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おちゃめくらぶ掲示板

2065御茶目菜子:2014/05/23(金) 23:52:31
ワンドロはお絵かきの練習になるのか?
最近、twitterやpixivで「お絵描き60分一本勝負」(通称「ワンドロ」」)が流行って
いるにょ。
これは出されたお題を元にした絵を制限時間内で描くというものだけど「深夜の真剣お絵描き
60分一本勝負」は東方版がきっかけとなって今では多くの版権で行われているにょ。
私はプリキュア版とおジャ魔女どれみ版に参加しているにょ。(twitterでのハッシュタグは
プリキュア版が「#プリキュア版深夜の真剣お絵かき60分一本勝負」、どれみ版が「#どれみ版
深夜の真剣お絵かき60分一本勝負」)

やはり、ワンドロはどこが良いかというとやはり同じお題(同じキャラ)を制限時間を
区切って描くということにあると思うにょ。
大勢で参加することでお祭り的なニュアンスがあるし、それだけ自分が描いた絵を他人に
見てもらえる機会にも繋がるにょ。
それだけではなく描く人によって同じキャラでも全然異なるものになり、それぞれの人の
持ち味が出ているのは見ていて楽しいにょ。
ただし、(人によって異なるけど)1時間というの実際に描いているとかなり短い時間である
ため満足のいくような絵ができることの方が少ないにょ。
特に私は描くのが遅いため大抵は大幅に妥協したものになってしまうにょ。
そのためワンドロが終わってから線画の修正や塗り直しをしたりすることもあるにょ。
もちろん、それはワンドロとは関係無くなるので私のWebサイトのCGコーナーの方に掲載して
いるにょ。

 おちゃめくらぶ CGコーナー
 http://ochameclub.web.fc2.com/CG/data.htm

このコーナーにある5月に描いた絵はすべて元々ワンドロ用に描いたものにょ。
とはいえ、上記のように制限時間が終了したあとに修正を加えているためこれはすべて1時間で
描かれたものというわけではないにょ。
私がワンドロで描いた修正前の絵に関してはtwitterでのみ公開しているので興味ある人は
こちらを見て欲しいにょ。(さすがに時間が足りなすぎてどれもイマイチだけど)

 おちゃめ(@ochame_nako)のtwitter
 https://twitter.com/ochame_nako

ちなみに最新のあゆみちゃんの絵は修正前と修正後ではこれくらい変わっているにょ。
https://twitter.com/ochame_nako/status/469870507819421697

ただし、お絵かきの練習としてワンドロはあまり有効性が高いものではないにょ。
それは時間が短いためより効率が高い描き方が求められてくるためにょ。
ポーズに関しては自分が描きやすいものになってしまうためワンパターンになりがちだし
キャラの顔や身体に関しても手癖絵になる場合が多いにょ。
手癖絵は効率の面では非常に有用だけど絵が上達するためにはちゃんと実物や資料を見て
それを元に描くということが求められるため手癖絵だけだと現状でできること以上のことが
できるようにはならないにょ。
手癖絵のみをずっと続けているとそれが染みついてしまい上達を阻害してしまうことさえ
あるにょ。
実際私も昔は手癖絵ばかり描いていたため描くのは非常に早かったけどそれがいくら描いても
上達に繋がらないということは身をもって体験しているにょ(笑)
ただし、普段は絵を描く習慣がないという人や描きたいものが思いつかないという人に
とっては共通のお題を元にして描くということがハードルの低さになるし、手癖絵であっても
全く上達には繋がらないかというとそうでもないにょ。
絵そのものは上手くならなくても線の引き方は安定してくるからね。(見ながら描くという
のは見る方に意識が集中してしまい線を描くというのが疎かになってしまうこともあるため
安定して線が描けるようになってからでないと難しい)


