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おちゃめくらぶ掲示板

1757御茶目菜子:2013/10/23(水) 23:57:36
新型iPad発表!Airとminiはどちらが良いのか?
Appleが第5世代iPadとなる「iPad Air」。第2世代iPad miniとなる「iPad mini Ratina
モデル」を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20131023_620522.html

まずは、iPad Airを現行モデルと比較してみるにょ。

        iPad Air      iPad(2012)
画面サイズ   9.7インチ      9.7インチ
画面解像度   2048x1536      2048x1536
        264ppi       264ppi
プロセッサ   A7         A6X
メモリ     不明        1GB
カメラ     前面1.2M、背面5M  前面1.2M、背面5M
バッテリ容量  32.4Wh       42.5Wh
駆動時間    最大10時間     最大10時間
サイズ     169.5x240x7.5mm   185.7x241.2x9.4mm
重量      469g        652g
価格      16GB 51800円    16GB 49800円
        32GB 61800円    32GB 59800円
        64GB 71800円    64GB 69800円
        128GB 81800円    128GB 79800円
 ※重量と価格はWi-Fiモデルを記載
http://japanese.engadget.com/2013/10/22/ipad-air-ipad-retina-2012/

これを見ると主に変わった部分といえばプロセッサとサイズ、重量にょ。
プロセッサはA6XからiPhone 5sに搭載されている64bit対応のApple A7プロセッサへと変更
されたにょ。
これによって、CPU、GPU性能が最大2倍になっただけではなくiOS7は64bit対応でありその
性能を発揮することが可能になっているにょ。

しかし、iPad Airの特筆すべきはサイズ、重量にあるにょ。
液晶のサイズは変更になってないもののベゼル幅が狭まり本体の短辺は16.2mmも小さく
なったにょ。(長辺は1.2mmでありあまり変わっていない)
そして、9.4mmだった厚さも7.5mmになったにょ。
これは20%以上の薄型化であり、見た目ではっきりと違いが分かるくらい薄型化されて
いるにょ。
そして、652gあった重量は何と469gへと変わったにょ。
これは3割近い軽量化であり、本体の小型化だけでは説明が付かないにょ。

軽量化の主な理由となるのはバッテリ容量を小さくしたことにあると思われるにょ。
iPadの2012年モデルのバッテリ重量は分からないけどiPad2の段階で24.8Whで148gの
バッテリを搭載していてRatinaモデルでは重量が51g重くなったけどバッテリが42.5Whに
なっていて重量増がすべてバッテリ増によるものだとすると第4世代iPad(2012年モデル)の
バッテリ重量は200g程度と予想できるにょ。
それが、32.4Whへと変わったのならば単純計算で約50gの軽量化ができバッテリの電力量の
高密度化が行われているならばさらなる軽量化が可能になるにょ。(ここまでバッテリ
容量を減らして従来と同じく最大10時間の駆動時間を実現しているため全体的な省電力化が
行われていると思われる)
しかし、それでも500g台にするのが精一杯であり、469gを実現するためには筐体そのものの
小型化による軽量化を合わせてもそれ以外の部分での軽量化があると考えられるにょ。
この辺は発売後に分解レビューが行われるだろうからそれを見ないと判断はできないにょ。

価格については、5年くらい前までは同一価格ならばNANDフラッシュメモリは年率2倍程度の
容量になっていたためiPod touchやiPod nanoでは前年の2倍の容量でほぼ同一価格という
状態が続いていたにょ。
しかし、フラッシュメモリが最先端の製造プロセスを使いMLCが当たり前になってからは
同一価格で容量2倍は無理になっているにょ。
とはいえ今回は同一容量で価格維持どころか価格引き上げになっているにょ。
Apple製品は少し前までは円高であったため1ドル=85円くらいの価格で国内では販売されて
いたにょ。
それが最近の円安を反映して今年になってからは1ドル=100円で価格改定を行ったにょ。
そのためiPadの16GBモデルは42800円だったのが49800円へと変わっていたにょ。
今回はそれからさらに値上げがあり1ドル=105円くらいの感じの価格設定となっているにょ。
これは円安を考えるとやむを得ないのではないかと思われるにょ。(少なくとも今後数ヶ月は
この価格で販売を行うため1ドル=105円程度になると考えているならば当然のこと)


