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おちゃめくらぶ掲示板

225御茶目菜子:2010/05/11(火) 12:37:57
新型VAIO P発表
先日よりティザー広告をしていたNew Ultra Mobileがようやく発表されたにょ。
予想を裏切ることなく発表されたのは新型のVAIO Pだったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100510_364129.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20100510_364130.html
オレンジ色のクリップの模様は予想通り新型VAIO Pを横から見たものだったにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/366/170/html/DSCN1928.JPG.html

さて、これを4月30日に書いた私の予想と照らし合わせてみるにょ。

未発表のAtom Z560を搭載 → ○ 当たり
チップセットは変わらない → △ GPUクロックが上がったUS15Xも選択可能に
筐体サイズはほぼ同じ → ○ 当たり
公称駆動時間が5時間にアップ → △ 公称5.5〜6時間にアップ
マルチタッチ対応液晶 → × モバイルグリップスタイル搭載

まずまずの的中率だけどこれはPCのニュースサイトをこまめにチェックしていれば誰でも
できるようなレベルの予想なので決してすごくはないにょ。

2GHzで打ち止めとされていたAtom Zだけど2GHz以上のものが投入されるということが示唆
されていたのが今回ついに搭載モデルが発売されることになったにょ。
とはいえ、Atom Z560(2.13GHz)はまだ正式発表前ということもあり、このCPUはソニスタ
限定となっているのだけどそれも納期は7月となっているにょ。
この辺は未発表ということが影響してそうにょ。
すでに発表され、量産状態になっているCPUだとここまで納期が遅れることはないからね。
クロックが上がった分だけ単純に消費電力が上がっていると考えられるけどそういうわけ
でもなさそうにょ。
というのもZ560モデルだけ公称6時間(他は5.5時間)となっているからにょ。

ステッピング変更で消費電力を維持したままクロックが上がったというのならば分かるけど
駆動時間を伸ばせるほど消費電力を下げるというのは難しいのでそのZ560モデルにのみ
組み合わせが可能なUS15Xに秘密がありそうにょ。(Atom Zはアイドル時の消費電力は
100〜200mWとなっておりこれから多少下がったところで動作時の駆動時間にはほとんど
影響を与えない)
このUS15Xは従来のUS15Wと比べてGPUクロックが200MHz→266MHzとなったモデルであり
約3割とはいえ大きなボトルネック部分が改善されたのは大きいにょ。(ボトルネック
部分であれば3割の性能アップは体感できるレベルの差となる)

しかし、これもGPUクロックが上がった分だけ性能がアップしたのはいいけど消費電力
アップも気になるにょ。
そもそもMenlowプラットフォームにおいてはCPUよりもこのチップセット(コントロール
ハブ)であるUS15Wの方が消費電力が大きいというアンバランスなものだったからね。
もしもUS15Xの消費電力がUS15Wよりも抑えられているというのであれば駆動時間アップの
説明が簡単にできてしまうにょ。

ではクロックが上がっているのに消費電力低減が本当に可能なのか・・・?
それはまだUS15Xの詳細が発表されてないけどプロセルルールが変わったのならば容易に
説明がつくにょ。
現在のUS15Wは130nmプロセスで作られており、45nmプロセスのAtomと比べると3世代前の
ものといえるにょ。
約2年で1世代新しくなっているため6年前の技術で作られた物といっても過言ではないにょ。
これでは性能の割りに消費電力が大きいものになっているのは無理がないにょ。

これがAtomと同じ45nmは無理としても65nmくらいで作られているならば単純計算でダイ
サイズは4分の1となりクロックアップ分単純に消費電力がアップしてもトータルでは
3分の1に低減可能にょ。
90nmであっても3分の2に低減可能にょ。
そこまで理想通りに低減するとはいえないけど駆動時間の0.5時間アップに相当するくらい
省電力化は容易に実現できてしまうにょ。

