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おちゃめくらぶ掲示板
帯に短し襷に長しのAtom Zだったけど・・・
Atom Z6xxシリーズ発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100506_365603.html
Atomは省電力が大きなウリだったけど現行の第1世代のAtomは省電力というよりも安さのみ
メリットになっている状態にょ。
それはネットブックを見れば明らかでAtom NがCore2よりも省電力であろうとCPUの電力差
というのはPC全体からたかが知れている(ULVのCPUはCore2でさえ負荷を掛けなければ消費
電力は1W程度であるため動作時の消費電力の1割程度にすぎない)ということでCPU以外の
省電力化というものの方がCPUよりもよほど重要になるにょ。(Atomでフルパワーが必要な
処理を行う場合消費電力は2.5W程度になるけどULV Core2Duoならば余力があるため10Wの
電力は消費せずせいぜい3〜4Wとなり、負荷時でもAtomと大きな差はない)
実際にAtom N搭載ネットブックはCore2を搭載のモバイルノートと比べた場合、バッテリ
容量あたりの駆動時間で勝てるどころか負けている製品ばかりだしね。
ただ、ポケットサイズPCにおいてはAtom Zは有用にょ。
それはTDPが重要だからにょ。
Core2がいくらアイドル時には1W程度の消費電力とはいえ、TDPは10Wとなっているにょ。
それに引き替えAtom Zは2〜2.4Wとなっているにょ。(Z500は0.6WだけどWindowsを
サポートしたUS15Wと組み合わされた製品がないし仮に組み合わせたとしてもUS15Wの
TDP2.3Wに合わせて設計しないといけないため除外して考える)
Atom ZがあったからこそPMやBXのようなmbookをベースとしたPCも簡単に作れるようになり
なおかつ安価で販売が可能になったにょ。
ただ、これもXPならばそれなりに快適に動作するもののVistaや7では快適とはいえない
ためXPのOEM提供が終わる半年後からはかなり苦戦してしまうことになるにょ。(高速な
SSDを使えばWin7もかなり快適には動作するけれど現状でまともな速度のSSDはSATAでしか
用意されておらずPATAしかサポートされてないUS15Wではそれはネイティブで使用できない)
したがって、AtomがARMを駆逐するというのは現状では絵空事にすぎず、PCの価格低下に
貢献できているといった程度にすぎないにょ。
しかし、この第2世代のAtomとなるLincroftからはそれが大きく変わるにょ。
今までは単なる「安いPCのためのCPU」だったAtomもいよいよPC以外の小型端末用として
使用可能になるからね。
この新型Atomは開発コード「Mooestown」と呼ばれているプラットフォームであり現行の
Menlowプラットフォームとは異なり、CPUにノースブリッジ機能などが内蔵されたSoCが
採用されているにょ。
プラットフォーム名とCPU名を混在して書いているため分かりやすくまとめてみたにょ。
第1世代 第2世代
CPU名(コードネーム) プラットフォーム名 CPU名 プラットフォーム名
Atom N(Diamondville)+945GSE → Atom N4xx(PineView) PineTrail
Atom Z(Silverthorne)+US15W Menlow → LincroftベースCPU OakTrail
Atom Z(Silverthorne)+US15L/11L Menlow → Atom Z6xx(Lincroft) Mooestown
MenlowプラットフォームにおけるCPU部分のSilverthorneは純粋にCPUのみだったけど
今回のLincroftはGPUや動画再生支援機能など(要するにPCでいえばノースブリッジに
相当する部分)もCPUに内蔵しているにょ。
すでにネットブック用のPineViewではそのようなSoCが採用されているし、古くは
MediaGXでも採用されているようにCPUに周辺回路を統合するというのは決して新しい
ものではなく古くから省電力化が必要なものにおいて活用されているにょ。
特に省電力が要求されているARM系のCPUはCPUコア単体にその端末に必要な周辺回路を
内蔵するということは当たり前のようになっているにょ。(だからARM CPU単体での
価格や消費電力にはあまり意味を持たない)
そのようなハードウェア支援があるからこそARM系CPUはCPU単体の性能が低くても
トータルでは快適な動作が期待できるにょ。
iPadではメインメモリさえも内蔵したARMベースの「A4」CPUが採用されており、これに
よって大幅な省電力化が実現されているにょ。
現行Atomが省電力といってもそれは既存のPC向けのCPUと比べてという話であって組み込み
用途などに使われているARM系のCPUと比べたらその差は歴然としているにょ。
しかも、AtomはCPUはそれなりに省電力とはいえチップセットがCPUの数倍の消費電力と
なっているためARMとは比較するのが可哀想なくらいの電力大食いシステムとなっていた
ためスマートフォンなどに採用するのは絶望的だったにょ。
実際、大々的に発表されたWILLCOM D4は駆動時間公称1.5時間というのも問題外だったけど
公称8時間の待ち受け時間(スリープ時)というものの方がもっと問題外だったにょ。
このコードネーム「Lincroft」と呼ばれるAtom Z6xxシリーズはアイドル時で50分の1の
消費電力、動作時で1/2〜1/3の消費電力となっているにょ。(この消費電力の差の基準は
分からないけど恐らく基準はAtom Z+US15Lの消費電力だと思われる)
これをもしもD4にそのまま使用した場合、単純計算をすれば公称駆動時間は3〜4.5時間に
なり、待ち受け時間は400時間になるにょ。(単純計算通りにはいかないけど)
これならばARM系CPUと比べて大きく劣ることはないにょ。
ただし、今回発表されたAtom Z6xxはWindows PC用のCPUではないにょ。
