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おちゃめくらぶ掲示板

1517御茶目菜子:2013/03/30(土) 21:55:08
レスにょ
天郷思音さんへ
>今使ってるカメラはカインズのトイデジで131万画素で1980円。
>「カインズ トイカメラ」と検索したら出てきたのでそれなり知名度があるようなのでカメラに詳しいおちゃめさんのところに今使ってるカメラの報告に来た。

90年代末〜2000年代初頭はまだデジカメが高価で普及クラスのものでも3〜5万円していた
ため1万円以下で買えるトイデジカメの需要は大きかったにょ。
昨今はケータイやスマホのカメラ性能のアップや普及クラスのデジカメならば1万円台で
購入可能(型落ち品ならば5〜6000円で売られていることもある)ということもありトイ
デジカメ需要は減ったかのように思えるけど普通のデジカメではあまり見られないような
奇抜なデザイン、大胆な省略化(ファインダーや液晶モニタがない)などでファッションの
一部として購入する人も結構多いにょ。
また、昨今のデジカメはシャッターを押せば普通に映るのに対してトイデジカメはどんな
写真になるのか画像を開くまで分からないという楽しさがあるにょ。
それ故、トイデジカメ特有の描写を求めて使用している人もいるにょ。
デジカメによってはわざわざ画質を落としてトイデジカメ風にするという撮影モードを内蔵
している機種もあるくらいだしね。
私は天郷さんが購入したトイデジカメは使ったことがないもののその価格ならば使用方法に
マッチしているならばお買い得ではないかと思われるにょ。

>モニターがない。動画も撮れる。静止画は1280*1024で保存されるけど半分くらいにリサイズしないと質が悪い。
>青系の色が変なのはなぜだろうと思ったがほかの人の持ってる同機種でも同じようなことが起こるとのこと。

トイデジカメは上記のように普通のデジカメと比べたら画質の面では劣るにょ。
デジカメの画質を決めている主な要因としてはセンサー性能、レンズ性能、画像処理エンジン
性能が挙げられるけどセンサーそのものがそんなに低品質なものが使用されているという
わけではなくやはりレンズ性能や画像処理エンジン性能が通常のデジカメと比べて劣っている
ためだと思われるにょ。
そのため単純に画素数だけで画質は比較ができないにょ。
半分くらいにリサイズしないとキレイに見えないというのは理由としてはレンズ性能が低いと
いうのと画像処理エンジン性能が低いというのが理由となるにょ。

このレンズ性能に関しては普通のコンデジでも最近は顕著になってきているにょ。
普及クラスでも1000万画素以上が当たり前で主流は1600〜1800万画素となっているにょ。
普及クラスのコンデジのセンサーサイズは10年前から1/2.3〜1/2.5インチ程度の大きさを
維持しているのだけど10年前は200〜300万画素が主流だったにょ。
画素数が8倍くらい増えてセンサーサイズが変わらないというのはそれだけレンズ性能が
要求されるようになっているにょ。
しかし、普及クラスのコンデジでそこまで高性能(高解像力)なレンズを搭載するのは
難しいにょ。
また、レンズの解像力が上がっても回折限界という物理限界は避けることができないにょ。
1/2.3インチ、1600万画素ならば開放F値がF2程度でないと解像は無理であり、この条件を
満たしている機種は一部の機種に限られるにょ。
したがって、昨今の高画素のデジカメではセンサーの画素数と同じ画素数の画像を出力
したものを等倍で鑑賞した場合には細部の描写はあまり行われないにょ。
実際、私が使っているCyberShot WX100(昨年発売された1800万画素モデル)は1800万画素
では鑑賞には堪えられないけど500万画素で撮影すれば十分キレイに見えるにょ。

また、ほとんどのデジカメではベイヤー配列のセンサーが搭載されており、センサーの
1画素ではRGBの各成分の情報しかないにょ。
それでなぜフルカラーの画像ができるのかというとそれは画像処理エンジンによって隣の
センサーの情報を元に演算されているからにょ。
とはいえ、それでは幾何学的な細かい模様を撮影した場合には偽色が発生してしまうため
多くのデジカメではローパスフィルタによって低周波部分のみカットしているにょ。
ごく簡単にいえば少しぼかしてアンチエイリアスをかけた状態にするということにょ。
そのため等倍ではどうしてもキレイには見えないにょ。

こうしてみるとレンズ性能や画像処理エンジンで劣っているトイデジカメが等倍では
キレイに見えないことは容易に説明ができるにょ。
昨今のコンデジのように1000万画素が当たり前というものとは異なり、トイデジカメは
100〜500万画素程度であり、レンズに要求されるハードルは幾分低くなっているものの
それでもコスト面を考えるとレンズがボトルネックになっているのは否めないにょ。
また画像処理エンジン性能が低いためRGBの各成分からフルカラーの画像を生成する際は
発色が芳しくなかったり、ノイズが残ってしまうことがあるにょ。
JPEGが2x2単位になるというのは、ベイヤー配列センサーの情報をフルカラー画像に生成する
際には内部では2x2単位で処理をしている(ベイヤー配列の場合は任意の2x2の画素を取り
出した場合にはRx1、Gx2、Bx1となっているため単純にRGBの情報を得られる)けど処理を
簡略化している(要するに画像処理エンジンの性能が低い)ために起きている現象と考え
られるにょ。
緑の発色が悪いのは補色フィルタを使用している影響というのも考えられるにょ。
デジカメのセンサーはRGBの各成分の情報を得るためにカラーフィルタを使っているのだけど
昨今は原色フィルタによってRGBの情報を得ているものが大半にょ。
しかし、かつては感度で有利な補色フィルタを用いてイエロー、マゼンダ、シアンの情報を
得てそれからRGBの情報を演算で求めるというものが主流だったにょ。
画像処理エンジンが優れていれば「補色フィルタだから色が悪い」と単純には言えないけど
トイデジカメに搭載されている画像処理エンジンではそこまで望むのは難しいにょ。

というわけで、「トイデジカメ」ということを考えると納得できる範疇だと思うにょ。
もしも、画質に不満があるならば昨今の国内の大手メーカー製のデジカメを買うのが良いの
ではないかと思われるにょ。
1年前の機種でも大きく性能が落ちるなんてことはないため半値以下に下がった型落ち品の
セール品を狙うのが良いのではないかと思われるにょ。
あまり安価な機種だと光学式の手ぶれ補正がないため室内や暗所などではフラッシュ撮影が
不可欠になるにょ。(フラッシュを使ったら描写が不自然になったり、反射で撮影対象が
映らなかったりという問題もあるため個人的にはフラッシュはほとんど使わない)
あと室内や暗所などでの撮影が多いならば高感度設定で使う頻度が高いのでそれを重視して
いる機種を買うのがベターだと思われるにょ。




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