私のお絵かき歴に関しては過去に何度も書いたけど投稿を始めたのが86年、デジタル絵を
始めたのが2001年にょ。
ペンタブを使い始めたのが2002年からだけど数年間使ってペンタブで描くのが上手くならず
線画を描いてから塗るときに線画の修正をする際にペンタブで描けないと線画も修正がろくに
できないため2011年からはペンタブに慣れるため描いている絵はすべてフルデジタル(ラフの
段階からすべてデジタル)に切り替えたにょ。(それ以前もフルデジタルで描いたことは
何度かあったけどやはりペンタブで線を描くということに慣れてなかったためアナログで
描いた線画をスキャンしたものと比べて大幅に見劣りしていた)
フルデジタルで描こうというきっかけはSAIを買ってそれまでのPhotoshopよりも線が引き
やすかったというのが理由にょ。
ペンツールの描きやすさだけではなくPhotoshopは古いバージョンなのでキャンバスを回転
させながら描くということができなかったのに対してSAIはそれができたというのが大き
かったにょ。
フルデジタル化によってアナログで描いてスキャンしてそれで色を塗るという作業を行う
よりも効率的になると思われていたけどペンタブそのものがまだ十分に使いこなせてないと
いうのが現状にょ。
bambooのSサイズに10.4インチのモバイルノート(Let'note R5)で描いているというのも
描きにくさの要因にはなっているという可能性はあるけどアナログ時代はハガキサイズの絵で
描き慣れていたからSサイズで小さいということはないにょ。(単にペンタブで線を引くのが
下手なだけ)
ただ、10.4インチXGAだと長い線を描く時には縮小、細部を描くときには拡大と頻繁に行き来
する分だけ効率はあまり良くないにょ。

フルデジタルにして良かった点といえば時間さえかければ修正はいくらでもできるため
完成度を高めることができるようになったということにょ。
その代わりpixivに投稿しているような絵だと1枚描くのに20時間もかかってしまうように
なってしまったにょ。(昔は1枚10時間だったし、アナログ時代はペンタブで描くよりミスが
少ないのとミスを修正があまりできないこともあって丁寧に描いても5時間あれば描けていた)
気になる部分をとことん修正していくスタイルだと時間効率が非常に悪いにょ。
普通は上手くなれば以前のレベルの絵を描くのにかかる時間というのはどんどん短くなって
いくため「早く描く」という練習をする必要はないにょ。
しかし、私は上達したというよりも修正する力のみ向上した感じであるため制限時間を
決めて描いた場合には10年前と比べても上手くなっているような気がしないにょ。
つまり、早く描く練習をする必要はないとはいうもののそういった練習をしないと早く
描けるようにならないという場合もあるということにょ。

それならば「制限時間を決めて描けばいい」というだけの話なので以前30分絵にチャレンジ
したことは何度かあったにょ。
しかし、30分程度ではまともにカラーイラストを描けるはずがなく単なる落書きでしか
なかったにょ。
しかも、「30分で描いた」というのは言い訳をしているように感じてしまうからね。
上記のような理由で普段の練習であえて時間制限をして描く必要があると感じている人
は少ないと思われるにょ。(見た物を短時間で描くクロッキーのようなものだと短い制限で
描くというのは有用な練習方法の1つだけど想像で描いた絵ではあまり有用とは言えない)
別に公開しなくてもいいという話になるけど他人に見せることも上達に繋がってくるにょ。

その点、ワンドロならば60分という制限があるため言い訳ではなくルールで決まっている
ことなので問題ないにょ。
100m走の選手が100mしか走れないと考える人は居ないのと同じことにょ。(これが
「今日ジョギングで100m走った」と言ったら「なぜ100mしか走らないのか?」という
考えを持ってしまう人が大半だと思う)
これはどういうことかというと自分で完成と認めるような絵ではなく未完成や落書きに
近いレベルの絵でも公開しても他人にとやかく言われる心配がないということにょ。
つまり、お手軽に公開が可能ということにょ。
ただし、私の場合はWebサイト(おちゃめくらぶ)で正式コンテンツとして公開する場合は
ある程度の自主基準に満たないものは掲載しない主義なのでWebサイトで公開する場合には
それなりの基準以上の絵のみにしているにょ。
したがって、Webサイトで公開する場合には上記のようにワンドロで公開したあとに修正を
加えているにょ。
これは絵に限らず文章においても同じなのでコンテンツは一定基準を満たすようにしている
ため効率優先で書いているこの掲示板の文章は絵でいえば落書き扱いとなるにょ。
これはポケコンやプチコンのプログラムでも同様で時間効率を優先して作ったプログラムは
非公開である程度完成度が高まってから正式公開しているにょ。(試しに作ってみた系の
プログラムは正式コンテンツではなくtwitter等で公開することはあるけど)


話をワンドロに戻すとワンドロは上記のように絵の上達のための練習にはならないけど早く
描くための練習にはなっているにょ。(「練習」と書くと辛いイメージがある人もいるかも
しれないけどけどお祭り感覚で参加できるのでやってて楽しい)
ワンドロのコツといえばやはり時間配分にょ。
ラフやアタリもなしでいきなり線画を描けるという人ならば全く問題ないけどそうではない
人にとってはまずは1時間でちゃんとした線画を描くというだけでも大変なのでカラー絵
なんて無理にょ。
では、1時間でカラー絵を描くにはどうするかというとそのカラー絵を描けるような時間
配分を覚えるということが重要になってくるにょ。
私の場合は簡単なアニメ塗りならば20分程度でできるため差し引き40分で塗れる状態の
線画を描けば問題ないにょ。

