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おちゃめくらぶ掲示板

1434御茶目菜子:2012/12/28(金) 23:58:24
PS Vitaはなぜ失敗したのか・・・?
SCEがPSPの後継機として満を持して発売したPS Vitaは先日発売から丸1年経ったにょ。
発売前から何かと話題が多く発売週には32万台の販売台数を記録してまずまず好調な滑り
出しとなったもののそれ以降は伸び悩んでしまったにょ。
最近ようやく販売台数100万台突破して現在では105万台となっている模様にょ。
http://gamedatamuseum.web.fc2.com/psvita.htm
さて、この販売台数を見てどう思うかは人それぞれだけど昨今のハード事情や過去の実績を
踏まえるととても成功しているレベルとは言い難く現時点では失敗と言っても過言ではない
感じにょ。

では、PS Vitaの発売してからからの国内累計販売台数の推移を見てみるにょ。

   《 PS Vita、PSP、DSのの国内における累計販売台数 》
           PS Vita    PSP     DS
    発売後 4週  483007台????451138台  1095930台
        8週  543802台  701680台  1508241台
       12週  587385台  897167台  1642295台
       16週  631402台  952181台  1748799台
       20週  667067台  1143386台  1902542台
       24週  694025台  1277990台  2124349台
       28週  756451台  1390270台  2263507台
       32週  812124台  1477541台  2412921台
       36週  849295台  1562593台  2594400台
       40週  925989台  1653558台  2889999台
       44週  962293台  1779992台  3121479台
       48週  985048台  1918078台  3311406台
       52週  1026491台  2003979台  3651082台

こうして見ると異例の大ヒットとなったDSは別格であるため除外すると発売後1ヶ月までは
PSPと比べて決してひけを取ってないことが分かるにょ。
それが、1年後にはそのPSPに対してダブルスコアで負けているにょ。
他のハードにおいては携帯機と据え置き機では状況が異なるもののWiiは発売後6週間で販売
台数100万台を突破しており、発売当初高額だったPS3も35週間で100万台を突破しているにょ。

ここまでVitaがなかなか普及しない理由としては以下のような理由が考えられるにょ。

 (1) キラーソフト不在
 (2) PSPと互換性がない
 (3) スマホ、タブレット端末の影響

(1)ゲーム機で何と言っても一番重要なのはソフトにょ。
PS Vitaのソフトラインナップは他機種と比べてどうなのかというとローンチタイトルに
おいては12月17日に書いたように決して悪いものではなかったにょ。
これぞというタイトルこそないものバリエーション豊富な24タイトルが用意されていたわけ
だからね。
そのローンチタイトルにおいては昨年12月28日に書いたように装着率(=本体1台当たりの
ソフト販売数)は0.92とかなり低めだったにょ。
これは店頭販売における数量しか見てないためダウンロード版がもっと売れているのかも
しれないけどローンチタイトルが24タイトルあってこの装着率ということで本体はそこそこ
売れたけどソフトはあまり売れてないという印象となってしまったにょ。

しかし、ローンチだけですべてを語ることはできないにょ。
むしろ、それ以降に継続してどれだけのソフトを販売できるかということが重要になってくる
のではないかと思われるにょ。
ここで、Vitaにおいてローンチ以降にヒットした(販売本数10万本以上)ソフトとなると
「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」と「初音ミク -Project DIVA- f」の2本だけにょ。
人によってキラーソフトの意味合いは変わるもののハードを牽引するかどうかというのが
非常に重要となってくるにょ。

 《 PS Vitaの週間販売台数 》
              発売前週  発売週  発売翌週
 ペルソナ4 ザ・ゴールデン  12256台  31657台   12100台
 初音ミク -Project DIVA- f  9751台  46857台   11382台

このデータから判断するとそのソフトが発売されることによって本体販売台数に2〜3万台の
影響を与えているにょ。
規模は小さいもののキラーソフトの1つといってもいいにょ。
しかし、そのソフトのファンのみがハードを買ったためかソフト発売翌週にはソフト発売
前週の販売台数に戻っているにょ。
これはソフトの販売本数を見ても分かるにょ。
ペルソナ4の方は発売週に152499本販売で累計が193412本となっており、初音ミクの方は発売
週に158009本販売で累計が185353本となっているため発売週以降は2割程度しか伸びてない
ためにょ。
ミクロ(ごく短期間)で見ればキラーソフトだけどマクロ(長期間)で見ればキラーソフト
と言っていいか微妙なものといえるにょ。

