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おちゃめくらぶ掲示板
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ポケットサイズPCにおけるポインティングデバイスのあり方について
iPadの画面サイズは指での操作を考えるといい感じなんだけど持ち歩いて気軽に取り出して
使うには大きいと感じるため電車やバスといった移動中に使用することが多い端末であれば
個人的にはポケットサイズの端末が望ましいと考えているにょ。
座ってじっくり使うならばある程度は大きい方が使い勝手がいいのは確かだけど立った
状態で使うならば小さい方が良いからね。
といっても小さすぎると使い勝手は悪くなるために使いやすいサイズというのは用途に
よって粗方決まってくるにょ。
ポケットサイズを求めるならば一昨日に書いたように画面サイズは5〜6インチクラスが
最大となるにょ。(これくらいなればWSVGAでも十分実用になる)
その時に問題となるのがキーボードとポインティングデバイスにょ。
キーボードはキーピッチの問題があるためポケットサイズのような小型のPCでは物理的な
制約が大きいけどそれに比べたらポインティングデバイスの制約は小さい(キーボードと
比べてどれでも大差はない)と考える人もいるのではないかと思うにょ。
しかし、本当にそうなのかを考えていくことにするにょ。
PCにおけるもっとも普及しているポインティングデバイスはマウスだけどノートPC本体に
ついているポインティングデバイスとなると人気(?)のタッチパッド、実力(?)の
トラックポイント(などのスティック型デバイス)が主に挙げられるにょ。
◎タッチパッドのメリット
・コストが安い
・メインテナンスフリー
・指先の移動距離と画面上での移動距離が比例関係にあるので慣れなくてもすぐ使える
◎スティック型デバイスのメリット
・ホームポジションから手を離さずに使える
・指先の移動距離が短くて済む
・画面の端から端まで素早く移動できる
どちらが良いかは結論を出すことはできないけどタッチパッドは「万人向けで安い」
スティック型は「使い勝手が良いけど慣れが必要」というのだけは確かにょ。
ただし、これらはテーブルや膝の上などに置いて使うことが前提となるために上記の
ようなポケットサイズのデバイス用としては適しているとは言い難いにょ。
「ポケットサイズのPCならばタッチパネルが付いているからそれでいいのでは?」と
考える人もいるけどマウスボタンの配置も重要となるし、タッチパネル以外のデバイス
との共存も重要となるにょ。
というわけで、ポケットサイズのPCにおいてポインティングデバイスはどのようなもので
あるべきかを考えてみることにするにょ。(今回は種類ではなく位置について重点を置いて
考えてみる)
Windowsでは古くからタッチパネルを採用したPCはあり、Win95 for PenServiceのように
ペン入力に対応したものも存在するにょ。
やはり、タブレット型がメジャーになったのはOSレベルでペン入力をサポートした
XP Tablet PC Edition 発売以降だと思われるにょ。
ただTablet PC EditionはProの上位SKUということで高価なタブレットPCにしか採用
されなかったにょ。(安価なタッチパネル採用機はポインティングデバイスとして
タッチパネルが使用可能というだけだった)
しかし、VistaではHome Basic以外のすべてのSKUでタブレット機能をもち7ではマルチ
タッチに対応するなどタッチパネル採用機はXP時代と異なり安価でかつ実用的に
なってきているにょ。
そういうことで、Win7ならばほぼすべての操作がペン(タッチパネル)で可能になった
わけだけどポケットサイズの端末ではスペック的に7は辛いし、XPならば快適に動作する
とはいってもXPのTablet PC EditonではなくHome Edition(のULCPC版)であるため
タブレット機能は有してないにょ。
したがって、たっちパネルはポインティング操作にしか利用されない機種も多くそのため
タッチパネルによる操作と既存のポインティングデバイスの共存が重要になってくるにょ。
PMのようにXPであるにも関わらずポインティングデバイスはタッチパネルのみでマウス
ボタンも付いてないというのはさすがに辛いからね。
ポケットサイズPCにおけるポインティングデバイスに関しては一昨年の5月17日に書いた
けれどどのようなPCが欲しいということから全般的に考えたためあまり詳しくは追求
していなかったということもあり今回はさらに掘り下げて考えてみることにするにょ。
本来ならばWin7で考えるべきなのだけど上記のようにWin7がまともに動作するポケット
サイズPCというのが皆無であるため今回はWinXPに限定して考えるにょ。(タッチパネルの
扱いが別物であるため7が主流になる頃には改めて考え直そうと思う)
というか、私自身がWin7をまともに使ってないので間違った考えをしている可能性もある
わけだしね。
さて、XP搭載のポケットサイズPCだけど上記のようにほぼすべての機種がタッチパネルを
搭載しているにょ。
そのタッチパネルは主にポインティングデバイスとして使用され一部の例外を除き
タッチパネル以外のポインティングデバイスも用意されているにょ。
そこで問題となるのはそのポインティングデバイスの種類と配置にょ。
XP(Home Editon)では基本的にタッチパネルだけで完結させるのは難しいために他の
ポインティングデバイスとの併用を考慮する必要があるにょ。
では、まず普通にポインティングデバイスを使う場合を考えてみるにょ。
ポケットサイズのPCであるということは立ってことが可能というのが重要になるにょ。
しかし、立って使う場合(両手に持って使う場合)と座って使う場合(テーブルや膝の上に
置いて使う場合)では使いやすいポインティングデバイスも変わってくるにょ。
座って使うならばなるべくホームポジションからずれないように真ん中にポインティング
デバイスがあることが望ましいのだけど立って使う場合はそうではないからね。
では、立って使う場合にはどのような位置にあるのが望ましいのか・・・?
