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おちゃめくらぶ掲示板

166御茶目菜子:2010/03/30(火) 14:43:38
メディアの寿命がデジカメの寿命・・・?
3月26日には古いデジカメを買う場合には記録メディアに何を使っているかが重要になると
いうことを書いたにょ。
しかし、今となってはxDピクチャーカードを推していたオリンパス、富士フイルムは
いずればSD系のカードに対応し、メモステ1本だったソニーも今年に入って同じくSD系の
カードに対応したためにSD陣営に加わったために国内メーカーのコンデジに関してはSD系の
カードで完全に統一されたにょ。
これはカメラ選びで対応メディアを考えずに済むと言うことで非常に喜ばしいことにょ。

しかし、今はSDカードに統一されたとはいえ、古いデジカメを買う場合にはやはり
使用メディアが何かが重要になるにょ。
ということで、私が考えている記録メディアの優劣を比較を書いてみるにょ。
基本的に「大容量のもの」が「安く」「手軽に」買える方を優先しているにょ。

  SDHC>メモステPro>CF(FAT32対応)>(2GBの壁)>SD>CF(FAT16対応)>xD
     >(128MBの壁&現役の記録メディアの壁)>メモステ>スマメ

最大容量だけでいえばCFがトップなのだけど価格面を考えるとSDHCやメモステProの方が
有利となるにょ。
CFも安価なメーカーのものは安いとはいえ地方の家電量販店ではそういったメーカーの
ものは入手が厳しいし、同一メーカー間比較であれば製造コスト上不利になるCFが
最も高価になるにょ。
2GBまでのメディアに関して言うと2GBのものが数100円で買えるSDカードが圧勝にょ。
CFとxDの優劣は微妙だけど汎用性を考慮してCFの方が良いと判断したにょ。

規格上最大128MBの旧メモステやスマメに関してはもはやメーカー生産がないためにその
メディアを持ってない人は論外で持っていてもあえてそれにのみ対応したデジカメを
買うというのはお勧めできない感じにょ。
コレクター目的ではなくまともに使うために買うとすればやはり最低でもL版くらいには
まともにプリント可能なレベルのものが欲しいし、そうなると200万画素がボーダー
ラインとなるにょ。(130万画素でもギリギリOKだけど)
被写体や機種によって変わるものの200万画素だとファインで1枚1MB程度、ノーマルで
500〜600KB程度になるにょ。
128MBのメディアをすでに所持しているというならば100枚撮れるのでまぁ実用の範囲内
ともいえるけど枚数を気にせず撮影できるデジカメのメリットが十分に生かせるとは
思えないにょ。(128MBのメディアを複数持っている人ならばカメラの電池が切れるまで
使えるため問題ないけど)

そうなると現在の実用の最低ラインといえるのは最大2GBのメディアに対応している
機種となるにょ。
仮に500万画素であるとしてもファインで2〜2.5MB、ノーマルで1MB前後となるために
2GBのメディアであれば1000枚近くは撮影でき、静止画しか撮影しない人であれば
ほとんど困らない容量と思われるにょ。
2泊3日くらいの旅行に持っていく場合、1回の充電で300枚撮れる(標準的なデジカメで
1回の充電に撮れる最大枚数)デジカメでならば3日で最大900枚撮影可能なので2GBあれば
困ることはあまりないだろうしね。

さて、ここで問題となるのはCFにょ。
CFは配線的にはPCカードと同じでインターフェイスはIDEをベースとしているために
HDDと同じ制限ができてしまうにょ。
CFには規格上の最大容量というのはないけどBigDriveに対応していない現行のCFは
HDDと同じく137GBの壁があるにょ。

それに加えてファイルシステムの壁があるにょ。
他の記録メディアはファイルシステムが変わる度に規格そのものを変えてきたけどCFは
そのような規格が存在せず容量だけ増えていったからね。
したがって、デジカメ側がサポートするファイルシステムで最大容量が決まってくるにょ。
FAT32に対応しているならば現在のCFの壁である137GBまでのものが使用可能(SDHCや
メモステProが32GBなのはFAT32の制約ではなく規格上の制約)だけどFAT16までしか対応
していなければ2GBが上限となるにょ。
上記比較においてCFが2GB超と2GBまでの2カ所に存在しているのはそのためにょ。
そのデジカメがFAT32に対応しているかどうかということが非常に重要になってくるにょ。
とはいえ、ここ数年CFスロット搭載のコンデジなんてないわけだからFAT32に対応して
いるコンデジがあるかどうかは分からないにょ。