例えばPSPでキラーソフトといえば何と言ってもモンハンだけどその中で最も売れた
「モンスターハンター ポータブル 3rd」は400万ヒットとなる累計4502446本の販売本数を
記録しているというのは驚異的なのだけどこのソフトは発売週から2倍以上数字を伸ばして
いるにょ。
これはこのソフトに限らずキラーソフトと呼ばれているソフトの多くが販売数量のみならぬ
長期的なヒットによりハードの売り上げにおいて多大な貢献をしているにょ。
つまり、このようなソフトが出るかどうかが重要になってくるというわけにょ。
過去に遡ってみると初代プレステはサターンに対してやや劣勢だったのだけどFFVIIの発売
決定によって一気に盛り返しそのまま勝利へとなったにょ。
これはFF VIIはただのきっかけにすぎずその後にいくつものキラーソフトが続いたお陰にょ。
Vitaにおいては、このような「このソフトが出たからVitaを買おう」と多くの人が思うような
ソフトは不在といえるにょ。


(2)PSPとの互換性に関しては昨年の11月15日にも書いたようにPSストアからダウンロード購入
したPSP用ソフトは動作するにょ。
これはエミュレーション動作によって互換性を取っているもののあくまでダウンロード販売用
として用意されているもののみが動作するだけに止まり、手持ちのUMDソフトに関してはUMD
ドライブが搭載されていないVitaで動作することはないにょ。
すでにVita発売前からダウンロードソフトのみを購入しダウンロード用として用意されてない
ものに関しては興味なしというような人ならば「VitaはPSP互換がある」という認識かも
しれないけどそれは全体から見たらかなり少数派でありほとんどの人は手持ちのUMDソフトを
動作させたいと思っていると思うにょ。
互換性というからには従来メディアとの互換性が最も重要であり、ダウンロード用ソフトのみ
動作するから互換性があると言うのであればアーカイブスで用意されているPS1ソフトしか
やらない人にとっては「PSPはPS1互換がある」ということになってしまうにょ。
ハードウェアの互換性がなくてエミュで一部のソフトが動作するというのはそういうことで
しかないにょ。(CPU、GPUの互換性がないだけではなくメディア互換性がないわけだし)
「互換性がある」のではなく「一部のソフト(=ダウンロード用として用意されている
ソフトのみ)が動作する」というだけにょ。

しかし、「互換性がそんなに重要なのか」と思っている人もいるかもしれないにょ。
これは、同じハードで旧世代機と互換性のあるモデルと互換性のないモデルが同時に発売
されてその販売状況を見てみないと分からないにょ。
ところが、それを数字で確認できるデータもあるにょ。

 《 PS VitaとPSPの週間販売台数 》
          PS Vita    PSP   3DS(参考)
 2012年10月第1週  8118台   16596台   58233台
      第2週  7028台   15107台   78401台
      第3週  7031台   15179台   60033台
      第4週  6093台   14575台   60079台
    11月第1週  5368台   13351台   82644台
      第2週  4263台   11749台  168662台
      第3週  12019台   11197台  170559台
      第4週  9246台   16197台  158527台
    12月第1週  9830台   14248台  154654台
      第2週  10348台   17379台  219103台
      第3週  12590台   28779台  333409台
      第4週  19056台   58378台  433788台

これは両機種ともにここ3ヶ月間の週間販売台数の推移となっているのだけどVitaの方は
すでに十分普及していると思われる旧世代機であるPSPにさえ販売台数で負けているにょ。
このデータから言えることは「互換性が無いため売れない」ということにょ。
これは互換性の問題ではなく(1)で書いた「キラーソフト不在」が原因と思う人もいるかも
しれないけどもしもVitaにPSP互換がある(UMDソフトがそのまま動作する)というのならば
PSPではなくVitaを選択する人が大勢いると予想できるからにょ。

さんざんソフト不足がささやかれ一時期失速していた感があった3DSでさえDSの販売台数を
下回ることなんてことは無かったにょ。

 《 2011年5月の3DSとDSの週間販売台数 》
          3DS     DS
 2011年5月第1週  25331台   13341台
      第2週  26107台   14839台
      第3週  16379台  ??6961台
      第4週  16465台  ??6554台
      第5週  25096台   6389台
    ※DSの販売台数はDS Lite、DSi、DSi LLの合算数量

