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おちゃめくらぶ掲示板
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VAIOがやられたようだな。ククク…奴は四天王の中では最弱…
ソニーが「VAIO」ブランドで展開していたPC事業を売却
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140206_634170.html
ソニーのパソコンといえば思い出させるのはHITBITブランドにょ。
主にMSXで構成されていたHITBITだけどSMC-777のように独自の8bitパソコンも作っていたにょ。
4096色中16色表示が可能で3.5インチFDDを世界で初めて内蔵したなSMC-777は当時の8bit
パソコンの中では最強だったけど残念ながらPC-88(NEC)、FM-7(富士通)、X1(シャープ)
といった御三家にはシェアで勝つことができなかったにょ。(当時のパソコンはMSXのように
メーカー統一規格のものを除いてメーカーごと機種ごとに動作できるソフトが分かれていた
ためシェアを獲得できるかどうかはソフト供給の面でも重要となっていた)
MSXを終了から約10年後の1997年にVAIOブランドでソニーはPC事業に参入したにょ。
大手国内メーカーとしては参入が遅かったけどソニーが得意としていたAV関係を強化した
VAIOシリーズはファンに受け入れられたにょ。
当時はWindowsが普及によって8bit時代のような各社の特長があまり見られなくなったからね。
VAIOブランドの主流となったのは505シリーズだけどVAIOの魅力となるのはやはりC1やUと
いった小型のモバイルノートにょ。
C1は当初1024x512という変則解像度だったけど後継機では1280x600になったにょ。
これは使いやすいキーボードの大きさから筐体サイズを決めてそれで液晶サイズが決まった
ためこのような他では見られないような超ワイドになっているにょ。(その理念はVAIO Pの
誕生にも繋がった)
Uシリーズの前にあったのはVAIO GT(2000年)にょ。
超小型のPCにビデオカメラを付けたようなその筐体はPCとしては決して使いやすいとは言い
難かったけど新しいPCの使用方法の方向性を見せてくれたにょ。
そのGTからカメラを取っ払ったような超小型PCがVAIO U1(2002年)にょ。
当初はCrusoe搭載でWinXPの動作は快適とは言えなかったVAIO Uだけどシリーズ最終となった
U101ではCeleron 600AMHz(Baniasコアのセレロン)を搭載しており性能が一気に上がった
ため現状でもU101を愛用している人も多いにょ。(漫画家の赤松健先生もU101にWin7を入れて
現役使用している)
そのあと登場したtype Uシリーズ(2004年)はキーボードを取っ払ったピュアタブレット
スタイルで軽量化したPCにょ。
タブレットPCはWin95の頃からすでにあったけど多くは法人向けであり、個人向けのものは
ほとんど無かったにょ。
type U登場の2年後の2006年にマイクロソフトが提案したOrigamiが登場したけど結局すぐに
消滅して、まともにタブレットPCが個人向けとして受け入れらてきたのはiPadのヒットや
タブレットでの操作に適したWin8が普及してからとなり、2013年がWindowsタブレット普及
元年といっても過言ではないにょ。
Windowsを物理キーボード無しで使うというのはそれくらい不便なものなのでtype Uの後継
となるUX(2006年)はスライド式のキーボードが搭載されたにょ。
私もUX90を持っているけどこのスライド式キーボードの使いにくさは尋常ではないにょ。
このハガキサイズのPCにCore Solo 1.2GHzという当時の一般的なモバイルノートと同じ
CPUを搭載したことは評価するけど当初メモリが512MB固定だった(Vista登場後に1GB固定に
なった)ことやストレージとなる1.8インチHDDが激遅だったこともあり快適に使用できる
マシンとは言い難かったにょ。(ストレージに関してはWinXP搭載PCとしては世界初のSSD
内蔵モデルも用意されていたけど当初は16GBという少なさにくわえて非常に高価であった
ため選択肢になりにくかった)
VAIOの魅力というのは万人向けではなく尖ったところにあると思うにょ。
すでにPCは一般家庭に普及しておりどのメーカーを選んでもスペックの面で大差はないと
いう時代になってきているにょ。(デザインやサポートで選ぶというのも1つの方法と
なっている)
そんな中でVAIOを選択するというのはソニーブランドの力もあるけどそれにくわえて
尖った部分に魅力を感じるからにょ。
しかし、今回のPC事業委譲によってそれは大きく変わる可能性が出てくるにょ。
90年代から2000年代にかけてはPCは成長ビジネスで多くのメーカーがPC事業に参入をして
きたにょ。
しかし、価格の低下による薄利多売が求められてきているため部品調達の合理化を図る
ため吸収、合併するメーカーも増えたにょ。
