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おちゃめくらぶ掲示板

1629御茶目菜子:2013/07/05(金) 00:48:35
EOS 70Dはバランスの良い中級機
キヤノンがミドルクラスのAPS-Cデジタル一眼レフ「EOS 70D」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130702_605994.html
70Dは2010年9月に発売されたD60の後継機種であり、ライバルメーカーであるニコンでいえば
D7100の対抗となる機種にょ。
では、まずはそのスペックを見ていくにょ。

         EOS 70D       EOS 60D       Nikon D7100
センサーサイズ  APS-C 22.5x15mm   APS-C 22.3x14.9mm  APS-C 23.5x15.6mm
画素数      2020万画素     1800万画素     2410万画素
最高ISO感度    12800(拡張25600) 6400(拡張12800)  6400(拡張25600)
画像処理エンジン DIGIC 5+      DIGIC 4       EXPEED3
ファインダー   視野率98%     視野率96%     視野率100%
位相差AF     19点(全点クロス) 9点(全点クロス)  51点
連写速度     7コマ/秒      5.3コマ/秒     6コマ/秒
サイズ      139x78.5x104.3mm  144.5x78.6x105.8mm 133.5x76x106.5mm
重量(本体のみ) 675g        675g        675g

現行機種である60Dと比較すると70Dは主に次のような改善点があるにょ。

 (1)新型センサー採用
 (2)画像処理エンジン変更
 (3)AF強化

(1)まず注目すべき点はデジカメにおいて最も重要な部分であるセンサーが久々に完全新型と
なったということにょ。
従来はEOS 7Dで採用された1800万画素センサーをブラッシュアップしつつ使用していたため
他社においてセンサー性能において差を付けられていたにょ。
画像処理エンジンによってその差をある程度埋めていたけどさすがにフルモデルチェンジの
必要性は高くなっていたにょ。
70Dに搭載されているセンサーの画素数を見ると2020万画素ということでライバルである
ニコンD7100より少ないものとなっているにょ。
とはいえ、画素数の多さが高画質に繋がるというわけではなく画素数増のデメリットもある
わけなのでそのバランスを考えた結果が2020万画素だったということかもしれないにょ。

(2)DIGIC6ではなくDIGIC5+ということに関してはやや疑問だけどこれはこれから2〜3年中核
となる機種であるため使い慣れているものを採用したということかもしれないにょ。
DIGIC5の6倍の処理能力を持つDIGIC5+を搭載しているためDIGIC4の60Dと比べると圧倒的な
演算性能の差があるにょ。
そのため画素数が増えているけど連写速度も向上しているにょ。
画素数が1割しか増えてないのに処理能力が格段に向上しているためノイズ除去などの画質
向上にも期待ができそうにょ。
もっとも、連写は速度だけではなく何枚連続で撮影できるかも重要な要素にょ。
D7100はD7000から画素数を1.5倍に増やしたためそれ相応にRAWでの最大撮影も減ってしまった
からね。
さすがに、RAWで7枚というのはこのクラスの製品では少なすぎるにょ。
その点、70DはRAWで15枚連続撮影できるためそれより少しはマシにょ。

(3)AFに関しては大きいのは像面位相差検出センサーがさらに進化しているということにょ。
これはデュアルピクセルCMOSセンサーによって実現しているにょ。
大ざっぱに言えば2020万画素のセンサーがそれぞれ2つに分割されて異なる方向からの光を
キャッチできるようになっているというものにょ。
従来は撮像センサー上に別途測距用のセンサーを配置する必要があったにょ。
そのため画素欠損が避けられなかったにょ。
画素欠損は自動的に補間されるため問題はないけど無い部分の情報を生み出すことはできない
ためどうしても画質面では若干のマイナス影響があったにょ。
しかも、測距用のセンサー数が少ないとせっかくの像面位相差検出センサーも使えるエリアが
小さくなったり、精度が確保できなかったりでコントラスト検出AFと比べてアドバンテージが
かなり失われてしまうことになるにょ。
それを避けるためキヤノンはハイブリットAFということである程度は像面位相差検出センサー
によってピントを合わせピントの精度を確保するためコントラストAFを併用していたにょ。
しかし、このデュアルピクセルCMOSセンサーは像面位相差検出AFだけでピント合わせが可能に
なっているみたいにょ。
次期EOS Mにはこのセンサーを搭載することが予想されるためAFでまだまだ不満が大きい
EOS Mもこれで少しは改善されそうにょ。

