかないと
いう状況にょ。
確かにレンズ交換式でここまで小型化されたというのは大きな価値があるけど使いたい
レンズがないと話にならないわけであって、そのためにもレンズラインナップの拡充を
早急に図って欲しいにょ。
それならばαマウントと互換性を保ったまま小型化すれば良かったのでは?という意見も
ありそうだけど互換性を保ったまま小型化するというのは理論上不可能であるからそう
いうわけにはいかないにょ。
レンズ交換が可能な一眼レフは広角レンズから望遠レンズまでさまざまな焦点距離の
レンズが装着できるようにしなくてはならないためある程度余裕を持たせた設計となって
いるにょ。
レンズのマウントから後ろに飛び出た部分である「バックフォーカス」と呼ばれる距離が
ある程度必要になってくるということにょ。
さらに一眼レフではミラーがあるため厄介にょ。
レンズの後ろの部分で結像するのではなくセンサー(もしくはフィルム面)までの距離は
ミラーがある分だけ長目になっているにょ。
このマウント面からセンサーまでの距離はフランジバックと呼ばれているのだけどレンズに
互換性を持たせるためにはミラーの有無にかかわらずこのフランジバックを確保しないと
結像自体ができないにょ。
したがって、αマウントのレンズをそのまま使用させるためには本体の厚さは従来の
αマウントのデジタル一眼と同じ厚さになってしまうわけにょ。
マイクロフォーサーズ搭載のPENやGF1が薄型化できたのはフォーサーズマウントから
フランジバックを短くしたマイクロフォーサーズ用としてレンズを設計しているからにょ。
そういうわけでこのNEXがここまで薄型化できたのはフランジバックをかなり短く設計
しているからと思われるにょ。
ただ、フランジバックが短いというのはメリットもあるにょ。
これはマイクロフォーサーズ機でもいえるのだけどフランジバックが短いために他社の
交換レンズをアダプタ経由で使用可能になるからね。
これがフランジバックが長い機種だとアダプタを介した場合、フランジバックが代わって
しまい焦点が合わなくなってしまうにょ。
そのため1.4倍や2倍テレコン機能を持たせ結像距離そのものを変えるしか方法はないにょ。
したがって、NEX用のEマウントもマイクロフォーサーズのようにマウントを介して
他社のレンズを使用可能になるかもしれないにょ。(AFとかは使えないけどね)
Eマウントはマイクロフォーサーズよりもフランジバックが短いのでマイクロフォーサーズ
用のレンズでさえ使用可能になりそうにょ。
ただし、センサーサイズが異なるためイメージサークルの問題でマイクロフォーサーズ用
レンズだと周辺部分がけられてしまう可能性が高いにょ。
これは、APS-C用のレンズをフルサイズのデジタル一眼に装着した場合と同じような感じ
だけどクロップ機能(センサーの一部をトリミングする機能)が今後のファームアップで
可能になれば周辺部分がけられることなくマイクロフォーサーズ用レンズが装着可能に
なるにょ。
実際ニコンはFX(フルサイズ)フォーマットのカメラでDX(APS-C)フォーマット用の
レンズを装着した際には(純正レンズでは)自動的にクロップ機能が働くため本来で
あれば使えないはずのレンズが普通に使えてしまうからね。(ただ、トリミングとなる
ために使用できる画素数は減ってしまう)
問題は画質だけどこればかりは現物を見ないとなんともいえない・・・とはいえ、センサー
自体はα550などと使われているものと同じだろうし、画像処理エンジンも同じだろうから
ある程度予想はできるにょ。(あとはレンズの性能次第)
マイクロフォーサーズのGF1やPENは確かにコンパクトなのだけどいくらコンデジより
大きなセンサーとはいえ、APS-Cよりも小さいセンサーであることが起因して暗所性能は
あまり高くないにょ。
私の判断ではISO800が常用限界に感じるにょ。
その点、NEXはAPS-CということでISO1600も十分に常用できると予想できるにょ。
このサイトの撮影サンプルでは同じISO3200でもマイクロフォーサーズ機とは比べ物に
ならないくらいの差があるにょ。
http://sonyalpharumors.com/wp-content/uploads/2010/05/NEX5-EPL1-GF1-GH1.jpg
これはセンサーサイズだけの問題ではなくソニー製のセンサーはかなり暗所性能が高い
ことやAPS-Cは新規センサーの開発が盛ん(性能に優れた新設計のセンサーがどんどん
登場している)というのも理由にょ。
ペンタックスでいえばK-xにはソニー製センサーが採用され、上位機種にはサムスン製
センサーが搭載されているけど暗所性能は明らかに下位機種であるK-xの方が上にょ。
こうしてみるとレンズラインナップが乏しいということ以外はかなり良好でライバルと
