したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

2232御茶目菜子:2014/10/03(金) 23:55:25
Let'snote RZ4は最高のモバイルノートか!?
Panasonicが液晶360度回転の世界最軽量10.1型ノート「Let'snote RZ4」を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20141002_668746.html

Panasonicによる10インチクラスのノートPCといえば最も記憶に残っているのはLet'snote R
シリーズではないかと思われるにょ。
私もR2、R3、R5と買ってきて現在も依然としてR5を使っている(買い換えたいけど予算が
ない・・・)けどR5の一番のメリットはフットプリントの小ささにょ。
週刊少年ジャンプなどのB5サイズの書籍よりも長辺が小さく(短辺はほぼ同じ)それでいて
6セルの大容量バッテリによって公称11時間の駆動時間だったにょ。
CPUも2006年当時としては高速だったCoreSoloを搭載によって2009年にAtom搭載の安価な
ネットブックが登場時にもCPU性能は勝っていたにょ。
それでさらに言うならばファンレスというのがメリットだったにょ。
冷却ファンというのは静かなモデルならば問題ないけどものによってはフルパワーで動作
させたら甲高い音で回るファンがあるためうっかり負荷を掛けたら周囲の注目を浴びてしまう
という問題があり静かな場所で使うのは躊躇われてしまうにょ。
ただし、R5のCoreSoloはTDPが5WだったけどR6のCoreDuoは10Wになりファンレスを維持する
のがかなり大変だったにょ。
そのためR7からは冷却ファンが搭載されたにょ。

RシリーズはR9で終了してそれからはLet'snote Jシリーズが登場したにょ。
Rはあくまでビジネスユースがメイン(といっても小型のモバイルノートを欲している
個人ユーザーにも需要があった)だったのと比べてJは個人へのニーズを希求したにょ。
従来はULV版(超低電圧版)CPUを搭載によってクロックが低かったのを通常電圧版のCPUを
搭載して据え置きノートPCに匹敵するCPU性能を得ることができ当時は売れていたネット
ブックと差別化を行ったにょ。
しかし、Jシリーズはあまり売れなかったためかすぐに終了してしまったにょ。(Rシリーズが
R1〜R9まで進化したのに対してJシリーズはJ9〜J10で終了)

ということで改めてLet'snote RZ4について見ていくにょ。
まずはスペックはこんな感じにょ。
比較用に用意したのは同社360度回転型の2in1モデルのAX3(11.6インチ)と同じ10インチ
クラス(ただし、キーボードは分離可能なタブレット型)であるSurface pro2にょ。

         Let'snote RZ4     Let'snote AX3     Surface pro2
画面サイズ    10.1インチ       11.6インチ       10.6インチ
解像度      1920x1200(UXGA)    1920x1080(フルHD)   1920x1080(フルHD)
CPU        Core M 5Y10(5Y70)   Core i7-4500U/i5-4200U Core i5-4200U
メモリ      4GB(8GB)       4GB/4GB        8GB/8GB/4GB
SSD        128GB(256GB/512GB)  256GB/128GB      512GB/256GB/128GB
USB 3.0      3個          2個           1個
HDMI       あり          あり          なし
D-sub15pin    あり          あり          なし
有線LAN      あり          あり          なし
本体サイズ    250x180.8x19.5mm    288x194x18mm      275x173x13mm
  重量     745g          1.14kg         907g(本体のみ)
バッテリ駆動時間 JEITA 2.0 10時間   JEITA 1.0 14時間
         JEITA 1.0 14時間                スペックは
         ※カッコ内はオプション スペックは上位/下位モデル 上位/中位/下位

