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おちゃめくらぶ掲示板
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果たして4Kの時代はやってくるのか?
Dellの23.8インチの4Kモニタが10万円を切る価格でAmazonで予約受付中とのことにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131211_627258.html
現時点では129980円となっているけどそれでも4Kモニタとしては安いにょ。(普及させる
ためには少なくとも5万円を切らないと厳しいのでようやく個人の手に届くレベルまで
下がったというだけのことだけど)
90年代後半Win95〜98の時代にはPC用モニタは15インチCRTではXGA(1024x768)、17
インチCRTではSXGA(1280x1024)が主流だったにょ。(当時は液晶モニタが10数万円
していたし、解像度も低かったし、応答性も悪かったのでまだあまり普及していなかった)
2000年代に入り液晶モニタの価格が下がり当初は17インチSXGAが主流だったもののワイド
モニタが徐々に普及していき19インチWXGA+(1600x900)が主流となり、ここ数年では
22〜24インチフルHD(1920x1080)が主流となっているにょ。(ちなみに私は15インチ
CRT→17インチCRT→22インチWSXGA+液晶→22インチフルHD液晶で現在に至っている)
フルHDの主流の時代は長く続くかと思われたけどここ最近になって状況が変わりつつある
感じにょ。
それはタブレット端末の高精細化していることからも分かると思うにょ。
ノートPCにおいては長らくXGAが主流の時代が続きXP時代にWXGAモニタが主流になってから
現時点でもまだ主流はWXGAにょ。
◎WXGAが主流の時代はいつまで続く・・・?
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/2953
ノートPCにおいて長らくWXGAの時代が続いたというのはWinXPでは96dpiを前提にソフトが
作られていて高dpiで使用することを考えておらず、柔軟なスケーリングには対応して
いなかったということが原因にょ。(高精細な画面で使えば単純に小さく見えにくくなって
しまうことになる)
これはVista以降変わったにょ。
そして、7、8とさらにスケーリングは改良されてWin8.1では8からさらに進化してモニタ
ごとにスケーリングの設定が可能になったにょ。
つまり、マルチモニタであっても異なるdpi設定で使用することが可能になり、高解像度の
モニタは高精細なモニタとして使用することが可能になったにょ。(高精細なモニタを使った
場合でも表示画面自体が小さくなることはなく文字が読みやすくなる)
つまり、スケーリングの問題が改善されタッチによるUIが普及することによって高精細化が
進んでいるというわけにょ。
タッチといえばまず真っ先にスマホが思い浮かぶと思うし、現時点では高精細化においては
個人使用の端末ではもっとも進んでいるにょ。
iPohone4では登場時に326ppiのRatina液晶を強くアピールしたわけだけどすでに国内に
おいてもガラケーでは300ppi近い高精細液晶が主流になっていたにょ。
iPhone5は精細度は据え置きで画面サイズを大きくして解像度を高めたけどAndroidスマホ
においては高精細化が進んでおりハイエンドモデルはフルHDが主流になっているにょ。
5インチでフルHDならば441ppiに達するにょ。
では、どこまで高精細なものが必要になってくるのかというと使用距離が重要にょ。
人間の目では概ね分解能は約1分とされていてこれは30cmの距離だと約300dpiに相当するにょ。
私も実際に自分の目で確かめてみた結果300dpiくらいの測定結果になったにょ。
◎本当にiPhone4の液晶は人間の目を越えているのか・・・?
