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おちゃめくらぶ掲示板

1447御茶目菜子:2013/01/09(水) 23:52:58
Nikon 1はJ3、S1の追加でラインナップが完成か
ニコンが「Nikon 1 J3」と「Nikon 1 S1」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580848.html
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580874.html
J3はJ2の後継モデルであり、S1はJ3の下位モデルとなっているにょ。

           J3         S1         J2 (参考)
センサーサイズ   1インチ       1インチ       1インチ
画素数       1425万画素     1011万画素     1015万画素
ISO感度       160-6400      100-6400      100-6400(拡張)
液晶モニタ     3インチ92万ドット  3インチ46万ドット  3インチ92万ドット
連写速度(AF追従) 15コマ/秒      15コマ/秒      10コマ/秒
サイズ       101x60.5x28.8mm   102x60.5x29.7mm   106x61x29.8mm
重量(バッテリ込み)244g        240g        237g

さて、新しいモデルの投入はいいのだけど3ヶ月前にJ2を発売したばかりということもあって
J3の発表は登場間隔が短すぎるという声もあるにょ。
しかし、J2は外観はJ1と同一であり、液晶モニタの高解像度化と撮影モードの追加程度の
完全なマイナーチェンジにすぎなかったにょ。
というわけで、このJ3こそがようやく後継機種といってもいい感じにょ。

J3がJ2と変化があるとすればセンサー部分だと思われるにょ。
画素数は先日発売されたV2と同じであり、恐らく同じセンサーが搭載されているものと
思われるにょ。
画素数の増加が画質に必ずしもプラスの影響を与えるとはいえず、センサーサイズが小さい
機種の場合はマイナスになる場合もあるにょ。
例えば昨今のコンデジは普及クラスのもので1600〜1800万画素に達しているけどセンサーの
画素ピッチを考えるとまともにその画素数で解像できるレンズを搭載しているなんてことは
ありえず、実際に私も1800万画素のWX100で様々な被写体を撮影してみたところ500万画素
クラスの旧世代のコンデジと解像感は変わらなかったからね。(被写体によっては旧世代の
500万画素機よりも劣っているレベル)
1インチというセンサーサイズで1000万画素から1400万画素への増加はフルサイズ換算だと
7400万画素から1億画素へと増えたのとほぼ同じことにょ。
したがって、解像感が必ずしもプラスになっているとは言い難いのだけどV2はローパス
フィルタを省くことによって解像感をアップさせているみたいなので恐らくこのJ3も同じ
だと思われるにょ。

ローパスフィルタはレンズの解像力がセンサーの画素ピッチより大きい場合にはモアレの
原因となるためベイヤー配列センサーでは必要なもの(とはいえ、ある程度は画像処理
エンジンによって軽減できる)とはいえ、その影響は被写体にもよるためニコンはD800E
においてはフルサイズなのにローパスレス(実際はローパスフィルターを装着しているの
だけど姉妹機であるD800とフランジバックが変わらないようにローパスフィルターを単に
無効化しているだけ)となっているくらいにょ。
ペンタックスにおいてもK-5IIsにてローパスレスを実現しているにょ。
このような状況下であるため「ローパスレス=高解像感」という認識が強まっているのだけど
これはレンズの解像力がセンサーの画素ピッチを上回っている場合のみに言えることであり
レンズの解像力がセンサーの画素ピッチを下回っている場合にはローパスフィルタを付ける
本来の意味もなくなるため現在発売されているコンデジはすべてローパスレスになっている
と思われるにょ。(「ローパスレス=高解像感」ならば「コンデジ=高解像感」になって
しまう)
1インチセンサーで1400万画素で解像するかは微妙なラインだけど実際にV2の撮影サンプルを
見る限りでは解像感は上がっているため「プラスに働いている」といってもいいのではないか
と思われるにょ。

Nikon 1といえば初代のJ1/V1の段階で像面位相差検出方式によるAFを実現しているというのが
他のミラーレスと比べると強味になっているにょ。
それはV2ではさらに強化されたにょ。
AF速度の向上によってAF追従15コマ/秒というプロ機顔負けの速度になっているからね。(とは
いえ、この数字だけでプロ機を越えるAF性能なんてことは言えないけど)
その強化されたAFはJ3にも搭載されているにょ。
あと筐体も1周り小型化されCXフォーマット(1インチ)以上のセンサーを搭載したレンズ
交換式カメラで世界最小を謳っているにょ。
V2がモデルチェンジで中級者以上やデジタル一眼のサブ機用という認識が強くなり、Nikon 1
シリーズが掲げてきた「コンデジでは物足りない層」の中でのライト層とは若干客層が合わ
なくなってきたためJ3がNikon 1の中核モデルとなりそうにょ。


ここで問題となるのがS1の存在にょ。
V2と同じ新世代のセンサーを搭載のJ3と比べると恐らくV1/J1/J2の旧世代のものを流用して
いると思われるのだけどそれだけではなく上部のダイヤルも省略されるなどの大胆なコスト
ダウンが見られるにょ。
ミラーレスをほぼフルオート専用として割り切って使うユーザー向けだと思われるにょ。
それならばJ3を発売後J2をJ3の下位機種として販売すればいいのだけどJ2は筐体部分に
おいてS1よりコストがかかっている(S1はダイヤルがないだけではなく液晶の解像度も
低い)ということでJ2の卸値を下げた状態で出荷し続けるよりもそれを流用して徹底的に
コストダウンをした別モデルを投入した方が利益面で有利になると考えたからだと思うにょ。

