レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
シングルコアの時代はもう終わり!?
新型デュアルコアAtom発表の予定
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20412064,00.htm
さて、デュアルコアのAtomといえば、ネットトップ用にすでにAtom 330があるし
PineView(ノースブリッジ内蔵版Atom)ではAtom D510があるにょ。
したがって、あえて新型と言うからには今までに無かったネットブック用として考える
ことができそうにょ。
さて、今までネットブック用のデュアルコアAtomが無かった理由は簡単であり、要は
ネットブックとして認められるにはシングルコアである必要があったためにょ。
もっと、具体的に言うとマイクロソフトがネットブック(ULCPC)に提供している安価な
Windowsを使うための要件が指定されたシングルコアCPU、メモリは標準1GB、HDDは250GB
(SSDならば32GB)、画面サイズは10.2インチ以下となっているからにょ。
つまり、その要件から外れてしまうと安価なULCPC用のWindowsは提供されず、通常の
価格のものを搭載する必要があるにょ。
ULCPC用が30ドル弱、通常のものが100ドル弱ということで価格差は70ドルになり、これは
ネットブックの価格(300ドル程度)から考えるとかなり大きな差になるにょ。
ネットブック用のデュアルコアAtomはいつでも出せるけどそのような面を考えると需要が
少ないために発売されなかったと思われるにょ。
では、なぜ需要が少ないと考えるのかというとOSの価格差は販売価格へとそのまま
反映されてしまうというためにょ。
ただでさえ、ネットブックの上には性能面でワンランク上になるCULVノートがあり、それ
と比べても200ドル程度の差しかないため70ドルも価格が上昇したら性能面を考えると
ネットブックの需要はないと思われるにょ。(さらにCPUの価格上昇を考えると差は130
ドルよりもさらに縮まるからね)
デュアルコアで性能がアップしようともセレロンSU2300と比べると大幅に性能が劣る上に
HD動画再生支援機能を持たないため性能差はCPUの差以上に大きくなるにょ。
それにCULVは基本がWXGAなのに対してネットブックは基本がWSVGAということである程度の
価格差がないと余計に中途半端な存在となり売れなくなってしまうにょ。
現状で大型化が進んだネットブックにおいてはCULVと棲み分けができるほど筐体サイズに
違いはないからね。
ただ、これがIntelの独断ではなくULCPCの要件の緩和であれば話は変わってくるにょ。
シングルコアのD410、デュアルコアのD510搭載のマザーボードの実売価格は1500円程度の
差ということで多く見積もっても2000円くらいのアップでデュアルコアCPU搭載機が
手に入るわけだからね。(ネットブックの売価における部品金額の占める割合とネット
ブックの要件を満たすことでCPUはほぼ半値で提供されるということを考慮した場合)
もしも、ULCPCの要件の緩和がなければ(OSの価格アップと合わせて)1万円アップになる
ことを考えるとかなりお買い得感は高いにょ。
所詮は低性能のAtomがデュアルコアになったところで・・・と考える人もいるかも
しれないけど低性能だからこそデュアルコア化の恩恵は大きいにょ。
恐らくこれでYouTubeのHD動画も720pであればCPUパワーでデコードできるようになると
思うからね。(2GHzオーバーのAtomに相当する性能を持つCoreSolo1.2GHzであと一歩
という感じなので)
とはいえ、これもOSがXPだったらという話なので搭載されるOSが7ならばCPUのデュアル
コア化はOSのオーバーヘッド増加分でほとんど相殺されてしまいそうだけどね。
それを考えるとプラスにはならないけど7搭載で明らかに性能不足となるネットブックが
ようやく7をまともに使えるだけの性能になるというだけの話にょ。
一昨年は日本をはじめとする先進国でシェアを大幅に拡大していたネットブックだけど
昨年はすっかり落ち着いたにょ。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/trend/20090819/1017874/
その背景にあるのは絶対的需要がそれほど大きいわけではなく欲しい人には粗方行き渡った
というのもあるし、買い換えの喚起をするほど明確な差があるモデルも登場しなかった
のも原因ではないかと思われるにょ。
では、ネットブックがデュアルコア化したら再びあのようなブームが訪れるかというと
私はそうは思わないにょ。
すでにネットブック登場時の頃とは状況が異なるからね。
OSの主流が7へと移り変わっていることとネットブックの上にはCULVノートがあるという
ことにょ。
さすがにシングルコアのAtomでは7の動作は快適とはいえず、XPは過去のOSとなりつつ
ある現状から考えるとデュアルコアは必然といえるけどシングルコアAtomで性能不足を
感じて買い換えを考えているユーザーがデュアルコアAtom搭載機を選択してくれるか
というと微妙だからね。
10万円を大きく下回る金額で1kg台前半の小型ノートPCがネットブックしか存在しなかった
頃とは異なりネットブックに2万円プラスすればそれより格段に高性能(1年前のモバイル
ノートに匹敵する性能)のCULVノートが手に入ってしまうしね。
とはいえ、買い換えならばシングルコアAtomからデュアルコアAtomへと乗り換えても
メリットは小さいけど新規購入ならばやはりCULVノートとの価格差は小さくないために
デュアルコアAtomは有用にょ。
しかし、上記のようにWin7ではYouTubeのHD動画も厳しいかも知れないという現状が
待ちかまえているにょ。
多少高価でも再生支援によってフルHDの動画が再生できるというメリットがあるために
CULVノートに流れるのではないかと思うにょ。(IONならばそのCULVのアドバンテージは
無くなるけど価格上昇も同時にあるために微妙か)
ULCPC用のXPは7発売から1年間、つまりあと半年で提供が終了してしまうにょ。
AtomはXPであれば十分な性能を持つけど7では十分とはいえないにょ。(シングルコアで
現在最底辺の性能であるセレロン743と互角の性能となる3GHz近いAtomが必要になる)
ポケットサイズの小型端末であれば他の選択肢も存在しないということで妥協して使う
こともできるけど安価な小型ノート(アンダーA4サイズ)はネットブックしかないという
わけではないからね。
ULCPCの要件が緩和されデュアルコアAtomを搭載したネットブックが発売されれば確かに
売上は上向きの可能性があるけど現在下降しているのに歯止めを掛けるのが精一杯では
ないかと思われるにょ。
とはいえ、ネットブックがデュアルコア化されればその時点でPCにおいてシングルコアの
時代はほぼ終わりと言っても過言ではないにょ。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板