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おちゃめくらぶ掲示板
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皆既月食を撮影してみた
今晩は皆既月食だったにょ。
皆既月食は3年前の6月にも見ることができたけどあいにく雲っていたため見ることができな
かったにょ。
◎皆既月食を撮ろう!
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/2837
それから半年後の12月の皆既月食は見ることができたにょ。
◎月食を撮ろう
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/3020
しかし、12月の寒さの中、ケーブルレリーズが行方不明で手でシャッターボタンを押した
ためぶれまくりで満足行く写真を撮ることができなかったにょ。
ちなみにその時に撮影したのがこの写真にょ。
http://ochameclub.web.fc2.com/test/eclipse_moon.jpg
この大きさでもブレがはっきり分かると思うにょ。
それから3年経ち再び皆既月食撮影のリベンジにょ。
というわけで今回使った機材についてまず書いておくにょ。
カメラ デジタル一眼 PENTAX K200D、コンデジ Cybershot WX100
レンズ SIGMA 400mm F5.6
純正ケーブルレリーズ
三脚 SLIK U7700 SOLID KP-1700
というわけで、デジタル一眼とコンデジの2台体勢(+三脚も2台)という感じにょ。
滅多に使うことがない400mmF5.6だけどAPS-Cであるため換算600mmになるにょ。(30年前の
旧世代MFレンズだけどKマウントは現在も使えるため現役)
月というのは視直径は0.5度程度しかなく印象と比べてかなり小さいにょ。(5円玉を手に
持って腕を伸ばしたときに5円玉の穴にすっぽり収まる程度の大きさしかない)
つまり、月を画面一杯に撮影するためには画角0.5度という超望遠レンズが必要にょ。
縦横比3:2のデジタル一眼ならば垂直画角0.5度というのは換算2700mmくらいのレンズが
必要になるにょ。
換算2000mmあれば概ね画面一杯に近いレベルになるにょ。(ただし、一眼レフ用で換算
2000mmのレンズを用意するのは困難なので画面一杯にしたければ望遠鏡を使うかテレコンを
使うかトリミングでカバーするかのいずれかになる)
そのため換算600mmというのは月を撮影するには心許ない画角と言えるかもしれないにょ。
400mmのレンズでも一般的には超望遠レンズと呼ばれている領域にょ。
MFレンズなのだからピントは無限遠で固定でいいと思いがちだけど温度の変化に伸縮が
あるためこの手のレンズは無限遠よりもさらに奥までピントリングが回るようにできている
ためファインダーを覗いてピント合わせをする必要があるにょ。
WX100は光学10倍ズームを備えているけど25mmスタートであるため望遠端でも換算250mmしか
ないにょ。
これはさすがに厳しいにょ。
というわけで、普段は500万画素モードで撮影(1800万画素を500万画素にカメラ内で
リサイズ)しているけど1800万画素中の500万画素を使うスマートズームにすればほぼ無劣化で
17倍ズーム(換算425mm)になるにょ。
それでも心許ないので超解像ズームを使用すれば37倍ズーム(925mm相当)になるためこれを
メインにすることにしたにょ。
超解像ズームもデジタルズームの一種だけどこれは普通のデジタルズームよりはマシにょ。
最大ではデジタル75倍ズーム(換算1825mm)になるけどこれはさすがに劣化が著しいので
あまり使えないにょ。
というか、2000mmクラスになるとまともにフレーミングを行うのも難しくなるからね。
デジタルズームで倍率を上げるくらいならば撮影したものをPCでトリミングするなり、
フォトレタッチソフトで拡大したりするのと変わらないためカメラ内で完結しなくては
ならないというので無ければそこまで無茶なデジタルズームを使う必要はないにょ。
ということで、まずは作例を見てみるにょ。
こちらが皆既月食に入る直前の月にょ。(ISO400、F5.6、1秒)
https://twitter.com/ochame_nako/status/519827416756125696
(※リサイズのみでトリミングは行ってない)
明暗差が大きく上の部分が明るい状態であることが分かると思うにょ。
月というのは日中屋外と同じくらいの明るさなので満月であれば三脚を使わずに手持ちで
撮影も可能にょ。(ISO100で1/250秒、F8くらいの明るさ)
しかし、皆既月食中の月は光がほとんど当たっていないためこのような明暗差が大きい
状態になっているにょ。
続いて皆既月食中の月にょ。(ISO400、F8、2秒)
https://twitter.com/ochame_nako/status/519828093209292800
こちらは全体がほとんど光が当たってない状態(回折によって赤色の光で照らされている
ため皆既月食中の月は赤く見える)になっているにょ。
そのため上記よりは明暗差は小さいにょ。
というわけで、前回は完全に失敗に終わった皆既月食の撮影だけど今回はまずまずの出来に
なったにょ。
皆既月食を撮影するには一眼レフを使うしかないのか・・・と思う人もいるかもしれないけど
普通のコンデジでも十分撮影できるにょ。
これがコンデジ(WX100)で撮影した皆既月食中の月にょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/519828927275995137
換算900mmくらいになっているため上記の一眼レフ使用のものより大きく撮影できているにょ。
さすがにピクセル等倍(500万画素)だと粗くて見れないレベルの画質だけどリサイズして
このくらい小さくなっていればあまり気にならないのではないかと思うにょ。
コンデジで撮る際には特別何か難しいことをやったわけではなく「夜景モード」に設定して
フルオート撮影をしただけにょ。
シャッター速度が遅くなるため三脚は必須にょ。
手持ち夜景モードでも撮影は可能だけど暗いためISO感度が上がりまくるし、いくら光学式
手ぶれ補正があっても換算900mmで1/4秒の低速シャッターだとぶれまくって話にならないため
三脚は必須になるにょ。
スマホのカメラでも昨今はコンデジと変わらないくらいキレイに撮れるのだけどさすがに
光学ズームがついてないと小さくなるためかなり厳しいにょ。(フォトレタッチソフトで
トリミングしたり拡大したりするという方法もあるけど劣化が著しいのであまり望むような
結果は得られない)
やはり、光学10倍以上のコンデジが欲しいところにょ。
今回は皆既月食の時間が1時間ということで観察、撮影するには滅多にない好条件でしかも
全国的に晴天に恵まれたので多くの人が実際に目にしたのではないかと思われるにょ。
次回は2015年4月4日が皆既月食だけど今回ほどは長時間見ることはできないにょ。
その次は2018年になるにょ。
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