そうなるとS1は「安さこそすべて」なんだけど実際は新発売の機種ということで当初は
ご祝儀価格になっているにょ。
価格comの最安値を見ると以下のような感じになっているにょ。(レンズセットは付属レンズに
違いがあるためボディの価格で比較)

  Nikon 1 S1 ボディ ・・・ 最安値 49300円 ※発売前であるため参考価格
  Nikon 1 J3 ボディ ・・・ 最安値 62800円 ※発売前であるため参考価格
  Nikon 1 J2 ボディ ・・・ 最安値 45800円
  Nikon 1 J1 ボディ ・・・ 最安値 27679円

こうしてみると「安いから」という理由でS1を買おうとしている人は必ずしもそれが得策とは
いえない状況にあるにょ。
何せJ3発表によって型落ちとなてしまったものの3ヶ月前に発売された(S1より上位となる)
J2の価格の方が安いわけだからね。
もっとも、この程度の差ならば発売してすぐにS1の方が逆転すると思うけど安さというか
コストパフォーマンス重視ならばJ1が圧倒的にょ。
この価格もボディ単体よりもレンズセットの方が量が多い関係上そちらの方が値下げ幅が
大きくなっているため何と標準ズームキットのJ1は価格com最安値で24000円まで下がって
いるにょ。(私の地元のキタムラでも最終処分価格22800円で売っているのを見かけた)
そうなると、S1にこだわりがある人でない限りは安くなっているJ2かJ1を購入するという
のがベターな選択肢といえるにょ。

S1とJ3の登場によって「上位モデル(V2)」、「中核モデル(J3)」、「廉価モデル(S1)」
と3本柱が揃いラインナップとしてはかなり強力になってきたにょ。
これはNEXにおいても「上位モデル(NEX-7/6)」「中核モデル(NEX-5シリーズ)」「廉価
モデル(NEX-3シリーズ)」のように3本柱で構成されており、力を入れて販売展開するならば
1モデルだけでは店頭での販売スペースを確保するのも難しいため当然の措置だと思われるにょ。


レンズ交換式のカメラの場合は本体だけでは意味がないにょ。
NEXもボディだけはたくさん出るけど肝心のレンズがないとずっと言われていたからね。
ここ最近はそれもようやく克服されつつあるけどNikon 1シリーズとなるCXフォーマット対応
レンズはまだ絶対量が全然足らないにょ。
ということで、今回新レンズが2本投入されたにょ。

1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580812.html
1 NIKKOR VR 6.7-13mm F3.5-5.6
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130108_580827.html

10-100mm F4-5.6の方は35mmカメラ換算で27-270mmとなる10倍ズームで6.7-13mmの方は換算
18-35mmとなる超広角ズームとなっているにょ。
10-100mm F4-5.6は現行モデルは全長95mm、最大径77mm、重量530gという決して小さいとは
いえないレンズであったのが全長70.5mm、最大径60.5mm、重量298gと劇的な小型軽量化と
なっているにょ。
これは一見するとAPS-C用の(3倍クラスの)標準ズームかと思うようなコンパクトサイズ
であり、1インチというミラーレスの中では小型なセンサーを搭載した恩恵といえるにょ。
なかなか需要の大きそうなレンズではあるものの問題は価格にょ。
定価89250円という価格は同クラスの焦点距離となる同社製のズームレンズよりも安いとはいえ
センサーサイズを考えると割高感は否めないにょ。(前モデルは99750円だったことを考えると
これでも安くなったのだけど)

これはフルサイズの300mm F2.8(サンニッパ)は昔から憧れのレンズといえるのだけど純正品
だと実売価格で50万円以上もする非常に高額なレンズにょ。
それがフォーサーズで換算300mm F2.8(つまり150mm F2.8)のレンズが50万円をやや下回る
程度の金額で発売されたらどうかというと実焦点距離は150mm F2.8であるため割高感を抱く
人が大半だと思うにょ。
明るい望遠レンズと高倍率ズームではレンズそのものにかかるコストが異なるため単純比較は
できないものの小さいセンサー専用のレンズならばそれに似合った価格でないと割高感を
感じてしまうにょ。

10-100mm F4-5.6は現時点での価格を見ると価格com最安値では68200円となっているにょ。
値引率は妥当なところだと思うのだけどここで注目すべきはJ3の10倍ズームセットモデルにょ。
これは現時点での価格comの最安値は89800円となっているにょ。
上記のようにJ3ボディの最安値は62800円であるためこの高価な10倍ズームレンズが27000円で
入手可能な計算になるにょ。
これは、ズームレンズ単体の価格はそれを単品で売っても十分に利益が出せる価格付けと
なっていて、レンズセットモデルの方はそれよりも利幅を抑えた価格付けとなているため
だと思われるにょ。

このようなことは多くのレンズセットモデルに当てはまるためレンズが不要な人でない限りは
レンズセットで購入した方がお得な場合が多いにょ。
しかも、レンズ単品の価格は発売後も価格の下降は緩やかなのだけど本体の方は急激な価格
下落が予想されるにょ。
そのため現時点でこの価格差ならばJ3の10倍ズームセットモデルの価格が下落したらレンズ
単品と同等もしくはそれよりも安くなるという可能性もあるにょ。
これは実際にPanasonic GF1のパンケーキレンズモデル(20mm F1.7付き)で実際に起きたこと
であり、レンズが欲しい人はほぼ同価格で入手可能なパンケーキレンズセットモデルを購入
した人も多いのではないかと思われるにょ。
そのボディが不要ならば中古ショップやオークションで売却すればさらにお得感が増すわけ
だしね。




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