これを見てのようにRZ4は昨年発売されたAX3とは全く異なるジャンルといっていいくらい
変わっているにょ。
大きさこそ1.5インチ差で一見すると大した差では無さそうだけどこのクラスの1.5インチ
差は非常に大きいにょ。
単純に言えば約15%の差であり面積では32%の差になるにょ。
液晶面積で重量が決まるとすれば860g前後になるためそれより100g以上軽いということは
軽量化でかなり頑張っているといえそうにょ。
この745gというのは2in1ノートとしては驚異的な軽さにょ。
単純に軽いノートPCならばいくらでもあるけど10インチクラスのAtom搭載のタブレット
端末でさえ軽いモデルで500g台にょ。
それにキーボードが別途加えたら軽くても200gはかかってしまうためキーボードが必要で
あればほとんど重量は変わらないにょ。
Core iクラスのCPU搭載モデルならばタブレット端末であっても745gは十分に軽いにょ。
若干液晶サイズが大きいSurface pro2は本体のみで907gだからね。
これにオプションのキーボード255gを加えたら1.2kgとなり普通のモバイルノートと変わらない
重量になるにょ。
ちなみにSurface pro3は12インチと液晶サイズが大型になって本体のみで800gに軽量化された
ため「Surface2proが重い」というだけにょ。(実際はこのクラスの中では普通なので特別
重いというわけではなくSurface pro3やRZ4が軽すぎるというだけ)

RZ4のメリットは2in1ノートとしての驚異的な軽さだけではなくその標準搭載インター
フェイスにあるにょ。
この手の軽量ノートやタブレットPCは外部接続用のインターフェイスはUSB1基のみのように
必要最小限になっていることが多いけどRZ4はUSB3.0が3基あるだけではなくてHDMIに加えて
アナログRGB端子もあるためモニタの種類を選ばずに出力が可能にょ。(古いモニタや
プロジェクタなどではHDMIに対応していないことが多いため標準インターフェイスでこれが
カバーできるというのは大きなメリット)
そして、有線LANもあるというのは法人向けとしては必須のスペックにょ。
つまり、単純に2in1ノートとしてだけではなく必要なインターフェイスをすべて搭載した
上でさらに軽いということにょ。
しかも、軽くてもLet'snoteお得意の堅牢性は維持しているにょ。

さて、問題はそのCPUではないかと思われるにょ。
Core M 5Y10は現時点ではほとんど未知のCPUにょ。
これは14nmプロセスによる次世代Core iプロセッサの低TDP版に位置するCPUにょ。
定格は800MHzだけど最大2GHzで動作するにょ。
これでTDPは4.5Wなので私が持っているLet'snote R5のCoreSolo U1400(1.2GHz)の
TDP5Wよりも低いにょ。
発熱が低く消費電力が小さいならばすでにAtomがあるにょ。
従来は低性能と言われていたAtomもBayTrailコアでは4コアになりCPU性能が上がっただけ
ではなくGPUもivyBridge世代のIntel HD Graphicsが搭載されたため従来のAtomよりも大幅に
向上したにょ。

しかし、Core Mはクロックこそ低いけど次世代Core iプロセッサにょ。
というわけでこちらのページのベンチ結果を見てみるにょ。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1410/02/news069_3.html
PC Mark8はCore M 5Y10(定格800MHz、最大2GHz)を搭載したRZ4は第4世代Core iプロセッサ
(Haswellコア)であるCore i5-4200U(定格1.6GHz、最大2.6GHz)を搭載したHomeでは1712
vs2355で劣るけどWorkでは3560vs3505でほぼ互角の性能を見せているにょ。
PC Mark 7のCreativity Scoreでは2646vs1711で勝り、Productivity Scoreでは1992vs2141で
やや劣っているにょ。
他のベンチを見ても勝ったり負けたりでCore M 5Y10はCore i5-4200Uと比べると同等もしくは
やや下の性能と考えられるにょ。
そして、Atom Z3795(Bay Trail-Tの中では最速)と比べるとすべてのベンチで勝っていて
圧勝といった感じにょ。
つまり、Atomよりは確実にランクは上でTDP4.5Wに関わらずTDP17WのCore iプロセッサと
比べても少し低い程度の性能が得られるというわけにょ。


こうして見ると性能面、スペック面では文句無しといってもいいにょ。
唯一のネックといえるのは価格にょ。
標準スペック(要するに基本モデル)でも店頭価格16万円程度であり、Web限定のカスタマイズ
モデルならば20万円超になるにょ。
これはLet'snoteならば特別高価というわけではなく普通の価格だけどデフレが進んだ現在の
ノートPCにおいては高価なイメージを与えてしまうにょ。
それでも、このスペックは魅力的でこの小型軽量ノートとタブレット端末が欲しい人はこれを
買えば一石二鳥にょ。
個人的にはR5を買い換えたいけどRZが中古で安くなる頃を狙ってみようかと考えているにょ。
とはいえ、それまでR5を使い続けるのはさすがに辛いか・・・。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板