そう書くと同じ規格のメモリを使ってファイルシステムの制約があるなんて分かりづらく
SDとSDHCのように対応しているファイルシステムによって規格そのものを変えた方が
分かりやすいともいう人もいるかもしれないにょ。(SDHC対応機ならば100%FAT32に
対応しているわけだしね)
しかし、そんなに単純ではないにょ。
CFの場合はフラッシュメモリとそのコントローラがカード内に内蔵されているという
ことで対応しているためFAT16対応であれば2GBまでは確実に使えるし、4GB以上のCFを買い
PC側でFAT16フォーマットをすれば2GBのCFとして使用することができるため低容量の
メディアを店頭に売って無くて困るという心配も無用になるにょ。
しかし、CF以外の記録メディアに関してはコントローラは対応機器側(つまりデジカメ
本体)にあるため古い機種だとコントローラの制約が発生してしまう可能性もあるにょ。

私が持っているオリンパスC-730ultra zoomはxDとスマメに両方対応しているコンデジ
だけどxDは規格上2GBなので2GBのメディアが使用できると思いきや対応しているの
は512MBまでにょ。
メーカー公称値より多く使えることは少なくないために実際1GBのxDを入れて試したけど
認識さえしてくれないにょ。
デジカメではないけどリナザウでも同じような制約があるにょ。
3桁機(C700、C800シリーズ)ではSDカードスロットはSDHCに対応していないということで
最大では2GBのSDカードが使えそうだけど実際は1GBまでのものしか認識してくれないにょ。
もっともそれはコントローラ(それを制御しているファームウェアやドライバ)によって
変わるのでバージョンアップで規格最大まで対応させることは可能にょ。
リナザウも有志のドライバによってSDカードの1GB制限は突破可能になっただけではなく
SDHCにも対応したからね。(メーカー公式なものではないので導入は自己責任で)
http://petit-noise.net/blog/20100304/sl-c750760860%E7%94%A8-sdhc-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E6%9B%B4%E6%96%B0
しかし、コンデジの場合はファームウェアのバージョンアップを行うことはよほどの
不具合がない限りほとんどないと思われるにょ。
結局はどこまでの容量に対応しているかは自分自身で実際に使ってみるかネットなどで
使用ユーザーの情報を入手しないと分からないにょ。

さて、私が近所のキタムラでジャンクカメラを漁り始めて数年経つけどジャンクとそうで
ないもの(中古として販売されているもの)は付属品の有無だけではなく年式の問題も
ありそうにょ。
ジャンクとして並んでいるものは最も新しいもので2003年の機種、中古としてショーケース
内に並んでいるものは(コンデジに限っては)2004年以降の機種となっているからね。
この辺の年式が現時点では中古とジャンクの境目になってそうにょ。

2GBのメディアに対応していれば静止画しか撮らない場合はそれほど問題ないけど動画を
撮影したり、私のように基本的にカード内に撮り溜めたいという場合はやはり容量が
大きければ大きい方がいいにょ。
その場合、SDHCに対応した機種ならば問題はないけどSDHC対応が始まったのが2006年で
あり、すべての機種が対応になったのは2007年になってからのことなのでここ2、3年の
機種を買うならば間違いなくSDHCに対応(当然SDカードが使える機種)しているにょ。
新品の型落ち品ならば問題ない(コンデジはモデルチェンジが早いので2年以上前の機種が
店頭に並んでいることはほぼ考えられない)けど格安の中古やジャンクを買う場合は
SDHCに非対応という可能性も充分に考えられるにょ。
特に上記のようにジャンクであれば(明かな故障品でない限りは)2003年〜2004年が
ボーダーラインと推測されるためSDHC対応のものはまず望めないにょ。