立った状態でポインティングデバイスを操作するということはそのPCを安定した状態で
支えた上で使用することになるのでまずはどのように支えて使うのかということから
考えないといけないにょ。
そうなると考えられるのは2つにょ。
(1)片手で支えてもう片手でポインティングデバイスを操作する場合
(2)両手で支えてその支えた状態でポインティングデバイスを操作する場合
まずは(1)から考えていくと片手でホールディングできる重量や形状であるということが
必須条件となるにょ。
この時点で1kgに達し、片手で十分にホールディングできない普通のモバイルノートは
アウトにょ。(駅弁スタイルで使用するならば両手がフリーになるけどそういう使い方を
使用するというのはさすがに考慮しなくていいだろうからね。)
それがあるから、最初に「ポケットサイズ」という条件を入れておいたわけなので
ポケットサイズという条件を満たしている機種であればこの必須条件をほぼ満たせるの
ではないかと思うにょ。(薄くて1枚板のピュアタブレット型のPCであれば片方の腕で
支えることが可能ということでiPadのようなサイズでも立った状態で使えるけど)
ホールディングと一言で言ってもどのように持つかということも重要になるにょ。
片手で支えるとなると底面から鷲掴みにするのかサイドから鷲掴みするのかという2通りが
考えられるにょ。
サイドから支える場合にはよほど軽くて小さい機種でないと安定性が乏しいにょ。
重量が500gを越えればサイドから支える場合は重く感じるため筐体にグリップを設ける
といった感じの工夫が必要になるにょ。
ある程度のサイズや重量があれば底面から支えざるを得ないと思われるにょ。
このような片手ホールディングの場合は片手がフリーだからポインティングデバイスは
どこにあっても問題ないと考えられるけど安定性が重要となるためにポインティング
デバイスの位置はある程度限定されてくるにょ。
どの位置が良いかというと筐体の中心よりは支えている手の逆側、つまり、ポインティング
デバイスを操作する手の側にある方が良いと思われるにょ。
また、その際にマウスボタンの位置も重要になるにょ。
片手で支えるためにポインティング操作とマウスボタンの操作を支えてない方の手で
やらないといけないため片手で操作できるような位置に持っていく必要があるにょ。
ポケットサイズというにはやや大きいけど立って使うことを考慮した初期のリブレット
(Crusoeモデルではない方)は親指でポインティングデバイスであるリブポイントを
操作し、そして逆側(天板側)についているマウスボタンを中指、人差し指で操作
可能となっているにょ。
このようにマウス操作が片手ですべてできることが片手ホールディングにおいては
重要といえるにょ。(分散して行ってもいいけど自由が効かないホールディングしている
方の手でマウス操作をすべて行うというのは無理がある)
次に(2)を考えていくと(1)とは完全に異なることが分かるにょ。
というのも両手でホールディングをすると手の可動範囲に著しく制約ができるからにょ。
つまり、ホールディングした状態で指が届く位置にポインティングデバイスとマウス
ボタンを設置する必要があるからね。
両手持ちを普通に行えば両手とも親指のみがPCの上面に出てあとの4本はPCを支えるのに
使っていると思われるにょ。
したがって、ポインティングデバイスは片手の親指で、マウスボタンはもう片手の親指で
操作するという選択肢以外には考えられないにょ。(片手が完全にフリーになる片手持ち
とは異なり片方の手でマウス操作をすべて行うのは難しい)
底面にマウスボタンを設置すればこの限りではないけどそれだと両手持ちスタイル
以外では使用できないという問題が出てくるからね。(上面に普通にマウスボタンを
用意して、テーブルに置いて使う場合には底面のマウスボタンが無効化できる仕組みに
すれば良いだけの話だけどそこまで無駄なコストをかける意味は感じられない)
つまり、(1)は片手操作、(2)は両手操作が基本となり操作方法が異なるためどちらが
絶対的に良いというものではなく筐体形状(サイズ、重量)によって大きく左右されて
しまうにょ。
さて、次はいよいよタッチパネルを使用する場合のことについて考えることにするにょ。
普通は片手でペンを持ち片手で支えるという感じになると思うにょ。
そうなると右利きの人が使用するには左手一本で十分にホールディングできるような
形状と重量ということが重要になるにょ。(これは上記の片手持ちホールディングと
同じだけど)
