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おちゃめくらぶ掲示板
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最強のコンデジRX100M3を発表!
ソニーからEVF内蔵の「サイバーショットRX100M3」が発表されたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140516_648642.html
RX100シリーズの3代目となるわけだけど前作となるRX100M2は新開発の裏面照射センサーを
搭載して従来比2倍に高感度画質を向上させてなおかつWi-FiやNFCを搭載してスマホとの連携
機能をアップさせたもののこれはそれくらいしかもはや改善の余地がないくらい初代の段階で
考えられる機能を小型の筐体に凝縮していたためにょ。
そのRX100M2と比べてスペックがどのように変わったのかを見ていくにょ。
RX100M2 RX100M3
センサー 1インチ(2090万画素) 1インチ(2090万画素)
レンズ(35mm換算) 28-100mm F1.8-4.9 24-70mm F1.8-2.8
EVF なし あり
チルド式液晶 なし あり
本体サイズ 101.6x58.1x38.3mm 101.6x58.1x41.0mm
本体重量 254g 263g
使用時重量 281g 290g
RX100M3の良いところは下記の3つにょ。
(1)1インチセンサーを搭載なのにコンパクト
(2)明るいF1.8-2.8ズームを搭載
(3)EVF内蔵
(1)これは初代が発表されたときにも書いたけど1インチというコンデジとしては大きめな
センサーを搭載しているにも関わらず普通のコンデジサイズの筐体を実現しているという
点にょ。
◎RX100はS100のライバルになる・・・?
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/3297
RX100の筐体サイズは1/1.7インチセンサーを搭載した一般的な高級コンデジの中では小さい
部類に位置するキヤノンのS100とほぼ同じサイズを実現するにょ。
さすがにS100と比べると若干分厚くて重いけど1/1.7インチセンサーを搭載の高級コンデジは
RX100よりも大きくて重い機種ばかりということを考えるとこれは驚異的にょ。
面積比
フルサイズ 7.44倍
APS-C 3.17倍
フォーサーズ(4/3) 1.94倍
◎1インチセンサー 1.00倍
2/3インチセンサー 1/2倍
1/1.7インチセンサー 1/2.8倍
1/2.3インチセンサー 1/4倍
これを見てのように1インチセンサーはデジタル一眼では中〜上位の機種で多く採用されているフルサイズセンサー(要するに一般的な35mmフィルムと同等のサイズのセンサー)と比べると
7.44分の1しかなく一眼レフの中では普及レベルの機種に多く採用されているAPS-Cと比べると
3.17分の1位しかいためそういうものと比べると小さいセンサーという認識は間違いとは
いえないにょ。
しかし、高級コンデジで多く採用されている1/1.7インチセンサーと比べると2.8倍、一般的な
普及クラスのコンデジで採用されている1/2.3インチセンサーと比べると何と4倍のサイズにょ。
センサーサイズが大きければ高画質という単純なものではないけど単純に考えると単位時間
あたりの受光量はその面積に比例して有利になるし、レンズ設計の面でも有利になるにょ。
(小さいセンサーだとより解像力の高いレンズを使用しなければいくら画素数を増やしても
解像しないし、小さなセンサーで画素数を増やしても回折現象によって明るいレンズでないと
物理的に解像できない)
つまり、画素数が多いことは高画質には繋がりにくいけどセンサーサイズが大きいと高画質に
繋がりやすいということにょ。
PCのモニタで鑑賞するには最低200〜300万画素、A4サイズにプリントするならば500〜800万
画素は欲しいけど1000万画素以上が当たり前となっている近年においては画素数による優劣
よりもセンサーサイズアップによる優劣の方が大きいにょ。(1/2.3インチセンサー搭載の
コンデジだと1000万画素でまともに解像できるようなレンズを搭載していないので画素数が