安価な中古やジャンクデジカメを購入する際に使用可能な記録メディアの使用可能な
容量を重視するならばメモステPro対応の機種がおすすめにょ。(中古やジャンクの
デジカメは年式で価格が決まることが多いため基本的に古い機種の方が安い)
Pro対応機種が登場したのは2002年からだけどすべての機種が対応になったのは2003年から
となっているにょ。
したがって、Proに対応の初期のものはすでにジャンク入りとなっており、実際に私は
Cybershot P10とT1のジャンクを入手したにょ。(両方とも明かな故障箇所というのは
見あたらなかった)

メモステはPro(256MB以上のものがProになる)が登場した時点でFAT32が採用されており
SDでいえばSDHCと同じく32GBまで規格上は対応しているにょ。
確かに規格上対応しているからといって必ずしも規格上限サイズのものが使用可能とは
いえないけど私が持っているP10やT1(いずれも2003年発売の機種)では私の手元にある
最大容量となる8GBのメモステDuoが普通に使用できたにょ。
これはメーカーが動作確認した最大容量(P10が2GB、T1が4GB)よりも大きなものと
なっているにょ。
古い機種とはいえ500万画素ならばファインでは1枚2MBを越えるしカードの空き容量の
限界までMPEG1での動画撮影可能なため対応している記録メディアの容量が大きければ
大きいほど便利なのは間違いないにょ。

もっとも新規にメディアを購入するならばメディア代も考慮する必要があるのだけど
すでに手元にSDHCの予備がある人ならば多少予算を上乗せしてもSDHC対応のデジカメを
買った方が有利になる場合も多いかもしれないにょ。
新規にSDHCのメディアを買うとなるとまた使い回せるあてが無ければそこまで対応して
いる記録メディアに拘る必要はないにょ。

手持ちの記録メディアで購入判断するというのは持っているのがSDHCにしろメモステに
しろ大容量(8GB以上)のメディアであることが重要になるにょ。
低容量(2GB以下)のものしか持ってないようだとだとそのメディアに合わせて買う
必要性はないにょ。
例えば手元に1GBのxDカードがあるからといってあえてxD対応のものを選ぼうとすると
選択肢がかなり狭められてしまうからね。
2GBのSDカードなんて数100円で買えるわけだから「2GB以下で充分」と考えている人ならば
手持ちにSDカードが無くても気にせずSDカード対応機を買う選択肢もあるにょ。
500円のジャンクに別途数100円のメディアを買うのも馬鹿らしいかもしれないけどSD
カードならばそれに対応している機器を1つも持ってないという人は少ないだろうから
コンデジ専用のxDよりは使い回しが効く分だけ有利にょ。

また規格上2GBまで対応していることが現役記録メディアといってもいいボーダーラインと
今は考えているけどそれも時代によって変化するにょ。
NANDフラッシュの主流が16Gbitから32Gbitへと移り変わろうとしている今、1GBのSDカード
(少し前まで1世代前だったけど今は2世代前の製造プロセスとなり生産量が大幅に減って
いる)は、すでに店頭から徐々に消えつつあるし、2GBのSDカードもいずれは消えるにょ。
(今は2GBと4GBでは製造原価がほとんど変わらない)
したがって、今となっては2GBのメディアが使えない(1GBや512MBまでしか認識できない)
つまり規格上限のものが使えないデジカメはそのメディア自体(SDカード)が現役で
あっても「現役の記録メディアが使える」とは言い難いものとなっているにょ。(512MBの
xDなんて店頭でほとんど見かけないので私が持っているC-730ultra ZoomはxDカード対応
でありながら現役の記録メディアが使えるとは言い難い)