これは最も3DSが売れていなかった昨年5月のデータだけどこれは例年5月は売れない月という
だけではなく販売ソフトも弱いことが多いためにょ。(決算時期やボーナス、年末商戦には
絡まないというのが理由)
その数量はいいとして、問題なのは3DSとDSの本体販売台数の関係にょ。
見ての通り、3DSが売れてない時期であってもDSより圧倒的に上であるというのがこの数字で
分かると思うにょ。
当時はDSi本体が定価15000円、3DSが定価25000円だったにょ。
3DSはDSとの互換性があるためDSi本体を新規購入や買い増しをする人にとっては実質1万円で
3DS用ソフトが遊べるため3DS本体を選んだ人が多いというのがこの数字から読み取れるにょ。
ちなみに5月第3週以降DSの週間販売台数が5桁(1万台)に達することは無くなり減少の一途を
たどることになったにょ。
逆に3DSは7月に値下げが発表され買い控えによって8月第1週のみ極端な販売台数減によって
一時的にDSに週間販売台数で負けてしまったけどその反動で翌週は21万台という発売当初の
次に多い販売台数を記録してそれ以降は値下げ前と比べて数倍に販売台数が伸びたにょ。

互換性の有無の影響はこのように同時期における旧機種との販売台数比較で明確に分かる
と思うにょ。
互換性があることでその差額分(上記の3DSだと1万円)と新ハード用のゲームをプレイできる
ソフトとの天秤に掛けることが可能になるにょ。
実際は3DSが1万円で買えるわけではなく当時25000円だったわけだけどユーザーにとっては
この心理的な差は非常に大きなものとなっているにょ。
やりたいソフトが無ければ安くても買わないけど3DSにはDSとの互換性があるため安ければ
現在3DSでやりたいソフトがなくてもDSのソフトのプレイのために買って将来性に期待する
という人も大勢いるのではないかと思うにょ。
3DSにDSとの互換性が無ければ25000円払ってやりたいソフトがあるかどうかということに
なりソフトに求められるハードルが非常に高くなるにょ。

現在のPS Vitaの定価は24980円、PSPの定価が13800円にょ。
PS Vitaの価格が変わらずに互換性があればPS Vita用のソフトをプレイするのに11180円
払う価値があるかということになり、その価値があると判断する人はPSPではなくVitaを
選択することだと思うにょ。
しかし、現実は上記のようにPSP用として発売されたパッケージソフト(UMD)はVitaでは
プレイできないため24980円払ってやりたいソフトがあるかどうかで判断する必要があるにょ。
そして、現在はその払う価値が無くPSP用ソフトならば13800円払う価値があると判断する
人が多いというのが上記のようにVitaがPSPに販売台数で負けている理由となっているにょ。
発売当初(ローンチ)は目新しいもの好きな人(アーリーアダプター層)が購入するため
このように旧機種と天秤にかけて買うことはあまりないけど発売から1年経った今だから
こそこの互換性の影響がもろに出てきているにょ。
やはりある程度新ハードが普及するまではこの互換性の有無が非常に重要であり、それを
搭載することでよほど大きな価格上昇にならない限りは互換性を保つというのが普及を
促進する効果があると言えるにょ。


(3)PSPは確かに発売当初は携帯ゲーム機としては非常に高性能であったものの新規ハードで
ありソフトウェア資産には乏しかったにょ。
それがここまで発売当初に売れたのは音楽や動画などのマルチメディア再生のプレイヤー
として購入した人も多かったためにょ。
2000年代前半、多くの家電メーカーからこのようなプレイヤーの類は発売されてきたものの
どれも高額でありヒットしたものはほとんど無かったにょ。
そんな中で本体価格19800円(税別)というPSPは非常に安価だったにょ。
確かに使用するためにはSDカードよりも割高となるメモリースティックDuoが必要になった
もののそれを加味しても国内メーカーが発売していたどのプレイヤーよりも安価だった
からね。(ただし、型落ち処分で一時的に安くなっていたものを除く)

では、今はどうなのかというとそういった音楽や動画はスマホやタブレット端末があれば
楽しむことができるにょ。
そして、安価な端末ならば1万円程度から入手可能だしケータイからスマホに乗り換えを
した人ならば(スマホの小さな画面で問題が無ければ)別途端末を買う必要性も無くなって
いるにょ。
つまり、PSPが発売された当時とは全然状況が異なっているというわけにょ。