どれだけ増えても全く無意味)
ならば高画質を望むならばセンサーサイズを大きいものを選択すれば良いという考えに至る
わけだけど単純にそれがベターとはいえないにょ。
それはセンサーサイズが大きくなるとカメラ自体も大きくなる場合が大半だし、カメラは
頑張って小型化してもレンズは小型化しにくいためにょ。
センサーサイズが大きくなると同じ画角をカバーするレンズを作っても実焦点距離が長く
なるし、カバーするイメージサークルが大きくなる分だけ小型化が難しいためにょ。
それに加えてコストの問題もあるにょ。
大きなセンサーを採用した場合には大きく重く高価になるというわけにょ。
そうなると一般的な高級コンデジよりも2.8倍の大きさなセンサーと搭載して一般的な
高級コンデジと同レベルのサイズに収まっているRX100は小ささと画質のバランスに非常に
優れたデジカメといえるにょ。(価格は一般的な高級コンデジと比べると若干高めだけど
他にライバルがないため問題はない)
(2)(1)はRX100M3だけではなくRX100シリーズ全般のメリットだったにょ。
しかし、RX100M3で特筆すべきはこの換算24-70mmの2.9倍ズームを搭載しながらF1.8-2.8と
いう極めて明るいレンズを搭載しているということにょ。
従来(初代RX100、RX100M2)は換算28-100mm F1.8-4.9という3.6倍ズームレンズが搭載されていたにょ。
焦点距離だけを望遠側が100mmから70mmに減ったとかズーム比が3.6倍から2.9倍に減ったのは
劣化と考える人も中にはいるかもしれないにょ。
しかし、広角側は従来は28mmだったのが24mmへと伸びているにょ。
望遠側が多少短くなってもトリミングで対応できる(いちいちトリミングするのが面倒と
いうのであれば自動的にトリミングができるスマートズームを使うという手もある)けれど
広角側はそうはいかないにょ。
確かに多数撮影したものを繋ぎ合わせて広角風にすることはできる(これを内部で自動的に
やってくれるスイングパノラマ機能を搭載している)けれどそれはあくまで擬似的なもので
しかないし、繋ぎ合わせ処理による劣化が発生してしまうにょ。
昨今はコンデジもで広角側は24mm前後という機種が多いことを考えるとどちらかというと
ある程度マニア向けともいえるRX100を買うユーザーにとっては広角側は28mm相当というのは
不満の1つだったにょ。(風景とか撮っていたら28mmでは足りないと思う場面は非常に多い)
しかし、RX100M3は単純に広角側を伸ばしただけではなく望遠側もF2.8と明るいにょ。
コンデジにおいては数年前から「明るいF1.8レンズ採用」というのをウリ文句にしている
機種が多いにょ。
一般的な普及クラスのコンデジはユーザーのニーズが多いためズーム比や望遠側の焦点距離を
重視しているしていることが多く広角側のF値は2.8〜3.7くらいの機種が多いにょ。
望遠側に至っては4.5〜6.3くらいの機種が大半にょ。
F値とは何かというと説明すると長くなるけど簡単に言えばレンズの明るさにょ。
F値はその2乗に比例して明るさが変わるため例えばF2とF4のレンズの明るさは2倍ではなく
4倍異なるにょ。(カメラにおいては2倍を「1段」と表記するためこの場合は2段の差)
それを踏まえて考えるとF1.8のレンズはF3.6の4倍明るいということは簡単に分かると思うにょ。
レンズが2倍(1段)明るいと同じ状況下で撮影してもISO感度を1段分落とせるため2段明るい
レンズだとISO感度2段分と同等の意味合いを持つにょ。(ただし、露出の面において)
つまり、ISO1600でないと撮影できなかったものが2段明るいレンズだとISO400で撮影できる
ようになるため暗所での高画質化が実現できるというわけにょ。
ただし、ズームレンズの場合はF値が固定ではなくズームによってF値が変わるものが大半と
なっているにょ。
RX100も従来はF1.8からのズームといっても望遠端はF4.9だったからね。
確かにRX100は1インチセンサーでこの筐体サイズは驚異的だったけどこれはあくまでセンサー
サイズのみを考えた場合にょ。
RX100が登場後コンデジは大型センサー搭載がトレンドになるかと思われたけどそうではなく
レンズの明るさの方がトレンドになったにょ。
◎センサーの大型化とレンズの明るさのどちらを望む?