40分で線画を描くにはどうするのかというとまずはその線画を描く前の段階の処理をできる
だけ短くする必要があるにょ。
お題が発表されたらそのキャラのどんなシーンやどんなポーズを描きたいのかを速攻で
考えなくてはならないにょ。
すでに何度も描いた経験があるキャラならばこれですぐに描き始めてもいいのだけど
そうでない場合には少なくとも髪型と服装くらいは元の版権に準じたものにしたいため
うろ覚えではなく確認用の資料を用意しておくといいにょ。(資料を模写するというわけ
ではなくあくまで確認用)
ただし、限られた時間で資料を用意する(録画したアニメを再生してそのキャラが出て
くるシーンを検索するなど)というのは大変なのでそういう時に便利なのがGoogleイメージ
検索にょ。
これで大抵のキャラは検索にひっかかるにょ。(参考用の資料に使う程度ならばこれで
全く問題はない)

どんなポーズ、シーンを描きたいのかが決まったらすぐにラフやアタリを描き始める必要が
あるけどこの描き方は人によって大きく異なると思うにょ。
短い制限時間で描くならば描き慣れたポーズになってしまうけどあえて描いたことのない
ポーズに挑むというのもありにょ。
ただし、時間制限があるためどこかで妥協する必要があるにょ。
ワンドロのように制限時間がある絵の場合は1つのパーツを順番に描き込んでいくのではなく
まずは全体のアウトラインを描いてからそれから徐々に各パーツを描いていく必要が
あるにょ。
いきなり細部から描き始めたら一部だけを描いた時点で塗りに入らないといけなくなって
しまうからね。
細部を描こうにも例えば手とか足とかすぐに描けないという場合も多いのではないかと
思うにょ。
その場合はその日のワンドロでは諦めて次の機会までに同じものを描ける状態にしておけば
問題ないにょ。
そういった取捨選択が必要になってくるにょ。

ラフやアタリが描けたら塗れるような段階の線画を描くことになるけどここで重要なのが
可能な限りはアンドゥに頼らないということにょ。
ペンタブで思ったような線が引けず普段からアンドゥしまくりの私にとってはこれはかなり
難しいことであり、逆にいえばこれができるようになれば絵を描く速度も飛躍的にアップ
するにょ。
では、どうすればそれができるようになるのかというと私自身ができてないから分からない
けどまずはペンタブに慣れて思ったような線が引けるような練習を積みかさねるしかないにょ。
アナログでも思ったように描けないというのならばペンタブが原因ではなく単に引くべき
ラインが分からないためにょ。(つまり、ラフ→線画ではなく時間がかかるもののその間に
もうワンクッション入れておけば迷う可能性はかなり減る)
線が上手く引けないという場合にはどこに問題があるのかを切り分けて考える必要がある
ためそれを改善できるような練習を行う必要があるにょ。
もちろん、ワンドロを実戦練習の場として活用するのはありにょ。
アナログでも上手くかけないならばアナログで描く練習をするというのも有用な練習方法
といえるにょ。(書き慣れている鉛筆を使って上手く描けない人が慣れないペンタブで
描こうとするとなおさら上手く描けないため慣れるまでにかかる時間が非常に長くなる)
つまり、ワンドロで重要なのは「描きたいシーンやポーズを速攻で考える」「アンドゥを
できるだけ使わず安定した線を引けるようにする」「適切な時間配分を考える」という
ことにょ。

やはり私にとって大きなハードルとなっているのは線画部分にょ。
pixivに投稿しているような20時間くらいかかっている作品でも半分以上は線画に時間を
費やしているわけだからね。
時間制限のある絵だと線画にかける時間的なウェイトはさらに大きくなってしまうにょ。
それならば時間制限のあるワンドロではあえて塗らずに線画のみで勝負というのも1つの
方法としてはありだけど私の場合は時間制限のある線画はただでさえ下手なので色で
誤魔化さないとあまりにしょぼすぎるというのが難点にょ(笑)
これが上手い人だと短時間で描いた線画は雑なだけで下手ではないのがすごいにょ。
下手な人だと雑な上に下手だからね。


《 7月19日 追記 》

さまざまなものに萌えることで絵は上達する
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/4650

2ヶ月続けたワンドロのまとめと絵の練習としてみた場合のワンドロの問題点などについて
書いてみたにょ。




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