もっとも規格上限である2GBのSDと2GBのxDは需要があるためしばらく製造が続けられる
だろうけどそれでも32Gbitから64Gbitへと主流が移り変わる時期になったら生産量が
少ない2GBのカードはかえって製造コストは割高になるため現在の1GBのように店頭から
消えることはなくても4GBの方が安価という価格の逆転現象が発生しはじめる可能性が
出てくるにょ。(最大容量である32GBのSDHCの容量単価が高いのは「最大」という
プレミアム価値の上乗せもあるけど需要が少ないため生産量が少ないというのも理由の
1つとなっている)
実際旧メモステも末期には128MBのものが256MBやそれ以上の大容量のメモステProよりも
高価という状態になったからね。
メモステのように容量が大きな物と比べて価格の逆転現象が起きたとき規格上限となる
2GBのSDは「現役の記録メディア」といっていいか立場が微妙になってくるにょ。
xDカードが安くないのは2GBが規格上限ということに加えて生産量が少ないというのが
理由だから旧SDカードの生産量がxD並になれば2GBのSDカードの価格はxDと変わらない
レベルになると思われるにょ。

今は上記のように店頭での入手性を考慮し「2GBの記録メディアが使える」ということが
現役といえる条件と私は考えており、それは時代とともに変わるのだけで同じデジカメを
同じように使用し続けるならば話は変わってくるにょ。
1枚の記録メディアで静止画が数10枚撮影できればいいと言う人であればスマメ対応の
デジカメも現役といえるからね。(使い方が変わらない限りは大容量のものは不要だし)
しかし、それも予備のメディアがある場合の話にょ。
予備メディアがないとメディアの寿命がカメラの寿命になってしまうにょ。(どちらが
長いかは別にしてフラッシュメモリは突然死が怖い)

とはいえSDカードはスマメよりも遙かに普及しているし、2GBのSDカードが市場からほぼ
消えたり、16GBや32GBのSDHCカードよりも高価になるという時代はもうしばらくは来ない
だろうから安価で入手したSDカード対応(SDHC非対応)のデジカメを10年以上使おうとか
考えない限りはそんな予備メディアのことは気にしなくてもいいけどね。
128MBというのは当時としても明らかに不足(300万画素の時代までスマメは使われていた
けど最高画質で数10枚しか保存できない)だったのに対して2GBのSDはそこまでの不足
ではないのでSDHC非対応機で使うというよりも容量が少なくても安い方がいいと感じる
人がいるからそれなりに需要はありそうということでスマメや旧メモステの末期のように
極端に容量単価が高く感じるようになるのは相当先になると思われるにょ。

ここまで長々と書いたもののデジカメを買うならば新品を薦めるにょ。
200万画素あればL版印刷には問題ないし、ここで何度も書いているように最近は
高画素化=高画質とはいえなくなっているため古い機種でも問題ないといえるけど
自分の最低限必要なものを見極めて選択できなければ結局は安物買いの銭失いとなって
しまうからね。(日中屋外での画質は良くても古い機種は暗所性能が悪すぎるし
手ぶれ補正機能もないし、液晶画面や動作レスポンスも最近の機種と比べて劣る)
デジタル機器は進化(モデルチェンジ)が早いけどデジカメは特にそれがいえるので
型落ち新品が最もコストパフォーマンスが高いにょ。(1年前の機種だと発売当時の
半額以下で買えることは珍しくないし1年差だと極端に性能で劣ることはない)
逆に中途半端に古い中古デジカメが一番コストパフォーマンスが悪いにょ。

私のように収集目的でジャンクを買うというのもそれはそれで楽しいけどね。
500円で最新ケータイ(一部の高画質のものを除く)のカメラを上回る画質の機種が
買えてしまうからね。(最近の800万画素ケータイよりも昔の300万画素のコンデジの
方が画質が上のことが多いし、専用品だけあってカメラとしての使い勝手は上)
それに昔あこがれだった機種、往年の名機などをコレクション目的で買うというのも
いいかもしれないにょ。
デジカメには骨董品的価値がほとんどないので古い機種は安くなるからね。(上記の
ように2003年以前のコンデジはジャンクコーナー行きになっているし)
画質はさすがにメインとして使うのは厳しいかもしれないけど古き良き時代を思い出す
というのもいいかもしれないにょ。
そのためにも対応した記録メディアがないと話にならないのでメディアの寿命が
そのデジカメの寿命といっても過言ではないにょ。
まぁ買ったデジカメを使わず飾っておくならばそれは根本から変わってくるけどね(笑)




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