次にiPad miniを現行モデルと比較してみるにょ。
それと対抗となるNexus 7(2013年版)も比較してみるにょ。

        iPad mini Ratina  iPad mini(2012)  Nexus 7(2013)
画面サイズ   7.9インチ      7.9インチ      7インチ
画面解像度   2048x1536      1024x768      1920x1200
        326ppi       264ppi       323ppi
プロセッサ   A7         A5         Snapdragon S4pro
メモリ     不明        512MB        2GB
カメラ     前面1.2M、背面5M  前面1.2M、背面5M  前面1.2M、背面5M
バッテリ容量  23.8Wh       16.3Wh       15Wh
駆動時間    最大10時間     最大10時間     最大9時間
サイズ     134.7x200x7.5mm   134.7x200x7.2mm   114x200x8.65mm
重量      331g        308g        290g
価格      16GB 41900円    16GB 32800円    16GB 27800円
        32GB 51800円    32GB 42800円    32GB 33800円
        64GB 61800円    64GB 52800円
        128GB 71800円
 ※重量と価格はWi-Fiモデルを記載
http://japanese.engadget.com/2013/10/22/ipad-mini-retina-ipad-mini-nexus-7-2013/

iPad Ratinaの469gという軽量化は驚くべきことだけどやはりもう1つの注目はRatina液晶が
採用されたiPad mini Ratinaモデルにょ。
前モデルと同じ7.9インチというサイズでありながらRatina iPadと同じ2048x1536ドットと
なっているにょ。
これは精細度でいえば326ppiであり、Nexus 7の2013年モデルの323ppiを越えるものと
なっているにょ。
326ppiというのはRatina液晶を搭載したiPod touchやiPhoneと同じ精細度にょ。
手元にそれらがある人はその精細度を維持したまま7.9インチになった状態を想像してもらえば
分かりやすいのではないかと思うにょ。

昨年発売されたiPad miniの2012年モデル(以下「初代miniと略す」)にRatina液晶を搭載
しなかった理由として考えられるものを昨年の10月24日に書いたにょ。

 iPad miniはライバルに勝てるのか?
 http://6407.teacup.com/ochame/bbs/3593

初代miniはスペックを見ての通りiPad 2を小さくしたような感じにょ。
これは画面解像度、メモリ、プロセッサがiPad 2を踏襲しているためにょ。
それが今回は同時発表されたiPad Airとほぼ同じスペックになっているにょ。(A7チップの
動作クロックまで同じという保障はないけどA6XとA5ほどの差があるとは思えない)
Ratina液晶を単に搭載するだけならば初代miniでもできたはずだけどそれをやらなかったのは
A5では十分なパフォーマンスがないためだと言えるにょ。
A6Xを採用すると消費電力で不利になるし、精細度を上げれば上げるほどバックライトの
透過量が落ちるためより高輝度にしなければならずさらに消費電力で不利になるからね。

初代miniではRatina液晶採用の要望が多くあり今回の採用に繋がったのだけど消費電力
アップは免れず駆動時間が短くなってしまうにょ。(性能面ではA7チップ搭載によって
CPU性能は最大4倍、GPU性能は最大8倍になっているためそれほど高解像度に耐えられる
と思う)
そこで取った措置はバッテリ容量の増加にょ。
16.3Whから23.8Whへと46%アップすることで従来通り最大10時間の駆動時間を実現して
いるにょ。
その代償になったのは重量と厚さにょ。
308gから331gへと28g重くなり、7.2mmから7.5mmへと0.3mm厚くなったにょ。
これはぱっと見た感じだとあまり違いが分からないけど両方を持った場合には分かる程度の
差と思われるにょ。

今回のRatinaモデルの最大の弱点は価格にょ。
初代miniも第4世代iPadと同様に円安によって16GBモデルは28800円だったのが32800円へと
価格変更が行われたにょ。
iPad Airは1ドル105円程度の計算によって従来と比べて2000円価格が上昇しているのだけど
miniの場合はRatinaと初代の価格差は約9000円(16GBモデルが8900円でそれ以外は9000円)
あるにょ。
2000円が円安によるものだとしてもそれ以外でも7000円も上昇しているのは腑に落ちない人も
いるのではないかと思われるにょ。
その1つの要因がRatina液晶採用によるコストアップにょ。
具体的にいくらかは分からないけど9.7インチで3000円〜4000円のコストアップになるため
7.9インチならば2000〜3000円程度のコストアップになるのではないかと思われるにょ。
初代miniはiPad2の枯れたパーツ(減価償却がほぼ完了しているであろうA5チップに加えて
当時としても少なかった512MBのメモリなど)を採用していたためそれと比べると1000円〜
2000円程度のコストアップになると思われるにょ。
つまり、トータルでは3000〜5000円のコストアップはあるといえるにょ。
間をとって4000円とすればApple製品の場合は部材コストは売価の半値くらいになるため
4000円コストアップは売価だと7000円程度のアップになるためこれは想定の範囲内の価格
といえるにょ。