逆にVitaは一応は汎用性のあるMS Duoを採用していたPSPと異なり、Vita専用のメモリー
カードを買わないと何も記録できないにょ。
そのメモリーカードの定価は16GBで5500円、32GBで9500円となっているにょ。
この価格はVitaが発表された当時のMS Duoとほぼ同レベルの価格帯であり決して高額ではない
もののMS Duo自体がSDカードと比べて割高なのに加えて常に価格変動が行われているSDカード
などとは異なり、このようなゲーム機の周辺機器は滅多なことでは値下げが行われないにょ。
実際PS1の純正メモリーカード(128KB)は発売当時2000円(税別)だったのが1800円(税別)
になったのだけどこれはケースを別売りにしてようやく200円値下げをしただけであり、
PS2の純正メモリーカード(8MB)は発売当初から現時点においても2800円(税別)を維持して
いるにょ。
現時点ですでに大幅な割高感があるのに今後さらに大きくなることが予想できるにょ。
つまり、音楽、動画再生用としてVitaを使用するのは単に割高であるためそういった方面での
販売は期待できず、ゲームのみの価値で販売していかなくてはならずPSPが発売された当初と
比べてハードルが上がっているにょ。


このようにとりあえず、VitaはPSPと比べると完全に厳しい状態にあることは否めないにょ。
しかし、これを持って失敗というのはまだ時期尚早にょ。
では、逆にどれくらい行けば成功と呼べるのかというとゲーム業界の経験則でいえば1つの
国でハードが500万台以上普及することがビジネスとして成功するための条件と言われて
いるにょ。
そのボーダーラインである国内販売台数が500万台前後の機種を羅列するとセガサターン
(590万台)、PCエンジン(584万台)、ニンテンドー64(554万台)、ゲームキューブ
(402台)となっているにょ。
http://gamedatamuseum.web.fc2.com/hardhistory.htm
そのハードに対するイメージは人それぞれだろうけどこれくらいいけば失敗とは言えない
レベルだと感じるのではないかと思われるにょ。

このハード販売台数だけど国内においては上記リンク先を見て分かるようにその世代の
普及台数がトップのハードで2000万台前後となっているにょ。
数年前までは2番手ハードは600万台にも満たなかったにょ。
任天堂の任天堂の山内前社長は「一強皆弱」という言葉を残しているけどこれは娯楽の
世界というのは1つの秀でたものが独占するという意味にも捉えられるものの「他が思い
つかない唯一無二のものを作れば他は追いつけないということ」を意味するみたいにょ。
確かに山内前社長の言うことは分からなくもないけど個人的には棲み分けが行われるだけで
あり、強弱とはそれほど関係がないような気もするにょ。(仮にすごく楽しめる娯楽が登場
してもその1つの娯楽だけが受け入れ他の娯楽が受け入れられなくなるわけではないため)
しかし、この山内前社長の言うことはビジネスモデルとしてどうなっているのかを考える
と納得がいくにょ。
それは売れたハードというのは必然的にサードパーティにとっても開発コスト回収の確率が
アップするためそのハードでソフトを発売する機会が増えるのでソフトがどんどん充実して
くるからにょ。
逆に売れないハードは開発コスト回収の目処が経たないため避けられてしまうにょ。
そう考えると必然的に一強皆弱の状態になってしまうことになるにょ。
それが過去において、トップは2000万台でも2番手以降は600万台にも満たないという
大差になっていたにょ。

ただし、これは近年変化が訪れているにょ。
例えばDSとPSPではその過去の法則からはかけ離れたものになっており、トップのDSの国内
累計台数は3200万台に達し国内2番手のPSPでも1900万台に達しているにょ。
1900万台というのは従来ならば一強皆弱における勝ちハードの販売台数に匹敵する数量にょ。
これは国内においてはDS、PSPの世代では「携帯ゲーム機が主役」といってもいい状況と
なっていたため過去に前例がない特別な数字になったといえるにょ。
その割を食っているのが据え置きハードであり、トップのWiiでさえ累計1200万台程度にょ。
ただし、国内2番手となるPS3の860万台も従来の2番手では考えられなかった数字にょ。
もちろん、これはまだ伸び続けているためあくまで現時点の数字だけどね。
国内においてはXbox360はふるわないものの海外では非常に強い力を発揮しているため
世界シェアならばコンシューマゲーム機市場ほとんど例のない三つ巴のほぼ拮抗した状態に
なっているといえるにょ。(数字ではWiiがややリードしているもののこれはスタートの価格が
安かったため普及が速かったのとHD非対応であるため昨今は売り上げがダウンしている
というのを考えるとほぼ拮抗した状態になっているといえる)