したがって、フルバージョンのWindowsが使えるというD4のメリットを生かすことは
できなくなってしまうにょ。
その代わりLincroftをベースとしたOakTrailが今年の後半に登場予定となっているにょ。
LincroftからはWindows PC用のSKUは用意されないと早い段階からアナウンスされていた
もののやはり需要がそれなりに大きかったため別途追加したのだと思われるにょ。
気になるのはOakTrailがどのようになるのかだけどCPUコア部分はLincroftと同等になる
と思われるにょ。
それなのにわざわざPC向けを別途用意する理由はPCで動作させるということを前提に
設計すると組み込み向けとして考えた場合には無駄が多くなってしまうからにょ。
逆に組み込み向けとして設計した場合にはPC用としては性能面で不足を感じてしまう
ことになるにょ。
組み込み用として設計されたのをWindowsに対応させた現行のAtom Z5xx+US15Wだけど
US15Wは当初はWindows PCで使用させることを考慮しているとは思えないような仕様にょ。
PATAのみの対応だし、GPUコア部分はDirectX性能が極端に低いものとなっているために
Aeroさえ満足に動作しないという問題も抱えているしね。
これは内蔵されているGMA500の性能が低いのではなくAeroを使用するためにGPUが設計
されてないからにょ。
実際同じクラスのPowerVR系のGPUでも他のスマートフォンでは高速な描画ができている
わけだからね。(GMA500は頂点演算性能は高いけどフィルレートが低く高いフィル
レートが要求されるAeroとは要求しているものが異なる)
これをもってしてGMA500の性能が低いとはいえないけどWindowsが要求している性能と
方向性が異なるのは明かだと思われるにょ。
とはいえ、本来の数分の1〜10分の1の性能しか出せていなかったGMA500もドライバが熟成
してきており現行の7搭載機に関しては登場当初よりはマシなものとなっているにょ。
まぁVistaはOS自体がアレだったし、XP用のドライバは当初は作る予定が無かったのを
間に合わせで作ったようなものだったからというのもありそうだけどね。
ということで、LincroftでWindowsをサポートする予定がないと言っている以上は
仮に今後方針が変わったとしてもまともに使えるレベルにはならないと思われるにょ。
そういうことでWindowsをどうしても使いたい人はLincroftをベースとしたOakTrailの
登場を待つしかないにょ。
Menlowプラットフォームにおいては当初からWindows(ただしVistaのみ)をサポートした
US15Wとスマートフォンなどの組み込み系(Linux系のOS)に使用されることを前提と
したUS15L、US11Lがあったものの結局多くの製品が発売されたのはUS15Wだったにょ。
消費電力の面でいくらAtomの中で低TDPになるZ500を使っても最も低性能なUS11Lでさえ
チップセットだけでTDP1.6Wとなり、熱設計の面からも消費電力の面からも一般的な
スマートフォンへ搭載するのは難しかったから当然の結果にょ。
今回のAtom Z6xxはAtom Z5xx+US11Lの後継モデルということになり、Windowsはサポート
される予定はなかったけど上記のようにUS15W搭載機が多かったためにその後継モデルと
して当初予定さえ無かったOakTrailが加わったわけにょ。
Atom Z5xxは最大動作クロックが2GHzなのに対して今回発表されたAtom Z6xxは最大でも
1.9GHzとなっており一見すると性能がダウンしたようにも見える(CPUコアは省電力
部分以外は大きな改良はなくGPUを含めたチップセットがCPUに統合されただけなので
CPU性能そのものはクロックが低くなれば性能ダウンといっても過言ではない)けれど
それは比較対象が異なるために本質的は間違っているにょ。
Atom Z550(2GHz)にUS11Lを組み合わせた製品というものがないからね。
OakTrailがどれだけの性能かはまだ未知数だけど動作クロックは2GHzを越えるという
ことはすでに示唆されているし、「(US15Wに内蔵されている)GMA500でAeroは十分な動作
速度は出ない」というのが分かっている状態で開発されているわけだから少なくとも
現在のMenlowプラットフォーム(Atom Z+US15W)よりはマシなものになるはずにょ。
MenlowプラットフォームはWin7を動作させるには物足りず、スマートフォンなどで使用する
にはオーバースペック(特に消費電力の面で)ということでどうしても今ひとつ感が
あった(XPならば実用レベルだけどせっかくの動画再生支援機能が有効活用できないと
いう問題がある)けれどそれが克服されていて、なおかつ省電力面で本当に優れている
ならばかなり期待が持てそうな感じにょ。
とはいえ、短期間の間に別コアのGPUを用意できるとは思えないのでLincroftと比べて
GPUコアクロックが高いものが内蔵されているというだけのような気もしないでもないけどね。
マリモーマさんへ
>僕の家から 京都までは近いけど あまり行かないよ
近いからといってそんなに行くわけでもないからね。
>結構 金がかかったね この分だと夏には来れそうもないだろうね
昨年まで8〜9月だったのが今年は5月に早まっただけだしね。
>とらのあなとか パソコンショップの誘惑は 大きいからね
地元にそういう商品を扱っている店はないわけではないけど所詮地方都市ということで
ろくに置いてないにょ。
取り寄せしてまで欲しいかというと考えてしまうけど現物を見たら欲しくなるからね。
>前もって買うものを決めておかないと出費だけで赤字になるかもね
あらかじめ予算設定していたにも関わらず今回は予算オーバーしてしまったしね。
絶対に予算オーバーしない方法はそれだけしかお金を持っていかないことにょ。
本当に必要な場合に困ってしまうけどね。
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