ライバルであろうNexus 7は2013年モデルでは2012年モデルの19800円という破格の安さから
一転して27800円という価格になったにょ。
この価格アップは円安だからという範疇を越えているけどWXGAだった液晶モニタがフルHDに
なったりとか、従来は無かった背面カメラが搭載されたりとかコストアップに繋がっている
部分があるためiPad mini Ratinaモデルのようにやむを得ない部分があるにょ。
しかし、iPad mini Ratinaモデルは、高価格になりお買い得感が薄れてしまったNexus 7より
なお高価というのは厳しいにょ。
比率で考えると45%高価(16GBモデルで初代miniが28800円でNexus 7が19800円)だったのが
51%高価(mini Ratinaモデルが41900円でNexus 7が27800円)であるため相対的には6%高価
になっただけだけど金額でいえば9000円差だったのが14100円差になったわけだからね。
32GBモデルに関しては18000円差であり、Nexus 7の32GBモデルの方がiPad miniよりも
8100円安いという状態になっているにょ。
初代miniは解像度でNexus 7(2012)に負けていたのに対して、iPad mini Ratinaモデルは
Nexus 7(2013)を上回っているしこの価格差であっても十分に勝機があるのではないかと
思われるにょ。(電子書籍用途ならば16:9よりも4:3の方が画面の余白が少ないためよりその
差は大きくなる)
ただし、最近は1万円台のAndroidタブレット端末もスペック面(解像度やプロセッサの面)で
十分使えるレベルになってきているためあえてNexsus 7を買う人も少なくなるだろうし、
それよりも高価なiPad miniだとAppleファンかブランド力(もしくはアプリ)で惹かれる人
に限られてくるのではないかという考えも出てきてしまうにょ。



上記のように今回はiPadもminiもフルモデルチェンジといってもいいくらいの変更にょ。
従来だと(iPadと比べて相対的に)安くて小さいけど解像度やプロセッサ性能が低いため
というのが難点だったminiだけど今回はiPad Airと同じRatina液晶でA7プロセッサを搭載
しているためそのジレンマもなくなったにょ。
Ratina液晶の本領を発揮するのは写真や電子書籍閲覧時などある程度限られるけどそれ以外
でも高解像度の方が視認性がアップするため他に失うもの(駆動時間が短くなったりとか)が
ない限りは高解像度の方がいいに決まっているにょ。
iPad AirとiPad mini Ratinaの違いはほぼサイズと重量だけになっているため自分にあった
大きさで選べばいいので簡単にょ。
小さい方が約1万円安く買えるという単純な話にょ。(サイズくらいしかパーツ自体のコストで
変わる部分がないため大きな価格差は生まれない)

Ratina液晶が欲しいから消去法的に9.7インチのiPadを選ぼうと考えていた人には今回のminiの
Ratina液晶採用は非常に歓迎すべきだけど安いiPadが欲しいからminiにしようと思っていた人
には高価になってしまったのは残念な部分かもしれないにょ。
しかし、今のところ初代miniも併売されるため安いのが欲しい人はそちらを買うというのも
ありだと思うにょ。
ただし、個人的にはRatina液晶を見てしまうとその4分の1の画素数しかないXGAの初代miniは
買う気が失せてしまうのではないかと思うにょ。
またXGAという解像度は許容できもiPad2相当の性能ではすぐにスペック不足になりそうにょ。
そうなると単純に大きさ(重さ)で選べばいいとはいえかなり悩ましいのではないかと思うにょ。
サイズは9.7インチでいいけど従来は600g以上あり重かったということで敬遠していた人でも
469gならば許せるという人も多いだろうからね。
その辺の許容範囲は人によって異なるため興味がある人は実際に売り場に行って確かめてみる
のが一番にょ。




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