PSPは先代携帯機では2番手であり、従来の「一強皆弱」の考えで言えば負けハードになる
もののこの販売台数は立派であり少なくとも国内においてはこの互換性の有無は非常に
重要なものだったといえるにょ。(海外では国内ほどPSPが強くなかった)
それを採用しなかったのはUMDを採用することでデメリットも多いためにょ。
まず、搭載すると「サイズが大きくなる」というだけではなく「バッテリ駆動時間が短く
なる」「コストがかかる」という問題があるにょ。
PSP発売当時のUMDの最大のメリットであったROMカードリッジに対して容量の優位性も
ROMカートリッジの大容量化によってほとんど無くなったにょ。
これはディスクシステムがROMカートリッジの大容量化によって駆逐されたのと同じ原理
であり、ディスクの方がROMカートリッジよりも製造コストが安くても容量で追いつかれた
時点で終了してしまう運命だからにょ。
もっとも、DVDと同じ赤色レーザーを採用しているUMDもBlue-rayと同じ青色レーザーに
対応した新モデルを開発、投入するという方法もあっただろうけど開発コストやそれを
搭載することによる原価アップなどを考えると搭載は見送らざるを得なかったのではないか
と思われるにょ。(搭載しても数年後にはROMカートリッジに容量で追い抜かれてしまう
可能性が高いわけだし)
ただし、Blue-ray UMDを搭載していればPSPとの互換性を保つことは可能になっていた
ため搭載しない方が良かったのかどうかは今になって考えると評価が分かれるのでは
ないかと思うにょ。

3DSはすでに国内販売台数は累計で約950万台になっているにょ。
恐らく来年早々には1000万台の大台に達するにょ。
それに引き替えVitaは3DSより10ヶ月遅れの登場とはいえ辛うじて100万台を越えたレベル
であり、年末商戦、クリスマス商戦が始まっている12月第3週の時点でも週間販売台数が
2万台にさえ達しないというのは危険な状態だと言えるにょ。
国内では「あまり売れてない」というイメージがあるXbox360だけどそれでも発売して
翌年の年末商戦における販売台数はピークの週で38096台に達しているにょ。(Xbox360の
国内販売数はゲームギアと同レベルだからイメージだけの話ではなく決して多いものでも
ないけど)
これはXbox360のキラーソフトであったブルードラゴンが発売されたというのが大きいため
だけど年末商戦にキラーソフトを投入できたというのが非常に大きいにょ。

(2)で書いたように互換性がないためその新ハード用のソフトだけの力(キラーソフトの
力や豊富なソフトラインナップ)で売って行かなくてはならないし、PSPのようにゲーム
以外の要素で販売するのは今となっては厳しすぎるためキラーソフトの影響はPSPの時と
比べて遙かに大きなものとなっているのにそれが用意できていないわけだからね。
このままの販売台数推移だと開発コストを回収できないためVita用に自社の命運をかけた
ような主力製品を投入するなんて無謀なことをするようなメーカーなんていなくなって
しまうにょ。
そうなると必然的に他機種用に出した分で開発コストが回収可能なマルチか低開発コストの
ソフトとなってしまうにょ。(開発コストがかかってないからつまらないゲームなんて言う
つもりはないけど宣伝にもコストを掛けられないためそういうソフトは本体の売り上げを
牽引していくようなキラーソフトにはなりにくい)

任天堂の場合はサードパーティ(他社)のソフトに頼らなくてファースト(自社)ソフトで
何とかするということができるし、それで負けハード扱いのゲームキューブにおいても
十分な利益を出せているけどSCEには難しいためサードパーティの力に頼らざるを得ないにょ。
Xbox360は国内では振るわなくても海外市場が大きいためサードはそちらにターゲットを
しぼったソフトを販売することで十分に開発コストを回収することが可能だったけどVitaは
現時点においては国内においても海外においても苦戦をしているためハードがもっと普及
しないとじり貧になる一方にょ。
もしも、潤沢な資金があればそれを元にサードを引っ張ることもできるけど今は親会社で
あるソニーもかなり厳しい状況であるためそれも難しいからね。
そして高画質なゲームをプレイしたいならPS3、安価でソフトが充実しているPSPといった
感じで自社内でVitaのシェアを奪われている感じであり、Vitaの立ち位置が未だに不鮮明
というのがさらにVitaを苦しめているにょ。




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