その中でも大きかったのはヒューレットパッカードとコンパックの合併にょ。
両者とも世界有数PCメーカーだったためそれによって一気にトップシェアになることが
できたにょ。
低価格化に歯止めをかけるためインテルもUltrabookを提案してきたり、Win8登場により
タッチパネル搭載などの付加価値を付けるなどの方法もとってきたにょ。
低価格化だけではなく近年はPCそのものがマイナス成長に転じているのが厄介にょ。
これは家庭内にPCが十分普及したというのもあるにょ。(スマホやタブレット端末で十分で
あえてPCを使わないというユーザーも中にはいるし)
PCがテレビや冷蔵庫のように成熟した製品となったので壊れたりしない限りは買い換えない
という人が増えたのも理由だと思われるにょ。
ただし、今期(2014年1月〜3月期)においては4月にWinXPがサポート終了するためXPからの
買い換え特需が発生するし、国内においては4月からは消費税がアップするためその前に
買い換えるという人もいるため前年比では過去に例のないくらいの驚異的なアップになる
と予想されているにょ。
ただし、これは完全地デジ化の際のTVの売り上げと同じく一時的な特需はその後の反動が
やってくるにょ。
ただでさえマイナス成長なPCがその反動で売り上げ大幅減となれば企業の存続に関わる
レベルになるにょ。
そうるすると今回の委譲はタイミング的にはベストだったかもしれないけどソニーの
手から離れたVAIOに価値があるのかは微妙にょ。
ユーザーとしてはVAIOブランドではなくソニーブランドとして購入していた人が大半
だろうし、上記のようにソニーらしい尖った部分に魅力を感じる人も多いだろうからね。
VAIOを譲渡された日本産業パートナーズは新会社を設立してVAIOブランドを維持する
みたいだけどそこにソニーの血がどれだけ受け継がれるかが問題にょ。
PCメーカーとしては有名なIBMも自社ブランドのThinkPadをレノボに売却したのは記憶に
新しいことだと思うにょ。
IBMといえば現在のWindows PCの原点となったPC/ATを作り出したにょ。
PC/ATは仕様書を公開して多くのメーカーが互換機を作ったけど日本語に対応してない
部分も漢字ROMなどのハードウェアによってを日本語に対応したAXパソコンが登場した
ものの普及はしなかったけどCPUが高性能化したことによってソフトウェア的に日本語に
対応させたDOS/Vマシンが登場し、そして、Windowsの普及によってAT互換機は普通に
日本でも受け入れられるようになったにょ。
そのIBMのThinkPadシリーズもレノボに売却された時はどうなるか心配していた人も
大勢いたにょ。
そして、先日発表されたThinkPad X1 Carbonを見てもう違うメーカーになったという
ことが確信できたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/20140110_630300.html
ThinkPadといえばキーボードの出来は業界でもトップレベルだったけど7段あった
キーボードが6段に変わっただけではなく今回の新モデルでは5段になったにょ。
ファンクションキーは適応型キーボード(ソフトウェアキーボード)に変わってしまった
わけだけどファンクションキーが無くてもCtrlキーと組み合わせて使えば同じことは可能
だけど使いやすさという面では劣ってしまうのは否めないにょ。
そうなると、VAIOブランドがすぐにどうにかなるというわけではないけどコアユーザーに
受け入れられるような尖った機種は今後は出なくなる可能性が極めて高くなったと言え
そうにょ。
ブランド価値というのは何もないところに生まれるのではなく支持するユーザーが居て
こそ生まれてくるにょ。
万人に支持されるというのも重要だけど万人向けというのは尖った部分がなくそれを
強く支持する人もあまり居ないにょ。
尖ったものだらけだとさすがにコアユーザーにしか支持されないけどそういう尖ったものは
必ずしも利益に繋がるとはいえないため合理化の際には切り捨てられる可能性が高くなって
しまうにょ。
新しく作られる会社がどのような方針でいくかは微妙だけど現在のソニーと同じことを
やっても赤字改善ができるとは思えない(ソニーは他業種の黒字があったからこそ赤字
部門のPC事業を存続できていた)ので利益が取れる方向にするしかないからね。
これで国内大手PCメーカー四天王(?)のうちNECとソニーのPC部門が無くなった
(NECはレノボとの合弁会社であるため厳密には無くなってはない)わけだけどこれは
国内PCメーカーが海外シェアをほとんど獲得できてないため仕方がない面もあるにょ。
これはPCに限ったことではなくケータイやスマホに関してもほぼ国内でしか販売ルートを
持たない(販売ルートがあっても価格がボトルネックになって海外ではほとんど売れて
ない)メーカーばかりとなっているにょ。(PCは自動車ほど日本メーカーのブランド力は
ない)
そんな中でもソニーは比較的海外でも売れていたPCメーカーだったけどそれでも厳しい
というのが昨今のPCメーカーの現状ということにょ。
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