レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
おちゃめくらぶ掲示板
-
恐竜はアンドロイドの夢を見るか
リナザウの後継モデルとして期待されたNetWalkerだけどやはり筐体サイズが大きいこと
そして(リナザウと比べて)重いことさらにはキーボードのタッチ感が特殊であることが
問題点となったにょ。
キーボードも慣れれば問題ないとはいえ、シーソー方式でありキーの中央部分を叩かな
ければ打ちもらしをしてしまうというのは個人的にはあまり好きではなかったにょ。
さて、そんなシャープがまたしても新しいクラムシェル端末を発表したにょ。
auからはスマートフォンIS01として発売され、シャープからはキャリア縛りのない
JN-DK01が発売されるにょ。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100330_kddi_android_is01/
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100330_357935.html
83x149x17.9mm、227gというのはサイズ面でNetWalkerへの置き換えを断念した人には
朗報にょ。
スマートフォンとしては大きいけどPDAとして考えるとそうでもないにょ。
リナザウSL-C3200と比べると横幅こそ2cmほど大きくなっているけど厚さと重さは概ね
3分の2しかないから体感サイズはかなり小さく感じそうにょ。
さて、肝心のキーボードだけど上記IS01のレビューを見ると「同社の『NetWalker』の
反省を生かして、タッチ感を重視したパンタグラフキーボードを採用しています。」
ということでキータッチに関しては改善されてそうにょ。
NetWalkerのシーソー方式はかなり不満の声が大きかったせいかもしれないにょ。
ただ、個人的に一番の気になるのはUSBホスト機能の有無にょ。
シャープ端末の方は無線LANを搭載していてキャリア縛りがないというのはいいこと
だけどUSBホストがないとキャリアが選べなくなってしまうため魅力半減にょ。
いざとなればどこでもWi-fiやPocket Wi-fiのような機器を使うという手もあるけどね。
さてiPhoneが優れているというのは端末そのものよりもiTunes storeの存在が大きいと
思われるにょ。
ケータイならばアプリや音楽配信はキャリアが行っており、それによって誰もが手軽に
利用できるものとなっているからね。
PC向けのアプリのダウンロード販売と比べて一極集中しているという利便性だけではなく
料金もキャリアからの請求と合算になるというのも大きな利便性を高めているにょ。
iPhoneの場合はキャリアからではなくiTunes storeで一極集中しているのだけど音楽も
アプリもすべてそこで買えて代金支払いも量販店で気軽に買えるプリペイドカードが
あるために敷居はかなり低いにょ。
これにより音楽配信では1位の座となっただけではなく最近はアプリ、しかもゲーム
限定で考えても「利益シェア」では米国内で何とPSPを抜きDSに続いて2位になったにょ。
http://www.sgame.jp/newsinfo.php?datacd=2683&catecd=3
これはiPhone用アプリが売上の7割を制作側に還元しているためだと思われるにょ。
コンシューマゲームのパッケージソフトの場合は、販売店の取り分とハードメーカーの
取り分だけで3割を越えてしまうため作為的な比較ともいえるけどゲーム制作側から
すればこれは正しい比較なのでiPhone用アプリの存在が大きいかが分かると思うにょ。
利益が出ないようなシステムでは活性化はまずないからね。
iTunes storeはキャリアの縛りを無くしたという面では日本においては大きい(iPhoneは
ソフトバンクからしか発売されていないけど解約してもアプリは使えるし、キャリアは
無関係のiPod touchでもアプリは使える)けれどそれと同時にキャリアの地位の存続
まで危うくしてしまったからね。
キャリアはアプリやコンテンツを販売することで多くの利益をあげているけれどキャリア
主導ではないiTunes storeのようなものはキャリアにとってはメリットがないにょ。
ではAndroidはどうなのかというと現時点では未知数にょ。
Android Marketがすでにあるけど英語サイトであり日本人としては敷居が高いにょ。