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/3441
広角端がF1.8でも少しズームしただけでF4になってしまえばF1.8というのは過大広告でしか
ないからね。(コンデジの場合はF値が2倍以上変わるレンズが大半)
そういった、明るいレンズを採用した高級コンデジ(1/1.7インチセンサー採用)が増えると
いくらセンサーサイズが大きいというアドバンテージがあるとはいえ、広角端ではなく
常用時におけるレンズの明るさを加味すればそれほどアドバンテージは無くなってしまって
いたにょ。
しかし、RX100M3ではそれもレンズの明るさアップで克服したにょ。
RX100M3はF1.8-2.8になったためレンズの明るさをウリにしている他の高級コンデジと
同レベルの明るさになったにょ。
レンズの明るさがあまり変わらないならばセンサーサイズが2.8倍(1段半分)も大きな
RX100M3は有利になるにょ。(同じ1インチセンサーを採用しているニコン1にもこんなに
明るいレンズは用意されてない)
レンズ一体型のコンデジの場合はレンズが明るくなると暗所画質で有利になるけどそれだけ
ではなくレンズが明るくなることでボケを使った表現も有用になるにょ。
一般的にボケは焦点距離が長い方が大きくなり、レンズが明るくなることでも大きくなるにょ。
背景をぼかした写真を撮影しようと思ったら望遠側の方が有利になるということにょ。
ただし、これはセンサーサイズが同じ場合の話にょ。
当然ながら同じ場所から同じ画角、明るさのレンズを使った場合にはセンサーサイズが
大きい方が大きなボケを期待できるにょ。(一方が1mの距離で撮影して他方が10cmのマクロ
撮影を行ったといように被写体との撮影距離が異なる場合は背景のボケは後者の方が大きく
なる)
では、異なるセンサーサイズでボケの量を比較する場合には実際に撮影しないと分からないか
というと換算ボケ量を求めることである程度の判断が可能になるにょ。
換算ボケ量【かんさんぼけりょう】
http://ochameclub.web.fc2.com/ochamewords.htm#boke
これで考えればRX100M3の望遠端である換算70mm F2.8と同じボケ量を1/1.7インチセンサーで
実現するには換算70mmの場合はF1.67のレンズが必要にょ。
しかし、高級コンデジの中で最も明るいLX7でさえ望遠端はF2.3にょ。(70mmで撮影しても
F2を切ることはないと思う)
そうなると明るさと同時にボケでもRX100M3がのクラスのコンデジではトップになったにょ。
デジタル一眼と比較しても1インチセンサーでF2.8はフルサイズだとF7.6、APS-CだとF5相当に
なるにょ。
RX100登場時にはすでに明るいズームを搭載したコンデジといえばオリンパスのXZ-1があった
けどそれと比べてRX100は換算ボケ量の大きさでは劣っていたからね。
とはいえ、あくまで換算であって厳密なものではないからわずかの差だとほとんど差が
分からないレベルになるにょ。(一眼レフ用の交換レンズでも同じ機種に同じ焦点距離の
レンズを付けて同じF値で撮影したからといってまったく同じボケ量になるというわけでも
ないので計算によって得られるものは概算値でしかない)
あとレンズが明るいと日中はシャッター速度の問題で絞り開放で撮影できずせっかくの
ボケを使った表現もできない恐れがあるにょ。
しかし、RX100M3ではNDフィルターを内蔵しているのでその点は安心にょ。
(3)RX100といえばカテゴリ的にいえば高級コンデジとなるにょ。
高級コンデジはコンデジといっても価格が高価だし、普及クラスのコンデジと比べてセンサー
サイズは一回り大きくレンズも明るいため筐体も大型な機種も多いにょ。
昨今はコンパクト化が進んでいるミラーレスと比べるとセンサーサイズを考えるとあまり
サイズ面のアドバンテージはないにょ。
といっても、ミラーレスはレンズは別途必要な分だけ収納時のスペースは沈胴式のズーム
レンズを搭載しているコンデジの方が有利(ミラーレス用の交換レンズも最近は沈胴式の