ただ、問題なのは半年後にOakTrailが控えているということにょ。
単純なシュリンクであっても莫大なお金がかかるわけだし、今の時期に中途半端な
製造プロセスで作るとはとても思えないにょ。
そうなると無駄に多かったアイドル時の消費電力がステッピング変更などによって低減
しただけという可能性が高いにょ。
何にせよ公称駆動時間がZ560+US15Xだけ異なるというのはアイドル時の消費電力が
下がったというのを意味するのはほぼ確定といえるにょ。(TDPは発表されてないので
負荷時の消費電力は上がっているかもしれない)
負荷時の消費電力(≒発熱)が上がっていてもこの新型Pは放熱設計が見直されているとの
ことなので安心して使えそうにょ。

Win7においてはCPUはシングルスレッド性能が低いAtomでは十分とはいえないため快適に
動作させるには少しでも高いクロックのモデルを選択したいところであり、2GHzオーバーの
Z560の登場は喜ばしいにょ。
CPUが1ランク高い物が登場したお陰で店頭モデルもクロックが1ランク上がったにょ。
VAIOにおいて店頭モデルはベーシックとなるモデルであり快適動作を期待するならば
ソニスタでオーナーメイドというのが基本だけど従来のZ520(1.33GHz)からこの新型
ではZ530(1.6GHz)となり2割の性能アップは大きいにょ。
初登場時のPは搭載OSがVistaだし、クロックは低いZ520に加えて遅い1.8インチHDDだった
ということで体感的に耐えられないくらい遅く店頭モデルはまともに使える物ではなかった
けど新型Pは店頭モデルであってもそれなりに使えるレベルになってそうにょ。

基本性能(CPU、GPU)アップというだけではなくやはりバッテリ駆動時間アップも良い
感じにょ。
従来の公称4時間のバッテリは実駆動で2時間少々ということで私が求めている実駆動
3時間という基準に達することが出来ず日常使用においてもLバッテリもしくは予備バッテリ
必須となっていたのだけどこの駆動時間アップによって標準バッテリでもヘビーな
使い方をしなければ十分そうな感じになったにょ。
上記レビューでも標準バッテリで4時間17分の駆動時間となっているにょ。
これはバッテリ容量が2100mAhから2500mAhに増えたというだけではなくチューニングに
よって平均消費電力が低減したお陰だと思われるにょ。
従来モデルはMenlowプラットフォームの割りには平均消費電力が大きかったためこれで
ようやくMenlowプラットフォームとしての完成品となったという感じにょ。

個人的にやはり最も気になる点はモバイルグリップスタイル採用にょ。
要するに立った状態で使えるということにょ。
私はモバイル端末にはモバイルランクを設定しているけどこれはPCにおいてはモバイル
ランクCはカバンに入れていつも持ち歩けるサイズ、重量であり、モバイルランクBは
ポケットに入るくらいのサイズに加えて立った状態で使えるものを求めているにょ。
従来のVAIO Pは辛うじてポケットに入るサイズだったとはいえ、立った状態で使える
ようなポインティングデバイスではなかったため私の基準ではモバイルランクCとなり
いくら小さくても競合相手は普通のモバイルノートだったにょ。

しかし、この新型VAIO Pはこのモバイルグリップ採用によって辛うじてランクBになる
ことができそうにょ。
この狭いタッチパッドが使いやすいかどうかは疑問だけどないよりは遙かにマシにょ。
VAIO UXの使えないレベルのキーボードでも無いよりはマシだからね(笑)
タッチパネル搭載でないのは残念だけどクラムシェルとタッチパネルは相性が悪いし
このサイズだと片手で保持して片手でペン操作というのも厳しいからそこまでタッチ
パネルに拘る必要はないしね。

リーク情報から新型Pというのがほぼ確定していたのだけどティザー広告があったので新型
Uなどを期待していた人にとってはただの新型Pというのはやや残念に思うかも知れないにょ。
しかし、この新型Pは製品としてみるとかなり洗練されているにょ。
せめて小型化して欲しいと思う人もいるかもしれないけど元々Pはタッチタイプが可能な
実用レベルのキーボードを備えた最小PCとして作られているためさらなる小型化というのは
商品の設計思想に反してしまうからこれはこれでいいと思うにょ。
個人的には限界まで小型化したUシリーズを見たかったけどそれはOakTrailが登場してから
期待することにするにょ。
半年後のOakTrail登場でPはさらなる薄型化、そして新型Uの登場か・・・(妄想)




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