それに代金支払いもクレジットカードが必須となるため誰でも手軽に買えるという
わけではないにょ。
しかし、日本のキャリアが中間に立つことでそれが緩和されるにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100330_357725.html
キャリアが自身のサーバを使いそこで配信することでキャリアからの請求額と合算して
請求となるため支払いという面ではかなり敷居が低くなるにょ。
それに、言語の面でも敷居が低くなるにょ。
しかし、それで本質的な改善となるかは微妙にょ。
上記のようにキャリア主導ではないということがiTunes storeの成功だったわけだからね。
恐らく企業も慈善活動ではないのだからKDDIが中間に入ることである程度のマージンを
確保すると思われるにょ。
例えば、10ドルのアプリは日本円換算で900円程度だったけどそれが3割程度のマージンを
とり1200円くらいになるかもしれないにょ。(どの程度のマージンを取るのかは分からない
けれど為替が変動するということを考えるとそれなりのマージンを取らないと赤字運営は
確実となる)
それは利便性をとり多少高価というのが分かっていてもKDDIから買うことの安心感を
得ることの方が重要(キャリアの請求と合算請求されるため手軽)と考える人もいる
だろうからそれ自体は問題ないにょ。
ただ、それではiTunes storeのような発展は望めないにょ。
結局はKDDIが選んだアプリしか認知されないわけだしね。
それはキャリアとしては正しい判断にょ。
そもそもAndroid Marketではアプリの審査をしてないので問題のあるアプリがあるという
可能性はあるからね。
iPhoneの場合は世界共通端末であるためそれで動作に問題がないことを確認して販売が
可能になるけどAndroid端末は数多く存在するためにすべてにおいて動作確認を行う
ということは非現実的にょ。
したがって、特定の機種や特定のバージョンのOSのセキュリティーホールを突いたような
アプリが存在する可能性も十分にあるにょ。
これはPCならばそういうものがあるということを前提に考えるけどケータイユーザーから
すれば「キャリアが配信するから安全なもの」という認識があるからね。
したがって、KDDIも少なくとも自社発売の製品では動作確認をしてセキュリティー面で
問題がないかという程度のチェックは行うのではないかと思われるにょ。
そもそもスマートフォンはネイティブアプリが実行可能であるためPCと同程度の危険度は
認知しておかないといけないにょ。
そのため海外ではスマートフォンが普及を始めた頃でもキャリア独自仕様のいわゆる
「ガラパゴス携帯」がメインとなっていたにょ。
W-ZERO3の成功を皮切りに各キャリアも積極的に導入をし始めたけれどこのセキュリティー
面の問題からはどうしても逃れることはできないにょ。
そもそもOS自体にセキュリティーホールがあったら簡単に突破されてしまうからね。
「セキュリティーホールが全くないOS」なんて存在しないためにMSはスマートフォン向けの
新しいWindows Mobileである「Windows Phone 7」からはネイティブアプリの実行が
できなくしたくらいにょ。
iPhoneは端末の提供からアプリ配信まですべてAPPLE社のみで行っているからこそうまく
いっているのだから似たようなことを他社が始めた場合、そのまま真似ても成功できると
いうわけではないにょ。
AndroidにはAndroidの良さがあると思うのでそれを生かしていかないと結局はWindows
mobileのように廃れてしまいそうになるにょ。
コアユーザーだけでは市場がどんどん狭くなっていくからね。
ザウルスが終息を迎えたのは「PDAの需要が少なくなった」というのはあくまで理由の1つ
でしかなくコアユーザーでのみ盛り上がっていたというのが問題と思われるにょ。
これはLinux(オープンソースのアプリが主流)であるが故にアプリはソースから自分で
ビルドすれば問題ないというレベルのユーザーにとってはリナザウは未だに便利な端末
だけどそれはコアユーザー視点の話だからね。
コアユーザーだけで利益が出せるシステムだったらそれでもいいけどそうではなかったのが
終息につながったにょ。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板