ズームが作られているものの本体にレンズが収納されるわけではない)となっているにょ。
しかし、高級コンデジではユーザー層の違いからファインダーを覗いて撮影できるEVFの
需要が多いにょ。(ミラーレスでも着脱式のEVFを用意してそういったニーズに応えられる
機種が多い)
別にEVFがマニア向けという訳ではなく日中の撮影時では液晶画面を見ながらだと撮影が
しにくいというのもあるし、顔にくっつけて撮影することが可能になり三点倒立の要領で
安定性が増し撮影時にぶれにくいというのも大きなメリットにょ。
さて、EVFは大型なデジカメでは本体に搭載されることが多いけどそれは逆にいえばEVFを
内蔵することで本体の大型化に影響を与えているともいえるにょ。
そういうことを考えるとEVFは外付けの方が有利になるにょ。
しかし、外付けのEVFはその部分だけが出っ張る形になるため収納性が悪く使用する度に
付けたり外したりしなくてはならないにょ。(アクセサリーシューとの兼用タイプも多いし)
あと、外付けだと標準添付ではなくオプション扱いになることが多いけどオプションという
ものは大量に出るものはないため少量でも利益が出せるような価格設定になっていて比較的
高価になることが多いにょ。
内蔵型ならば筐体の大型化を招き外付け型ならば邪魔になるし買いにくいEVFだけどRX100M3
では従来機とほとんど変わらない筐体サイズで内蔵をしているにょ。
RX100は初代の時点で密度が高くEVFを内蔵するようなスペースなんてないためEVFを内蔵と
いうリーク情報が出たときはフラッシュの位置に持ってきてフラッシュは外付けになるの
ではという考えも出てきたにょ。
しかし、いざ発表してみるとフラッシュは位置は変わっているもののちゃんと内蔵している
ことに驚きにょ。
EVFを中央に持ってきた方が良いという意見もネット上では見られるけどRX100M3の筐体
サイズでは真ん中に持ってきたら撮影時は安定しなくなると思われるにょ。
さて、このようにRX100M3は従来機よりもレンズが明るくなりEVFを内蔵したにも関わらず
筐体サイズはほぼ維持しているにょ。
厚さは2.7mm厚くなったけどこれはチルド式液晶を搭載したのが大きく響いているにょ。
チルド式液晶も180度回すことで自分撮りなど使えるというだけではなくローアングルでの
撮影が容易になるというのが大きいにょ。
2軸回転さらに用途は広がるけど筐体の大型化にも繋がってしまうため妥当な線だと思うにょ。
これらの様々な改善によってRX100M3には弱点らしい弱点はほとんど無くなったにょ。
私は普段はソニーのWX100を持ち歩いているにょ。
これはポケットサイズで光学10倍ズーム搭載(発表時は10倍ズーム搭載のコンデジとしては
世界最小最軽量)だし、連写合成をすればコンデジとしては高感度の画質は優れているにょ。
twitter等で公開するような縮小前提ならばISO1600とかISO3200でもそれなりには使えるにょ。
しかし、このセンサーサイズで1800万画素は無理がある(1インチで約8000万画素相当)ため
日中屋外で低感度で撮影しても全然満足がいくレベルではないにょ。(twitterなどで公開
するくらいならば全然問題はないけど低感度でも塗り絵状態になっているため1800画素では
見るに堪えられないなくて普段は500万画素モードで撮影しているにょ。(これならば等倍で
見てもそれなりには見れるレベルだし、画質と重さのバランスを考えるとこれがベター)
もっとも、最初から撮影目的で出かける時はデジタル一眼を持ち出すため問題はないのだけど
そうではないときにはそれなりにまともな写真を得るためにミラーレスの購入も検討をして
いるにょ。
とはいえ、ミラーレスは小型なものでもレンズを付けたらそれなりのサイズになってしまう
ため出かけるときには常備したいと思えるレベルではないにょ。
そこでRX100が有用になるにょ。
やはり、このサイズでそこそこ高画質というのは大きなアドバンテージだからね。
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