http://6407.teacup.com/ochame/bbs/2475
距離が30cmではない場合は「300dpi」というのは距離に反比例した値になるにょ。
例えば60cmならばその半分の150ppiくらいの精細さが求められるということにょ。
ケータイやスマホというのは基本的に顔からの距離が近くなりがちであり、20〜30cm程度で
使う場合も多いのではないかと思われるにょ。
30cmで300ppiならば20cmならば450ppiとなるにょ。
5インチでフルHDのスマホならば普通の使い方をする限りではすでに十分なレベルに達して
いると言えそうにょ。
タブレットならば30cmで300ppiあれば十分にょ。
これがノートPCならば50〜60cmであるため普通の使い方をする限りでは150〜180ppi程度
あれば十分となりそうだけどこれはWindows8以降タッチによるUIが強化されたためタッチ
パネルを搭載のPCが増えているにょ。
タッチで使うならば使用距離はタブレット端末と同じく30cm程度となり、300ppiくらいの
精細さが求められてくるにょ。
これは一般的な15.6インチのノートPCならば4K(3840x2160)で282ppiとなり概ね300ppi
といっていいレベルとなるため「ノートPCで4K」というのは高精細すぎるというわけ
ではないにょ。
では、冒頭に戻り23.8インチ4Kとなると185ppiとなるにょ。
これでが十分といえる精細度になるためには画面との距離は50cm程度となるにょ。
この距離は一般的な使用環境といえるのではないかと思われるにょ。
したがって、この精細度ならばタッチ無しだと十分といえるわけにょ。
デスクトップPCもノートPCも4Kという解像度は過剰なものではないということが分かったと
思うけどやはり現時点では一番の問題はコストにょ。
大画面の高精細モニタは高コストになりがちだからね。
これが同じ精細度でもモニタサイズが小さければ歩留まりが良いためコスト面で有利に
なるのでタブレット端末では高精細なモニタを搭載でも低価格で販売されているにょ。
ただし、精細度が上がるとバックライトの透過率が悪くなりがちなのでその分だけバック
ライトを明るくする必要があるためバッテリ消費量が大きくなり、駆動時間が短くなったり
それを防ぐためバッテリ容量を増やした場合には重量増となるにょ。
そのためコストだけではなく重量や駆動時間との兼ね合いもあるため高精細な端末はある程度
限られているにょ。
それでは、TVはどうなのかというとTVのサイズは40インチ超が主流になってきているため
フルHDでは十分とは言えなくなっているにょ。
TVにはどれくらいの精細さが求められるかというとTVはPCやタブレット端末とは異なる
基準が必要にょ。
それはPCやタブレット端末では一部分を注視するという使用方法が主流であり、全体を
眺めて見るという使用方法は行わないけどTVの場合は全体を眺めるという方法が主流と
なっているからね。
つまり、TVの適正使用距離というのはTV画面全体が視野に収まる距離ということがいえる
わけにょ。
適正距離を求めるためには人間の目の視野角がどの程度かというのが必要になってくるにょ。
ところが、人間の目というのはカメラのレンズで何mmくらいというのは具体的にいうことは
できないにょ。
単純に認識できるかというレベルであれば人間の目は左右180度以上が見えているにょ。
しかし、それは眼球をフルに動かした状態であり、実際にある程度はっきり見えている部分は
全体のごく一部にすぎないにょ。
注視した場合は超望遠レンズ並の画角となるにょ。
例えば30cmの距離からPCのモニタ上の1点を注視したとするにょ。
そこから10cmくらい左右の文字が眼球を動かさずに普通に読めるかというとそうではなく
見えてはいるけどよく分からないという状態になっていることが分かるにょ。
一般的には注視ではない普通に見た場合のある程度認識できる部分というのはカメラでいえば
50mmの標準レンズくらい(対角線画角で45度前後)となっているにょ。
もちろん、この範囲より外は見えてないというわけではなく視野の中心点から外れるごとに
徐々に見えにくくなっているだけにょ。
これが分かれば距離が求められるにょ。
画角45度ならば 画面のインチ数/2/tan22.5°となるにょ。
tan22.5°≒0.4142… なので、40インチのTVならば約122.6cmとなるにょ。
40インチ4Kモニタは110ppiなので人間の目の分解能から考えると82cm以上離れてから見た場合
には十分となるため40インチ、4KのTVは十分な高精細といえるにょ。
これがフルHDならば、164cm以上離れて見る必要があるため十分とは言えないにょ。
では、40インチよりも大きいTVならばどうかというとインチ数が増えれば鑑賞距離もそれに
比例して遠くなるため4Kならばインチ数に関係なく十分と言えるにょ。
これはあくまで人間の目が50mmレンズくらいの視野角と考えた場合なのでこれがもしも35mm
くらい(対角線画角60度程度)とすると40インチのTVならば約88cmとなるにょ。
この場合でも十分な高精細といってもいいにょ。
つまり、TVにおいてはフルHDでは精細度は十分とは言えないけど4Kならばインチ数に関係なく
十分と言えるわけにょ。
ただし、現時点では同じ解像度であってもインチ数が大きくなるほど割高となっているにょ。
普及させるならば現時点の価格では到底無理であり、中心価格帯が10万円台にまで下落する
必要があるにょ。
懸念となるのは地デジの普及によってTVの総入れ替えが行われたことであり、一般的にみて
TVは壊れるまで買い換えないという人が多いと思われるにょ。
2020年の東京オリンピックに向けて4KのTVを売りたいであろうメーカーだけどそこまで売れる
ことはなく2020年に正式に開始予定となっているスーパーハイビジョンがある程度普及して
から(2020年代後半)になりそうにょ。
液晶そのものの劣化はなくても基板の故障などがあるため10年程度で故障する可能性が高く
なると考えると2020年代後半には地デジで普及したTVの買い換え需要がありそうにょ。
その頃にはTVは4Kが当たり前、PCも4Kが当たり前という時代になっているかもしれないにょ。
スーパーハイビジョンの時代にはハイエンドなTVは8Kになっていると思われるけど計算上では
4Kの時点で十分な精細度となっているため4Kと8Kの差はフルHDと4Kの差よりも遙かに小さい
ものとなるにょ。
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