なると思われるマイクロフォーサーズ搭載機種よりも大きなアドバンテージがあるけど
必ずしもそうとはいえないにょ。
センサーサイズが大きいということはレンズも大きくなることを意味するからね。
APS-Cのイメージサークルを確保する以上はフランジバックを短めに設計することで
カメラ本体は薄型化できてもレンズのサイズは従来のAPS-C用レンズよりはコンパクトに
することは難しいにょ。
特に望遠系のレンズ装着時はせっかく本体はマイクロフォーサーズ搭載のライバル機よりも
薄型というのに逆転されてしまうからね。
換算焦点距離が同じ場合、センサーサイズが大きい分だけ長い実焦点距離が必要となる
APS-Cの方が不利なのは当然にょ。(換算200mmとか300mm相当のレンズを搭載のコンデジが
非常に小型なのはセンサーサイズが小さいお陰)
それでも、パンケーキとなる広角レンズや標準ズームは比較的コンパクトサイズに抑え
られておりレンズの最大径や全長や重量を比較した場合、マイクロフォーサーズの同
クラスのものとと比較しても互角の小ささにょ。
パンケーキ装着時のGF1とのサイズ比較
http://www.imaging-resource.com/PRODS/NEX5/ZCOMPGF1FRONT.JPG
http://www.imaging-resource.com/PRODS/NEX5/ZCOMPGF1TOP.JPG
16mm(換算24mm)のレンズは風景などではなかなか使い勝手が良さそうだけど万人向け
とはいえずこれを常用できるのはある程度写真を撮り慣れた人に限られそうにょ。
ただでさえレンズのラインナップが乏しいため標準ズームと焦点距離が被らないように
するためにパンケーキを広角レンズにしたのだろうけどスナップ等で気軽に使うなら24mm
(換算36mm)か28mm(換算42mm)くらいのパンケーキレンズの方が良かった気がするにょ。
NEXの問題点は一眼系のカメラ(デジタル一眼や「マイクロ一眼」と呼ばれている
ミラーレスのマイクロフォーサーズ機など)においてはモードダイヤルと電子ダイヤルが
あるのにNEXにはそれがないということにょ。
これはサイバーショットのUIを搭載しているからにょ。
コンデジであるサイバーショットのUIということで、細かいマニュアル設定(1枚ごと
シャッター速度や絞りを変えたり)を行うのは少々面倒そうにょ。
基本的にはオートで使うカメラと思えば問題はないけど個人的にはモードダイヤルと
電子ダイヤルは欲しかったにょ。
しかし、サイバーショットからの継続された機能として「人物ぶれ軽減モード」や「手持ち
夜景モード」が搭載されているのは魅力的にょ。
手持ち夜景モードに関してはTX1のレビューでも書いたように6枚連写しそれを1枚に上手く
重ね合わせることで高感度時でもノイズが極めて少ない画像を得られるというものにょ。
これによってTX1は1/2.3インチという小型のセンサーながら高感度時のノイズは一昔前の
APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼に近いレベルの低ノイズを実現しているにょ。
このNEXは通常でもISO1600でも低ノイズ、厳しく見なければ上記のようにISO3200でも十分
常用可能というセンサーを搭載しているのにこの手持ち夜景を使えば一体どれだけ
低ノイズの写真が撮れるのか非常に楽しみなところにょ。
フルサイズで1200万画素ということでISO6400さえも常用可能なD3sをもしのぐような
レベルになる可能性さえあるにょ。(ISO12800が常用可能になるかも?)
上記のように少々問題はあるものの「モバイルランクC」として使えそうなレンズ交換式
カメラの選択肢が増えたことには歓迎したいにょ。
特に「マイクロフォーサーズ機では性能面で・・・」という人には待望の機種だろう
からね。
個人的にはマイクロフォーサーズ機がもう少し暗所性能が高ければ不満はないのでぜひ
買いたいところだけど現状ではセンサーを作っているメーカーが限定されるため今後
大幅な性能アップができるとも思えないにょ。
その点、APS-Cであればデジタル一眼用のセンサーがそのまま使い回しができるため
最新のセンサーを安く使うことができ性能面でも価格面でも有利になるにょ。
工業製品においてはスケールメリットは大きいし、ボディ価格数万円のデジカメにおいて
いえばセンサーの価格が占める割合は非常に大きいだろうからね。
NEXの評価は多くの場所でのレビュー結果を見て改めて行うことにするけどコスト
パフォーマンスはかなり優れた機種だと思うにょ。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板