また、デュアルピクセルCMOSセンサーによる像面位相差検出AFだけではなく通常(ライブ
ビュー撮影以外)のAFにおいても測距点数を19点に増やしたにょ。(全点クロス)
60Dの9点だとやはり撮影の際の構図に制限が出たりして物足りない面があったけど19点なら
大幅に改善が可能にょ。
D7100の51点(1.3倍クロップならばほぼ全画面をカバー)と比べると大幅に少ないけど51点をリアルタイムで選択するのは難しいため21点モードを使用している人もいるのではないかと
思われるにょ。
そうなれば19点の70Dとそれほど差はないし、D7100はクロスは15点であるため必ずしもAFで
70Dより有利というわけではないにょ。(AFにおいては点数ではなく速さも重要だし)


あと60Dと比べて変わった点といえばWi-Fi搭載とタッチパネル搭載にょ。
Wi-Fiはスマホとの連携だけではなくPCに転送する場合にもメリットがあるため昨今は搭載
している機種が増えつつあるにょ。
無線LANの搭載コストも下がってきているため動画撮影機能と同じく今後は(数100円の
搭載コストが利益に大きな影響を与えるような)廉価機種を除き搭載されていくのではないか
と思われるにょ。
タッチパネルにおいては必要、不要が賛否両論になりそうにょ。
液晶画面を見ながら撮影するコンデジでは便利な機能だけど一眼レフは基本的にメニューは
ダイヤル操作だし、ファインダーを覗いて撮影することがメインになるからね。
とはいえ、ライブビューが実用レベルで使えるようになったり、動画撮影もそれで行う
ようになればタッチパネルでピントを合わせる位置を決められるというのはかなり便利な
ものになるにょ。
コンデジではある程度支持を得られているけど一眼レフにおいては浸透するまで時間が
かかりそうではあるものの今後は搭載機種が増えていくと思われるにょ。(さすがにプロ機
まで搭載ということはほぼ無いと思うけど)

60Dは登場時は50Dからスペックダウンした部分も少なくなくKiss X4が比較的高性能であった
ため高価な60Dを購入するメリットはあまり無かったにょ。
しかも、発売から少し時間が経っていたため価格が下落していた上位機種の7Dと同レベルの
価格で登場したことから余計に60Dは割高感が高くなったにょ。
しかし、今回はKissX7iと差別化できるくらいのスペック差があるにょ。
7Dは後継機種がないためAPS-Cフラッグシップは依然として7Dであり、その7Dも価格が下落
しているため発売時の価格では70Dより7Dの方が安いことが予想されるにょ。
それでも、堅牢性や連写性能以外はほぼ70Dの方が勝っているため70Dを選択する意味は十分
あるにょ。
堅牢性に優れているけど大きく重い7Dは誰にもお勧めできるというものではないためAPS-Cで
価格と性能のバランスのよい機種を求めている人にとっては70Dはオススメできるものに
なっているのではないかと思われるにょ。
今後デジタル一眼の主流がフルサイズに移っていくことが予想されるけどそれはまだだいぶ
先の話であり、やはり価格面を考えるとまだ当分の間はAPS-Cが主流であり続けることが
予想されるにょ。(フルサイズのボディ価格はどんどん下がるだろうけどそれを活かせる
レンズを買おうと思ったらAPS-Cと比べて極めて大きなものになってしまう)




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