あとは形状だけでなく重心の問題もあるにょ。(画面を押さえつけることになるため
それに耐えられる必要がある)
そうなると片手持ちスタイルで使用可能な機種が有利かというとそうでもないにょ。
まず考えないといけないのはなるのはペン1本でマウスボタンの機能を持つかどうかと
いうことにょ。
これはドライバでどうにでもなることだけどマウスの右ボタン、左ボタンに相当する
機能をペン1本で使えない機種もあるわけだし、すべてペン操作で行うよりもハード
ウェアであるマウスボタンによる操作の方が使い勝手がいい場合が多いからね。
そうなると既存のマウスボタンとの併用使用が快適にできるかどうかということが重要に
なってくるにょ。
とはいうもののペンを持った状態でマウスボタンの操作なんてできないので実質的に
支えている方の手でマウスボタンを操作することになるにょ。
片手持ちスタイルの機種だと片方の手のみでマウスボタンやポインティングデバイスを
操作するように作られている機種もあるため支えている方の手の側にはマウスボタンは
付いていない場合もありペンとマウスボタンの併用というのが出来ないこともあるにょ。
たとえば、初期のリブレットのように片手のみでマウス操作を行うPCにタッチパネルを
付けた場合はタッチパネルのみで操作を完結させる必要があるということにょ。
つまり、どのような配置にするのが良いのかというのはどのようにそのPCを使うのかという
ことで変わってくるというわけにょ。
だから、そのPCの使い方(どのように手に持って、どのように操作するのか)をあらかじめ
想定しないと良いか悪いかは判断ができないにょ。
ベストな使い方を想定するのが難しい場合は開発者が想定した使い方をされず、ユーザー
から批判を浴びることになるわけだから筐体を見てどのようにホールディングして
どのように操作するのが良いかということがユーザーに伝わるかどうかも重要となって
くるにょ。
私が使っているVAIO UXはキーボードやバッテリ駆動時間には不満を感じているけど
ユーザーにどのように使って欲しいかというメーカーの考えは良く伝わっている機種だと
思うにょ。
筐体形状を見ただけで両手持ちスタイルで使うのが明白だし、ポインティングデバイスも
右手でポインティング操作を行い左手でマウスボタンを操作できる(タッチパネルを
使用時は右手でタッチパネルを用いてポインティング操作を行い左手で同様にマウス
ボタンを操作できるというのが見ただけで分かってしまうからね。
縦横入れ替え時でも[+][−]キーがマウスボタンの代わりになるため上記の操作方法が
変わらないためポインティングデバイスとボタンの配置はかなり絶妙に感じるにょ。
これはUXの前身であるtype Uでも同じことがいえるにょ。
Viliv S5はそれらとは左右が逆であるため左手でペン操作するかマウスボタンを使わずに
ペンのみで操作を完結する必要があるにょ。
このようにポインティングデバイスとマウスボタンの位置によってどのように持って使う
のが良いかということが粗方判断が可能になってくるけどそうではない使い方をして
(つまりわざわざ使いにくい使い方をして)「位置が悪い」と言うのは正しいとは言えない
のではないかと思うにょ。(ユーザーにより良い使い方というのを上手く伝えることが
できなかったメーカーにも責任がないとはいえないけど)
今回はポインティングデバイスのみで考えたけど立って使う場合にはキーボードを使用
したときにどのように持ち方が変わるかも重要となり、キーボードを両手持ちで打つことを
想定した機種だと両手持ちホールディングを想定したポインティングデバイスの配置の方が
ベターといえるにょ。
片手持ちホールディングの機種だと持ち替えが頻繁に発生してしまうから立って使うことを
前提にして考えると良いとは言えないと私は考えているにょ。
この辺は「立った状態ではキーボードは操作しない」「片手でタイピングすれば問題ない」
「持ち替えが発生しても苦にならない」という人もいるだろうからあくまで私の個人的な
考えだけどね。
モバイルはどのように使うかで優劣が大きく変わってしまう上に自分に合うか合わないか
ということが重要になるため絶対的に優れた物というものは存在しないにょ。
したがって、良い、悪いを判断するときに製品の方向性を考慮せず、自分の価値観のみで
批判を行うようなこと(例えば「ポメラはテキスト入力しかできないけどせめてWeb閲覧
機能くらいないと駄目だろう」など)は正しいとは言えないと思うにょ。
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